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灼き殺されたくなければ、俺からお逃げにならないように―。
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
背中にモンモンを背負った美貌のお坊さん・清・が主人公。
実は、昔気質の任侠道をいく大きな組の組長の私生児。
母親は、美貌の芸妓
清祥は、5歳まで祖母と母が居た置屋で育つ。
ある日、和歌山の養父母に引き取られる、
母がどんな人で、父は誰なのか、母がどのように亡くなったのか、誰も教えてくれない。腫物に触るような養父母の様子から、触れてはいけない事だと理解していた。
清祥が京都の大学に進学して、母が居た置屋を探そうとするがわからない。
やくざ風の美男子・竜二郎と出会い、「清姫の桜と鐘」を一緒に見に行くことになる。
・・という出だしで、実の父、母が亡くなった理由、常に自分の命は狙われている事、自分を愛して守るために手を汚す龍二郎の気持ち、などなど色々な事を知って、竜二郎の気持ちに応える道を選ぶ。
自分の出自を知り、襲名するまでの葛藤を描いた物語。
物語より、京都の名所案内の場面や、仏門知識入門編が楽しかった。
京都の春爛漫が描かれている作品でした。
京都人の著者だからできること、大阪弁/神戸弁と京ことばが書き分けられてました。
容赦ないよ。京都弁の清祥が美しいなと思ったら、竜二郎が現れて他の僧達の前で清祥の背中にある刺青を晒し、犯そうなんて。
この、清祥の実父の命令だそうで。
二度と仏門に戻れないように後輩の僧達の前で辱しめるのが……冒頭からなんて残忍な……。
本当にひどい父親です。
愛人にするために強姦し、生まれた子が清祥。
清祥が長男だから六代目に?
そして、竜二郎に父親の命令で犯される。
読んでて腹立って仕方なかった。
病に臥せった父親の弱った姿には違いが大きすぎてびっくりでしたけどね。
この作品に愛が生まれるのと?疑問でした。
竜二郎の一目惚れで竜二郎には清祥を六代目にしたくないという思いと生涯共に生きたいという気持ちが混在していたようで。
清祥もまた特に何の変哲もない日常にいきなり現れた竜二郎に一目惚れだったんだろうなと思います。
もう二度と会えないかもしれない別れだったのに感動の再会じゃないのがまた……。
朝南かつみ先生の描く渉と渉のキャラが好みです。
ナニワの渉。いいキャラしてると思います。と思ったら、渉が敵で残念でした。
最後はほのぼのとした終わりかたでした。
評価は迷いました。萌え萌えか中立で……間を取って萌えで。
文章がなじめなくて、全く入り込めませんでした。
業の深い運命を背負って仏門に入ろうとする美しく若い受けと、ヤクザの若頭。桜の頃、山奥の苔生した寺、対照的な黒のイメージの男、入れ墨と、美しいイメージがいくつも浮かぶ設定。
受けは、純粋ながらも奥に秘めた強さがあり、攻めに出会うことで、男を魅了する体が、花のつぼみが開くように開花してゆくー
とても雰囲気のある設定だけに、地の文や台詞の日本語が変で、作品としてスムーズに読めなかったことがとても残念。
台詞の中に説明が入ったり、敬語攻めにしたいのでしょうが、こんな言葉遣いしないよね、というような台詞ばかりだったり、単純なものだと”被虐される”とか平気で出てきたり。
まず基本的な文章がだめだったので、辛い評価になりました。
華藤さんらしい重苦しくてドロっとしたお話でした。
清祥は父親のわからないまま生まれ母亡き後祖母に育てれるが、花街で男子は育てられないと養子に出された。
養父母からは預かり物のように大切に育てられたが、家族の情やあたたかな触れ合いとは無縁な生い立ちだったせいで、人との間に壁を作るような接し方しかできなくなっていた。
大学に入って漸く養父母から離れ息がしやすくなった頃、カタギとは思えない男龍二郎とで出会ったことで運命の歯車が回り始めた。
清祥の実父が大規模なヤクザの組長で否応無しに次期組長に決められる。
背中の刺青、陵辱、異母弟や敵対組織からの襲撃。
「あなたを命がけで守ります」と生涯忠誠を誓う竜二郎にぞくぞくしました。
ヤクザ総長になってしまうのか僧侶のままでいられるのか最後までドキドキしました。結末は想定外です。
坊主の受けにはじめの想像では萌えませんでしたが、朝南さんのイラストで萌×2です
他の方ではこうはいかないでしょうね。
と言うかたぶん読もうとしなかったと思う。
陰鬱な過去と決して明るくない未来を見据えながらも二人で寄り添って生きていこうと心に決めた清祥の覚悟が見えたラストでした。
話としては、
竜一郎はひどいことを平気でするわりに、
実は色々迷って逃がしたり、連れ戻したり、
やってる事は一貫性がなかった。
が、タイトル通りの感想で、
清祥の全編はんなりした京都弁、
艶めかしくていいんですねー。
抵抗するときに「いやや」「堪忍して」とか、
男女の区別があまりない感じ、そそられます。
渉はばりばりなにわの下品な大阪弁て感じw
方言のはなし好きなんです!
