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kakehiki wa bar nite
テーマは片思いって言うくらい大人の切なさが感じられるストーリーでしたね。
高校時代の恋人がいる後輩に片思いしていたバーテンダーの受け様。
卒業していい加減大人になった頃の再会は、その後輩の攻め様の恋人だった
相手との出会いから始まる、受け様の店にその恋人が飲みに来るようになって
でも、攻め様とは一緒ではない事で、期待と困惑が一緒になっているような思いを
感じてる受け様は、まだ攻め様に片思いしてるのかも知れないなんて思わせる。
そして、期待なんて虚しいなと思っていた頃に元恋人と攻め様と攻め様の共同経営者が
3人で現れてから、頻繁に店にくるようになるんです。
でも、元恋人と一緒に来ると攻め様のその眼は学生時代と変わらずに元恋人が
今でも好きだと切なく成る程わかってしまう受け様なんです。
それは受け様もまた、攻め様を見つめているから解るのですよね。
そんな時に、攻め様の会社で、受け様の店と同じようなバーを経営する企画があり
受け様は攻め様からスカウトされてしまうのです。
でも、受け様は表面的には雇われ店長なのですが本当は実質のオーナーでもあり
始めはその誘いを簡単にあしらっていたのですが、ふと魔がさして受け様は
抱いてくれたら考えてみても良いと・・・
自虐的な思いにかられながらも、告げてしまい、攻め様はあっさりOK。
そこからセフレみたいな関係になってしまうのです。
相手に好きな相手がいるのがわかっていながらも、それでも少しでも傍にいたいとか
相手の役にたちたいなんてクールで経営的にも全てが優秀な受け様なのに
恋した相手に、見返りを求めない愛を注いでいる姿はかなり切ないです。
そして小悪魔的な攻め様の元彼の存在、この彼も恋に溺れた愚か者でした。
前編受け様視点で描かれていて、受け様の心の動きが伝わってとても良かったです。
書下ろし部分は攻め様視点で描かれていて、学生時代に攻め様が受け様に
憧れていた事実なんかもあって面白いです。
攻め様が受け様と出会って受け様とは違う視点で気持ちが揺れ動く様子がわかり
2倍楽しめる作品になっていました。
同じ作者様の人魚姫救済劇第2弾、だそうです。
第一弾『傷痕に囚われて』とは全く関係ないお話ですが、人魚姫萌えのある作者好みの展開は私も大変好みで同好の士であることを再確認した作品でした。
高校の頃の片思いの相手には、可愛い恋人がいて他所には目がいかないくらいラブラブ。
その上あろうことか図書室でのエッチ現場まで目撃してしまうんですから最低です。
数年後に思いがけず再会します。
攻めが高校の時に付き合い別れた今でも未練タラタラな元カレは頭の悪い恋に恋する乙女のまま成長しないおばか加減に呆れます。
そんな男が大好きで放って置けないと何年も尻を追っかけてる攻めの浅はかさが見えるような気がして、そんな男のどこがいいのさと言ってあげたくなりました。
しかし攻めは、経営している会社が潰れそうになった時に助けてくれたことも知らず、追い詰められた自分の元カレを守ってもらった時も自分勝手な思いから邪険に扱うような考えの浅い男です。
男を見る目のない水島ですが、影でどんなに奉仕しようとも体を張って設楽が守りたいものを守ったとしても振り向いてもらえずとも見返りを求めない無償の愛の切なさに萌えました。
ん〜いいな、人魚姫。。。
報われない一方的な与える愛からの愛される幸せに至る萌えを今作品でも堪能させていただきました。
義月さんといえば”酷い攻め”という面が最近ちょくちょく登場しておりますが、今回もまあ、酷いっていいえば酷いかも?
だけど、主人公(受け)がとても頭の良い男前な人物であったために、その攻めの酷さは年下ゆえの傲慢さとか、とどのつまり無意識の嫉妬の行為にも見えて、胸が苦しく締めつけられるような酷さは余り感じませんでした。
そんな点で、すごく大人な話しに出来あがっていたんじゃないかな?
