条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
bengoshi wa hisoka ni mitsuai
初読・杉原那魅先生。
【弁護士は不埒に甘く】の続きものだったんですね。
そちらを読んでいないので、この巻でも登場人物の過去の説明があるのですが、モヤがかかっていて少しイラっとしました。
仕方ないのにね。
文章は、人物の性格も分かり易いし、背景描写も上手く使われていると思いました。
でも、巧いからこそ、朋(受け)の卑屈ぶりが目立ってしまったような。
前巻【弁護士は不埒に甘く】での朋は、すごく可哀想な目に逢っているようなので、この自分を卑下し過ぎる朋がどう変わっていくのかがこの巻だと勝手に思ってしまった訳ですが、ラストまでずっと悶々していました。
途中途中、木佐弁護士や母の言葉から「素直に伝えることの大切さ」を考えて「よし、次は!(頑張るぞ)」となるのに、駄目なんだよね、上手くいかない。
何せ、成瀬の元カノとの同居、朋を追うストーカー椋木、成瀬の隠し事に気付いたり、問題が次から次へと湧いてくるから、追っ付かないの。
成瀬にハッキリと口に出して貰ってやっと一息つく感じの朋だから、成瀬の方にもっと朋に自分をぶつけていかなきゃねって、もう朋の成長より成瀬に叱咤激励してたっけ^^
イジイジ受けさんが地雷じゃなくて、温かい目で見られる人なら、面白いと思います。
みずかね先生のイラストは、登場人物の誰もが・成瀬の無精髭もキラキラ美しかったです。