恋に溺れる男 VS 愛を信じない男

恋の報い、愛の渇き

恋の報い、愛の渇き
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
35
評価数
12
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
いとう由貴 

作家さんの新作発表
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イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
恋の誘惑、愛の蜜
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773085600

あらすじ

「割り切って遊ぶには、俺は最適な男だよ」
男に裏切られ、言い争っていた怜(れい)を助けてくれたのは、編集者の鵜飼(うかい)。妖艶な容姿ながら恋に不器用な怜は、彼に誘われるまま一夜を共にしてしまう。自分だけを愛してくれる恋人(ひと)が欲しかったはずなのに、鵜飼から愛がなくとも身体は淫らに反応することを教えられた怜。だが、戯れだけで身体を繋ぐ関係は、怜の前に別の男が現れたことで一変する。簡単に相手に身体を許すな――不敵に笑い首筋にキスしてきた鵜飼に、怜は戸惑いを隠せなくて……。
(出版社より)

表題作恋の報い、愛の渇き

遊びでしか恋をしないメンズ雑誌の編集者
艶やな容姿に反して一途な恋を願うカメラマン

レビュー投稿数5

王道設定でサクッと気持ちよく読めました

前作でいい役回りを演じていた鵜飼の過去のお話でした。

根っからの遊び人が落ちるのは厄介で美人なお姫様と相場が決まっている通り、なかなかの姫でした。姫は初めてであった無礼な遊び人にすっかり心を奪われて、ってこれも王道なんですが、面白く読めたのはキャラがよかったからでしょう。

当て馬役の篠崎は、いい男設定&33歳なのに、おっさん臭くて気持ち悪かったです…。どこか勘違いしている感があって、これ以上ない振られ方にちょっとすっきりしました。それでも、未練がましく縋り付かなかったところだけはいい男だったのかなw

遊び人の鵜飼の手慣れたところは小気味よく、ツンデレ怜はかわいくて楽しかったです。ドロドロなしで、サクッと読める手頃なお話でした。

0

どっちが良い男?!

怜の前に別の男(篠崎)が現れなかったら、
この2人はどうなっていたんだろう?

上等な男を見つけろ。
そして現れた上等の男、篠崎。
鵜飼とは正反対な感じのイメージですが、こちらも結構手馴れてます(笑)
どちらが好みかといえば人それぞれでしょうが、
怜にとっては最初に身体だけの関係を教えてくれた鵜飼に心がいってるんだよね~
でも最初に篠崎に会ってたらどなんだ??

結局、誰とも真剣に付き合うつもりのなかった鵜飼が
怜に本気になってハッピーエンドなのですが、
篠崎~なんで怜を鵜飼のもとに行かせたかな~
確かに関係をキッチリ終わらせてから、自分と新しく始めるのもいいけれど、
そのせいで、鵜飼に持っていかれた訳だからな~
自分でもいってたように、甘くみてたね(^^;)

でも良い男だもん篠崎。
すぐに次が見つかるさ~!


1

生真面目 美人受けさんの粘り勝ちー

モデルより美人さん な受けさんの痴話げんか中に助け船出して
そのまま遊び人攻めさんにいただかれてしまうところからSTART。
遊びの関係って、あんま理解できないんで、
すんなり関係しちゃった受けさんが最初???だったですが
まあ、体の相性が抜群だったということで。

遊び人なんで、結局こいつはだめだとなったはずなのに
やっぱ好きなんだよね、最後はもどっちゃう。
苦労するよーと半分同情。
受けさんの粘り勝ち というタイトルにはしてみたが
どっちもどっち、苦労しそうな二人・・・

一番かわいそうなのは当て馬篠崎。
ちょっと勢い足りなかったんじゃない?と余計な一言を言ってしまう私。
頑張れよ篠崎。

1

愛されたがりの美人カメラマンが遊び人と恋に落ちる

美人カメラマン怜は、一見ビッチふうで男を手玉に取っているんじゃないかと思ったけれど、本当はまじめで淋しがり屋、真実の愛を求めて今度こそ運命の人と信じて次々と付き合う人を変えていくのでした。

怜がゲイであることを自覚してから、異端である自分が隠し事をしながら偽りの幸せな家族を壊すことを恐れて誰にも心開けなかったのはとても不幸なことでした。
だからこそ誰かと心から愛し合ってつながりを持ちたいと思ったのに…。

そして出会ったのが誰とも恋をする気のない鵜飼です。
愛はなくてもエッチはできるし気持ちがいいという鵜飼。
怜とは対照的に、誰ともつながりを持ちたくないという人。
そんな二人の間に恋が芽生えやがて唯一の相手と認められるようになるのか、というのが見所でした。

怜が、悪いところも含めて全てをわかってくれて許され愛されたい、幸せにしてほしいと相手に望むばかりで、自分は何も与えず過ちを許さない傲慢な想いの押し付けだった事を自覚した時これまでの恋愛が間違っていたことを知っていくところがよかったと思います。

超ハイスペックな当て馬の御曹司が、好きな子をとことん囲い込んで腕の中で構い倒したいタイプなのは、見方によってはストーカー気質でキモって感じかもしれません。
でも初心で可愛い子を見つけて若紫育成計画のようにかわいがってあげたらいいんじゃないのかなと思ったら、彼の物語も読んでみたくなりました(今のところありませんが)。

1

現在進行形なのかなー

シリーズと知らなかったので前作は未読です。緒田涼歌さんの描く鵜飼がカッコ良くてドキドキしました。

鵜飼と怜のキャラクターはそれぞれ個性が強いもののちゃんと「大人の男」という感じで良かったのですが、当て馬ポジションの篠崎がどうも中途半端に感じました。いかに「上等な男」であるかがこれでもかと説明されているのに何故か拭えない小物感。一瞬だけ出てきた篠崎のモノローグのせいかもしれません。意外と底が浅い男だな~と。ただ、あの振られ方にはちょっと同情しました。鵜飼と怜の絆を深めるキューピッドだったというオチですかね…ご苦労様でした。

個人的に「序」で書かれた内容(現在…鵜飼35歳)が最後まで拾われていないのがどうにも気になりました。「序章」があるなら「終章」があるべき…とまでは言いませんが、どこかで伏線を回収してほしかったです。

いま現在まで鵜飼と怜は付き合っているんですかねぇ。前作にヒントが有るのかな。少なくとも本作ではハッキリと現在進行形かどうかまで分からなかったので、「運命の相手だったのでこれまでと違って長続きした」なのか、「運命的な出会いだったけれどやはり恋愛とは長続きしないものだ」なのか。私はどちらの結末でも面白いなーと想像しました。

0

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