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furachi na paradigm sift
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
直隆と真幸の続編。お互いにいろいろな過去を超えてくっついた二人、の過去を綺麗にしていくお話。巻末にはスピン元カプのお話を含めた短編2本。
今作は真幸視点になっており、前作の直隆視点だからこそ面白かった部分が無くなってしまって残念だった。
恥ずかしくなるほど甘々な直隆と、幸せが続く日々を怖がる真幸。
直隆の問題は元婚約者の襲来。それにしてもやり方がすごいし、酔ってぺらぺら自白する内容は胸糞だし、そもそもの主張からして破綻してる。もっと頭使ってやってくれと思う。
醜い罵り合いを繰り広げ、彼女と同じ土俵に乗る真幸も、言葉が汚すぎて応援できなかった。キャットファイトか。
真幸の問題は家族に関するもの。暴言と暴力で真幸を拒絶した兄は、妻からの説教で心を入れ替えるという、これもまた微妙な展開。兄の中で、妻に言われたから仕方なく、と言い訳ができてしまう状況はよろしくない。
直隆も真幸本人そっちのけで話を進める過保護ぶりを発揮していたが、こういう問題は当事者同士で話し合い、第三者は見守る程度で解決して欲しいかな。それで無理なら無理で良いと思う。
結果の全ては分からない。でも何があっても支えてくれる相手がいるから大丈夫、と希望を示す終わり方なので、安心感はある。
エピソードが辛ければ辛いほど、直隆視点が恋しくなった。無感情と思える冷静さのおかげで、どんなに酷いことが起きても心理的に読みやすい。何もないところから不安を生み出す真幸視点は、楽しく読むのが難しかった。
「不埒」シリーズ3作目、内容的には2作目からの直隆x真幸CPの「スペクトル」の続編です。
直隆と真幸はラブラブCPだけど、それだけに2人の付き合う以前のアレコレが立ちはだかってくる…という展開。
まずは直隆の過去。
直隆は元々ノンケ。婚約者もいました。今回その女性が、転職した直隆のコンサルの顧客になったという。もちろん、真幸的にはモヤモヤ…
一方、真幸の実家との確執も新展開。義姉が真幸が暴力を振られて勘当されたことを知り、兄に詰め寄り両親を説得しようとしてくれている。しかし真幸は実家との連絡が怖くて逃げの姿勢…
そして真幸の悪い癖。悩みを一切直隆に打ち明けない。だから直隆も真幸との距離を感じて…
…とウジウジとしたすれ違いが続きます。そして驚いたことに真幸の実家問題は作品内で解決させません。
コレは逆に良かったなぁ。バタバタ仲直り、じゃあねぇ…。リアル度が増したと思う。
直隆のHはますますネチっこく、読み応え十分。
「安定≒倦怠」
1作目「モンタージュ」CPの明義x未直登場!
刑事の明義は超多忙。気付けば2ヶ月Hなし。未直はワガママでいうわけじゃないけどちょっと愚痴ってしまいます。
モンタージュ時は幼い感じだった未直。すっかり落ち着いたね!愛だね…
「季節はずれのクリスマスケーキ」
転職や引越し、同居開始などが重なり、クリスマスもバレンタインも終わった3月間近のある日。
未直にクリスマスケーキを作って欲しい、と依頼してくる直隆。
ズレてると思うけど、物凄く愛情が深いよね…
貰った真幸も、何コレ今頃…なんて言いません。これはやっぱり涙が出ちゃうと思う。
「不埒なスペクトル」の続編で、同棲を初めて一年弱が経った二人のラブラブな新婚さんっぷりが真幸視点で描かれています。
パラダイムシフトとは「当然だったはずの思想や価値観が劇的に変化すること」だそうで、前作よりも人間としてバランスの良い、最高の旦那様にアップグレードした直隆と、ペシミスティックな考え方から脱却しようと頑張る真幸の在りように、とても安心するというか…うん、なんか幸せな気分になりました。
今作では、直隆の元婚約者の女性と真幸の絶縁中の兄という二つの嵐に見舞われますが、勘違いはありつつもお互いのことを最優先に考えている直隆と真幸は本当にお似合いのカップルだと思います。
真幸が好きで居てくれないと自分はちっともかっこよくない、と語る直隆…本当に良い男になりました。相変わらずどこか抜けてるし、セックスの直前に素っ裸で説教かます変人だけど笑
真幸の家族のことは完全には片付きませんでしたが、男女だって結婚したら問題がすべて解消するってわけでもなし、一緒に乗り越えて行くという意味も含めて「末永くお幸せに」と思える一冊でした。
「不埒なスペクトル」カプの続編。
今回の軸は大きく二つ。
ひとつは直隆の元カノ登場。
崎谷作品にちょいちょい登場するわかりやすく「ヤな女」でしたね。
まぁ、今作は続編なのもあって、カプが両想いな前提なので、
元カノがいくらいやがらせしても、表裏があっても安心でしたがね。
もうひとつはゲイであることが現行犯でバレて、
一方的に絶縁された真幸の兄が今さらながら突然接触。
真幸のトラウマの根源である存在なだけに、
この後に続く感、満載です。
ところで、いくら天然でも「裸エプロン」はどうかと思うよ。
お兄ちゃん。
しかも、用途が違うし‥。
あっまーーーーーーーーーい!!!