そして、この主人公がとても魅力的でした。
水嶋が高校の時気になっていた設楽という下級生。
彼は、水嶋の所属する図書委員の成瀬とできているのを知ってしまい、その時点で失恋をしているのだが、
水嶋が半分オーナーとしてバーテンをしているバーにて十年ぶりくらいに再会してしまう。
おりしも、設楽は事業経営の中でバーを開店させる計画をもっており、水嶋のバーテンぶりを認め彼を引きぬこうと口説くために通ってくるようになるのです。
すげなく断る水嶋だが、彼が元カレである成瀬とまだ仲好くしているのを見て、思わず自分の相手をしてくれるなら、という言葉を口にしてしまい、
そして関係を持つと共に設楽の新店にも携わることになる。
あくまでもセフレ的関係であり、ビジネスの関係であったはずが、
会社の経営に口をはさむのを好まない設楽が、水嶋が設楽の共同経営者の今井のピンチを救ったことを、彼が余計な口出ししたと勘違いしたことから、二人は決別。
また、鳴瀬のトラブルが絡んで、もうこの関係さえも全く切れたと思われていたのが・・・
水嶋は最初に設楽に「好きだった」と告白しています。
でも、関係を持ったその後は本当にセフレで、設楽はその奔放なセックスを楽しんでいる。
恋人でないくせに、水嶋に知らず知らず独占欲を発揮しているのを、友人に指摘されても、否定するほどの、自分の鈍感・傲慢を知らないわがままな部分が、何か他の人々にくらべて子供だな~ていうか、年下を思わせる箇所でした。
一方水嶋はとてもクールで醒めているようでいて、時々茶化しながら本音を漏らすあたり、とても大人な感じがします。
彼が設楽の態度を理解しているから、本気であることを悟られないように、彼のプライドを傷つけないように、気を遣っている部分、ある意味健気で謙遜という風にみえなくもないですが、それは彼のバーテンとして培ってきた賢い部分だと思います。
少し恋をあきらめてしまっているのが悲しいが、彼の内に秘めた恋とか情熱は、低い温度ながら感じることはできます。
結局は設楽はその水嶋の魅力に堕ちたことになるのかな?
しかし、後のSSにおいて設楽目線で物語が語られると、高校時代から注目していたお互いがあったりして、少なからず意識しあっていたという過去がわかります。
そして、水嶋との駆け引きの中で設楽がどう思っていたのかもw
このお話は、ある種ネタバレ要素満載のものでしょうね♪♪
設楽と水嶋を散々ひっかきまわす原因となった鳴瀬。
彼は恋多き男といったらいいのでしょうか?
素直といっていいのか、懲りないと言っていいのか、、、思わずため息ですよw
まさに題名の如くの駆け引きは、年上・水嶋に軍配が上がったようです。
とても大人な激しい盛り上がりはないにしろ、心をつかむのが上手い展開と心情描写で、最初読み始めた時のやりきれなさは払しょくされ、お、なかなかよかったぞ♪と思える仕上がりのお話になっておりました。
元彼が忘れられない経営者×健気なバーテンダーの話です。
表題作と続編の2本が収録されています。
「駆け引きはバーにて」
水嶋(受け)の目線で進んでいきます。
水嶋は高校時代の片思い相手の後輩・設楽(攻め)に請われてバーテンダーとして店を手伝うことになります。相手の弱味につけこむ形でセフレになるも、設楽が別れた恋人・鳴瀬を高校時代からずっと好きでいると思い知らされる日々に疲れます。好きだと告げてもふざけるなと一蹴される始末で…。
「駆け引きはベッドにて」
設楽の目線です。表題作を設楽目線で振り返った後、後日談として軽い嫉妬と甘いエッチ、それに鳴瀬が工藤を好きになるというおまけつきでした。
水嶋がとにかく健気です。設楽に内緒で今井の窮地を救ったり、鳴瀬のために負傷するなど、涙の出そうな健気っぷりです。好きだと告げても信じてもらえない場面では胸が痛かったです。
一方、「ベッドにて」の設楽の目線で振り返ると更に顕著なのですが、設楽は子供っぽい一面があります。独占欲はともかく、水嶋への暴言は辞めるとはいえ仕事相手に対する社会人の態度ではありません。
そこが、できた人間ばかりじゃない登場人物に、物語として厚みを出してはいますが、水嶋ほどの男が惚れる相手としてはちょっと物足りなくも感じました。独占欲だけでなく、水嶋だけに甘えてキツくあたってしまうとか、もう一押し欲しかったです。
水嶋を健気と好意的に取れるか、設楽を工藤や笹本という男前より水嶋に相応しい魅力的な男だと感じられるか、恋敵ともいえる鳴瀬を可愛く思えるかが、作品を楽しめるかどうかだと思います。
「大人の片思い」といった雰囲気が漂うしっとりしたストーリー展開でした。
高校時代、1つ後輩に片思いをしていた受け。
でも彼にはラブラブな彼氏がいて…。
10数年経って、再会。
攻めは高校時代の元カレに今も未練がある様子。
その恋する横顔は決して自分に振り向くことはないと知っている。
最初から成就しないと諦めている恋。
受けはそれでも、少し近づけるなら、彼の助けになるなら、と。
しかし、攻めはその想いに気付かない。
それどころか勘違いして受けを詰る!!
