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大人気『恋』シリーズ待望の第三弾!!
koi ni ochitara
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2007年新書発売の文庫化再販になる「恋シリーズ」の3作目になります。
榛名兄弟の末弟・皇貴が主人公のストーリーで、3兄弟唯一の攻め役で登場
この作家さんって洗練されたイメージがあって中でもこの作品はホント恋って
雰囲気が伝わってくるようなシリーズで、作品全体に甘い感じが漂う気がしてます。
再販で、人気シリーズですので既に読んでいる方が多い作品だと思うのですが
文庫化1作目からこの3作目までの応募券で小冊子が貰える企画が付いているので
既に旧版恋シリーズをコンプリートしているのですがやはり欲しくなってしまう
そんなシリーズなんですよね。
榛名兄弟のお話はこの3作目で終わりなのですが、シリーズはまだ続きます。
次回予定のお花屋さんと建設会社社長との同級生再会カップル編も見逃せないと
旧版片手に思ってしまうのです(笑)
3兄弟の末っ子の攻め様は、尽くすタイプのワンコタイプで、3兄弟の仲でも
家事能力に優れた優しい人でもあります。
忙しい兄たちの手助けがしたくて、子供の時から家事を担当してる良い子です。
それにブラコン気味でもありまして、兄たちがそれぞれタイプの違うイケメンで
お世話し甲斐のある方たちなので、兄たちに恋人が出来てしまい、今までのように
お世話しなくてもよくなって、少々物足りなくて、寂しいのですよ。
そんな時に出会うのが二重人格なのかと思えるような受け様なのです。
タイプ的には兄たちの中間くらいな感じでしょうかね?
きっちり猫科だよねぇ、って思えるキャラで、でも、心に傷を隠してる。
そんな受け様を見たときから攻め様のお世話したい気持ちは一気に受け様へです。
穏健なワンコ風なんですが、それでもここって時にはかなり強引だったりする攻め様
気丈で、ツンケンしてて、八方美人な受け様も攻め様の打たれ強いペースに
巻き込まれて、警戒心の強い受け様が次第に心を許すようになって来ます。
攻め様の気分は人なれない猫を懐かせた感じでしょうかね。
でも、やっぱり年下末っ子君ですから暴走してしまうこともあるのです。
誤解でちょっぴりすれ違ってしまうこともあるのですが、恋の力で克服です。
この恋シリーズはネコちゃんが重要キャラで出ているので猫スキーには癒し効果も
あるのです、今回登場の猫ちゃんはかなり可哀想な姿になるのですが・・・
メインストーリーに上手に溶け込むように動物が登場してる作品です。
榛名兄弟の末っ子皇貴(攻)と、キャットカフェオーナーの円哉(受)の物語。
皇貴は三兄弟の中でも毛色が違っててちょっと気になってました。
まだ大学生らしいしきっとワンコよね、なんて思ってたんですが、ワンコはワンコでも家事ワンコ。
こういう無骨そうな年下男が家事ワンコ!……好きです。
そしてお相手はツンツン美人……いい!
物語は簡単に言うと、誤解と嫉妬のスパイラルですね。
お互いに誤解と嫉妬を繰り返してるけど、それは恋愛モノとして普通の割合かな。
円哉がかなりツンツンして皇貴を振り回してるんですけど、そのツンツンには過去のトラウマが関わっていまして、そのトラウマの元が円哉の前に現れてから急に物語が進んでいきます。
この場面の皇貴、かっこいいですよ~
円哉のニャンコ、ヴァナが可哀想なことになっちゃいますが、それも合わせてまだ無力な自分と、
円哉の過去に怒る気持ちも伝わってきて。
それにしても未成年でこんなに包容力のある攻めとは……さすがBL…!