あらすじ
家庭犬の訓練士として働く鴫原敬は、愛犬・桃の散歩の途中で二頭のラブラドールとその飼い主である青年に会えるのを、ひそかな楽しみにしていた。
そんなある日、敬は迷い込んだ道の先で、子犬を手放そうとする場面に出会ってしまう。
微笑みながら手を振る、見覚えのある顔―それは、あの青年・香西一実だった。
この出来事をきっかけに、二人は親しく言葉を交わすようになるが、敬には優しく日溜まりのような一実の笑顔の奥に、大きな悲しみが隠されているような気がしてならなかった…。
表題作エンジェル・ラダー
- 攻叔父の経営する家庭犬の訓練校で働く訓練士
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- 受ハッピィウォーカーをする気象学の大学院生
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