条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
身体から知る、真実の愛―――
kuchiduke de sekai wa kawaru
お金に余裕があり、絵が可愛すぎる事で速レジに行ったのを覚えています(笑)
普段は、あらすじを読む→悩む→別のも見てみる→悩む→決定→レジ なんですけどね♪
数日前に本棚から掘り出して読んでみると、ビックリするほどスラスラ読めました!!!
2カップル登場するのですが、(受)の方達はルルフォイという一族!?で特殊な身体なのですが、なぜか全然非現実感を感じさせないのです。
気持ちの問題なのでしょうか………。
表紙の絵もですが、リュリ君はホントに綺麗です。
みなみ遥先生ファンの方は必ず買わないと後悔します。
この作品は、ある意味『BLじゃない』とまで行かなくても、『BLじゃなくてもいいんじゃないか』と思わなくもないんですが、これはこれでよかったです。私は大好き。
ただ、『こういう傾向の作品が読みたい』って言うより、私にとっては異色だからよかったんだと思います。
ファンタジーですね。作家さんは『おとぎ話』と言われてますが、ホントに設定もキャラクターも浮世離れしてましたね。
さて、内容ですが。叔父と甥2組がいて、1組は将軍と公爵家の跡取り、もう1組はちょっと(かなり?)特殊な一族。この一族の設定が(他の方が詳しく書いてくださってますが)突飛の極みなんですけど、それがストーリーに無理なく組み込まれてて、意外とすんなり読めました。
同タイトルで(タイトルがすべてを象徴してます)、最初が甥同士CP、次に叔父同士CPと2編入ってます。
1編目も決して悪くないですし、まあそれなりに好きです。2人とも18歳と若いこともあって、カイル(攻)は余裕無さすぎだし、リュリ(受)は幼いと言ってもいいくらい可愛くて、もうすべてに翻弄されっぱなし。でも、このCPのストーリーだけだったとしたら、『なんとも可愛い作品だな~。まさしくファンタジー、ふわふわドリーミーって感じ?』で、好きは好きだけどまあちょっと変わったの読んだな、程度だったかもしれません。
でも、2編目がよかったんです。キラル(受)がこれぞツンデレって感じでした。ガデス(攻)もよかったですけどね。
しかし、叔父CPは甥CPより7歳年上とはいえ、2編目の回想では甥CPと同じ年・同じシチュエーション(学校では親友で、卒業後攻が貴族の子弟恒例の、2年間の船での海外視察に参加し、帰ってすぐ結婚式)だったのに、印象があまりにも違いましたね。
ガデスとカイルはもともとのタイプはかけ離れてはいないんですが、ガデスの方がずっと『大人(カイルと比べたらね)』なんです。キラルとリュリはもうことごとく違いますが。
ただ、私はガデスはさほど『ヘタレ』だとは思わなかったな(あとがきで作家さんが『ツンデレとヘタレ』って言われてたので)。『ヘタレ』大好きな私ですが、『ヘタレ・・・かなあ?』って感じでした。
あ、だからってガデスがまったく『ヘタレてない』と思ってるわけじゃなくて、ただその度合いがそれほどでもないかな、ってだけです。
それと、確かにメインCPの違う2編なんですが、作品として独立した別物ってわけじゃなくて、設定も共通だしお互いがもう1組のストーリーにも普通に絡んで来ます。視点というかスポットの当て方が変わるだけで。
ラブは、多少のすれ違いはあるものの、基本あまあま。まあ、1冊に2編だから、ちょっと駆け足っぽかったのは仕方ないのかな。できれば、ガデス×キラルがもっとじっくり読みたかったですね。気持ちのすれ違いや葛藤の部分なんかが、どうしても尺足らずで説明的に流されちゃった気がするのが惜しかったです。
しかし、今作はとにかくイラストのみなみさんが素晴らしかった。みなみさん、絵柄はとても綺麗で可愛くて好きなんですが、個性が強すぎて逆に(私は)小説の挿絵としてはあまり歓迎しないタイプの方なんですよ。でもこの作品には他のイラストは考えられない!まさしく神楽さんとみなみさんお2人の作品と言ってもいいくらい完璧に融合してました。
そして、これは今まで読んだ神楽さんの作品にだいたい共通してるんですが、設定やキャラクター、ストーリー展開がどんなに特異でも、根底に流れるものはすごく『普通(オーソドックス)』なんですね(褒め言葉として使ってます)。それでも『陳腐』だとは思わない。『予定調和』っていうのかな?読んでて安心できるんですよ。
ある意味、着地点が決まって(わかって)るのに、それでも読み手の意識を逸らせないのは、神楽さんの『上手さ』なんでしょうか。
私、以前から神楽さんのお名前は知ってたんですが、なぜか読んだこともないのに(目についたタイトルや表紙のイメージでかなあ?ファンタジーが多いらしいっていうのもあったのかもしれません)、もっとエキセントリックな作風の方だと思い込んでたんです。まさかこんな『可愛い』作品を書かれる方だったなんて!
