後にも先にも

後にも先にも
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×27
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
66
評価数
19
平均
3.6 / 5
神率
15.8%
著者
中原一也 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
梨とりこ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥543(税抜)  
ISBN
9784199005961

あらすじ

40歳手前で一児の父、なのに魔性の色香で男を惹きつける!?
そんな探偵の川崎がある晩拾ったのは、荒んで泥酔した青年・田村。
酔った勢いで野獣のように川崎を抱いたのに、後日謝りに訪れた田村は、別人のように礼儀正しい好青年!!
以来、休職中なのになぜか事務所に入り浸り、川崎を手伝おうとする。
忠犬のような従順さと隠し持つ鋭い牙。
どちらが本当の顔か、不審に思いつつ翻弄され!?

表題作後にも先にも

リストラ就活中の無職、27歳
バツイチ子持ちのフェロモン系探偵、37歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

わんこ攻め好きなら読むべし!v

作者買い。
おじさん受けで、わんこ攻め。

私生活はダメダメなのに仕事は出来る探偵さんと、
リストラサラリーマンの筈なのに、謎に強いわんこ。
ちょっとした謎とハラハラする立ち回りなどもありで、
飽きさせずに最後まで読ませてくれるのは流石です。

しかし、ちょっと後味の悪い……というか、
そこはやめとこうよ!という伏線が。
なんか悪い予感がしたんですよね……
キャラクターがなかなか魅力的だった分そこがちょっと残念。

でもわんこ好きにはたまらない攻めですv
そのへん私の好みで評価は「萌×2」!

1

いいキャラなんだけど、もやぁ~

2012年発売の「濡れ男」を先に読んでいまして
(中原さんの小説で、この本と同じく梨とりこさんが挿絵)、
そちらに出てくるふたりと、だぶって見えてしまって、
なんだかイマイチ気持ちが高まらずに読み終わってしまいました・・・

受けが色白で妙に色気があることと、時々言葉の語尾を伸ばすところ、
部屋が汚くちょっとだらしない所くらいしか似てないのですが、
挿絵の力って大きいですね・・・。
いや、単に自分がイメージ分けができないのがよくないのです、すみません。
この本の受けと、梨とりこさんの挿絵はとっても合っていたと思いますし、
色々とだらしなくても、息子をとても愛する父親の一面なんかとても好きでした。

イケメンで頼りになる世話焼きワンコ × ちょっとダメな色気のあるおっさん

ふたりがとってもお似合いに見えただけに、
攻めとはセックスの相性がよく、人間性にも惹かれているのに、
息子のことを思うと男の恋人を持つなんて・・・と、
好きな気持ちを認めるのを躊躇して素直になれない受けに、ちょっとヤキモキ!
分からなくもないのですが、
今まで散々色々やって奥さんにも逃げられたんだから、
息子もなついてるんだし、いいじゃん別に!と思ってしまって~。
なので結局最後、
父親だということを忘れて、また攻めに抱かれてくっつくってのは・・・う~ん。
要は好きの気持ちが勝ったってことなんだろうけど、
息子のことを思ったら・・・という思いはちゃんと処理できたのかな?
そこんとこを最後にもっとハッキリ示してくれると、
こっちもスッキリよかったね~と思えて嬉しかったのになぁ~~。

攻めも受けもキャラは好きだし、話も全然悪くなくて面白かったのに、
ちょっと色々もやぁ~としてしまう・・・勿体ないなぁ自分。

色々書きましたが中立にするほどでは全然ないんです、萌で☆


※フェアの小冊子に載っている番外編を読むと、
 受けの攻めへの本気度と、ふたりが幸せなのを確認できて嬉しかったです♪

5

ん~・・

タイトルも設定も好きなんだけど、いかんせん萌えず
ぱらぱらっと流し読みにしてしまいました(´Д`。)グスン
ほかの方の評価を見る限り、もっと評価でそうなので読み返すべきか否か。
ただ、探偵とか刑事とか事件とか。
読まず嫌い含め~あんまり得意ではなく、あまつさえ
「好き」へ向かう道のりがわりと事件をはさんだことで薄かったな~という印象でした。ん~・・・・

バツイチ子持ち。
男女関係なく、節操のない股。
子供が生まれて~からは節制していたものの、突然の来訪者に襲われて
久しぶりに身体が燃えてしまう。
それ以降、ワンコな攻に懐かれて~からなお話なわけであります。
自分が追っていた事件、ワンコな正体、巻き込まれていきから~のハッピーエンド。
好みの問題ありきかとは思いますが
個人的にはちょっと残念な読後でした。

3

魔性のおっさんに、激萌

ただ書留を配達に来た郵便配達人ですらケダモノにさせてしまう、37才バツイチ子供ありの魔性のおっさん、川崎。
探偵業をしている川崎は、ある夜事務所ビルの下で拾った酔っぱらいを、ついうっかりつまみ食いしてしまう。
この男、セックスの相性は抜群だったが、単なる行きずりと思っていたら、再度現れ、「惚れた」とつきまとい始めて…。

