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大人の男が仕掛ける恋の罠v
今回は他大学から招かれた法医学教室の新任教授と
攻様に着任早々お付合いを望まれる講師のお話です。
それぞれの傷からセフレをしていた2人が
新しい恋を認めて関係を築き直すまで。
受様はある大学病院の
法医学教室の講師をしています。
この春
長く務めた教授が定年退職し
他大学で准教授をしていた人物が
着任する事になります。
この新教授こそ今回の攻様です♪
攻様は三十代半ば、
知的で整った顔立ちの男前で
研究室の面々も一気にザワつきますが
受様は違った意味で目を見開いてしまいます。
というのも
つい先日病院内の庭園の一角で
某医師との密会現場を見られた男が
攻様だったのです。
しかも攻様は受様の相手が
特定の恋人では無いと知ると
自分と付き合わないかと言出だします。
離婚して去って行った母のトラウマから
特定の相手を持たずにいる受様ですが
攻様なら恋人にも遊び相手にも
不自由している様には見えず訝しみます。
攻様は
恋という面倒に捕らわれたくないから
後腐れのない関係だけが欲しいと言い
2人は身体だけの関係を結びます。
しかし、
攻様とともに働いて彼の性格を知り、
まるで恋人のようにデートに誘ったり
クタクタになる程求めてられたりするうちに
次第に受様は
自分が攻様に心惹かれている事を
認めざるを得なくなるのですが
ある朝運ばれてきた男性の遺体が
攻様の元カレで自殺を疑われた事から
攻様の周囲が慌ただしくなり…
元カレの死に攻様は関わっているのか?
そして受様の恋の行方は?!
それそれに抱えた傷が原因で
恋に臆病になっていた2人の恋物語になります。
最初は軽い攻様が
クールな受様を落すお話かと思ったのですが
本気だった元カレから離れた攻様の過去と
両親との確執と自分の性癖に悩む受様の内面を
上手く見せながら
攻様の元カレの事故死を起爆剤にして
2人の仲がまとまるまで一気読み出来ました♪
どちらがどちらに頼ると言うのではなく、
相手の傷を知らなくても立ち止まった時に
ソレを乗り越えていく為に手を差し伸べられて
ともに歩いて支え合えるカプになりそうで
読了感がとっても良かったです。
今回は本作同様、
口説かれまくって落ちてしまう受様のお話で
火崎勇さん『身代わりの恋人』をおススメです。
メインの物語は、セックスだけと割り切って始まった二人の関係が仕事とプライベートで長い時間を一緒に過ごすうち知らぬ間にお互い本気になって戸惑ってしまう…というテンプレな展開で、強い印象は残りませんでした。攻も受も仕事ができるクールな男前ですが、二人ともゲイという設定のためかあっさり肉体関係になってしまって、少々びっくり。
法医学という特殊な医療分野、特に司法解剖にまつわる描写が興味深かったので★1つプラスです。
法医学者の芳賀はゲイで、セフレ?と院内の裏でで抱き合っているところを見られてしまう。逃げた相手に置いて行かれた形になった芳賀は、その男と目を合わせてしまう。
その男は実は新たに就任した法医学の教授、峰岸だった。
彼は気持ちのない関係でいい、と関係を持つことに。
二人の関係は次第に気持ちの入ったものとなり…と、とても素直なストーリーで、イラストの綺麗さもあってスッと読めました。
スパダリ的でもなく、手に届くようなレベルでもあり、でもちゃんとレベルの高いセンスのある部屋だったり車だったり食事が出てきて、適度な妄想感を得られます。
法医学ネタ、という先入観でもう少し事件ぽい感じかと思っていたら、そうでもなく肩透かし的でもありますが、二人が愛を確かめ合えて幸せを掴んだ、っていうエンディングは良かったかなと思いました。