今作はホントに特別『可愛い』ですが、他も素直で可愛い印象の作品が多いと思います。設定や展開はさまざまですが、恋愛模様が。なんとも『純愛』なんですよね。
「くちづけで世界は変わる」というのは比喩だと思っていたんですが、本当に世界……というか、自分が変わってしまう種族のお話でした。
世界が一度滅びてから後のお話で、主人公の「リュイ」は生まれた時には性別を持たず、18歳を過ぎてから、くちづけをした相手が運命の相手ならば、姿形が変わってしまうという「ルルフォイ」という一族の末裔。
けれど、帝国人に手厚く保護され、帝国人と混血を繰り返すうちに、そのルルフォイとしての特性は徐々に変化し、リュイには生まれたときから「男性」を示すシンボルがあった。
そんなリュイは己を恥じて、親友であるカイルの後ろに隠れるようにして日々を送っていた。
そんなカイルがリュイに突然求婚してきて、カイルのことを「親友」だと思っていたリュイは大パニック。
「カイルなんて大嫌い!」と言って、カイルを振り切ってしまう。
けれど、貴族同士の結婚で後に引くわけにも行かずに、結婚式は強行されてしまうが、すっかり様子の変わってしまったカイルに戸惑うリュイだが、結婚式の夜にカイルに口付けられると、翌日になると、ルルフォイの本来の姿だという紫の瞳に銀の髪のルルフォイ本来の姿に変わってしまう。
変わってしまったということはカイルが運命の相手だったということだが……リュイの気持ちは置いてきぼりで……という話でした。
結局のところ、リュイはカイルのことが好きなんですが、その気持ちをなかなか自覚できなくて、紆余曲折する話です。
結局、キュンキュンラブなので、そういうのがお好きな方にはオススメします。
また、もう一作、リュイのおば? おじ? に当たる「キラル」の話が入っていますが、こちらはケンカップルなので、それもそれで萌えると思います。
昭和のアイドル歌謡にありそうなかろやかなタイトル。TLと見紛うスウィートな表紙。たぶん普段のわたしならチラ見して、敬遠してた類のつくり。なぜこのとき手に取ったのかはまるで覚えてないんですが、アタリだったんですねこれが。食わず嫌いはするもんじゃありませんね。
2話あってそれぞれ甥っこ同士、おじ同士の親族2カップルが主人公。でも主に受けの性格がまるで異なるので、物語の展開もかなり違ってきます。先達レビュアーの皆様の好みも2派に綺麗に分かれているようですね。
わたしの好みは断然おじさんのキラルの方。甥っ子リュリはひたすらいとけなくて、良くも悪くもそれがもう全てって感じのコでしたが、キラルはもっと気丈で、負けず嫌い。男ばかりの級友たちの中にあって、取っ組み合いだって学問だって意地でも負けない。だけどルルフォイという特殊な一族に生まれたがゆえに自分には洋々たる未来はひらけない。その美貌に憧れ、慕い寄ってくる男たちに妻として望まれる運命が待っているだけ。しかも自分の身体はほかのルルフォイとは違って最初から男だ。そんな自分が運命の相手とくちづけて、本当に変われるのか?
葛藤を抱えたまま、18になってキラルが伴侶に選んだのは同級生で親友のガデス。周囲の男たちの中でただ一人、キラル相手に手加減せずに剣を交えてくれた人。彼は言うのです。「形だけでいいから」。自分は比較的自由の利く身だから、奥方になってもお前は好きにしてていいと。このガデスがねえ、実にいいオトコなんだ。
とかくBLの攻めといえば、ガツガツしててなんぼ、愛と情熱があれば、それこそレイプも許される、むしろ手を出さない方が非難されるようなポジション。そんな中ガデスはひたすら「待て」を貫きます。結婚式の日に、花嫁姿のキラルのあまりの美しさに思わずくちづけをしてしまいそうになり、手ひどく拒まれて、以来100日。しびれを切らしたキラルが自ら寝込みを襲いに来るまで、自分からは動きません。作者からも散々ヘタレ呼ばわりされて気の毒なくらいなんですが、わたしはひととし取ったせいかこういう攻めも好き。相手の迷いや恐れやためらいをちゃんとわかってて、機が熟すのを黙って待ってやれる懐の深さがいい。
くちづけはかわしたものの、なおも「自分はきっと女にはなれない」と悩むキラルにガデスは言う。「そんなことどうだっていい、おまえがキラルで、俺を選んでくれたら」―ガデスと一緒なら、どんな変化も前向きに受け入れることができる。自らの複雑な性ゆえの葛藤から、キラルが本当に解放された瞬間でした。
