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牛車でさかるな、このエロ貴族
kannagi wa eien no koibito
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「牛車でさかるな、このエロ貴族」(オビ参照)…このオビからかなり、期待度UPしながらレジに向かいました~。そして面白かったです!
時代物=落ち着いてる…みたいなイメージが今まであったのですが…牧山先生は何時代を書かれても、牧山先生でした。(牧山節炸裂×攻めも受けもキャラが個性的)
強引系攻めサマと強気受け…サイコーでした。
由緒正しき神社の息子(二男)で東京の私立大学に通う秀輔は冬休みということもあり、京都の実家に帰郷中、兄に命じられた宝物庫の掃除をしていて、ある巻物を読み始めた瞬間…その巻物の中に引き込まれてタイムスリップしてしまいます。
変わって、時代は平安に…帝と東宮、モテモテ頭中将光玲の談笑の間に突如閃光とともに、神職姿の美しい青年秀輔が現れます。
目の前の気を失っている青年の現れ方は尋常ではありませんが、呪詛を吐き散らすわけでもなく、その清浄な雰囲気とその装束から、神の使いかも…と、帝の命で光玲が一旦、秀輔の身を引き取ることになり、邸に連れ帰ります。
しばらくして目覚めた秀輔は、眼前の光玲、周囲の様子(現代ではないという事実)にパニックに…(←ここでの光玲と秀輔の会話、すごく面白いです!!平安人×現代人ならでは)
とりあえず、光玲が秀輔をなだめて、眠りにつ…く…のですが、秀輔、なかなか眠れません…性に対して奔放な平安貴族サマは…寝技…使いました(照)
この寝技も平安と現代の生活習慣の違いなどもうまく絡めていて面白かったです。
翌日から秀輔は現代に戻る道をさがしはじめます。帝、陰陽師もキャラ濃くて面白いです。
この帰路探索にはいろんな人たちが協力してくれますが、中でも一番の協力者となるのが、秀輔のことを気に入った光玲です。この時点では、秀輔の素性を公にはできないということもあり、光玲が秀輔に最大限協力し庇護する見返りにと「仮初の恋人」になる約束をします。
大前提…攻めサマ…エロ貴族です(笑)
こうして、秀輔の帰路探索、陰陽師、僧侶などなどいろんな人に相談しますが(陰陽師は「ムリ!」と言っています…今回のタイムスリップの根幹となる仕組みの都合上)…とりあえず、帰れないみたい…と色々色々光玲・秀輔協力するうちに、光玲は強く秀輔に惹かれていきます。
すったもんだを経て…光玲、秀輔に告白←この時の秀輔のこたえ方とその答えへの光玲のリアクション…良かった。二人は晴れて「永遠の恋人」に…。
このお話の最大の特徴は平安人と現代人が会話していて、それぞれがボケたりつっこんだりしている…そして、基本、牧山節…面白くないわけがない。特に秀輔のストレートな言動がツボでした。
普段はそんなにファンタジーや非現実系のものは読みませんが、この作品はタイムスリップという設定が活きていて良いと思いました。
シリーズ化ということで巻末にも続巻のヒント(タイムスリップの仕組み)がありますが、次は高貴な平安人が現代にやってくるようです。
愛いっぱいの後日談の全プレSSペーパーも期間限定であるようなので楽しみです。
時代物ラブコメ、満足です~。
「タイムスリップ」ものってことで、気になって購入。
かなり軽いストーリーでした。
由緒ある神社の次男である大学生の修輔は、
平安時代にタイムスリップしてしまう。
そこで、頭中将・仲野光玲に世話をしてもらううちに
恋仲に・・・というお話。
なんというか、意外な展開もなく、テンプレートにのっとた
お話が続いていきました。
主人公である修輔は、現代に戻る方法を模索するも、
戻る無い方法がないと分かれば、それで納得しているし(笑)
全く、つらい感じはなかったです。
また、相手のエロ貴族・光玲も、
かなりテンプレート的な・・・。
そして、あまり山あり、谷ありということもなく。。。
安心して読みたいときには、持ってこいかもしれません。