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yume wo miterumitaini
崎谷さんの作品なのに、うっす(薄)。
内容じゃないですよ、ホンの厚さが、ね。
2001年作品を2010年に修正して出したみたいです。
当時は携帯やネットが普及する前だったので、
作中のズレが生じたりして、
修正がきかない部分はバッサリ削除したそうです。
担当さんが「ひさしぶりに薄い背表紙だ」といったとか(笑)。
デザインの才能はフツーだが、
性別を超越するほどの可愛らしさを持つ受様・未来に
セクハラすれすれのちょっかいをかけてくる攻様・弓彦。
容姿のせいで、子供のころからいたずらされかけたりした未来にとって、
弓彦の行動は不愉快極まりないものだったけど‥。
つーか、未来!いくら目が悪くたって、
その人の醸し出す雰囲気ってモンがあんでしょーよ!?
よりによって、よくまぁ、真逆の人に間違えたね。
壮大な勘違いなんだけど、
それはそれで楽しく読めました。
01年作品の新装文庫版です。
若者同士で、しかも主人公がカワイイ系なんで少女漫画っぽいです!
これ、主人公を女子置き換えでもまんまイケます。
まあ、一点BLらしいといえば、主人公・未来がゲイであって、それで辛い目にたくさんあって来たという過去があるという点でしょうか。
それにしても、やっぱり崎谷さん♪エチシーンが長いよww
中盤にちょっと、ラストに最後までが一回あるんですが、そのラスト一回だけで30P近くありますからww
しかも、未来ってば初めてなのに、最初は恥じらいながらも段々大胆になって、散々喘いで、あんなことやこんなことまでwwwww
いやはや、、久々に崎谷作品読んだんですが、特色が見られてお約束ね♪って思いました。
ストーリー的には、憧れのアパレルメーカーに就職した未来が、面接の時に優しくしてくれた人が好きになっていて、それが当人だと思い込んでいる人がとんでもない性格悪い、喰えない男で。
実はそれは、いつも自分にちょっかいを出してくるバイトに来ている社長の息子だったという、お話なんですね。
そのアパレル会社の未来のいる部署が見事に女性ばっかりの部署なんで、かしましいです。
でも、未来も何だか女の子っぽいし、元々ゲイであることで周りの男子から蔑まれてきたから、偏見のない彼女達にかわいがられて居心地はよさそうですね。
それにしても、やっぱり崎谷さん!
悪人は徹底的にイヤな奴に表現されてますよ。
未来が勘違いした営業の男・グッチ(←あだ名の由来が爆!)
主人公を貶める奴は徹底した悪役ですのぉ~♪
もうちょっと、お仕置きあってもよかったと思う。
そう希望したくなるほどイケスカナイ奴でしたヨ。
未来が勘違いした理由の一つに香水の匂いがあったんですが、それが「ファーレンファイト」の香り。
作中で、涼やかな香りと描写されていますが、自分的にあれは涼やかではありません!絶対に!
麝香系のフェロモンムンムンのムラムラくる匂いです~!!
美中年につけててほしい香りですわww
今回は社長令息で雑用アルバイトの大学二年生と
アパレル会社企画部黒一点の最年少二年目社員のお話です。
受様が憧れている人の話を絡めて
ちょっとした誤解ですれ違っていた2人がまとまるまで。
受様の勤務する会社・ミリオンは
新人のデザイナーも多く登用し
業界を目指す若者の憧れの会社です。
受様は小さい頃から
自分がゲイである事を自覚していましたが
関西の田舎に住んでいた上
内向的な性格だった為
周りに上手く順応できないでいました。
そんな時に雑誌で
ミリオンのメインデザイナーである副社長が
同性愛者である事を知ります。
彼の生き方に深い感銘を受けた受様は
当たって砕けろという気持ちで試験を受け
難関を突破して入社を果たします。
入社以来二年、
主任を筆頭に女性ばかり6名の企画部で
最年少の黒一点という立場でしたが
受様にとって楽しい職場でした。
しかも受様には入社試験で
ある失敗をして泣いていた時に
優しく声をかけてくれて以来
憧れている男性社員が営業部にいて
社内で彼を見かけるだけで
受様は幸せな気分になれたのです。
その一方、
ミリオンの社長子息でこの春から
雑用バイトをしている大学生が大の苦手でした。
このバイト君こそ今回の攻様になります♪
攻様は人当たりも良く真面目で
仕事も丁寧で確かなのですが
受様とふたりきりになると
いきなりスキンシップ過多になり
先日はキスまでされてしまったのです!!
