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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
私はとても好きでした。
登場人物
29歳幼なじみカップル(東京住み)
サトル×マヨリ
小学生カップル(↑cpの田舎住み)
オサム×双葉
この4人が主軸となり二つのカップルの視点を行ったり来たりしながらストーリーが進みます。
オサムが家の蔵で子どもの頃マヨリが書き綴っていた手紙を見つけます。
そこにはマヨリのサトルに対する恋心が。。。
(手紙の中のヤンチャなマヨリがかわいいです)
一方男同士の恋愛に傷つき田舎を離れた大人cpはお互いを愛しながらも恋愛に臆病になっています。(特にマヨリ)
田舎という抑圧された空間の中で偏見にさらされ半ば追い出されたような形で今に至るマヨリは田舎にコンプレックスを持っているわけですね。なにせ田舎の人々に悟りとの仲を引き裂かれたわけですから。。
そんな大人の事情はつゆ知らず、閉鎖的な田舎で男同士で恋愛することに悩んだ小学生カップルが東京までマヨリをたずねていきます。(かわいい)この二人はマヨリとサトルは都会で幸せに暮らしていると思っていたのに実際は。。。
行き違いすれ違い傷ついたマヨリとサトルは過去のマヨリの手紙がきっかけで思いを再認識します。
ここで私の感動はマックスに!
子どもカップルのその後が気になって仕方ありません。
けれど双葉とオサムならいづれ幸せになってくれると信じています。
過去からの手紙、それも自分の知らないうちに子供だった受け様が「おさむ」に宛てた
手紙から、諦めたはずの恋が運命の歯車のように動きだし、二人が結ばれるまでの
切ないラブストーリーと芽生えたばかりの小さな恋のお話です。
受け様はイタリアンレストランのシェフで、18歳で田舎から一人上京しシェフに
なって11年、その店に通って来るのが幼なじみの攻め様
地元の大学を出て、4年遅れで就職の為に上京してから再会した腐れ縁です。
受け様は既に結婚していたのですが、数年前に妻が病死してからは一人
攻め様は受け様が結婚した頃から付き合っている彼女がいて、結婚秒読み
そして、物語は二人が育った田舎で、受け様の小学6年生のハトコが受け様の
「おさむ」に宛てた手紙を見つけた事から、受け様と攻め様が出会った頃を
ハトコの治君が手紙を読むと言う形で綴られているんです。
治君は、東京から両親の離婚で九州の田舎に引っ越してきてるんです。
引っ越した先が受け様が治君と同じ年にやはり母親と東京から引っ越してきた
亡くなった祖母の家だったんですよね。
受け様が書いた手紙の内容が、今の自分と同じような愚痴で親近感と好奇心で
治君の気持ちとシンクロしながら読み進める。
でも、その手紙は小学生から高校生の頃まで、受け様と攻め様が出会い惹かれあい
そしてまわりを傷つけてしまうような恋をしている事が綴られているんです。
受け様の気持ちを素直に表した日記的な「おさむ」宛ての手紙なんです。
この手紙で受け様の当時の気持ちや攻め様との事が分かる内容になっていて
現在の二人は過去と切り離した進行形で別に話が進んでいます。
子供の頃のピュアな気持ちが大人になるにつれて、複雑な思いに押しつぶされ
思い通りにならない様子や、大人になって、二人の過去を間違いだと思い込もうと
するような切なく苦しい思いが伝わってくるお話です。
最後まで臆病で素直になりきれない受け様なんですが、攻め様が諦めず
今度こそ二人でいるための努力をする、そんな大人になった二人のラブです。
同時進行で描かれる受け様のハトコの治くんの芽生えたばかりの幼い恋も
描かれていて、胸キュンになるお話でもありました。
設定が男なのにきれいとか美人でも男の人が男の人に見えないのはイマイチ。
なので真頼のかわいすぎる容姿は正直複雑なのですが・・・
自分と似た境遇にいた「マヨリ」の手紙。
「マヨリ」の子供時代はツンデレ?・・・さぞかわいかったんじゃないだろうか。
手紙にはその心情が素直に書かれ、小学生のころの誤字が目立つ手紙にほのぼのさせられ
