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haitoku no Maria
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
スゴイ衝撃を喰らいました!
作者は何者だっ?(綺月先生の実質のデビュー作と聞いて)
本作に毒されたか?
頭を開いてみたら分かるのかと怖い事考えてしまった!
旧版に≪背徳のマリア 追慕≫が加えられています。
≪人魚の声が聞こえる≫
特に衝撃だったタイトル。
綺月先生の文章力に1ページ目からのめり込みました。
早坂が、親友の彰の遺体があった砂浜にあるビーチハウスで、彰の事を考えている。
この葉山のビーチハウスは、彰から誘われ購入した2人だけの場所。
月明かりにてらてらと光る海の様子、遠くの音近い波の音、1年前の彰の結婚式での自分のスピーチ、その時の彰の表情と、早坂は事細かく思い出している。
多くの作家さんの文章に心震わせてきましたが、綺月先生のこの作品の文章も渾身の出来ではないでしょうか。
心象や背景がバシッと貼り付けられてきます。
小説は、若き医師達の我欲の為、神をも恐れぬ所業をなすサスペンス。
慄いた!胸に固いものがゴリゴリ当たってきた!
現実的に有り得ないなと思った部分を、自分で見て見ぬ振りを決め込む程!
人はこんなにも誰かを乞う事ができるのだろうか?
≪体温は証明する≫
≪人魚~≫の続編。
北海道の診療所に居る同期の医者3人の、其々の感情が際立って表されています。
多くは安藤目線で書かれていますが、その安藤が見つめるのは彰。
でも、彰が追い求めるのは早坂だけで。
彰が、どんなに早坂との続く愛の証を渇望しても神は与えてくれない。
患者の死亡した胎児に声を掛け頬ずりをする彰、≪背徳のマリア≫に繋がるこの場面に、痛くて切ない感情が漏れ出しました。
スゴイとしか言いようがないです。
≪追慕≫
彰が早坂を意識した理由。大学の頃のエピソード。
≪人魚~≫≪体温~≫でも、彰と安藤の濃さに少し霞んでいた平坂が浮上する彰目線のショートストーリーです。
これも大好き!
≪背徳のマリア 上≫
安藤と同僚・黒崎(兄)が起こした大学病院の大事件。
下巻を読んでからコメント出来たらします。
狂っているとしか、今は言えない(>_<)
場所と時代によっては「発禁」も有り得ますよね。
愛ゆえの欲・・・怖かったぁ!
芸術的なAZ Pt先生の表紙絵ですが、読んでから再度見直すと、ため息しか出てきません!仄暗い底に落ちていくようです!
綺月先生のシリアスな話は本当に【神】だと思う。
彰や安藤の人物像が際立ち、ぐいぐいと話に引き込まれていった。
また文章力が凄い。
結構一般的なBLって、鈍感ニブチンな奴いるよね、そのニブチンを好きだけれど怖くて言い出せない親友の座にいる奴、さらに二人の間を取り成す友達がいて・・・みたいな話はいろいろあるけれども、こうもねっとりとした空気を漂わせながら、人の業みたいなものを壮絶に作り出してしまえる作品はそうは無い。
【人魚の声が聞こえる】は佐伯彰の早坂圭介に対するねっとりとした執念の話だった。
自身の結婚式で愛する男から祝福を受けた直後に死を選ぶつもりの彰に、大好きな早坂が「女だったら絶対に女房にしていた」という普通だったらすごい絶望的で辛いスピーチで、もう死んでしまうかもと思うところで、彰の「そうか、まだ可能性が残されていた」
という発想・・・。
それで犯罪に手を染めるは、男なのに女になるは、本当業が深い話でした。
・外科医で同期の彰と圭介
・医師の黒崎結城と弟の和己
の2組のカプの話でした。
上巻は彰と圭介の話がメインで、黒崎兄弟の話は下巻につづきます。
2つの話はリンクしていて、外科医の安藤が両方の話にキーパーソンとして登場しています。
この安藤がすごくいいキャラです。
どちらの話も深すぎる愛情が、異常な行動に突き進んでしまっています。
