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夏目芳人、25歳。苦労性。この日――初めての恋に堕ちる。
uso to koi to yabanjin
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
冒頭20ページまででタイトルの「嘘」と「キス」と「野蛮人」が出ます!
夏目(受)が主人公で、ひょんなことで知り合った久世(攻)と、花から花へと飛ぶ蝶々のように落ち着かない兄を探す羽目になる話です。
作者様があとがきで「ローマの休日」のようだと書かれていますが、私が浮かんだのは「ロミオとジュリエット」でした。ただ、悲恋でなくこちらはハッピーエンドですけど。
夏目は出会って二日で久世を好きになってしまうのですが、その過程はスムーズに思えました。
三日目の兄の発見と共に別れてしまいまうのですが、その一週間後、兄のおせっかいで誤解は解けて恋人同士になります。なので、出会いから二週間たたない間の物語です。
二人の恋愛は楽しかったのですが、兄の奔放さも結構書かれていたので、ショートには兄が登場した何かの方が統一感があったかもしれません。ただ、「恋と嫉妬と銀行員」は、遊び人だった久世が夏目を真剣に好きなんだと分かるエピソードなのでそれはそれで好きです。
表紙イラストから察するように、作者様の作品の中では、ちょっとコミカル気が強い気がしました。
真面目だけど兄に比べて魅力がないとしょんぼりしている受けを、探偵という変わった職業の攻めが「俺はお前が好きだぜ」って頭をなでなでするのが好きな方に超お勧めです!
ゴールに向かって一個一個アイテムをつぶして行って最終目標に到着する。
そんなとっても解りやすい、ライトなノリのお話でした。
主人公の物語なんだけど、その行きがかり上主人公兄の人柄も見せているような、二人の姿が同時進行みたいな部分が面白かったかも?
いい加減でだらしないけど世渡りが上手い兄をみてきたせいで優等生になった主人公の芳人。
彼が突然キスされた司という男と共に、借金を一千万抱えたいう兄の秀人を探す3日間の出来事と後日談です。
芳人は、ゲイですね。
でも節操無しの反面教師の兄がいたからなんとなく恋愛にも縁がなくて、結構ストイックに生きてきたみたい。
それが、司が現れてその翌日の晩には酔っていたとはいえ、タガがはずれて「好き」に近い感情で司を誘っている姿に、
この芳人、一体何者だ!?www
初恋の元兄のセフレ坂口にあったせいもあったかもしれないけど、本質は兄と一緒なんじゃないだろうか?って、その緩み方にビックリ!
兄の行方を探す方法は、兄の付き合っていた相手を訪ねる手順で、こんなんで見つかるのかな?ってすごく地道な作業なんだけど、意外にもすぐわかっちゃう!
それには、実は・・・なところがあって。
ここで、司が策士だったことがわかるんですよね、しかも不器用なww
それが解った時の芳人は怒って情けなくなって、ちょっとかわいそうなんですが、その後兄の策で上手くいくと言う、何だか稚拙な策略がかなり絶大な効果をもたらす(笑)ある意味ドラマティックな展開でした。
司も意外に純情だったり?
でもな~頼りになるということであっという間に司が好きになってしまう芳人。
最初の伏線でキスをされてそれが印象的というのはあったけど、恋に恋する部分があったんじゃないかな?
でも根が真面目だから、入り方がどうだろうと、好きになったら一途にまっとうするタイプなんだろうか?とか・・・
やっぱりキャラ萌えというのはあまりなかったんですけど、いい加減男の芳人の兄秀人がとっても気になる!
彼が地に足のついた本気の恋愛する姿が見てみたいな・・・ってそっちの方に気がいっちゃって。
主人公達ゴメンナサイ。