天才バイオリン奏者と生徒のラブサスペンス

金曜日の凶夢

kinyioubi no kyoumu

金曜日の凶夢
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×210
  • 萌18
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
194
評価数
50
平均
3.9 / 5
神率
40%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
水曜日の悪夢
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784796400602

あらすじ

『水曜日の悪夢』リンク作が満を持して登場!!
音大生の良麻は、ある理由から、世界的に有名なバイオリン奏者・紀ノ川に近づき、監視しなければならない任務を背負っていて・・・?

表題作金曜日の凶夢

変人の有名バイオリニスト、29歳
監視の為に送り込まれたマネージャー

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数14

No Title

さすが夜光花先生と言わざるを得ない!
3冊ものの2作目ですが、このカップルが一番好き。
ふたりがようやく……のところで悲しい展開になっちゃうんだけど、そこからの盛り返しが本当によかった!
紀ノ川さんの超人的な耳バンザイ‼️
良麻の素顔、見たかったな。
割と現実的な話が好きなのでこういう設定にハマれるかな…?と思いましたがそこは夜光先生、めちゃくちゃよく仕組まれた作品で読む手を止められませんでした。
エロも良いんだけどストーリーがなにより良き。
あの話がここにつながるのね!!!!となるのでぜひ全部読んでいただきたい。
繰り返し読みたくなるシリーズです。

0

紀ノ川さん!!!!!

水曜日~でも、奇人ぷりを見せてくれた紀ノ川さんの物語!!
前作よりもSFみが増していて、ワクワクしました。

マイペースもマイペース、だけどそれが魅力的!!
紀ノ川に振り回されるのは楽しい!!

一方、良真がこの時代には何も残せない、自分の立場に葛藤する姿、憧れが恋心に変わってくのは切なくて……
それでもどうにかなりそうな紀ノ川のパワーがすごい!!受け止めちゃう度量?考え方がすごい。

水曜~では、タイムリープの重さが苦しすぎたので、金曜~の軽快さが楽しくて楽しくて!!
って気持ちだったので、紀ノ川の突拍子もない行動には抉らました…容赦ない!!

最終的には良かった良かった、紀ノ川さん、本当にすごいよ!!!でした!!

タイムリープして、どうにか紀ノ川を…や、未来がどうなってるのかのSFパート、水曜~の実は…な部分も面白かったです!!

タイムリープに巻き込まれた理由が強火なファン活動とも言えたり、本来の未来を思うと紀ノ川さんが不憫で、真吾…どうしようもないな…ってなんとも言えない気持ちにはなりますが……面白かったです!

0

「水曜日~」と続けて読むべし!

「水曜日の悪夢」のリンク作、ということですが、これ単品では正直「?」って部分があるかも。
「水曜日~」の受けである新城がキーパーソンになっているし、なぜ良麻がタイムリープして紀ノ川の元に来たのか、という理由が、前作の結末ありきの話なので。

紀ノ川の新城に対する、友情とも恋愛ともつかない想いや、最も尊敬するバイオリニストでありながら、ライバルでもあるような複雑な関係が非常にツボだった。
紀ノ川は夜光先生のお話にはちょいちょい登場する、変人な攻め様なんだけど、良麻もちょっととぼけた味のある子で、会話のやりとりがいちいち可笑しい。

正直、このふたりがどんな風に恋愛に発展するのか、まったく予想がつかず、はじめてのベッドのシーンではあまり萌えを感じなかった。
が、最後までなにが起こるかわからない、ハラハラドキドキの展開は夜光先生ならでは。ラストで「あっ、そうきたか!」と思い、その瞬間に萌えが大爆発。
前作と合わせたすべてのモヤモヤが吹き飛んで、うっすらと感動すら覚え、この評価に。ただ変人なだけじゃない攻めが、もっと好きになってしまう結末。読後の余韻が、とっても良かった!

1

紀ノ川よ、自身の耳の良さはいくら自慢してもOKだ!!

大抵のスピンオフ小説は前作からある程度独立した内容になっているから単独でも大丈夫なものが多いのだが、この小説の場合は先に『水曜日の悪夢』も読んでおいたほうがいいと思う。
本来の和成と真吾の運命、紀ノ川の将来が辻褄が合う部分が出てくるし、今回の予想外な展開もあっさり受け入れ易くなると思う。

何かしらの密命を受け紀ノ川に近付こうと画策する良麻。
先に前作を読んでいたので「この時代は」って一言で伏せられていた彼の正体にピンときたが、え?、まさか!?って想像が当たっていたのには逆にびびった。
見掛けは現代ものなのに非日常要素も盛り込まれていて、単に攻め受けがくっついてはい、おしまい!!って締め括らない辺りが巧みだなと感じる。

それに夜光さんの書く変人攻めって癖が強い、気難しいって一辺倒で済ます事なくどんな性格かって様子が上手く描写されているから、読み手を惹き付けて愛すべき偏屈攻めキャラになっている。
紀ノ川は音楽家じゃなければ探偵としてもやっていけそうな鋭さがある。
特筆すべきは常人離れした耳の良さで、この点は大いに自慢してもらっても構わない位だ。
これがラストの感動にも繋がってくる。
勿論、本業のバイオリニストとしての活動を精力的にこなしている様子も読み応えがあって、やっぱり紀ノ川の転職はこちらだなと納得できる。

