snowsheep
【媚薬の処方箋】の番外編です!
泣きました……
本編では敵(?)キャラだった榛原(はいばら・本編時30歳)を主役に、彼の20歳~33歳までが描かれています。
この作家さんの本は初めて読んだんですけど、本編のあとがきで、普段は10代ばかり書いているというようなことを言ってらしたので、こう、全寮制男子校で登場人物総BLでキャッキャウフフな作品書いてらっしゃったりするのかな推測。(全然違ったらごめんなさい)
とか考えつつこの本読みましたら……
熱を持て余してゲイストリートにお相手探しに来る主人公とか。
自分より体格のいい男性のおちりを狙うゲイの方とか。
大学生ふたり×20代の3Pとか。
キャッキャウフフな10代どこ行った。
なんていうの、出版社というフィルターがない分、本編よりずっと文章が生き生きしているし読みやすいし、えっちシーンはえろかったです。
主人公の榛原が調香師という香りを扱う職業なので、随所に実在の香水が出てくるのも香水好きにはとても楽しく読めました。
心に大きな空洞を抱えた主人公が、最後に救われるというのは、やはり涙なしには読めませんね!
ちょこっと本編の主人公カップルが出てくるのもにくいです。笑顔。
尚、ネタバレですが、ここで胸熱なのは、結局なんだかんだ言って、榛原の(いわゆる)初めての男、ってあの人なんだー!って所でしたね!
個人的にはそういう設定あまりこだわらないし、まあ結果論なんだけど、あの長いゲイライフの中でねー。と思うと、ちょっと純愛っぽくて泣けた。
(※なにがどうなのかは読んでネ)
あ、当然というか年下攻です。
こちらから先に読む方もいないでしょうが、キャラのビジュアルは本編の方でちょこっと見られますよ!
機会があれば本編主人公カップルの方の同人誌も読んでみたいです。(こちらも年下攻です)