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可愛いから――もっと痛くしてあげるね?
wakemonakku motto
1冊丸ごと表題作です。
有佐家には、真子、克、裕真という姉兄弟がいて、末っ子の裕真(受け)が主人公です。克が行方不明になってしまい、会社をを辞めて実家の和菓子屋の仕事を手伝います。顧客の開拓中に、茶道教室を営む唐木(攻め)と出会いますが…という内容です。
主人公の裕真が良いです。
結局、唐木にも偉介にも、克の行方は知らないと嘘をつかれていたのに、その辺は余り尾を引きません。唐木には嫉妬はしますけれど。
最初から裕真狙いだった肉食の唐木の思惑に、まったく気がつかない鈍感ぶりなのですが、唐木(23歳)を可愛いと思う年上の余裕もあります。病むレベルになりそうな執着を示す唐木には、ぴったりだと思いました。
ただ、裕真と唐木の両方の目線でストーリーが進んでいくので、唐木の過去がもっと知りたかったです。高校生にも関わらず克と愛のない関係を結ぶような、情の薄さ、諦めや臆病をもっと掘り下げて欲しかったです。それとは逆に、唐木のその辺りがちょっとシリアスチックなのが、作品全体の軽い雰囲気に落ち着かないなぁとも思いました。
あと気になったのは克×偉介!
克がバリタチなので偉介は受けなのですが、数年間は結婚していたのだから、その間は男性として攻めだったはず。その間、克とは不倫だったのか遠のいていたのか。唐木への嫉妬、離婚後とか今回の出奔騒動の頃とか、あれこれ想像すると非常に萌えます!辛い時期が長かったので、SSとかでラブな後日談がちょっと読みたかったです。
真子に子供ができて実家へ戻り、兄弟はそれぞれの相手と一緒になれてのハッピーエンドではありますが、最後どたばたっとコミカルで楽しい雰囲気になったので、克と偉介もあたふたする場面があっても良い気がしました。裕真だけ知らない感じで(笑)
頼りないけれど包容力もある年上受け、穏やかそうなのにどこか欠けた部分のある年下攻め、有馬先生の描く着物イラストがお好きな方にお勧めです。
渡海先生の「運命かもしれない恋」がとても良かったので、他の作品も読んでみたいと探した時に見つけた1冊でした。
和菓子屋、お茶の先生・・・と、私の好きな要素が入っている作品だったので手に取ってみたのですが、読み始めた時にはどうしても攻め様の性格が受け入れられず、一旦読むのを中断してしまったんです。
でも、先は気になるので再度読み始め、ようやくなんとなく攻め様の心の闇とか不安とか寂しさとか理解できてきて、今までの行動もそういうことがあってなんだな・・・と理解できた時に、受け入れられるようになりました。
どうやら受け様も後半になってようやく攻め様のダメな部分とか、不安定さとか、性格とかが分かり、自分が面倒見ないとだめだ・・・となるので、作者さん的にも最後に色々と分かるようにしたのかなぁ・・・なんて思いました。
なので、万が一前半で攻め様に拒否反応が出たり、読むのが辛くなったとしても最後までどうにか読まれることをおすすめします。
最後は気持ちいいぐらいの大団円!!!ですし、攻め様も本当の愛を得てようやく闇から解放されるし、そんな攻め様を引き受ける受け様の腹の座り具合も男前!!!
個人的には、受け様の兄の克と従兄弟の偉介の話がとてもとても読みたいです!!!!ひとつ屋根の下でひっそりと育まれた、従兄弟同士かつ和菓子職人と跡取りという立場の禁断の十年愛、・・・しかもまさかの偉介受け・・・
美味しいネタが満載過ぎます。
スピンオフ化熱望です!!!
