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sweet sweet home
絵買いでしたが、面白かったです。
父親にお世話になったから、と志方家に引き取られる高校生の早乙女知昌。子を産んだ時に亡くなった腹違いの姉の子である翼を引き取り育てる志方秀一郎。
表紙を見て子連れものかな、と思っていたのですが、翼が甥っ子ということで奥さんが亡くなっているとか、離婚したというような過去もなく、オーソドックスに秀一郎への思いを自覚した知昌の家族を続けていくことや進路への葛藤をメインとした話となっていて、読みやすかったです。
青年実業家でやり手だけど、家ではドジっ子という秀一郎に萌えました。でも知昌が困ってるときは颯爽と助けに来るのがまた憎らしいです(笑
知昌は知昌で素直な良い子で、翼もまた可愛くて!
番外編は2人がくっつく前の秀一郎視点でしたが、個人的にはくっついた後のいちゃいちゃっぷりを秀一郎視点で読みたかったかなぁ、と。それかいっそ翼視点で。
木下先生の挿絵が内容に超マッチのヒューマン系。
起承転結の構成、結末ハピエンが予測出来て、読みやすい。
主に翼の幼稚園行事を軸に展開。
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早乙女 知晶:17才 中性的な容貌 明旺学院 高等部 弓道部
父の死後、3年前に志方に引き取られ、本当の「家族」になりたいと思っている
胃袋から掴む料理上手
志 方 秀一郎:日本人離れした美男 知晶と翼の養父
やり手の経営者 家庭ではダメを装う
志 方 翼:5才 気遣い多い 秀一郎の甥(異母姉の子)
知晶が作る弁当が好き お遊戯会の衣装製作を知晶に遠慮して言えない
最初から最後まであたたかい気持ちでよめました*
血のつながりはないのに自分を引き取ってくれた秀一郎さんに特別な感情を抱いてしまった知晶
そのことに罪悪感を覚え家を出ていこうとする、という何ともありがちというか先の読めるお話ではあるんですが
何と言ってもキャラクターが魅力的なんです!!
まず主人公の知晶。
両親を喪い天涯孤独の身の上でありながら、今は健気に家事と弟(というか子供?w)的存在の翼の世話をして
しかも無理をしているわけでもなく心の底から好きでやっている
更に進学校に通ってる=勉学もおろそかにしていないわけで加えて弓道も頑張っている
ちょっと出来すぎな位の高校生です!
そりゃあ王子様って呼ばれて他校の女子に人気出るわけだ…
そして相手役の秀一郎。
経済紙に引っ張りだこの有名人でやり手の社長
仕事の上では責任ある役職にみあった冷徹な面もあるようですがひと度家に帰るとネクタイさえうまく結べないというギャップ!
そして忙しい合間を縫って息子の翼や知晶とのコミュニケーションを忘れない、当たり前のことを大切にしてくれる素晴らしい保護者
あ、外見がかっこいいのはもう書くまでもないですねw
そしてそして秀一郎の息子の翼!
も~~すごく可愛い
年のわりに大人びてるかと思えば実は知晶が大好きでちーちゃんって呼ぶのも可愛い!
迷惑かけたくないって健気に考えるのも本当できすぎた幼稚園児ですね…
女のコに大人気なのも頷けます
そんな3人がメインで暖かいホームドラマと初々しい恋愛が繰り広げられるので、展開が読めるのにむしろそれで安心して読めるというか。
ほのぼのを満喫したい気分の時にはおすすめです
3人の深い愛情と絆が感じられる素敵なお話でしたー!