中学生のころの初キスの感想にニヤニヤさせられ、高校の最後の手紙には泣かされました。
小学生カプと大人カプがうまくストーリーにのって面白かったです。
梢野真頼は、東京の片隅でシェフを務めている。
そして、店に足繁く通う田倉訓とは幼なじみ。
けれど、真頼は過去を断ち切り、訓とも必要以上に親しくならないように振る舞っていた。
同じ頃、九州の田舎町。
小学六年生の治は、自分の蔵で古い手紙の束を見つける。
差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、やがて同級生・双葉への想いと重なっていき……
という話でした。
「マヨリ」の手紙が過去と未来と遠い地をクロスさせる話で。
若い子達が「マヨリ」を訪ねてやってきたことで、真頼の人生も動き出す……というなかなか難しい話です。
ちょっとミステリテイストにしたいのかな、と思ったのですが、そこまで謎を引っ張ろうとしていたわけでもなく。
個人的には引っ張りすぎてないのが、好感が持てました。
ちょっとちくちくするけれど、ほのぼのする恋愛話を読みたい人にオススメします。
色々な事情を抱えた大人の関係があり、そして、手紙を通して子供の関係があり、
そんな”手紙”という一つの接点をもって、過去を語り現在から未来に繋げる。
なかなかに斬新な手法で、目を引かれました。
大人になってしまった為にいろいろなしがらみを抱えてままならない部分を、子供の純粋な心と目で、目覚めさせる。
情に訴えるだけでない何かがそこにはあって、思いもかけず子供の一途な心に胸を打たれてみたりもするのです。
イタリアン料理店の雇われシェフをしている真頼の元へ毎週夕飯を食べにくる幼馴染の田倉。
真頼には結婚歴があり、元妻とは死別している。
そして田倉には恋人がおり、もう結婚するかと思われているのに、話しに名前がでるだけで一向にその気配はない。
この二人には、地元にいた頃ある出来事があり別れてしまっているのだが、田倉が就職で東京に出てきたことで友人関係が一応続いている。
そして、彼等が育った九州の田舎では、真頼が以前住んでいた家で真頼の従兄の子供に当たる治が、「おさむへ、、」という真頼が書いた手紙を発見して、そこに自分と同じ境遇を経験した出来事が綴られているのを見て、それに感化されていくのです。
田倉と真頼の過去については、その手紙によって明らかになっていきます。
彼等がどうやって知り合って、どうやって意識して、どうなったのか。
治は、真頼が同じく都会から転校してきたことで、馴染めない田舎に疎外感を覚えて、同じ心情をつづっている、その真頼にシンパシーを感じる。
真頼には田倉が特別な友達になったように、治には双葉という友達ができるのです。
そして、真頼の手紙に感化されるように途中まで同じような道をたどるのが子供だよね、とも思うのだが、彼等はそれによって少し大人になったと思うのです。
彼等の小さなキスのシーンはちょっとトキメキを覚えます♪
一方大人組ですが、彼等は本音でぶつかりあわない!
のらりくらりと、互いの様子をうかがって、、、
真頼は、結婚指輪がまるで何かの封印のお守りのようにしているのですが、それが実は田倉へ対する本当は優しさなのに、田倉はそれに気がつかない。
田倉も、一言本当は強く言えばよかったのです!
彼等が別れた理由、それが後半になって明らかにされるのですが、その時点で真頼が田倉を思いやったこと、気づいてやれよーーー(涙)
自分が強く思っているから、そこまでの覚悟で事を起こしたからと言って、相手も同じとは限らない。
本当は、別れた時点でそれを真頼にきちんと伝えてしかるべきだったのに、、
何か自信ありげなというか、そのくせ、真頼を窺うような行動に、この男狡い!なんておもってしまったりwww
すっかり気持ちは真頼寄りになって読んでしまったが、どうしてもそう思わざるを得ない田倉ではなかったかな?
彼等と同じような体験をして、それを何とかしたいと、小さいながらも真頼を訪ねてどうなったのか知ろうとした子供たちのほうが、ほんとうに素直でよかった。
でもこの子供たちがいたから、大人達は素直になる必要性にきがついたんですよね!
