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byakuyatsuki no shitone
トピでおすすめをいただきまして、読了しました。
感想。それほど長い話ではないのに、内容の充実度が物凄く高かったです!
架空の大和帝国が舞台で、隣国ロゼルと戦争をしています。
ざっと言ってしまうと、美しい受けに攻めが2人、という展開。
そして、この作品は前半と後半で色合いが違うなぁ、と感じました。
視点は、一貫して受けの綾瀬少尉視点です。
前半は、綾瀬が密かに恋している親友の鳴沢軍曹が戦争の前線に配置されてしまい、彼を救いたくて権力者の正宗閣下にその肉体を差し出す綾瀬の健気さ、契約として綾瀬を性奴隷にしている正宗閣下のSM的プレイの数々が描かれます。
貞操帯、媚薬、バイブ、衆人環視、尿道責め、ローター、言葉責め、乳首クリップ、などなど。
鳴沢を想いながらも、責められて快楽に翻弄される美しくも哀しい綾瀬の姿が中心。
中盤、神風の国大和帝国がロゼルに攻め込まれ、どうやら軍部に寝返った者がいるらしいとの噂。慌てふためく貴族軍人たちの描写。
そこに前線の特使として首都に戻ってきた鳴沢との、正宗も交えての再会!3人の愛憎がボリューム一杯に語られて圧巻。
後半、ネタバレ無しでは語れない展開なのですが、運命に翻弄される綾瀬の揺れ続ける心のうちと、正宗・鳴沢それぞれの綾瀬の愛し方が語られます。
2人ともメロメロに綾瀬を愛してる。
それでも読みようによっては、攻め2人が勝手に綾瀬をやり取りしてるだけ、みたいにも読める。当の綾瀬の心は決まっていて…でも悲しい現実が綾瀬を引き裂きます。
ラストは……………………うーーーん。難しい。どう捉えるべきか。
希望の抱ける終わり方なんです。ハッピーエンド主義者には良い終わり方。
私には……私もハッピーエンドは好きですけど、ね。
唇を鳴沢に許す瞬間の綾瀬と鳴沢には萌えました。
最後の最後で、もしかしたら二人は生きてるんじゃないかな。っていう希望を見せられた気がした。だからバッド・エンドではなかったのではないかなと思う。
Hは結構ハードだったし、3Pまであって満足。
正宗が本当はずっと前から、綾瀬のことを見ていて、好意を持っていたっていうので、ひどくなりきれなかった気持ちがわかったような気がする。
大河ロマン!軍服萌え!!!
ラヴァーズ文庫は結構エロ重視してるとこありますからね…厳粛な軍服を脱いだら
ンモー~~エロいのなんのって…。
そのギャップがいいんです!!ものすごくエロス感じます。
この作品の世界観って日本の大正時代なのかなー時代は描写なかったけど、戦争してる大和帝国だから先入観で、フロントとかスパイとかレストランとか横文字が出てくるのがどーも違和感あった…貞操帯には最新型バ○ブ機能付きだしねwww
ラストの展開は意外性があって良かったです