しかし表紙で秀一郎が抱えている熊は一体…?笑
かわいいけど…
表題作とSSの2本が収録されています。
両親を亡くした知昌は、シングルマザーの母親を失った翼と、その叔父の秀一郎と暮らしています。知昌は秀一郎に触れられるとドキドキしてしまう。そんなとき、弓道部の越先輩に言い寄られて、君も「そう」だ、と告げられて秀一郎への思いを自覚したことから、不自然な態度で「家族」でいられないくらいなら家を出ようと決意し…。
「志方秀一郎の懊悩」
13ページ。作中のお風呂場の場面、知昌の記憶のない部分の志方目線です。思わずニヤけてしまいました。
知昌も翼も秀一郎も、人に気を使う健気で優しい性格です。また、「家族」であろうとしたために、知昌も秀一郎もなかなか一歩踏み出せませんでした。そんなじりじりとした状況が続いた後に、両思いになった時はほっとしましたし、その後の後日談として、冒頭と同じような朝食の場面を迎えながら、二人の関係が変わってラブになった関係を織り込まれていて嬉しかったです。
温和な年上攻め、健気な高校生受け、チビっ子大好きな方にお勧めです!
子育てBL小説を読みたくて読み始めました
読みやすくて気づけばページを進めていきますが、
私の中であまりハマらなかった。
ちょっとしたハプニングもあるがあっさりと解決され、
淡々と物語が進んでいくイメージです
なにかもっと大きなハプニングや、胸がぎゅっと苦しく締め付けられるような思いを求める方には物足りなさを感じるかもしれません
描き下ろし以外全編受けの知晶視点ですが、攻めの秀一郎の出番が少なめ…もしくは大人すぎたからか、彼から知晶への気持ちがあまり感じられなかったです。
年上の男性と高校生の組み合わせ。
小説だとイラっとして余り好きでないカプリングが多いのですが、何だかこれは素直に読めてしまった。
あまつさえ、不覚にもキュンしてしまったり!?
よくよく考えるに、子供が出てたからなー。
5歳の幼稚園児v
父子家庭だからか、大人びて色々な事を我慢して我儘言わない子供。
それと、何と言っても木下けいこさんのイラスト!
これがまたぴったりで、木下漫画で読んでいるような錯覚をさせたのですよv
母を亡くし、唯一の身内の父親を失くした知昌を、亡くなった父親にとてもお世話になったからそのお礼返しをしたいと、ひきとって家族同様に一緒にくらしていてくれる、数々の外食ショップを展開する青年実業家の秀一郎。
その息子(?)5歳の翼と共に、仲の良い家族のように生活しているのですが・・・
秀一郎の優しさに特別な感情を抱き始める知昌と、
やはり、知昌に何か言いたげな秀一郎。
それが翼の幼稚園での出来事、知昌が部の先輩から告白を受けることで、知昌がその感情が何なのか知ってしまい、物語が進行していきます。
知昌の健気で優しい所、真面目な姿に出来過ぎな子供、という印象は与えず、彼の想いに何故だか一緒にキュンキュンv
この気持ちを知られてしまったら、家族でいられなくなる、そんな不安が伝わって、何か読んでいるこちらまで可愛くなってきちゃいました。
また、翼が、知昌をお母さんと思っていたのに~!というところ、
おゆうぎ会で衣装が必要なのに、お願いできなかった気持ちとか考えると、もう抱きしめてあげたくなるような・・・ww
かといって、秀一郎さんはヘタレというわけでもなく、とことんイイ人なんですよね。
この人、こんな高校生に母親代わりやらせて、甘いんじゃない!とか、批判的な目で見てしまうと、徹底的に気に入らなくなるはずの人なんだけど、全体の雰囲気がほんわかしているので、この人はこれでいいんだ、と妙にうなずいてしまって、、、
お話が好みにはまるってこういうことなんですよねw
しかし!!
どうして秀一郎はヤモメなんだろう?
翼のおばあちゃんとかおじいちゃんとか(母方の)親戚が一切出てこないのが不思議。
また、昔秀一郎がヤンチャやってたとか、複雑な家だったとか、知昌の父に受けた恩とか、詳しい事が一切なかったので、この秀一郎の家というのが実に謎なのです!
しかも!
書きおろしペーパーを見ると、翼は秀一郎の甥ということに!?
???????????????????