ファーストキスだったのに!!
受様には
背が高く顔立ちも華やかで有名大学の学生で
女性にモテそうな要素がいっぱいの攻様が
自分にかまってくる訳が判りませんし、
憧れの君がいるのに
攻様に触れられるのが嫌じゃない自分にも
訳が判りません(笑)
そんな時、
憧れの君と攻様の姉との婚約話が持ち上がり?!
本作は絶版ノベルズを文庫化したリメイク版♪
入社試験である失敗をした受様が
その時優しく慰めてくれた人を
営業部の某社員だと誤解した事から始まる恋が
成就するまでのお話になります。
ある程度進むと読者的には
受様を助けた人物が営業部の某社員じゃなくて
攻様だろうと丸判りなのですが
受様が間違ってしまった理由は
それなりに納得な理由なので
どうやって攻様だと判るのかと結構ドキドキで
ネタバレするまで楽しく読めますよ♪
旧版所持な私としては
文庫化による+@を期待していたのですが
本作は旧版(01年)当時と今(10年)の時代差の
修正変更のみだったのがかなり残念。
前レーベルの雰囲気というか
初期作品の初々しさを壊さずに
今の崎谷さんらしさを入れる余地が
なかったらしいのは納得ではありますが
旧版のままな分、
今の崎谷さんレベルを求めて読むと
モノ足りないかもしれませんね。
今回は本作同様、文庫化作品の
崎谷はるひさん『不機嫌で甘い爪痕』をおススメ。
既読者としてはこれ位手を入れて欲しいな。
樋口がもうなんか色々酷すぎて……なんでこんな男とハンカチの王子様を勘違いしたのかと未来の襟首引っ掴んで問い質したい。
コンタクトレンズ落としてて顔見えなかったにしても、普段の態度からも違和感半端ないよっ!
まぁ、高校生が就職試験真っ只中の社内にいるとは思わないから、当時高校生だった弓彦を除外してしまうのは仕方ないにしても樋口はない。
弓彦は基本的に未来に激甘王子です!
なんだけどお初で怯えてる未来に背中向けるのは('ω'乂)ダメー。
弓彦の“優しさ”からくるものだってのは分かるけども頂けない。
女性陣が格好良かったです。
ああいう職場だと確かに樋口みたいな無駄にプライド高い(実質と伴っていない)タイプには合わないだろうなーと思う。
個人的に再会SSを攻め視点で読んでみたかった。
再会を楽しみにワクワクして受験終えたのに、顔認識されてなくて誰コイツ&想い人には既に好きな人が?!な状態で凹みつつも未来振り向かせるぞー!ってなる弓彦読みたかった。
それから引っ付いた後の甘々SSも読みたかったなー。
旧版未読なんだけども、時代の流れの関係で微妙に変えているところもあるみたいです。
お店のインターネットサイトに関することとか。
そういうところを読み比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
あとイラストレーターさんも変更されているので。
ただ旧版は廃版らしいので入手は困難そうです。
泣いていた時に優しくしてくれた顔も定かでない王子様に恋して、しばらく回り道したけど、最後は本当の王子様に出会うお話。
ザックリと流れをまとめると、すご~~くテンプレな少女マンガだけど、
そこは、それ
崎谷作品なので、
王子様は絶倫だし、
何より、王子様に出会った処女姫が、無垢なだけに、天然なエロさ爆裂!!
