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hanayome to oujisama
今回は類い稀なる美貌の地中海の小王国の第二王子様と
隔世遺伝で王国人に似た要望を持つ町役場職員のお話。
憧れの王子様である攻様との再会した受様が
彼の気持ちを受け入れてまとまるまで。
これは受様の町と
地中海にある小王国に昔から伝わる物語です。
物語の舞台は
町から遠く離れた小さな港をもつ村で
ある時、その村を季節外れの嵐が襲います。
昼間でも空は夜の様に暗く濁り、
荒波の音もゴウゴウと途切れることない中、
一人の娘が助けを呼ぶ声を耳にして
激しい嵐の中を浜辺へと飛び出し
息も絶え絶えの状態で打ち上げられた
沢山の外国人を発見します。
村人達は総出で救助にあたりますが
人心地が付いた時、
彼らの王子が見つからない事が発覚、
娘は村人の制止を振り切って海に入り
王子は九死に一生を得るのです。
元気になった王子は求婚の証である
左耳のピアスを娘にささげて
海を渡った娘は生涯を幸せに暮らしました。
王子を助けた娘同様、
遭難者と結ばれた娘がいた半面、
子を授かりながらも村に残った娘もいました。
受様は曾祖父の血を色濃く引いた結果
家族に似ず日本人離れした容姿を持ちますが
見た目と違って融通のきかない堅い性格で
人と打ちとけられない自分を悩んでいました。
そんな受様が人生の転機を迎えたのは
来日していた小王国の第二王子との邂逅です。
この彼こそが今回の攻様になります♪
その時は攻様が誰かも知らなかった受様ですが
彼の真摯な態度は受様のコンプレックスを軽くし
第一志望の町役場職員となる事が出来ました。
それから三年、受様は
手堅く仕事が早い経理課職員として働く傍ら
王国HPで攻様のご公務チェックを日課にし
来日すれば空港に駆けつけて手旗を振る程
攻様の大ファンと化していました。
今年は王国の交流百周年の節目に当たり
町でも来月記念式典が予定されています。
しかも
当初第三王子だった来賓が攻様に替り、
受様の陰ながらでも攻様を見たいと
密かな楽しみにていました。
そして式典を三日後に控えた日の午後、
来賓行事について町長に呼び出された
受様を待っていたのはなんと
早々に来日していた攻様その人でした!!
しかも攻様は町の暮らしを知る為と
受様宅へのホームステイを希望されたらしく
町長の鶴の一声で攻様を自宅に招く事に。
その上、攻様は煌く笑顔で
受様に花嫁になってくれと手の甲にキスをして
受様はプチパニック状態?!
はたしてこんな状態で受様は
攻様とひとつ屋根の下にいられるのか?!
人魚姫を元ネタにした花嫁モノになります♪
攻様は類い稀なる美貌を誇り
国民にも慕われている誠実な人柄でしたが
受様と同じく隔世遺伝で曽祖母似たため
長らく自分の中にある疑問を持っていました。
三年前の邂逅は攻様にも
受様同様大きな変化をもたらしていたのです。
ある意味、似た者同士の二人は
お互いに一目惚れっていう状態だった模様で
攻様は王子様なので爽やかに強引♪
スマートですが押せ押せで受様に迫ります。
しかし
受様は真面目な上に天然さんなので
自分の気持ち似なかなか気付かない上、
攻様の追っかけである某サイトの主催者の
やっかみと反撃があったりで
なかなか二人の距離は縮まりません。
最後に受様が攻様を受け入れるまで
口説かれてリードされてフォローされてと
お姫様童話の萌えアイテム盛り沢山で
とっても楽しく読めました。
水瀬さんの花嫁モノはお約束な王道モノで
安心して読めて私のツボを外しません♪
おもいっきりヒロイン気分を楽しみたい方に
おススメしたい一作ですね。
今回は水瀬さんの花嫁モノから一作、
『身代わり花嫁の嘘と恋』をお薦めします。
こちらも可愛い花嫁モノでっす。
お好きな方も多いとは思うのですが、個人的にはメガネは攻めでしょ!ということで、メガネ受けにはまったく食指が動きません。
ただ、これを購入した時は外国人セレブ×日本人という設定に萌えていたため、メガネでも仕方ない(すみません・汗)と思っていたのだと思います。
水瀬さん自体は初めて手に取った作家さんです。
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雫は24歳の町役場職員。
青藍の隠れ大ファンで、来日時には空港で手旗を振る熱狂ぶり。
攻めのグウィード・青藍はティア王国第二王子で29歳。
日本をことのほか愛し、外見もティア人というより日本人より。
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や、この作品、1ページ目の雫の『画面に表示された王子ご公務をうっとりと見つめ』という下りで、この作家さん読めるわ!と確信したんです。
受けが『うっとり』とご公務予定(しかも海の向こうなのに)を見てるって、おにぎり食べながらですよ(笑
時差も計算して王子の為に朝のお祈りしたり…この受けさん、只者でないニオイさせております。
初読み作家さんでしたが、笑いツボが合うぞと嬉しくなりました。
日本の小さな町が舞台のこのお話。
この町では昔、嵐で遭難したティア王国の王子一行を助けたことがあり、今では姉妹都市として、たびたび交流が持たれているわけです。
その時の村人とティア人の間に出来た子供の子孫たちも住んでいて、雫もその一人です。
憧れの王子さまである青藍と思いっきり一般人な雫ですが、青藍が始めから雫へ求婚していますのでお話自体はスイスイ進んでいきます。
ただ、雫の方は自分の想いは憧れだとか想いが通じ合っても結婚なんて無理だから身を引こうだとかぐるぐるやっております。
そこに漬け込んでくるのが王子ファン仲間なんですが、この子がねー、嫌な子なのですよ。
怖い怖いー(汗
男女両方の怖さを兼ね備えているようでした。
嫉妬恐るべし…
山という山はまあ、この子のことしかないので安心して読める一冊です。
ただあまり内容はなく、王子のノーブルながらちょっと強引な様子を堪能するという作品なので、これがノベルスなのは不満でしょうかねえ。