本編中では息子と表記があり、翼は秀一郎をお父さんと呼んでいる。
そこんところ、補足ほしかったなーとは思うのです。
でも、予想外でキュンをもらったのでよしとしましょうか?(汗、、)
すごくほのぼのしました。「家族」の大切さが描かれている素敵な作品です。
開始早々の千晶の母親っぷりにやられました。ネクタイのやり取りが可愛くて好きです。
翼が気を利かせて新しいネクタイを差し出すのがまた良いんですよ。ぴったりな挿絵の効果もあり魅力が倍増です。
お遊戯会の衣装作りもキュンとする可愛いエピソードです。だんだん秀一郎を意識していく千晶が可愛い。
お遊戯会と言えば翼の喧嘩ですね。健一君は反省できる良い子なのにこの母親は…(苦笑)
良いタイミングで現れる秀一郎が素敵。これは千晶も惚れ直しちゃいますよねー。
千晶は秀一郎にこんな感情を抱いてはいけないと思い、家を出て一人暮らしをする決心をします。それを知った翼は酷くショックを受け、秀一郎もどうにか残って欲しいと説得します。不器用ながらも千晶のためにおにぎりを作る親子が愛しい!ちょっとうるっとしました。
弓道の昇段試験当日。越先輩がどんどん危ない人になってます!あの返事で恋人同士になったという解釈をするなんて怖すぎる。
無事昇段試験に合格してホッとしたのも束の間。またまた越先輩が現れ、秀一郎に喧嘩を売ります。越先輩がどんどん小物になっていくのが何とも…(笑)
越先輩を介しての千晶と秀一郎の告白合戦良かったですね。
その日の夜にきちんとした形で改めて想いを伝え合い、めでたく二人は結ばれます。
本編後の短編を読むとわかる通り、この二人って長いこと両片思い状態だったんですよね。お風呂でのぼせた千晶を部屋へ運ぶ秀一郎の心情が萌えます。魅惑的な相手を前に良く我慢したと称賛したい!
こんな穏やかな作品は久しぶりに読んだかもしれない。木下さんのイラストもぴったり!
素敵な家族に癒されました~。
非常に優しいほっこりとする作品でした。
テーマが「家族」だからかな?
秀一郎、知晶、翼。
3人は家族だけれど、誰も血は直接には繋がっていなくて。
それでも、秀一郎が知晶を引き取った日から3人は家族で。
母親であり兄のような役割を翼に対してとってきた知晶。
一家の大黒柱として働きながらも、しっかりと家庭を顧みることをしてきた秀一郎。
けれど、それは次第に近しくしているうちに「家族」の境界を超えていき…。
家族モノの中ではわりと王道な展開なのかな。
一緒に暮らしているうちに芽生えてきて、密かに意識して。
だんだんだんだん「家族」という言葉自体が重くなってきて。
自分はその「家族」に相応しくないから逃げ出すような。
けれど、実は「家族」でそれもまた正解なんですよね。
スタンスが父、長男、次男的な一から、父、母、息子に変わるとでもいいましょうか。
要は男夫婦的な感じでも「家族」は「家族」でしかなくて。
ただ、それが一方的な感情だと「親愛」を与えられているのに自分が「情愛」でしか見れないことに罪悪感を感じてしまうような。
その片想いなぐるぐるに知晶は頭を悩ませてしまうようで。
失いたくない、離れたくないとは思いながらも、離れなければと思ってしまうのもまたせつないというか。
越先輩の狂気?で物語は展開していきますが、それでもまだ信じることはできなくて。
あの場では嘘も方便的に考えて、せつなくなる知晶がせつない。
秀一郎の言葉の真偽はともかく、自分の気持ちは流れに混ぜるようにして告白してしまって。
なんかかわいいです。
それにしても…夢うつつだった知晶はあのキスを覚えていなかったのかな?
それとも、そのあとにパニックになって忘れちゃったのかな。
「志方秀一郎の懊悩」では、その問題のキスシーンの行間が読めたのも嬉しかったです。
こちらは秀一郎視点で、秀一郎がどんなふうに知晶を見ていたのかが短い文章の中で語られていて。
その中の様子だとどうやら知晶よりも秀一郎の方がこの時点で明確に気持ちの所在がわかっているようなのが印象的。
本文中にも何度も含みのあるような言い方は登場してるんですが、いろいろ自制してたんですね。
確かに、そんな男の前にあれは新手の拷問のようですね(笑)