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yuki no hi no okurimono
『虹の入江』から始まったこのシリーズ、4冊目です。
今回はこのシリーズの要とも言える存在、レトロにとっては大きな転機となる作品になりました。
この出来事がいつ起こるのか、1冊目を読んだ時から待っていたわけですが…転んでもタダでは起きない展開でなかなか楽しめました。
前作『君のてのひらに』からは時間的には半年後で、主人公の希和が大学1年生の冬、クリスマス前後のお話です。
クリスマス前ということで、主人公2人の雰囲気もそれっぽくなって、前作までには描かれてなかったラブラブなシーンが、シリーズ4冊目にして初登場です!(笑)。
この2人には、もうこういうシーンがなくてもいいとも思ってましたが、あればあったで相変わらずラブラブでキュンとしました。
希和はやっぱりいつまで経ってもおぼこくて可愛いし、まだ学生の希和を気遣うニケさんは大人でカッコイイです。
この巻ではレトロも沢山登場します。
兄と母親の件があるので、少しシリアス展開ですが、描写自体にはそれ程暗さは感じませんでした。
個人的にはもっとシリアスな展開でも良かったかなと思うのですが、作者さんは余り暗くならないように気を付けられたようです。