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koi wo shitadake
一言で言えば、とんでもないくらいの遠回りカップルでした。
原因1:静己(受)を助けるために取った鳳(攻)の行動がマズかった。
原因2:理由はあるにせよ、静己が意地っ張りすぎた。
静己の意地っ張り具合がもうちょっとマシなら、すれ違い期間も5年くらいで済んだかもw
それはさておき、そんな意地っ張り静己と鳳の仲を繋ぎとめていたのが、フェネックのアビィです。
フェネックが出てくるお話って珍しいですよね?
鳳は割りと分かりやすく気持ちを曝け出してるとは思うんですが、意地っ張り静己はなかなか素直になれず、アビィがまさに鎹となっておりました。
静己も鳳との繋がりをアビィに託している感じ。
でもアビィは人間にして約100歳の老フェネック。なので二人ともアビィの体調管理に必死です。
アビィの事ももちろん大切なんですが、静己にとってはまさに鎹なのでアビィがいなくなるのはとても困ると焦ってもいるんですねぇ。
二人の間にはまさに最初から最後までアビィが関わっているのですー。
すれ違っていたとはいえ10年も一緒にいたわけですから、くっついた後は雰囲気そのまま
長年連れ添った夫婦(でも静己は相変わらずツンデレ)のようになってますw
今までくっついていなかったってのが不思議なレベルだ。
文庫化再販のシリーズ2作目のカップルは榛名家長男の静己と
大学の同窓で10年来の付き合いがある元ホストで若手実業家の
鳳とのすれ違いのラブストーリー。
掛け違えてしまったボタンをなかなか直せないままに10年の
月日が流れてしまった二人のお話なんですが静己の意地っ張り
具合と言うか頑固さがかなり際立ってるお話でもあります。
3兄妹で1番寂しがり屋なのもこの静己のような気がしますね。
10年前に1度だけ関係した鳳とは2度は無いとの約束で・・・
でも鳳は昔と変らず静己を愛してるんですよね。
そして静己もそうなのですが、それはある誤解があるのです。
鳳でさえ気が付かないことだったんですが・・・
この作品は攻め様の方がかなり一途なんですよね。
忍耐力が非常にあるのですが、10年前は自分を頼りにもして
くれなくて、借金の為に自分を犠牲にしようとしていた静己に
焦燥を抱き、意地っ張りな静己の為に自分が憎まれ役を・・・
静己だってホントは分かってるのですが素直になれない理由もある。
そしてそんな二人の関係の間に鳳のペットがいるのです。
二人が知り合うきっかけになったフェレットです。
この子は二人の絆の象徴的な役割をしてたりするんです。
そして誤解が解けても静己の態度はツンデレさんですね。
鳳はそんなところも可愛くて仕方がないようですがね。
恋シリーズは動物が沢山出てくるのでほのぼの感を多く感じます。
内容は結構シリアスだったりするのですがうまい具合に
動物がクッションになっていたりして素敵な作品になってます。
是非読んでほしい1冊ですね。
恋シリーズの2冊目、「恋がはじまる」の続編になります。
未読でも問題ないですが、いかにもという感じで次男カップルが登場しますので読みたくなること請け合いです。末弟の「恋におちたら」までは「はるなペットクリニック」三兄弟が主役なのでまとめて読んだ方が良い気がします。
長男・静己(受け)の視点で進んでいきます。
静己は父親の借金のカタに、友人の鳳(攻め)に抱かれるというオイシイ展開です。
鳳がヤクザで強いたわけじゃないというのと、その時に見た女物のアクセサリーの正体が予想外でおお、と思いました。
鳳と静己の、互いに想い合っているのにすんなりいかないというのが、適度なじれったさで楽しかったです。
二人の出会いのきっかけでもあるフェニックスの「アビィ」が、あの日以降の二人をつなぐものであるというのも、獣医としての役割が活かされていて良かったです!
ただ、内容と照らし合わせるとタイトルがあっているかなぁという疑問はありました。
遊んでるっぽい鳳ですが意外と一途であり、自分的には安心して読むことができたのも嬉しかったです。静己のいじっぱりぶりが可愛かったです。
前作が気に入られた方や、表紙イラストで興味を持たれた方には特にお勧めだと思います。