この話を書いた綺月さんがすごい。
引き込まれる作品で読み応えがありますが、読み終わったあとは若干疲れが残りました(笑)
一途な愛情も進み方次第だな・・・
男性の妊娠といえば今やオメガバースというジャンルがありますが、その遥か以前に世に出ていましたのがこちら「背徳のマリア」、確かな文章力で凄絶なラブを描かれる綺月先生のデビュー作であります。
私が持っているのは2011年の復活版、4話収録。
「人魚の声が聞こえる」早坂圭介と佐伯彰、共に外科医である二人の物語。
親友だった彰の死に苦悩している圭介の前に現れた美女。彼女と心通わせる裏側で、圭介と彰の関係が描かれていきます。
えもいわれぬ妖気漂う冒頭からラストまで、濃密な情念に息が詰まる思いがしました。
(ネタバレ)
全てを投げ打ち、男から女に変わることも厭わないくらいに彰は、圭介を愛しています。余りにも深い思いが後の展開を予感させる物語です。
「体温は証明する」 人魚〜には、圭介と彰の他にもう一人、安藤が出てきます。安藤はガラが悪いけど天才的な外科医。
圭介と彰と安藤、三人での北海道での診療所の話で、こんな日々が続けばいいのにと彰のために願う、穏やかなお話。
「背徳のマリア(前編)」 表題作のこちらは、黒崎結城と和巳の兄弟の物語。
(ネタバレ)結城は弟を愛するあまりに、とんでもないことを考えるんですね。つまりは弟に自分の子を産ませようとするのです。
「背徳のマリア(追慕)」 圭介と彰。
彰が病院長の息子だと知った辺りの短編。
「愛しい人は、少しばかり鈍化な方がいい」と始まる彰の思いが息もできないくらいに深く、切なく、怖いのです。
男性の妊娠出産はもうSFじゃなくなっています
背徳のマリア → 龍と竜 虹
謎の黒崎医師は、竜と竜にも登場するマッドサイエンスな美貌の医師というキャラ。
上:目次は下記
人魚の声が聞こえる:安藤の執刀で性転換手術をした彰はとても深く圭介を愛している
体温は証明する: 北海道の診療所で働く彰たち。子宮外妊娠で死産した胎児をなでる彰。
背徳のマリア(前):男性に受精卵が着床できるか実験を繰り返す黒崎と安藤
二つ目までの話はプロローグ。彰の性転換の話。
安藤医師の執刀で性転換はできたけれど、妊娠と出産能力迄は作れないことに彰は悩む。愛する人の心をつなぎとめたくて、出産を願う彰。慰める安藤。彰の悩みに全然気づかない鈍感な圭介。
そして「背徳のマリア」は、実際にやってしまった兄弟の話。
男性の体で妊娠出産が可能か、物語の中で研究して成功させる黒崎と安藤たち医師。体を提供した実験体の弟
安藤は天才的な外科医師。
この作品は、2011年に発行されています。
その少し前に、実際に可能だと論文が英国で出ているんです。サスガ英国、ルナティックのマッドサイエンスは今も健在。男性の妊娠出産は、妄想や空想じゃない件。
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1999/03/22の記事から一部抜粋。
【イギリス】体外受精の先駆者・男でも妊娠可能な医療技術を発表
最新の医療技術を使えば男性が妊娠して赤ちゃんを産むことも可能―。2月21日付の英日曜紙サンデータイムズは、イギリスの体外受精の先駆者のひとりであるロンドン大学のロバート・ウィンストン教授のこんな常識を覆す見解を紹介した。
教授によると、体外受精した胚(はい)を男の腹腔内に移植し、大腸などの内蔵に「着床」させる。胎児は胎盤を通じて大腸から栄養分を吸収して成長、臨月を迎えたら開腹手術で取り出す。男性には流産を防ぐため大量の女性ホルモンを投与する必要があるが、原理的には女性の子宮外妊娠と同じ。実際に・・
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BLのΩバースも、今はまだ笑い話のSF想定ですけれど、科学と医学の進歩は馬鹿に出来ない。いつか現実に普通にあり得る話になっているかも?