某芸人並みに叫びニヤニヤ堪能させていただきました。
攻めの天然でおバカなほど生真面目過ぎる (受け取り方によっては)マイナスに働く性格がプラスに働いて、ハイスペック彼氏へと昇華です+゚。*(*´∀`*)*。゚+
ネガティブでコンプレックス持ちの受けが 彼氏の浮気現場目撃!?
なんて展開は本来なら修羅場になるのでしょうが、ここの攻めは
・ド真面目だから嘘をつかない
・ド真面目だから誤魔化さない
・ド真面目だからわざとヤキモチ焼かせて駆け引きなんてしない
包み隠さず話し、受けの不安は1つづつ消して、ド真面目で嘘がつけないの性格のおかげで言葉に重みがあって、結果信用するしかない。喧嘩にもならない。
そんで受けが悩みを抱えて様子がおかしいのにも直ぐにキャッチ。
本人から無理矢理聞き出そうとはせずに周りから事情を察知し、受けが傷つかないように動くという、お兄さんハイスペック無双状態。
その上、ド真面目に自分の悪いトコに向き合って改善するように努力をしてるもんだから、欠点がなくなっていってるというw(ドを越した生真面目すぎるトコはご愛嬌)
自分が誤解されやすく気持ちが伝わりにくいの分かってるから
「好きだ」「愛してる」「かわいい」
ばかり言ってて、砂糖吐く甘さにニヤニヤが収まりませんでした( ´艸`)
スペクトルのCDを聞いて続きが知りたいなーと何気に手に取った本でしたが、想像以上に糖分摂取出来て満足です!
シリーズ三作目、前作不埒なスペクトルの続編です。
はい。おもしろおにーさんのご登場ですよー。笑
まさかの裸エプロン。
裸エプロンに萌えるんじゃなく爆笑する事、あるんですね。
そうだよねー、別に受けの専売特許じゃないよねー、サスガです、直隆さんww
今回は直隆の元婚約者がかき回してくれましたが。
いやぁ、見事な悪役お疲れ様でした。笑
なんであんな女になったかという同情的エピソードもありましたけどね。
うん。いい男見つけなさいな。
真幸の実の兄がコンタクトを取ってきたことによって真幸の精神が不安定になったりしてますが、そこはもうおにーさんがなんとかするんだろうと軽く見てました。
だって真幸ラブだもん。抜かりなく立ち回るって。
そう思いながら読み進めていたら、やはりうまく立ち回っていました。笑
真幸の実の兄には思うところが少々ありますが…(もっとうまく連絡取る方法あったんじゃね?とか、今更都合よくない?とか)。
まぁ、人の親になって、初めて知るものがあったんでしょう。
無条件に愛する、とか、どんなものでも許せる、とか。
おにーさんと一緒なら大丈夫だよね、真幸。
なんてったって最強だし。
巻末、モンタージュでの二人、明義と未直のお話がありました。
ラブラブな兄夫妻(笑)にあてられ、仕事が忙しい明義とは触れ合いが無く、未直くんちょっぴり寂しい模様です。
でも明義の体調を気づかい、負担にならないように振る舞う。
いじらしいわ…。
未直くんのかわいさにほっこりいたしました。
今度は真幸視点からの続編。不埒~3作目、CPはスペクトルの直隆×真幸です。
同棲を始めて数か月、ラブラブ新婚生活で幸せ慣れしてない真幸は、幸せすぎて不安になることもしばしば。それを友人に愚痴?のろけ?るんです。ほんとに幸せそうで、読んでてにやけてしまいました。のろけを突っ込む周りの人のノリも可笑しかったです。
どこまでもまじめな直隆が、まじめにキスを拒否したり、もめるたびに斜め上に行きつつもぐるっと回って正解にたどり着いたり、いいカップルです。
直隆の弟の未直が、「すっごいラブフィルター」と爆笑するシーンも笑えました。
新婚ということを差し引いても、めちゃくちゃベタ甘カプなので、それだけでも私にはほほえましかったです。真幸が信じられないくらい甘やかされてかわいくなっていて、直隆も人目もはばからない溺愛っぷり。こういうエリート大好きです♪