僧侶って設定もまた…
電子版は挿絵がないので、
ひたすら中村明日美子先生のダブルミンツのミツオ(坊主頭)をイメージしてました。
エロ〜
相対的に見て構成も設定もクオリティーの高い作品だったと思います。
私は読み進めている時に、沙野風結子先生の蛇淫の血を
思い出してしまったので、評価が低めなのですが・・・
己を殺すように生きてきた受け様が、生まれながらに
背負った業の深さに潔く向かっていく姿は精錬で惹かれます。
道明寺の清姫のような深い情念は、受け様よりも
攻め様の感じる感じがしました。
惹かれながらも、己の立場と受け様の事を思い
係りを断ち切ろうとしますが、運命から逃れられないように
受け様を守るため絡め取ろうとする。
ありきたりな恋愛ものにならないところは
読み進めているとかなり奥が深いですね。
この表紙が発表になった時に、その題名といいもうすでに虜でした!!
朝南かつみ氏のなんともいえないそこはかとなく匂う坊主絵ですっ☆☆☆
ただ欲を言うなら白黒の坊主絵は2カットのみ、昨年出た『凍る月』のほうが白黒絵の坊主フェロモン度は高いです。
というのも、中身の大半は僧籍にまだない過去の回想で埋められているからですが・・・ただ坊主苦手と言う方もあるかもしれないので、その点は多分何とかクリアできる範囲ではないかしら?
坊主萌えの自分には、ちょびっと物足りない坊主度ではありますがww
京都を舞台にして、「道明寺」の安珍と清姫の恋をモチーフに(華藤さんお気に入りテーマ?)静かに激しく燃える愛が表現されていました。
自分が罪を持つ親から生まれてきたことを知って、仏の道を歩むことを決めた清祥が仏教系大学に入った年、出会った一人の男。
彼・司波竜二郎と再会した時から、清祥の歩む道が激しく変わって行くのです。
清祥の変化が何より見ものかもしれません。
最初はおとなしい、周りに合わせておだやかにそして少し諦めた感じの総てを受け入れるような優しさをもったものから、
自らの出自を知り、その運命を受け入れざるを得ない状況に置かれ、竜二郎の献身とも執着とも見える愛を受けた生活を送り始めたことで、少しづつ愛される者に変化していく時。
背中に掘られた刺青の、竜二郎は蛇に変化してしまった嫉妬に狂う清姫を、清祥は、安珍を素直に恋していたころの清姫を、その背中に背負い対となったとこで、それは激しい愛に変わって行くのです。
竜二郎は清祥を守るため、清祥は竜二郎を守るため、二人はその道を一緒に歩く決意をしていくのですが、そこに過去の弱い清祥はみじんもありませんでした。
僧形の美形ヤクザ組長って、何だか萌え萌えします!
竜二郎は最初から清祥への激しい執着を感じます。
清祥の実父が、酷い形で清祥を竜二郎へ与えたとはいえ、竜二郎は嬉しそうな感じが!?
何より対の刺青がその証です。
そんなに愛しているなら、清祥を危険な目に合わすようなことにしなければよく、そっとしておけばよかったのに、と思いましたら、実はそこにヤクザの清祥の実父が組長であるという設定が生きていました。
清祥の腹違いの弟、まるで狂犬のような冷酷で残忍な美貌の渉が面白い存在でした。
彼はかなりの美形で描かれています♪
本当は彼は竜二郎が好きだったとかいう設定ではなかったんでしょうか?何かもったいない!
ヤクザ×聖職者、燃えるカプリングではありますが華藤さん描けば、実に華藤ワールドで魅せます。
ヤクザが昔ながらの任侠で、経済ヤクザ設定でないのが生きてますねv
ともすれば、清祥が女性っぽい印象をすごく与えるのですが、そこに目をつぶれば・・・いっそ現代でなくて大正とか昭和初期とかの設定でもおもしろかったかな?なんて欲がw
そんな点でちょっと神評価まではいきませんでした。