・・ということで、「背徳のマリア」の物語は、実際にあり得る話。作品の中で、性転換した搭乗人物が夫々背徳感に悩む場面がありますが、純愛故に求める、深刻な悩みは愛が理由。美しいと思いました。
もう少し先の未来は、それは当たり前で悩まない現実になっているかもしれない。
丁寧な構成でミステリアスな内容に組み立てられています。誤字も文法も、オカシイ所が無いので、安心して読めました。面白かったよー!
神。
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兄弟BLを求めて購入しましたが、想像以上に禁忌がてんこ盛りで衝撃的な作品でした。
元々、女体化やオメガバースというジャンルに苦手意識があるので、本作品も本来は地雷でしかないのですが、性転換や男性妊娠について、作者の文章力によって現実的に落としこまれており、妙に納得させられながら読み進めることができました。
表題作である「背徳のマリア」は前編のみ収録されているので、黒崎兄弟については下巻に書きたいと思います。
ということで、以下は「人魚の声が聞こえる」「体温は証明する」「背徳のマリア 追慕」についての感想です。
圭介は鈍感だと本編でも散々書かれていましたが、そんな彼がモテるのも、彼を好きになった彰の気持ちもよく分かります。
きっと圭介は彰に限らず、たくさんの女性からの好意にも気付いてこなかったんだろうなと想像が容易い中で、彰は圭介の親友というポジションを死守し、友情の範疇を超えた行為をやってのけながらもそれだけでは飽き足らず、圭介に愛されたくてたまらなくなってしまいます。
もっと、もっと、と強欲になるのはよくある話だけど、彰は重度だしやり口が汚いですよね。
まず当初考えていた自殺計画。圭介に「親友の死」という傷を一生背負わせる気満々ですよね。
自分がスピーチまでして祝福した結婚披露宴の後で自殺されたら誰だってトラウマになるし、実際は生きていたにしろ、真実を知るまでの圭介も、列席者も、何より新婦とその家族が本当に気の毒です。
自殺をやめたなら、死亡じゃなくて失踪扱いでは駄目だったのか? 彰は全てを捨てて圭介と結ばれたから幸せだろうけど、安藤や彰の父を犯罪に荷担させたり、真実を知らない多くの人たちはこれから先も彰が自殺したことを思い出しては気分が沈むことをくり返しながら生きていくのかと思うと、彰のしたことは自分本意で許されないことだと思います。
まあ、安藤理論だとそれもこれも圭介が鈍感なのが悪いんでしょうけど。
女の姿になってからの彰も、全裸で圭介の前に現れたり、正体を隠したまま圭介を誘惑して肉体関係を持ったりと肉食全開ですが、真実を知られても肉体関係という既成事実さえあれば圭介は責任を取ってくれるだろうという打算があったのではないかと邪推してしまいます。
圭介自身も男同士の恋愛という発想がなかったからか無意識に彰への恋愛感情を封じ込めていたみたいなので、結果的には彰の行動は無駄にはならずにすんで良かったですが、もし圭介に恋愛感情がなくても先述の通り圭介は彰と一緒になることを選んでいたような気がします。
死んだと思っていた親友が生きていたけど、あくまで死ななかったのは彰が女だったら女房にしたという圭介の発言に希望を見出だしたからであって、もし彰の気持ちを受け入れなければ今度こそ本当に自殺してしまうかもしれないという恐れも少なからずあるでしょうし。
彰は圭介に同情されたくないからずっと告白しなかったそうですが、結局彰は声が出せなかったにしても自分では何も打ち明けず、安藤のお節介によって圭介の同情を上手く誘ってくっついたようにも見えてしまうんですよね。そういうところにズルさを感じてしまいます。
彰の重い愛やぶっ飛んだ行動にドン引きしてしまいそうですが、幸いにも圭介は鈍感で誠実でメンタルが強いのでそんなことはありませんでした。