みたいな
この手の、未通ちゃんが、愛故に、初めてにも関わらず、どんどんガンガン、エロエロに乱れまくっていく式のエチシーンって、とっても崎谷さんらしいなって思う。
未来くんは前向きで真面目だし、弓彦は優しくてカッコイイし、エチシーンはエロくてたっぷりだし、長さも適当で、サックリ気軽に楽しめる作品でした。
それにしてもこの作品、ドラマCDで、それも、「8年前の三木さんと櫻井さん」で聞いてみたいなあ。
未来美紀は大手総合アパレルメーカー勤務。
専門学校在学中に、入社面接を受けたのだが、倍率も高く自分よりも高学歴で才能もある男がたくさんいる中で、どうして自分が受かったのかよくわからない。
おまけに、未来はその時に、テンパった挙句、自分がゲイであることを公言してしまったのである。
そんな未来を受け入れてくれた職場で、職種上ほとんどが女性である先輩方からもかわいがられている。
そんな未来には片思いの相手がいる。
それは、テンパりまくった入社面接でショックだった未来が、トイレで泣いているところを慰めに来てくれた男性。
涙と共にコンタクトを落としてしまった未来は、男の顔を覚えておらず、つけていた香水の匂いで判断するしかなく、未来はそれを営業部に所属する男性社員だと思い、ずっと遠くから想っていた。
ところが、社長令息でもある嘉島弓彦が、未来にやたらとちょっかいをかけてくる。
二十歳の大学生で、二つ年下の弓彦は、キスやらハグだの、やたらに未来にかまってくる。恋愛ごとに慣れていない未来は、そのたびにドキドキしてしまうけれど、同時に、戸惑ってしまう。
ある日、未来は弓彦に本気でくどかれ……
という話でした。
結論を言うと、実は、未来があの時の人だと思い込んでいた営業の人は、違っていて、未来が想っていたその人は弓彦で。
ハッピーエンド。
実は、この人の書く他の本にいたく感動していたので、この本も楽しみにしながら読んでいたんですが、割とどこにでもありがちなネタで、普通で、ちょっと残念でした。
時々はっとする言葉があったりもするんですが、そういうのもなくて、個人的には期待が高かっただけに残念に思いますが、相変わらず、優しいやわらかい話ではあるので、普通に楽しめると思います。
これ、旧版も持ってるんですが、結構好きだったんです。約10年前の作品で、最近の崎谷さんからは想像もつかないくらい『普通』で『王道』、逆に貴重なんじゃないかと思うくらいです。でもやっぱり崎谷さんだな~と思うのはH関係でしょうか。これ、もとはHYPERレーベルですし。
崎谷さんは新装版化の時にかなり改稿されるケースが多いので何も考えずに買ったんですが、これはほぼ旧版のままだったんですね。IT関係等、どうしても時代にそぐわない部分を直したくらいだそうです。ホントに、旧版とイメージがたいして変わってなかったですから。
道理で崎谷さんとは思えないくらい薄いよね(内容じゃなく、本の厚みが)。正直ちょっとがっかりでした。書き下ろしもなかったんだよ・・・
しかし、今の崎谷さんに慣れていると、いったいこれは何なの!?と思うくらいすべてがベタです。でも、そういうのも私は悪くないと思いました(たまには)。今の崎谷さん作品に感じるイヤなところが少ないんですね。度を越した『ヘンなキャラクター』も出て来ないし。まあ、悪役は相変わらずとことん悪い(でも今と比べるとセコイというか小さい)ですが。
弓彦(攻)がね~、もうまんま『少女漫画の王子様』キャラクターなんですよ。爽やかなイケメンで、社長の息子で、優しくて包容力があってetc.と。
本来、私は『完璧すぎるキャラクター(特に攻)』は胡散臭くてダメなんですが、弓彦はそれゆえの傲慢さがまったく感じられなかったところで何とかセーフでした。まあそこができ過ぎとも言えますが。
未来(受)は、なんというか好みが分かれそうなキャラクターだと思いました。でも私は結構好きなんです。ホントに、たまにはこういうひたすら可愛い子もいい。
これ年下攻・しかも学生×社会人なんですが、弓彦が同じ会社でバイトしてるせいもあってか、そういう感じがしませんでした。