受けを「信用できない人間」と位置づけ、元カレを守ろうとし…。
作者さんのあとがきを引用させていただくと、これは『人魚姫萌え』だそう。
言い得て妙な萌え表現になるほどなぁと思いました。
さて。人魚姫こと受けさん。
献身的な姿が逆に残念だなという印象が強かったです。
バーテンとして店に立ち、店を守る姿が毅然としてカッコいいと思ったのに、
攻めに誘われたらアッサリと店を他の子に任せて、攻めの店へ移動…。
そこはもう少し強気でいて欲しかったし、
攻めの言うことに逆らえない惚れた弱みがなんだかなぁ…とモヤモヤ。
献身的なのが悪いわけではないけれど、プライドは保って欲しかったな。
あと、プライベート時の口調に違和感がありました。
キャラに合ってない気がする…。
攻めは義月作品お馴染みの【誤解で受けを詰る】最低な攻め。
受けのどこを見りゃそんな誤解をするんでしょうね?
結局上っ面しか見てないんじゃん!ヽ(#`Д´)ノ怒
でも他の作品に比べたらクズ度は低かったように思います。
攻め視点の話が入ってたおかげかな?
1つ後輩なんですが、最初からタメ口で「あんた」呼ばわりだし、年下感はゼロでした。
偉そうな年下攻めも良いんだけどー良いんだけどー…同じ学校の先輩後輩ならチラッとでも年下っぽさ欲しかったなぁと。チト残念。
すごく良かったなと感じたのは、
攻めから誤解をされ詰られても、取り乱すことなく淡々としてる受けの姿。
最初から成就しないと諦めている恋。
ああ、終わりがきたんだな、と静かに受け入れて。
攻めの前で崩れることなく毅然とし。
その姿が、カッコよく寂しげで、ジワっときました(;ω;)
あと、攻め視点のお話も良かった!
些細な誤解もすぐに解いて謝って。
仲良く想い合ってるのが読めて、ハッピーエンドにニヤニヤしました。
長年の片思いが報われて良かったです(﹡´◡`﹡ )
サマミヤ先生の挿絵目当てで購入していたのを久しぶりに発掘。昔はすごく好きでしたが、今読み返すとなんて傲慢な勝手な男なんだ!とちょっとプンプンモードなので、すいません、中立より萌です。昔はめっちゃ好きだったんだけどなあ。好みは変わるということか。
看板一つ出していないバーで働く水嶋。その店に同じ高校で一学年下だった鳴瀬と設楽が訪れるようになります。高校の時から設楽に好意を抱いていたのですが、設楽は鳴瀬といい雰囲気。忘れようと思っていても、バーを出したいという設楽は水嶋に新しく出すその店で働かないかとスカウトをしてきて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
鳴瀬(高校時代の設楽の恋人)、今井(設楽の共同経営者)、工藤(水嶋の高校の同級生)、仁志田(水嶋の店で働く)、関口(鳴瀬の今の恋人)等々。結構さらっと色んな方が登場するので、?となることがありました・・
**むっとした箇所
設楽がなあ・・・・鳴瀬に思いを残しているのもあって、水嶋に対しては「ふん、付き合ってやる」的態度に見えるんです。それがどうにもこうにも気に食わない。てめーなんぼのもんじゃと思ってやがる!
