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koishite brother
義理の兄弟もので、兄×弟です。
タイトルや表紙イラスト(タイトルロゴも)、あらすじから受ける印象とはかけ離れた作品でした。
てっきりもっとほのぼのした兄弟ものだと思ってましたよ。あるいはコメディかな~とも思いましたがまさかこう来るとは・・・
『表紙に騙される』ってこういうのを言うのかな・・・←イヤ、決して表紙だけじゃないけど、このキレイで可愛い爽やかささえ感じるイラストからは想像もつかない内容だったんです。
個人的に兄弟もの自体があまり好みじゃないんですが(でもガチよりは義理の方がまだマシ)、これはもうそういう次元ではなかった。
なんとも安っぽい似非ダーク風味。いったい何が書きたかったのかも疑問です。
レーベル(コバルト文庫)からしても結局オチはだいたい見えてる(どう考えたってそのままダークで終わるわけない)んですから、綾春(攻)が冷酷に振る舞うほどシラケてしまいました。
あまりに上っ面だけにしか感じられなくてアホらしくなりました。何もかもが薄っぺらくて半眼になっちゃったよ。
どうせ完全に先読みできるお約束展開なら、いつもの真船さんのように『浅くて薄くて甘い王道』の方がよっぽどいい。←何も考えずに安心してあまあまやちょっとした切なさを堪能できるというのは、それはそれで意味があるんです(少なくとも私にとっては)。
レーベルからしてそもそもキャラクターの心情を深く掘り下げられないのはわかってるんだから、最初から余計な要素は排した方がすっきりしていいと思うよ。
第一、どうせポーズだと見え見えではあっても、あの絢春の言動は酷過ぎるでしょう。ひとつひとつがあまりにも陰湿でイヤらしくて気分悪かったです。
凜也に対して酷いのはもちろんですが、読み手(私)も嫌悪感しか覚えなかった。
もともと好みの題材じゃない分、あまり期待しないで読んでホントよかったです。ダメージも最小限ですみました。
私は真船さんの(特にコバルトの)王道は、安心したくて読んでるんです。その意味では結構好きだし必要だとも思ってるんですよ(作家さんも作品も)。
でも、浅くて薄くて嫌な気分しか残らないんじゃ読む意味なかったですね。というよりこんなの読みたくなかったというくらい残念な作品でした。