川崎、
実にいいです。
四十路近いのに、だらしなく寝癖のついた髪や、めくった袖から覗く細い手首に透ける青い静脈までが、隠微なフェロモンをダダ漏らす。
だらしのないしゃべり方も、そそる。
そんな川崎が、男女構わず喰われまくっていた人生を、息子を得たことで、清く生きていこうとして、ちゃんとお弁当作ったり、幼稚園の送り迎えしたり、半分寝ているようなやる気のなさでも、仕事はけっこうキッチリやっていたり。
ちゃんと大人で、でもビッチ。
もう、この川崎みたいなキャラクターに出会えただけで、この作品「神」です。
お話の展開も、ハラハラドキドキな事件と、ワンコが尽くしまくるほのぼの生活と、そしてめくるめくセックス。
大満足です。

2

萌えるww

神に近い、おまけの神!
とにかく萌え萌え!

怒ると豹変し何でもできるワンコ×だらしない子持ちの魔性オヤジ受け!
まあ、とりこ先生の挿絵では、全然37才には見えないよね

偶然拾った男が、まさか絡んでくるとは。
溜まってるのもあって、勢いでやってしまった。
翌日の朝姿が消えた男が、二日後自分の前に現れた。
迷惑をかけてしまってお詫びに、なんでもしますって、目の前にいる礼儀正しい男は、あの夜の男とはまったく違うような気がする。

断られても諦めず、何でもできるワンコにずっと口説かれて、抵抗があっても川崎はだんだん惹かれてしまった。

だが、ある事件に巻き込まれ、自分を救った田村の姿を見ると、「こいつはいったい何者だ」と思わず疑ってしまった。

田村の正体は、まさかの麻薬取締官。偶然知り合った川崎が受けた委託は麻薬に関し、それで川崎を利用してその事件を解決しようとする。
真実を知った川崎はショックを受けつつ、一人息子を救うために必死になった。

田村のおかげで、息子を救い出した。が、自分をかばって傷を負った田村を一人敵の陣に置いてにはいかない。そう思った川崎はまた車をまわして、田村を連れ出した。

事件が終わった後、田村は姿を消した。携帯も繋がらない、彼の同僚に聞いてもあいつの連絡先も教えてくれない。
あいつのいない元の生活に戻った半年後のある日、部屋でくつろいでる川崎の前に、田村が現れた。仕事の都合で連絡が取れなくて、やっと時間を取って川崎の元に戻った。
本当に、「遅かったぞ」!

ハッピーエンドはなにより!
でも、もう少し二人がいちゃいちゃするシーンが読みたいです!

この作品がドラマ化されると絶対面白そう!期待するぞ!

3

初めてのトキメキ?

今回はリストラで求職中の料理上手なワンコ系青年と
子持ちバツイチフェロモン系で40間近な探偵のお話です。

二人の出会いからまとまるまでに
受様が請けた女子大生の失踪事件が絡まって進みます。

受様は
自身をおっさんだと自覚し始めた37歳(笑)
浮気調査や失踪人やペット捜索を中心とした
探偵業を営んでいます。

昔からアンニュイな雰囲気で
男女問わずの色香を放ちっぱなしの受様は
面倒臭がりの性格で迫らられば
節操がなく喰っていましたが、
六年前に計画妊娠した女と結婚します。

しかし、
何をするにも覇気のない受様は
一年で愛想を尽かさしてしまい
息子と二人の男やもめも四年となります。

器用で何でもそつなくできてしまう為
仕事である探偵業の依頼もソレなりですが
今はちょっと物騒な依頼を受けていました。

失踪した大学生の娘の捜索なのですが
依頼人によると娘は遊ぶタイプではない上
姿を消す二年前ほどから自己啓発セミナーに
入れ込んでいたらしいのです。

セミナー自体はよく開かれていますが
主催団体への勧誘は会員が限定して行う様で
なかなか調べが進みませんでした。

そんなある夜、
受様は事務所の前で泥酔した男を拾います。
彼が今回の攻様になりますね♪

攻様は目鼻立ちもはっきりした良い男なのに
信じていた飼い主に捨てられた犬の様で
仏心を出した受様はついつい
事務所に連れ帰ってしまうのですが、

泥酔状態の攻様は
受様の垂れ流しなフェロモンに当てられ
獰猛なケダモノと化してしまうのです!!

受様も愛息の為と節制していた為
若い雄の荒々しさについつい夢中に(笑)

実は受様はリストラされて就活中で
久々の酒が過ぎての失態らしく
翌朝は慌ただしく逃げつつも
二日後潔く頭を下げに訪れます。

その上、何を気に入ったのか
受様に惚れてしまったというのです!!

見た目も良い若い男の告白に
悪い気はしない受様も愛息を思うと
あの夜は間違いで有るべきだと
何とか断ろうとするのですが

意志薄弱の受様は
断っても断ってもやってくる攻様の
お詫び攻撃に対抗できずついつい
彼のお詫びを受け入れてしまいます。

受様の息子にも優しく接し、
掃除も料理もそつなくこなす攻様に
徐々にほだされていく受様ですが

実は攻様にはある目的が合って?!