水嶋のぐるぐるも、色々気持ちが入り組んでいて、ややこしいというかめんどくさいというか。
人間、そんな簡単じゃないんで、まあこんなもんかと思うようにするのですが、攻め受けとも今一つシンクロしきれなかったです。かばって刺されちゃうところなんか健気一直線で大好きだったんだけどなあ。私がスレてしまったのかもしれない。
挿絵のサマミヤ先生の絵ですが、この年代の絵は線が今より少し少なく眼もやや大きめに感じます。こっちの方がちょっと好きかな。先生方の絵を並べて比較してみるのもまた楽しいかったです・・またどっかから古い本引っ張りだしてこよう。
バーってだけでテンション上がってしまいますけどもw
高校の頃、自分は美人で高嶺の花にもかかわらず
密かに一学年下のテニス部・設楽へ惹かれていた水嶋は
雇われ店長という肩書でバーテンをしていたところ
その水嶋が訪れ、数年ぶりに想いが蘇り……。
学生の頃のかなわなかった恋って甘酸っぱいもんです。
再会した事によって期待もしてしまったりしますよね。
でも、当時ほぼ公認だった設楽の恋人の鳴瀬との睦まじい様子と
今では鳴瀬に他の恋人がいるというのに
あの頃と同じ愛おしい目をしている設楽の表情を見る水嶋が切なかったです…。
そこへ持ちかけてきた、設楽の新しく経営するバーへ引き抜く話。
交換条件として寝ることを提案した水嶋は
体を重ねることで喜びもあるし相性は良いのに
自分自身を見てくれない設楽に苦しくなります。
設楽の共同経営者・今井の大きいミスを救ったり
鳴瀬のろくでもない彼氏の為に大金を用立てるとか
健気過ぎるくせに、決して設楽には媚を売るようなこともしないクールさ。
そんな水嶋と高校時代から仲が良い工藤と一緒にいる姿を見て
ひたすら面白くない様子の設楽、嫉妬全開で正直「ふっ」って思いました。
1つだろうが、年下攻めが年上受けを独り占めしたくなるお話は大好きなのですが
いちいち口調は遠慮ない感じだし、
水嶋を大事にしたい気持ちが伝わってこなかったんです…。
心情を明かす設楽視点でも、つい八つ当たりにしても私も傷つきましたよー;;
ベッドを共にしても溺れてはいけないと自制しながら
やっぱり好きな気持ちは抑えられられない水嶋が気の毒でした。
店の引き抜きの為だった時はレストランで食事とかもしていたのに
その後は寝るだけとか、愛を感じない(泣)
それでいて、設楽は今井と水嶋との仲を疑ったり工藤にも嫉妬したり。
俺様っぽい設定にしても、勝手すぎる印象を受けました。
私は受けに優しい攻めがわりと好きなので尚更だったかもしれません。
後半では水嶋にメロメロな設楽ですから結果オーライでしょうけども…。
そして、イラッときたのが、設楽の元カレの鳴瀬!!!
ろくでもなく怪しい彼氏の為に金を借りるとか
水嶋が貸した大金を持って姿をくらました男をまだどこかで信じているとか
おっまえはバカか!!??となじりたくなりましたよ!!
こういう人物もいないと、物語にメリハリつかないかもしれないのですが
なんでそういうヤツを設楽は好きだったのかとか釈然としませんでした…。
そのせいで水嶋が胸を痛めるなんてかわいそうだし!!
あと、ちょっと細かいですが、設楽が水嶋を「あんた」呼ばわりするのはまぁいいとして
水嶋が設楽を「あんた」呼ばわりするのは違和感がありました;;
私だけかもですがw
仮にも後輩なんだから、「お前」で良くないかなー…なんて。
しかし、義月さんはほとんどお飲みになれないというのに
バーのお話を書けるとは凄いですね!!
憧れるお気持ちもわかりましたw
(私は酒好きですが酔えればいいという真の酒飲みではないので;)
距離をはかりつつも設楽に恋焦がれる水嶋の想いが成就して良かったです。
でも、私は設楽を好ましく思えなかったので中立とさせていただきます…。
丁々発止のカプ作品が好きな作家さんです。健気受けが得意と言われるようですが、これは私には苦手キャラでして、こちらはまさにその健気受け登場作品なのでした。
しかし、まず誤字脱字の類いが多いですね。1文に二箇所助詞が抜けているような文もありました。あとは一文ごとに改行というのも読みづらい。
それから、概ね受け視点で書かれているのですが、ところどころ三人称になったりと、視点が移り変わるのも読みにくい原因でした。
そして極めつけですが、攻めにまったく魅力がなかったです。
高校時代、同級生にメロメロだった攻め、設楽に片想いしていた水嶋。大人になって再会し、仕事がらみで接するようになるけれど、設楽は別れても当時の恋人が好きで、でも相手はすでに今彼がいるので、適当に遊んでいる。水嶋に誘われれば体の関係は持つ。
というような攻めでした。まあ、ただ恋愛に不真面目なだけならまだしも、水嶋を大事にするシーンがほぼなく、ひどいことを言うばかりで、人を見る目がないしまるで子供。
最後までネタばらしをしないためなのかもしれませんが、とても好きには慣れない攻めでした。
水嶋が一流のバーテンダーで、仕事には誇りを持っているし、美人でモテモテ、という設定なのでまだ救われますが、それにしてもほぼラストまでカタルシスがないというのはなかなか読むのがつらいですね。
というわけで、申し訳ないんですがこの評価になってしまいました。