治も双葉もとってもイイ子だった(優等生という意味ではない)
子供なりに、「愛情」というものを色々知ることができたし、彼等はきっと大人組みたいなすれ違いをしないで、真っ向向き合っていく前向きな生き方と強さを学んだに違いないです。
子供に思いもかけずキュンさせられたこのお話。
構成も面白いものですし、なかなかによかったのでは、、、
最初ものすごい戸惑ったものの、途中で名前がごっちゃになったものの、「ああ、なるほどね」と。でも、よみかえしに戻ってしまったり。でも、さすが作者の実力。2組のカップルのはなし。1組は小学生からの知り合いのアラサー。もう1組は小学校6年生の初々しいカップル。
けど、小学生カップルかぁぁってのは、ちょっとおもった。
『その頃からずっと好き』と「これからずっと好き」のあったかいはなしだったな。 結婚するって嘘ついてそれをエサに会いに行くのは可愛かった。
ミントにはなしかける、ミントに手紙をかく。そういう発想がなかったから、おもしろかったなぁ。
凝った手法で書かれた1冊でした。
何度も頭に疑問が浮かび、疑問を抱きながら読み進めていくうちに、なるほどこういうことかと過去が解き明かされていく構成が非常に面白かった。
なんだかアンネ・フランクを思い出しました。
東京都内でイタリアンレストランのシェフとして腕を振るう真頼と、大手広告代理店の有能な営業マンで幼馴染の訓。
九州の田舎で出会ったという幼馴染の2人。
若くして結婚し、その後すぐに妻を亡くした受けと、交際中の女性がいるものの結婚に対して消極的にすら見える攻め。
2人とも幼馴染だというのにどことなく余所余所しく、真頼の視点で語られるモノローグからも何やら訳ありな香りが序盤から漂ってくる。
そして一方、同時間軸でもう1人の主人公が現れる。
親の都合に振り回され、東京から九州の田舎へと引っ越して来た小学生の治は、元は親戚の家だという引っ越し先で拙い子供の字で「オサムへ」と書かれた古びた手紙の束を見つけて――
と、大人組と子供組の異なる視点で2つの物語が交互に進行する形になります。
なので、読み慣れるまでは相関図が想像出来ず少々読みづらくも感じますが、仕掛けが分かるとあとはもう面白さに身を任せるだけ。
何者かが「オサム」に宛てた手紙の束を小学生の治が読み進めていくに連れ、お互いに気持ちがあるように見えるのにも関わらず、多くを語りたがらない大人組の過去が少しずつ明らかになっていく。
閉鎖的な田舎や大人に振り回されている子供の理不尽さと共に、幼いからこその眩しさと淡いときめきも描かれていて、決して明るいトーンではないのに重苦しすぎない不思議な作品でした。
電子機器が溢れるこの時代に、紙に鉛筆で書かれたアナログな手紙をきっかけとして物語が進んでいくのがノスタルジックに感じられてとても良かったですね。
大人になって前に進めなくなっている2人に、子供たちが懐かしい何かを思い出させてくれるかのような展開は気持ちが良い。
お話としては面白かったのですが、メインである大人組のキャラクターにそこまで入り込めなかったのが残念なところです。
もう少し強くグッとくるものがあれば…構成が良かっただけに細かな部分が惜しい。
一方の子供組2人の幼い恋の方がかわいらしかったかなと思います。
よもや砂原さんの作品に中立を付けるなんて(*ノД`*)・゚・。
いまは友達としての距離感な二人。
けれど二人にはドラマがあって。別れた過去がある。
それを田舎の村に引っ越してきたばかりの少年が「手紙」という形で
みつけ、その手紙のなかで成長する受の気持ちを知っていく。
どんな人なのだろうという期待。
そして、自らに起こった気持ちと重ね~な部分ありで
2部構成的な?
あ~そういう設定なのね。と理解するまでに少し時間が掛かりました。
受が手紙を書き始めて、少しずつ成長する様子。
気持が変化していくこと。好きな相手との事や、描かれる気持ち。
それを読んで~の少年の。
正直、その部分部分だけを推察すると、すごく良い部分は多々あるのですが
肝心の恋愛の場面、現在の気持ちの変化~に関して
あっちこっち視点が行っているのもそうですし・・・乗り切れなかったというのが実際。
最後まで読めば、あらかた、「あ~そういう展開で、こうなるのね」は理解できるのだけれど、読んでいく上での高揚感が薄かった。
だからこその萌えが弱かったのが残念。
過去をぬぐいきれない二人。それが今・・な展開も
やけにアッサリしちゃってたかなと思えてしまう。
次回作に期待します