仕事は出来ても面倒臭がりで
だらしない四十路間近なバツイチ子持ちと
見た目も良くて家事も万全で
ワンコのごとく受様に懐くリストラ青年の
ラブコメディなのかな♪

二人が出会ったのは偶然でしたが
攻様が受様に近付いた本当の目的は
受様が捜す女子大生が関わっているらしい
謎の集団を探る為だったのです。

攻様と接するうちに受様は
機転もきいてお試しで任せたペット探しも
そつなくこなした攻様を
見た目通りのワンコ青年ではないのでは?
と疑いつつも

そもそもがおっさんの自分に
付合うこと自体が変わっているから
何かが変でもソレが何かは判らずじまい。

そうこうするうちに
信仰集団の方に慌ただしい動きが合って
二人で彼らの本拠地に侵入するのですが
そこで待っていたのは…

最初は受様のギャップが目をひきますが
ホントは攻様の設定にこそ爆弾が合って

事件には
一見無害そうな攻様の正体と合わせて
攻様を励ます役だと思っていた
親友夫妻も無関係では無くて
最後に解決するまで
次々とハラハラな出来事が続き
ノリよくテンポよく楽しく読めました♪

やっぱ男が惚れる男には
仕事のできる男でいて欲しいですし、

中原さんのおっさんキャラは
私生活ではぬぼぉとしていても
やる時はやるっていう気概があるから
ダメオヤジで終わらないのだと思います。

次はどんなおっさんが読めるのか
楽しみにしていま~す。

今回は中原作品から本作同様
オヤジな攻様に夢中なワンコ系受様のお話、
『よくある話。』をご紹介します。

1

魔性のお父さん頑張る!

仕事は出来るが子持ちでダルダルな魔性(ここ重要)の探偵・川崎がある日拾った酔っ払い・田村に押し倒されちゃって・・・

前半は、川崎に惚れ込んだ田村(リストラサラリーマン)が、ストーカーのように付きまとい、どうにか気に入られようと頑張るお話が中心です。
性格も外見も、仕事ぶりすら申し分無い田村が、なぜリストラにあい次の仕事先がなかなか見つからないのかは後々分かってくるのですが、とにかく前半は、大型忠犬田村に、だめだだめだと思いながらもどんどん惹かれていってしまう“良き父”であろうとする川崎の懊悩が楽しめます。

そんな反面、仕事で失踪者の捜索に関わるお話も平行して語られます。
後半は主にそちらの話が中心で、命に関わるほどの事件に巻き込まれていくのですが・・・

田村の二面性にクラクラし、川崎が自分の気持ちに蓋をして父親であろうとするところに感動し、ただのヘタレワンコ×ツンデレオヤジではないお話が読めました。
それにしても、そんなところに伏兵が・・・だったので、なんだか悲しくもなりました。

2

オマタのゆるいオヤジ登場v

先月別のレーベルから出た中原作品もアクションものでしたが、今回も意外にもアクションものとなりました。
今回のおやじは・・・低血圧でかったるいその雰囲気が誘っているのか?と誰にも誤解されてしまうフェロモン系37歳のおやじv
しかも、バツイチ子持ちなんだけどオマタがゆるくてーー!!
その分、子供がしっかりしておりますw

探偵事務所のあるビルの前で泥酔していた田村に絡まれ、しようがないから事務所にあげたら押し倒されてしまった川崎。
そんな出会いだったのですが、この田村が律儀に2日後謝りに訪れて、現在求職中だからと、川崎の仕事を手伝いたいと日参するようになるのです。
その時、川崎に依頼されていた仕事は失踪した女子大生を探すこと。
それが実はカルト集団に関わりがあり、という危険な仕事になっていくのですが、
そこに隠された田村の真実、集団の実態、などなど、見せ場がてんこ盛り!
ハラハラさせながら、前作のようなストーリーの詰めの甘さも感じずに、ドキドキする作品に仕上がってました。

田村の律儀さ、ワンコのような誠実さ、家事に堪能で子供に懐かれてという部分で、川崎は惹かれていくのですが、
田村もまた、真っ向から好きと宣言して、バツイチだろうがおっさんだろうが気にせずに懐に飛び込むのが潔いですね。
川崎も、事件に巻き込まれて輪姦されそうになるんですが、元々オマタが緩いので、ま、いいかーって達観しているところ、変な部分に魅力を感じてしまいました(汗、、)

でも、いくらオマタがゆるいと言っても、ちゃんとお父さんしているから偉いよ!!

終盤で田村の正体が明らかになるのですが、、う~む、、その葛藤はとっても辛かったと思う。
みんな、きっちりしっかり仕事して、エロだけじゃなくて、がっつりとサスペンスも見せてくれて、中々に芯の太いお話に仕上がっていて満足でした♪♪♪

2

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