そもそも鈍感でさえなければ、圭介は彰に好意を持たれたりあんなにも執着されることもなかったのでは……というのはあまり考えない方がいいですね。
破れ鍋に綴じ蓋なお二人でした。どうかお幸せに。
私は最初の視点の人物に感情移入しがちなので、圭介の肩を持ちながら彰に対して厳しい意見を書きましたが、彰に共感できる部分はたくさんあったし、何より私は執着愛やヤンデレが大好きなのです。
初見は真実を知った後の圭介と彰が結ばれた場面に感動したし、最後の掌編もキュンとしました。
グロテスクだったり倫理に反した部分もしっかり書かれているのもあって全体的に薄暗い話ではありますが、甘々で幸せいっぱいなBL(大好物です)以外に、たまには思いっきり刺激的な作品にも挑戦してみたい方におすすめです。
この本は2CP出てきます。まずは「人魚の声が聞こえる」、「体温は証明する」の医大時代からの同級生同士、現外科医の早坂圭介×佐伯彰
本当ならば幸せの絶頂である、結婚式の当日に姿を消した新郎の彰。その2ヶ月後に変わり果てた姿で帰ってくる。その結婚式の1年後に彰とそっくりな全裸の女性が2人の思い出の場所で圭介の前に現れる…というもの。
読んでいて、これはBLなんだろうか?もしやファンタジーの話かな?と思っていましたが、ちゃんとBLでした。この話はネタバレなしに読むことを推奨します。
そして表題作「背徳のマリア」は黒崎結城×黒崎和巳の10歳差実の兄弟。これは「人魚の声が聞こえる」の圭介×彰は出てきませんが、2人を1番近くで見守っていた安藤という2人の同期が出てきます。
和巳が高校3年になった時、腎バンクのために健康体ながら腎臓摘出手術を受けることに。凄腕の兄が執刀するかと思われたが、執刀を任されたのはより腕が立つ安藤で…。これもネタバレなしに読むことをオススメしたいので、多くは語れませんが。
言えることは、どちらのCPも狂気を孕むまでのすごい執着がなせる展開ということ。人によっては地雷ともなりかねませんが…普段と違う、ちょっと刺激が欲しい小説読みさんには挑戦してみて頂きたい。
BL小説というジャンルの中に一石を投じた異色作でもあり、意欲作でもある1冊かなと思います。
人によっては大地雷があちこちに埋め込まれていそうな設定のオンパレードといったところですが、人間の狂気をも孕んだ執念と情念の描き方が濃厚で、非常に読み応えのある1冊でした。
話が面白ければなんでも来いな方はぜひ。面白いですよ。
まず、こちらの上巻でメインに描かれているのは表題作ではなく、主人公が異なる同時収録作「人魚の声が聞こえる」「体温は証明する」です。この後に続くのが表題作である「背徳のマリア 前編」となります。
前半2作は表題作への序幕といったところでしょうか。
しかしながら、没頭して読ませてしまう確かな文章力と胸が詰まる心理描写が見事で、序幕と言うにはなかなかにパンチの効いた濃厚作かと思います。
「人魚の声が聞こえる」
晴れやかな結婚式。鳴り止まない拍手。幸せの象徴。
新郎である親友は突如として姿を消した。
そして2ヶ月後、思い出のビーチハウスに流れ着いたのは変わり果てた親友の骸だった。
亡くなった親友・彰との思い出の地で、抜け殻のようにぼんやりと過ごす外科医の圭介の前に現れたのは謎めいた1人の女性。
口も聞けず、身元も分からない。まるで御伽話の人魚姫のような彼女との奇妙な生活を送る中で、やがて圭介は親友の面影を重ねてしまうようになる。
なんだかすごい作品でした。なにがすごいって、死してなおこれほどまでに圭介の中に入り込んでいる彰が。
あの時、あの瞬間、彰はどんな表情をしていたか。ほんの些細なことまで思い出せる圭介の苦悩と、ミステリーのような雰囲気に夢中になって読みました。