なんというか、確かに崎谷さんでありながら、わかりやすいキャラクターにライトで読みやすいストーリーの、何とも可愛らしい作品でした。
イラストは、旧版の神葉さんも華やかで可愛くてよかったですが、こちらのせらさんも可愛かったですね。どちらも好きです。
受け様は可愛い感じの子で職場のおねーさま達に可愛がられています
ゲイだと社以内に周知されていますが、受け様のよい子ぶりで
嫌われてはいません
真面目で一生懸命な受け様萌えですねw
年下攻めの攻め様ですが、受け様が可愛過ぎて
どっちが年下なんだ??ともうわけわからなくなるぐらいです(;´Д`)
結局は可愛い子にちょっかいを出しちゃう攻め様で
受け様はどうにも最初は好きになれない!?感じですが
勘違いをして 別の人に片思いをしていた受け様ですが
その片思いした人からの酷い言われよう・・・・無残でした
とりえのない受けが王子様にみそめられ、という典型的王道です。受けにずいぶん都合がいいんですけど、王道ですからキニシナイw
何も考えずに楽しみたいときに読む本だと思います。
さらさら読ませてくれるので、ストレス解消にはもってこいでした。
攻めがつけているという香水がキーアイテムになっていて、どんな香りなのか知りたくなって検索。かなり男性的な香りなんですね。しかもエルメスとのこと。おじさま~なイメージがわいてしまいましたが、そのへんが包容力ありそうな感じだったのかな?
2001年に発刊したものに少してが加えられた文庫版です。
原本と時代の流れ的に変わった部分を必要最低限だけ直したものとあとがきにありました。
話の展開は…
ゲイの自覚のある未来(受)は憧れアパレル会社の就職試験の面接で思うようにいかずトイレで泣いていたところコンタクト紛失。
視界がボヤける中、ハンカチをくれ美声で香水かおる男性が励ましてくれる。泣き止んだ頃にはその人の姿はなかった。
無事会社に合格し一生懸命働きながら、会社であの時の香水の匂いのする男性を見つけ淡い恋心を抱くが、声はかけられず眺めるばかり。
そんな未来にいつもちょっかいをかけてくる社長令息。
からかわれてばかりだが、彼からも思い出の香水の匂いがしてドキドキしてしまう…。
話の展開は王道でした。元のレーベルが結構ハードと言うことで絡みの回数は少ないが濃いめでした。
レビューは萌えと中立で迷いました。王道の展開は嫌いじゃないんです。(むしろ好き)
なんですが、この本とても読みにくかったんです。
読みにくさは見慣れない動詞と漢字や仮名の使い分けが自分に合わなかったからかなと思います。
本文に
「思わずまろびそうになり…」と言う文。
まろぶ…?ころぶの誤字かなとしばらく読み進めるとまた
「まろびそうになって台に手をつき…」
あれ、また『まろぶ』が出てきたと思い読むのを中断して検索。
「まろぶは漢字だと『転ぶ』と表記。まるまるように転がること」だそう。
でも文章的にはころぶで十分成立するし、見慣れない言葉が気になってしまい内容に没頭できず。同じような感じであまり目にしない他に代用可能な動詞があるものがちらほら。
作品が時代物やSFで話の雰囲気をだすためにとか、専門用語などであれば見慣れない言葉でも違和感は感じないんですが、現代ものの軽めなオフィスラブに必要かなぁ?
あと漢字と仮名の使い分けと句点。
漢字にする部分とカタカナと仮名のバランスがいまひとつでほしい場所に句点がない。
「あれあんたたちまだいたの」(本文ママ)のように、漢字に直せる部分があるのに句読点もない平仮名の羅列の台詞。
「あれ、あんた達まだいたの」って書いてくれればずいぶん読みやすいのに…。しかも言っているのがデキる女性上司。平仮名ばっかりの台詞は頭が悪そうでミスマッチ。
他にも
「ああもううるさいうるさい、三流ゴシップみたいな…」
とか
「企画書読みあげればおっけーってな」
没頭しながらスラスラ読み進めたいのに小石がいっぱい撒かれてるかのごとく、つまずきながら読んでいるようで読み終わってあまり満足感は得られませんでした。
崎谷さんの他の作品も読みますが今まは特に読みにくさを感じたことはなかったんですが…。