何となくこの話には、辛い運命を変えたくて軌道修正をかけようとしても、結局辻褄を合わせるように本来の運命に沿って行ってしまう、簡単に運命はいじってはいけないって悟りも暗に含まれている気がするが、あまり説教臭く受け止めないほうがいいのかもね。
やっぱり2カップルが幸せな方向に道を進めていく様子にほっとしたい。
その点では冷徹なようでいて案外詰めの甘い監視人・細野に感謝だな。

0

陳腐&なんちゃってSF

いまどきこんな使い古されたSF設定の小説を読むはめになるとは思わなかった。つっこみどころもありすぎで、読むのを放棄したくなるレベル。ガッカリ度がはんぱない。

0

奪われた未来

夜光作品の変人攻を制覇すべく
いきなりこちらのシリーズ二作目から読み始めました。

※前作カプの話は未読のため
どうしても本作カプ贔屓の感想になってしまいますが
ご容赦下さい<(_ _*)>


音大生の良麻(受)は、ある目的のため
有名バイオリニストの紀ノ川(攻)に近づく。
しかし、変人で勘の鋭い紀ノ川の言動に手こずらされ…。


本作品の面白いところは、
主人公の正体が読者にも不明なまま話が進むところ。
彼はどうやらこの時代の人間ではなく
何かの任務で紀ノ川の行動を監視している。
良麻という名も、顔も、本人のものではないらしい…。

こんな変わり種の主人公なのに、感情移入してしまうのは
彼の存在の儚さと、必死に紀ノ川に食い下がる姿が
とても真に迫っているため。

名もなき存在の彼は、ねじ曲げられた時空を正すためだけに
いて、歴史に彼の生きた痕跡が残ることはない。
そんな良麻が初めて知る、恋の痛み、音楽への感動…。
大切な人のためひたむきに生きる良麻の幸せを
願わずにはいられません。


紀ノ川が、良麻の「未来少年」設定が霞んでしまうほどの
変人キャラなこともあり、
振り回される良麻を応援したくもなりますw

マイペースで、SFマニアで、演奏は変態的で…
と変人を絵に描いたような人ですが
音楽にかける情熱や、親友(前作受)への想いは真剣そのもの。
この、変人だけど優しい紀ノ川が
彼なりのやり方で良麻を愛し、幸せにする展開には
かなりグッときました。


前作未読なこともあり、他人(前作カプ)の幸せのため
一つの未来を奪われた紀ノ川や、その尻拭いをしている真吾にはどうしても同情してしまいます。
しかし、そんな不当にねじ曲げられた人生でも
大切な人が救われるならと受け入れ、
その中で幸せを見つける二人がとても愛しく感じました。

SFとしては色々ツッコミどころはあるし
ラストも唐突な感はあるものの
時を超えて結ばれた二人には素直に感動しました。
彼らの後日談が読みたい!!!
神寄りの萌×2です。

4

ココナッツ

Krovopizzaさま

こんにちはー!
金曜日、読まれたのですね(*^^*)
前作を読んでいると繋がりがすごく出るので、本当はお勧めなのですよ。
ただ、わたしも直接こちらを読みたかったです!
前作読みながら、もうこちらが用意してあったのでかなり悶々としましたよー。
焦らしプレイを独りでやるって感じでした(>◻︎<)

わたしも、再会したあとのLOVE読みたいなあ…
夜光さんは同人誌を出されないから、続編やその後というのが脳内妄想するしかないという(T_T)

SFちっくで敬遠してる方も多いかもしれませんよね。
わたしも読むまでは設定が面倒だと感じておりました、実際。
ただ、攻め至上主義のわたしにも、すごく良麻に感情移入して切ない気持ちが味わえました。
実はわたし、持ってはいるのですが三作目はまだ読んでいないんですよ。
Krovopizzaさまのレビューでまたこのシリーズ思い出しましたので、読もうかなあと思いました。

不思議系攻めはお好きですか?

夜光さんの三大不思議さん系変人攻めの一人、紀ノ川の作品です。(勝手に決めつけました)
紀ノ川大好きですので、読み終えるのももったいないですし、ガッシュ文庫なのに表紙裏にSSがないのはひたすら残念。
最近読み返してみました。

**********************
受けの良麻は、若い頃の新城和成(前作の受け)と似た容貌の青年。
ある目的のために、紀ノ川へ近づこうと必死になっています。

攻めの紀ノ川は世界的バイオリニスト。
29歳という若さながら、どっしりとした落ち着きを感じさせる男。
甘党の変人だけれども…(苦笑
**********************

良麻の正体は序盤では明かされていません。
日常に疎いですし、可笑しな点だらけ。
それでもスルスルと世界に入っていけるのは、紀ノ川の存在が大きいです。
わたしが、夜光さんの書かれる紀ノ川タイプの攻めがむしょうに好きなせいかもしれませんが。
とにかく言動も行動も規格外なもので、プッと吹き出しながらページが進んでいく感じですね。
紀ノ川の変人ぶりに気がいって、良麻の不思議さがあまり気にならないんですよね。

