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最後まで楽しめました!全然飽きが来ない展開で面白い。
これは、久々に当たり作品でしたよ~
料亭で板前をしている攻めの谷と、月に数度やってくる受けの北村との
不器用ながらも心が温まるお話です。
北村と言う男は幼い時のトラウマで、本人は自覚していないが
性格的に若干破綻傾向があります。
お金への執着具合や人に傅かれ、振り回す事に快感を
覚えています。それは幼い時から身勝手な大人によって
心が歪んでしまっているからで、それが不思議な印象を与えます。
北村の精神構造は子供のままで、対人向けの大人の仮面で武装しているような人なのですが、谷は、そんな北村にどんどん惹かれていきます。
そして子供なんだと理解し、己が守らなければと・・・・
後半になると谷の北村を守るかのごとく深い愛情を北村は無意識に
受け入れるようになり、安心していられる存在になります。
ラストは、ある出来事が北村の最後の扉を開くように
素直な感情の露土があり、成長しています。
書下ろしショートは、北村の谷への信頼関係が確かになった
様子が見えるお話です。
それが、谷に甘え倒してるのですから、可愛らしいです。
谷も北村には激アマぶりです。
※文中で受け様の名前が啓一から恭一になってしまう事が
あるのは、ご愛嬌です!
歪な子供のまま大人になってしまったIT企業の若きカリスマ社長を、一流の腕をもつ板前がその探求心と愛とで解きほぐす話。
単なる惚れた腫れたや肉欲を超越したその先の、絶対的な無償の愛を受け入れさせるまでの餌付けの日々。
谷の作る料理が、どれも真剣勝負でおいしそう。
愛故に、総てにおいて、谷が自分の命より北村を優先していて、実際に結ばれるまでには、命を落としかけたりもするのですが、ここまで延々と引っぱって、本当に身体ごと愛し合いたい気持ちになるまで、じっくり成長を待つ展開は、BL小説的には、なかなか不思議な味わいでした。
で、本編部分は、かなりいい読後感だったのですが、おまけの「小悪魔~」で、いきなり登場した「恭一」に総てをぶち壊しにされた感。
「恭一」って誰?
これから読まれる方は、「恭一」にはくれぐれも気を付けてね。
お話の内容は凄く良かったです。
はじめてのBLでこれ?? というような、新鮮な驚きがありました。
上手いなーと感心しっぱなしで、薄めな桃色シーンにも好感を持ち、いいなーこれ、いいなーと、ほくほくしながら読みはじめた後日談が強烈。
ん……?
んんんんんん?????
んんっ!?
一気に萎えたので、神から萌に急落。
寧ろ中立でもいいかも、というくらい失望したんですが、お話自体はよかったのでオマケで。
でもこれ、怒るなら編集さん相手になるんでしょうか。
主役の名前を誤植してます。BLではご愛嬌というか、たまにあるミスなんですが、これはミスとかそれ以前の問題で、商業本として利益が発生するからにはありえないです。
1箇所でも名前の誤植は萎えるのに、全部です、全部。まるごとバ○ナも裸足で逃げ出す、まるごと誤植!
別の登場人物の話かと首を捻ること3回。
愛の謎は解けても名前の謎は解けてません。
本編がとても楽しくいい作品に出会ったなあ、と凄く嬉しかったのに名前で台無しでした。
読み返すことはないと思います。
あらすじだけならなんとなく似たようなお話を思い浮かべられるんですが、
読んでちょっとびっくり。意外な方向にストーリーは転がっていきます。
そもそも、この料理人さんというキャラクターがあんな犯罪しそうもなくて、困惑します。でもそれがきっかけなので、まあいいかと読み進むとまたまた何故こうなる?的な方向に…
でもなかなか良い感じの攻めキャラさんで楽しめるのと、そこここにくすっとなるところもあります。
ただし、にいさんホンとにこの坊ちゃんでいいんですかい?にいさんの人生かけても?料理人さんの腕がおしい気もしますが…と問いたくなる感じも。
この坊ちゃん(受)キャラは子供の心を残した大人のはずなのですが、挿絵がまんま子供に見えてしまうからかもです。好きな絵なんですけどね。
いやいや愛は謎なのだった。これはこれで割れ鍋にとじぶたカップルなのだな、たぶん。