あまり書いてしまっても面白くないと思いますので…ありきたりな言葉になってしまいますが、愛の形というのは本当に様々だなと。情念を感じるほどの哀しく深い愛でした。
続く「体温は証明する」では「人魚の声が聞こえる」に登場した、同期の外科医・安藤視点メインで語られるその後のお話。粗野な安藤の視点が意外なほどに切なく、安藤ではないもう1人の視点で描かれる心情も胸が苦しくなる痛みがあります。
この後に続く「背徳のマリア」の狂気も垣間見れ、一体どんな話が待ち受けているのか…と思いつつ、読み終えた頃には安藤のことをすごく好ましく思っている自分がいました。
患者という第3者を交えてのストーリー展開が上手い短編。
「背徳のマリア」は、体温は〜から少し前のお話。
ページを捲ってすぐ、1ページ目からこの作品に漂う危うい香りに気が付いてしまう。
安藤が病院に居られなくなったとある出来事。
義兄弟ではない、実の兄弟の禁忌と狂気。異常な愛の行方がどうなるのか…非常に気になるところで下巻へ続くとなっています。早く読みたい。
「背徳のマリア 追幕」は、人魚の声が〜に登場した彰視点の過去のお話。
何気ない一言にときめく淡い恋から、彰の圭介への恋情の形が次第に変化していく様が見事です。
愛しい人は少しばかり鈍感なほうがいい。たった一言に込められた想いがあまりにも苦しい。
異色も異色、ななめ上のBL。
いや、これを軽々にBLとか言っちゃっていいんだろうか?
むしろ、ある種のSFだと思うんだよね。
それもデヴィッド・リンチとかデヴィッド・クローネンバーグあたりのキショい映画に出てきそうな(←一応、ほめ言葉であります)でも、嫌いじゃない。
本作は「人魚の声が聞こえる」「体温は証明する」「背徳のマリア・前篇」
「背徳のマリア・追憶」と4部構成になっておりますが、
「人魚の声が聞こえる」はショージキ、BLつってんのに、なんで女と男の
アレコレをえんえん読まにゃいかんのじゃーーー!と半分キレ気味になりながら完読。
まぁ、それ以外のも荒唐無稽なだけでなく、近親相姦とかいうレベルじゃない、
胸糞悪いことこの上ないシチュエーション満載、もう地雷畑を疾走するようなものです。
たいていのものには脳内補正かけながら淡々と読めるワタクシですが
さすがにこれは評価迷ったw 下巻のこともあるので、ここは萌×2としておく。
作者のチャレンジャー精神とちょっとやそっとじゃ考え付かないような進行に対して。
ただし、シュミじゃない部分もかなりあります。
よほどのキワモノに耐えられる方、
従来のBLにクサクサしているような方にしかおすすめできません。
予想外というか想定範囲外のことしかないと思っていいと思いますw
なんとも歪んだ三角関係のお話。
本のタイトルは「背徳のマリア」となっているが、この前編での収録作品の大部分は「人魚の声が聞こえる」「体温は証明する」の2作品。
カップリング的には、早坂圭介と佐伯彰の物語だが、実際のところの主人公はがさつな岩石男・安藤仁じゃないかな。
「人魚の~」では前半「あきら」という女性とのセックスシーンが、BLでこんなのアリなの?何故ここまで?って驚くくらいに、微細に詳細に書き込まれる。
その理由はその後明らかになるのだが、ここでふと考えてしまう。
圭介の鈍さを。
「体温~」編ではしれっと仲良く夫婦生活しているようだが、、、。
彰や安藤の方がよっぽど一生懸命恋してる。
そして二人とも報われていない。
圭介の鈍さのせいで。
そんな鈍い圭介に、BLの攻めキャラ主人公の資格があるのか?と、考えてしまう。
そして、安藤が狂言回しを引き受ける形で始まる黒崎兄弟のお話「背徳のマリア」。
いいところで途切れて、続きは後編なんだが、
後編の本、どこに入っているかな。
未読箱のどれかに必ず入っているはずなんだけどな、簡単に見つかりますように。