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chigaihouken na kareshi
駐日大使の通訳って役柄上仕方ないのかもしれませんが、
経済状況や国の資源とかなんとかかんとか...
興味ないエリアの難しい話を延々と、
しかも何回も出てきちゃ、これたまりません!
途中何度放り出してしまおうかと思ったんですが、
パーティーでの事件勃発や、先輩の裏切りなんか期待して読んで
みたものの、全く山場なしの予想通りの展開でした...
他にも苦手ポイントがありまして、受君がナヨ系乙女であることと、
いくら甘いセリフをさらりと言う外国人の方が多いとは言え、
イタい程のクサいセリフをダラダラ垂れ流し状態で連発して下さる
フランツ大使にも引いちゃいました。
さらには先輩も受君のことを可愛いと連発して、
お決まりの好きでした発言にキタキター!もうバレバレだよ...
『Kissing』みたいな純情でキュンキュンくるお話を期待して
しまったせいで、このイタさはかなりショックでした~
始めから最後まで萌えポイントなかったです。
ただ、秘書のメアリーはデキる女でカッコ良かった♪
ホメるとこそこだけ!?
だってですね、先輩のひとめぼれした相手探すために総務のPC
いじったりとか、社会人としてありえませんから~!!
そりゃ、スパイと怪しまれても仕方ないよ。
そして、そんなマヌケなチカにベタボレでダメダメな大使。
これはもうバカップルのとんでもラブストーリー??
フリーターのシンデレラストーリー??
そもそも、駐日大使の秘書兼通訳をバイトで雇うの?
って思っちゃうんですが...
表紙の有馬さんのイラストを見る限り、イケメンでやり手の大使の
イメージ湧きますが、実際はイタくてかなりヘタレ君であります。
うっかり買っちゃった人はカクゴしてそのセリフ読んでみて下さいww
父親が大使館員、母親も元外交官、親類関係も、とそんな環境で生まれて育った主人公が、公務員試験に落ち小国の大使館に通訳としてバイトで入り自分の将来を見つめ直すことができたという、青年成長物語。
エチはもちろんあるけれど、すごーく健全といった印象でした。
ただれたおばさんには物足りなさが・・・
子供の頃駐在していたセシリア国で大使館に父を訪れた時にテロに会い、それのせいでテロに対し敏感になり少しトラウマになっているチカ。
彼ととても懇意にしてバイトも斡旋してくれた2年先輩の安原。
そんな何かその後の展開に影響をおよぼしそうだ!と思われるポントが二つあるのに、それはゆる~い山でしかなくって、ちょっとガッカリ、、
大使のフランツは非の打ちどころがない、有能でイケメンでウイットに富んだ男性。
だから今までの女性通訳なんかは本気になってしまうので、今回は問題が起きないだろうと男性にしたということでチカの採用になったんですね。
チカの性格はちょっとボンヤリした天然気味の真面目な性格。
フランツの冗談さえも生真面目に受け取ってしまうところがフランツのお気に入りに。
チカも、仕事に熱心でフランツにその仕事を褒められたりしてすごくやる気が出て仕事にやりがいを感じて、フランツも好きになる。
そんな風なんで、主人公達の恋愛に関しては何ら心配することなく安心・安全に進んでいきます(多少の誤解とすれ違いは発生しますが)
色々な伏線がドラマティックに展開すればハーレクイン風に、
または、サスペンスタッチになったかもしれませんが、それは読者の自分でさえも予想する内容だったとしたら、スベっていたかもしれないので、逆に「なんだよー!それっぽっち?」な影響しかなくて驚かされたという・・・
そういった意味ですごく健全なお話でした。
なので、面白さと言う部分には欠けたかもです。
可もなく不可もなく、安全パイな作品・・・でした。