『不埒な~』シリーズ3作目で『不埒なスペクトル』CPの続編です(『不埒なモンタージュ』CPの短編も入ってます)。
うん、やっぱりキャラクターが好きだなあ。
直隆(攻)は安定の天然っぷりで面白いし、好みが分かれそうな気がする真幸(受)も別に大丈夫。
この上なくネガティブで後ろ向きな部分も、可愛くて健気だと思える範囲です。もともと『ネガティブ受』苦手でさえないし。
とにかく甘くてHも濃厚でした。
私はここまでHはいらないんですが、それでも濃すぎてうんざりというわけではないんです。キャラクター・CPが好きだからそれほどうるさいとは感じなかった。
ただ、引っ掻き回し役の直隆の元婚約者が見事な悪役でしたね。
それはともかく(もういまさら・・・)、彼女のキャラクターがねえ。特に最後の友人とのシーンは、言い草があまりにも酷くてもう気持ち悪かった。
『完全な悪役』自体はまあいいけど、もう少し中身を何とか・・・と思ってしまいました。
それに、真幸の家族問題がちょっと中途半端じゃないのかなあ。
すべて綺麗に丸く収める必要はないけど、正直『これだけ・・・?』と感じたんですよ。だったらここで入れなくてもいいんじゃないかなあ。先に繋げるためならなおさらですが。
とにかく、途中にアレコレあっても結局はひたすらあまあまのストーリーだった気がします。すごい修羅場になってもおかしくないくらいのいろいろだったのに、やっぱり直隆のキャラクターか!?
でもこの2人はそれがいいと思うんです。
同時収録の『安定≒倦怠』は『~モンタージュ』の明義×未直です。この2人も大好きなので(兄CPも好きですが、あえて比べるなら弟CPの方が好きだな)、少しでも2人の生活が垣間見えてよかったです。
あとは、真幸の仕事仲間で昔ちょっと~の日比谷。
個人的に、オネエ(言葉)自体は脇役ならどんどん来なさい!なんですが、メイン・特に攻になるともうダメなんです。
崎谷さんだからもしかしてさらにスピンオフ来るんじゃ・・・と思ってたら案の定でした。
次作が日比谷メインの『不埒なインセンティブ』になります。
一応まるごと一冊がひとつのストーリーで
直隆×真幸のストーリーでした。
が、1作目主人公の未直くん目線の、直隆×真幸ストーリーも
短編ですが、入っていました。
相変わらず・・・劇甘です。
直隆さんの天然っぷりも健在。
そして、真幸くんの事以外には「どうしようもない人」
っぽいですが、前の彼女からの攻撃も
キチンと対処をしてかわしていらっしゃいました。
そういう系の振り回されがニガテな私には、
その辺り、イライラする事なく読めましたねw
あっさり読める感じで面白かったです。
読後の感想…はい、どうもご馳走様でした~^^という感じの一冊です。
シリーズ2冊目の主人公だった直隆x真幸が付き合い始めてから約1年、同棲し始めてから8カ月程たったところからお話は始まります。
前作は直隆視線で描かれてましたが、今作は真幸視点で描かれています。
まだまだアツアツのカップルな二人なんですが、最初から終わりまでもうこれでもか!という程当てられました(笑)。
途中で色々問題は浮上してくるものの、2人の気持ちがかなりしっかりしているので、私はそれ程危機感は感じなくて、ただただ甘い二人を堪能させてもらいました(笑)。
特に表面上は冷静で真面目でお堅く見える直隆が真幸のことになると甘々でデレデレになるギャップが好きです。^^
今作では性悪の女性がお話の重要な部分に登場するので、BLに登場するどうしようもない女性キャラが苦手な方はちょっと要注意ですが、スカッとする展開も待っているので、我慢して読んでいればその努力は報われます!(笑)
本編とは別に未直と明義が登場するショートストーリーも2編収録されているのですが、そちらも甘~いお話となっております。^^