ようやく「おゆるし」が出てからの2人のハネムーンは、堰を切ったようにエロがあふれてます。その性格からいって今後の生活もキラルがガデスを尻に敷く形で進むのでしょうが、ベッドの上では別。何せキラルの好みは「強い男」だそうですから。
今回は海外視察を終え2年ぶりに帰国した公爵家嫡子と
希少人種の末裔で発情期を控えた伯爵家末子のお話です。
発情期を迎えた受様の結婚を巡る騒動と
二人に協力した叔父カプの新婚秘話を収録。
かつて世界は
大陸での疫病蔓延により滅びの道を辿ります。
しかし、
帝国は海に浮かぶ島国という立地と
高度な医療知識により多くの民が生き残ります。
幾世代か経て…
疫病対策の研究が進んだ帝国は
生き残った他種族との子孫との邂逅を求め
大陸へと船団を出航させます。
受様はその旅の果てに帝国へと導かれた
ルルフォイと呼ばれる種属の末裔です。
ルルフォイは性別を持たずに育ち、
発情期に運命の相手を選ぶ事で
相手と交情可能な肉体に変化する種族で
18才の誕生日前後の発情期を境に
血族と伴侶以外には容易に姿を見せない程
世にもまれな美貌を備えた姿に変わる為、
誕生日を控えた受様は
貴族の子弟が卒業後の二年間、
軍艦で海外視察へと赴く事を許されず
館からの外出も不自由な生活をしていました。
しかし現当主の三人目の子で末子の受様は
周りの期待や思惑とは裏腹に
自分には発情期持訪れず、変貌もないのでは
というあきらめが有りました。
と言うのも
血の交配が進んだ為か三人目と言う多産の結果か
受様は出生時から男性の象徴が有ったのです!!
そんな受様が誕生日よりも心待ちにしているのが
海外視察に行った親友の帰国の日でした。
渡航を許されなかった受様に
帰ってきたら次は一緒に海に出ようと
と言ってくれた彼こそが今回の攻様です♪
攻様が代々公爵家に伝わる指輪と
受様が祖母のペンダントを交換して二年、
攻様との再会を果たす受様ですが
再会早々攻様は受様と挙式すると言い出して?!
本作はルルフォイという特異な人種の
受様二人を主人公としたファンタジーで
甥っ子カプと叔父様カプの二本仕立て♪
前半の甥っ子カプは
引っ込み思案で激ニブな受様が
自分に自信が無くて恋心の自覚もなく
攻様の好意をなかなか信じられずに
うろうろと回り道するお話です。
受様は攻様の指輪の意味を判って無いのに
その指輪で受様の親に婚約を許された攻様は
ニプチンな受様には判らない告白で
一気に挙式の話まで切り出すのですが
ルルフォイの変貌を諦めている受様は
男のままじゃお嫁さんにはなれないって
逃げちゃうのですよね(笑)
まぁ、受様の鈍さが原因か
自信の無いのが原因かは微妙ですが
攻様が舞い上がっちゃってたのも
グルグルになった一因なのも否めないので
どっちもどっちなカプかも~♪
後半の叔父カプは
確信犯的なツンデレ受様が
なかなか自分の恋を認められない上
ヘタレなのか思いやり深いのか神一重な
攻様がお相手なのでながらく放置というか
お預けされてしまう感じかな(苦笑)
でもそのツンツンな感じで
叔父カプがよりツボでしたけど♪
他カプがメイン時に脇キャラとして
いい味出して参加してますので
相互に楽しさ倍増でお得な感じです。
個人的には
神楽さんはシリアス系のお話より
こういう和み系のほうが好みかな。
今回は本作の叔父カプ系二人のファンタジーで、
日生水貴さん『妖、レンタルします。』はいかが?
表紙の通り、みなみ遥先生のイラストが作品の雰囲気をよくよく伝えていると思います。もうひとつのCPも、男前攻め×美人受けで、素敵でしたvvv
受けがとっても可愛い子ちゃんな感じは、みなみ遥先生の漫画に通じるものがあるので、みなみ遥先生の漫画がお好きな方は、みなみ遥先生のマンガが小説になったような気分で、楽しめるのではないでしょうか?
ただ、ストーリーの萌えは今一つな作品でした。。。
もうちょっと、ふたりの気持ちに戸惑いがあったりすればいいのにという思いがありますが、こちらもみなみ遥先生のマンガのように、あれよあれよという感じでラブラブしちゃっております。汗
ホントに、みなみ遥先生の漫画がお好きな方にとっては、読みやすい作品だと思いますが、作品を純粋に楽しみたくて購入される方には、どうなんでしょうか?
それにしても、表紙のイラスト。
もはやBLという雰囲気ゼロなくらい、受けの子が可愛すぎる。笑
胸があまりない女の子って感じで、BLですが間違って普通のラノベと思い購入される方がいないといいのですが。笑