前作よりも数段、内容も良麻の正体もSFちっくです。
タイムリープによって真吾(前作の攻め)の未来を変えようとした前作の新城よりも、未来人の良麻の方がかなり空々しいキャラ設定ですよね。
ただ、この未来人設定よりも良麻の心情や紀ノ川への執着、切なさの方が心に残るために、設定の方は付属と感じで違和感はなかったのがひじょうに良かったです。
もともとファンタジックな作品は苦手なのですが、設定はあくまで舞台装置であると強く感じた作品でした。
やはり登場人物が魅力的で、生き生きとしているさまやドロドロした内面に苦悩するさまがあってこそ面白さがありますね。
やっぱりこのシリーズは今作が一番好きだわあ。
特にラストが何度読んでもニヤけてしまいます。
前作の展開に不満があった方も、ある意味こちらで細かいことが補完されていて『あー、なるほどね』とわたしは思いました。
よろしければ読まれてみては!

そしてえっちは相変わらず手抜きのない夜光さん!
紀ノ川が、ふだんは実は不思議の国の羊ちゃん的な皮を被っていただけなのでは?というくらい、生き生きとエロっております(笑

3

Krovopizza

ココナッツさま

コメントありがとうございますーー!
ちょうどこの感動を誰かと分かち合いたいところだったので嬉しいw

なるほどーーやはり前作は読んだ方が良いのですね!
この巻だけだとどうしても良麻に同情してしまうのですが、
水曜日~を読むと真吾新城にも共感できるのかな~。
紀ノ川も出ていることだし、前作も近いうちに読んでみます^^

SF設定は確かに読む人を選びそうですね。
私は切ない感じですごく好きでした。
その後の生き生きとエロってる二人、見たいですよねw
三作目の内容を調べてみたところ、紀ノ川は出てくるけど良麻は出てこない感じ…かな?うーーん残念ですf(^^;

なんにせよ紀ノ川さんは良い変人攻めでしたね~。
花吹雪先輩と並ぶ心鷲掴み攻キャラに殿堂入りしました♪

未来少年、変人に恋する

一言で言うならタイトルのような話です。タイムリープシリーズは水曜日と火曜日も読んでいてこれで全巻読破できましたが、私はこれが一番好きです。最初は紀ノ川の変人ぶりがコメディータッチですごく笑えたんですが、終盤は受けが健気で可哀想でひたすら泣けました。受けの良麻の方が攻めの紀ノ川先生を好きすぎるんですね。でも紀ノ川先生は変人だからなかなか良麻が報われないのです。

両想いっぽくなってからも紀ノ川先生は淡白でHにもあまり積極的ではないのですが、要所要所でいきなり優しいというか、大事なところは絶対はずさない人なので、良麻も感激して何度も泣いてしまいます。悪気はないけど無神経なところもあってそういう面でも良麻は結構泣かされるんですが、紀ノ川先生くらい変人でぶっとんだ人でないと、未来人と恋するなんてできないよな、とも思います。夜光さんの書かれるこんな面白変人キャラ・・・ぶっちゃけ大好きです。

それにしても夜光花先生はSFやホラー、ファンタジー、ミステリーなど本当に多彩なジャンルのお話で楽しませてくださる作家さんだなとつくづく思います。

1

タイムリープ2作目

「水曜日の悪夢」のスピンオフです。
「水曜日の悪夢」もよくできたストーリーでしたが、
個人的には、こちらの2作目の方が好みでした。
何故タイムリープが起きたのか?ということに説明があるので、
納得しやすいと思います。

水曜日の悪夢でも出てきた紀ノ川と
何故か紀ノ川に執着する良麻のお話です。

良麻は、紀ノ川を監視するという任務のため、紀ノ川に近づきます。
紀ノ川が好きな和成の顔に似せることまでするのですが、
全く興味を持ってもらえない。
しかし、良麻が紀ノ川の未来を知っていることを知り、
紀ノ川は徐々に良麻に関心を持つようになります。
そして、良麻の任務というのは・・・。
できるだけネタバレを読まないで、読んでいただきたい作品です。

良麻の健気さがなんとも良かったです。
うまくできたお話でした!といえる作品だと思います。

1

謎が解ける

前作「水曜日の悪夢」のスピンオフ。
前作の主人公、新城和成の友人で変人バイオリニスト、紀ノ川滋と謎の少年、酒元良麻のお話。
この作品で前回、和成が体験した時間移動の謎が解けます。
このシリーズSFだったんですね(笑)
種明かししているせいでしょうか?前作より登場人物もストーリーもしっかりと出来上がっているような気がします。
気になるのは、良麻の妹。
どうなってしまったのかな~その点が心残りです。
水曜日・・・は、なかなか話に入りこめず、読むのに何日かかかってしまいましたが、このお話は一気に読めました。
火曜日はどうかな?

0

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