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uchi no miko niwa kitto katenai
今回はハンサム刑事・冬真の先輩にあたる矢吹と、キャリア上司にあたる蓜島の二人がメイン。
バツイチになったものの、矢吹の結婚を機に二人の間に温度差が発生したってのは察する事は出来るのだが…
過去、二人に何があったのかって話に加えて弁護士事務所を営んでいた蓜島の父親の死去、彼が警察キャリアを捨ててその弁護士事務所を引き継ぐという噂と並行して、そこに所属している看板弁護士の殺人事件が発生する。
おまけに殺害された弁護士は、過去に葵が巻き込まれた傷害事件の関係者だったという曰く付き人物だったりするのだ。
情に流されやすく要領良く立ち回れないながらも、矢吹の熱さってのはいかにも刑事ドラマに出てきそうな熱血漢って感じで好きだ。
ただ、この二人はどちらも相手に対して己が抱く生き様の理想を押し付け気味に見えて進展は難航しそうな気がする。
蓜島は敢えてその事をわかってそうだから厄介かも…
…って、あら(゚д゚)!!ここにも一人ツンデレを発見しましたわよ。
ここで思わぬ収穫があったわ。
元々神奈木さんの小説は一冊ずつ手堅くまとまっている安心感からこのシリーズも全4冊読もうと決めたが、やっぱり続けて読んで良かった。
冬真と葵に関しては静かに愛を育んでいるようだし、お互いが素直に悩みを打ち明けれるようになっているので心配はない。
葵ってばエッチに奥手どころか自分から誘う位だし、所々艶っぽさを感じる描写が出てきたなぁ。
刑事の麻績と禰宜の葵。
1冊目でまとまって、結構落ち着いた感じではや3冊目。
転勤になるかも?などという話もあったりして
プロポーズもどきもあったりしたのですが、
こちらの二人は、はいはい、仲良くやってて下さい、って感じです。
今回の目玉は、主役の二人そっちのけで脇の30代二人ですね。
待ってました!
麻績の上司のエリート蓜島と、おっさん刑事の矢吹。
最初から曰くありげで気になる二人だった訳ですが。
今回は蓜島絡みの事件だったこともあり、彼らの過去が大分明るみに。
あ〜、もう。
蓜島は矢吹が好きなんだね?!
どうなる次巻?!……です。