「裕真だからしょうがない」
そうやってみんなに愛されて、素直で優しく鈍感に育ってしまった裕真が、
「綺麗で優しくて面倒見がよくてお人好し」な、年下の唐木に甘えるうちに…
実は、この唐木が、裕真には想像もつかないような内面の欠落を抱えていて、そのため、一時うまく行きかけた二人の関係がこわれそうになるのですが、裕真は、その素直な心で、唐木がまだ年下で、いびつな心を抱えてうずくまっている子供だと気付いてあげるのです。
このお話だと、とにかく、裕真がいい子なので、それだけですべてが、爽やかに、丸く収まってしまいましたが、裕真が完璧な聖人君子だと思いこんでいた兄や、無口だけど真面目な従弟の偉介、そして高校生時代の唐木等の関係を描いた、もっとドロドロした、痛いお話も読んでみたいです。
何だかー、BLホームラブコメディ?木曜午後9時、みたいなww
小姑とか鬼嫁とかは出てこないけど(爆!)
ラスト一番の大盛り上がりのシーン、あれもこれもと登場人物総出演で、親父ちゃぶ台をもひっくり返す勢いで卒倒しちゃいました♪
変なんですが、意外にもこの跡取りにこだわるいつもカリカリしている頑固親父が妙にツボでした(?)
何かストレートでいいんですよ~♪
あと、従兄弟ですねv
いつも怖い顔で主人公が相手と話しているところを睨みつけているシーン、想像するに家政婦は見た的な行動をしていたのでは?なんてww
わき役が面白くてどうするんだ!ってことですが、それでも何だか面白かったデス。
主人公・裕真は出奔した兄の代わりに会社員を辞めて家に戻り、家業の和菓子屋を手伝っているのですが、顧客拡大のセールスで出会ったのが茶道の家元の唐木。
すぐにお得意様になってくれた唐木は落ち付いていて、イケメンで、優しい物腰なので、すっかり裕真は仲好くなります。
しかし、それを快く思わない無愛想な態度で、裕真を唐木から守るような態度を取るのが従兄弟の偉介。
どうも唐木とは犬猿の仲のようです。
出奔した裕真の兄・克が唐木と会っているのを見て、裕真と唐木の間にすれ違いと溝ができてしまうのです。
裕真は結構ブレのない末っ子らしい、素直で優しい性格です。
そんな裕真の性格に、唐木もすぐに惹かれていくようです。
従兄弟の偉介の威嚇にもめげず、何となくイイ感じになるんですが、唐木が出奔した兄の克と会っているのを見てから歯車が狂いだすのですが、
それが、見事なすれ違い!
互いに兄の克に嫉妬して、、、
唐木のネジが一本欠けた思考と暴走にびっくりすることになります!!
いやー、普段イイ人装ってたのは上辺だけ。
どうも彼は家族に顧みられなかった事がトラウマなのか、ひねくれているみたいというか、年下らしい直情的な面を持っていて、それがむき出しになった時は怖いです~!
でも、すぐヘタレてるのww
何か、かわいいというかなんというか、、、
裕真もそこで初めて唐木が年下だというのを自覚して、何だかかわいいと思ってしまうんですよね。
店の前で仲直りするシーンは二人だけのバカップル世界というか、初心い高校生か!?みたいな雰囲気で、笑ってしまいました。
それを見せの硝子の奥から睨んでいる父と偉介。
そのシーンを頭に描くだけで、コメディです♪
結局のところ、兄の克には事情があって、、という、それに偉介も関係していたという、仰天の結末がまっているのです。
う~む、、克がバリタチww
いかつい偉介がねぇ~ニヤニヤニヤ~
この和菓子屋、とうとう跡継ぎが・・・と思ったらお姉ちゃんデキちゃった婚で登場してほっとしました=3
ま、お父さんもほとぼりが冷めたらきっと許してくれるよね。
自分的にお父さん、もっと登場してほしかったですw
やっぱり職人はガンコ親父じゃないとねv
あまり、主人公達のラブには触れませんでしたが、唐木は本当は淋しがり屋の甘えん坊を、そのイケメンに隠していて、裕真は一見頼りなさそうなんだけど、情が深くて以外に懐が深そうなんで、いいカプなんじゃないでしょうか?
アットホームBLジャンルになるのかな?
ちょっと後半主役が、他に持ってかれちゃいましたね。