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choukyou yuugi hijuban wa gokudou ni chirasareru
さて、レイプから始まるBLが大好きです(∩´∀`)∩ひゃふ。
というわけでもないのだが、
正直最近のBL作品、激あまい作品が多すぎると思うのっ!!
甘いのも好き、スウィートなのも好き、ドロ甘だって好きさ。
でもオイタな作品が欲しい時だってあるわけよって話。
さて、お話ですね。
妾の子である受。
ヤクザな父親が亡くなり、義兄から葬式こいよ言われてノコノコ。
あれよあれよと~なお話しなのであります。
衆人環視の中、エロいことされたりエロいことされたりエロいことされたり。
道具であれこれされたり遊郭に売られたりまたまた甘く犯されてみたり。
他人に身体を売るために、好きな男に身体を調教されるとか。
少々萌えですな。
だが、だが、だがしかし!
遊郭に売られるBLカプによくある話。
結局一棒一穴。
好きな子が目の前で犯されるところを見る攻!!
好きな人の前で犯される姿を見せる受!!
もうちょっと鬼畜に責めていただきたかった。
サクッとストーリーも悪くなく。
終わりよければすべてよし。
最後はハッピーエンドが私も好きなのですが
せっかくならもっと。と思ってしまったのは個人的見解でございます。
レビュアーさま方に感謝です。
一応は(?)陵辱・調教もの、ということで、ハラハラしてしまうシーンもいくつかは出てきますが、大丈夫でした。
というか、さかんにちょっかいをかけてくる男たちがみんな、「性的には主人公に興味がない」というスタンスのお話を読んだのは初めてだったかもしれません。(笑)
なので、俺が調教してやる、と言って自分のいちもつを出す輩もいないし、攻めに貫かれていたりお道具で攻め立てられていたりする主人公のあられもない姿を前にしていても、誰一人、それをたたせたりしなかった…。
なんか、おお、すごい。すごい新鮮。(笑)
わりとトンデモな設定満載ですが(着流しの腰にサイズちがいのお道具いっぱい下げてる調教師、の描写には一瞬目が点になった後、笑いました。えええこの人、ふつーに外歩けない…!w)、
お互いを一途に想い合う2人はとても、良かったです。
朝倉さんのような、ずば抜けて優秀なはずなのに、なぜか本命相手には愚直にじっと我慢の子、みたいな、不憫な男は大好きです。
始めから終わりまでベタ甘なストーリー、でも凌辱系な、不思議ワールド。
受け様はヤクザの妾の外腹なのですが、暴力とは無縁のメソメソタイプです。
そして子供の頃は身体の弱い母親と共にひきこもりで、組長の命令でそんな受け様の
家庭教師をしてくれたのが攻め様になります。
それから10年の月日が流れて、受け様は花屋で仕事をしているごく普通の暮らしで
たまに様子を見に来てくれる攻め様に仄かな恋心を抱いている。
そんな平穏な日々が父親の死によって180度変わる事になります。
父親の葬儀に母の名代で出向いた受け様は、義兄の策略に嵌り媚薬を盛られ
男娼を調教する男にいたぶられて・・・そこへ攻め様がやってくるのです。
でも、攻め様はフロント企業の社長だけれど、受け様の義兄である3代目には
逆らう力が残念ながらないのです。
媚薬で苦しんでる受け様を衆人環視の中で抱けと言われ、自分がしなければ
別の誰かを宛がうと言われたことから抱いてしまう。
まさに、苦渋の選択をした攻め様、攻め様は受け様を守る為にしたのです。
そして受け様は密かに思っていた攻め様に抱かれて、嬉しかったりするのです。
でも、その後受け様は男娼として組の借金のカタに旅館に1億で売られる事に・・・
攻め様がそれを賛成したと知り裏切られたと悲しむ受け様。
売られた先で調教されるのが嫌で逃げ出そうとして、攻め様に諭され連れ戻され
受け様の男娼としての仕込み担当として攻め様が役を負う事になります。
ちょっとすれ違うこともあるのですが、すぐに信頼を取り戻すかに思われたが
義兄からの言葉で攻め様が母親と・・・なんて聞いて一人切なく落ち込む。
そしていよいよ男娼として店に出る事に・・・
最終的にはやっぱりラブ甘でのハッピーエンドなんです、攻め様が必死で助ける為に
陰で動いてたんですよね。
今回の攻め様は企業ヤクザなので、荒っぽいところもないし、極道としての力は
ないけれど、地道に助けようとするようなお話で、初めから相愛同士なのです。
インテリヤクザと素人組長のラブって展開で終わるストーリーです。
緋襦袢、調教、遊郭、帯には「いますぐここで咥え込みなさい」特濃Hレベル3
エロエロだろうな~という推測はできるのですが、凌辱強姦・輪姦なしに(お道具で犯されちゃうはあるが)最後結ばれる相手とだけの、作者さん曰くの”一棒一穴主義”が貫き通された本作品は、実はとってもとっても甘い作品でした。
双龍会大槻組の組長の妾腹として生まれた智哉は、その出自を噂する世間から引きこもりがちになって母親と一緒にひっそり暮らしていた子。
元クラブのママだった母親の店でボーイとして働いていて、後に組長と杯をかわし、大卒・公認会計士の資格を持つために組のフロント企業を経営し、組の稼ぎ頭として働き、そしてひきこもりの親子の世話をして、智哉に優しくしてくれたのが、朝倉という存在。
朝倉にほのかな恋心を抱く智哉でした。
そんな時、組長である父親が亡くなり、その葬儀に出かけると跡目を継ぐ義兄の幸一に一服盛られ、朝倉と交わらされ、そして組の借金の為に男遊郭に売られることに!
そんな始まりのこのお話ですが、遊郭が実にここはどこ?いつの時代?みたいに思わず明治時代にタイムスリップしたかのような場所でした。
本来なら遊郭の調教師である不知火に男娼妓としてしこまれるはずが、朝倉がそれを行うのです。
毎日、時間をかけてゆっくりと開発して、そして娼妓としての心構えなどを教えていく。
中間はほとんどそれでページが埋まっていきます。
でも、決して朝倉とセックスするわけではないのです。
しかしながら、ええ!こんなでいいの?
智哉の値段は一億でしょ(←@@!)と突っ込みまくったのですが、実はこれも朝倉が調教するのも、実は色々後々の伏線にw
智哉は途中現れる幸一の言葉によって、朝倉を疑ったり、絶望したりしながらも、
ラストに向けてだんだんと朝倉への気持ちが確固たるものになっていくという流れ。
ストーリーへの言及は多分いらないでしょう。
とにかく、彼等の気持ち、そして智哉の気持ちと身体の連動。
実に甘く切なく、しっとりと、互いにただ一人の人を得る為に進んでいきますから。
実は突っ込んでしまうと、ボロボロとあああー、、、になってしまうのでw
しかし、ヤクザの世界という設定の元、義理人情や上下関係、厳しい世界であるからこそ、大仰な設定も許されるもので、そこに頭脳派の朝倉と、威張り散らすだけのからっぽの幸一の差が歴然とでている対比になるのでしょうね。
そして【極道は緋襦袢に惑う】では朝倉の回想と調教中の朝倉の視点が綴られます。
毎回、智哉を調教していて決して自分を何するわけでもない朝倉もフロントが苦しかったと思うよw
緋襦袢も遊郭にも萌えのない自分ですが、まさかよもやこんなに甘い作品だとは初読みの作者さんだったのもありビックリでした。
でも、夢があっていいのかもしれないですね。