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愛してはいけない人に抱かれてしまった
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
知らないことを学べたので、神評価。
渚とそっくりの背格好、容貌をした凪。
凪が車を運転していた車の対向車が山道から転落。
乗っていたのは、渚の恋人のマフィアのボスだった。
凪は、渚の身代わりとし失明したボスの看護をすることになる。・・・この続きは先にネタバレがあるので割愛。
--興味を持った点。
マフィアのルーツは、「名誉ある男」。ウォーモ・ドノーレ。」
日本でいうやくざとは異なる発生起源を持ち、ローマ帝政時代に遡る。
・・「シチリアではマフィアは「名誉ある社会」(オノラータ・ソチェタ)、マフィア構成員は「名誉ある男」(ウォーモ・ドノーレ)と呼ばれる」
だからレオニードのように、王族の末裔がマフィアのボスに就任している場合もある。
これは知らなかった事なので、嬉しくなってしまった。
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作品中で凪が演奏した曲
月光
超絶技巧練習曲
四番 変ト短調 デレク川(★)
パガニーニによる大練習曲
24の奇想曲
ラカンパネッラ
(★)は、確認できなかった。
とっても良かったです。突っ込みどころはあるものの、最後は甘々で楽しめました。
「身代わりもの」が大好きなので、久しぶりに秋山さんのこの本を購入しましたが、まさに!!身代わりものでございました。満足です!!
お話的には所々突っ込みを入れたいのですが、それは後で書くとしまして、
ピアノのレッスンの為に留学中の凪なんですが、教授のお供で演奏旅行に着いて行った最中に、車を運転中に教授に不埒なことをされそうになり?されて?かなぁ、車にぶつかってしまう。
教授は慌てて凪を連れてその場から逃げ出すのですが、凪はもしかしたら、誰かが怪我をしてるかもしれない・・・
と気になって、現場に戻った所を、怪我をさせてしまった人の部下に連行されてしまうのです。
なんと怪我をさせてしまった相手が、マフィアのボス・レオニードなのですが、失明してしまっています。
そして、彼は凪の先輩の優秀なピアニスト渚の大好きな人だったんです。
連行された先でレオニードに渚と勘違いされて、成り行きでお世話をする事になったのですが、身体まで繋げて、しかも、レオニードを好きになってしまった、凪なんです。結構このあたりは凪の好きになってしまったけれど、
自分は渚の身代わりだし、怪我をさせてしまったのは自分だし、でもどうしようもなく好きという気持ちが止められないって言う感じで、とっても良かったですね~♪
やっと目の手術が出来る事になって、退院の日に渚と迎えに出るのですが、レオニードが真っ直ぐ抱きしめたのは、もちろん渚で、最初からわかっていたけれど、切ないって言う所は結構ホロリと来ました。その病院から、凪はすぐに姿を消してしまうのですが~。
1ヶ月後にレオニードが凪を探し出すのですが?最後には「愛してる」と?
まぁ二人がくっ付かないとお話にはならないのですが、渚は演奏家として応援してるだけだ!というのですが?
二人は恋人だったのでは?違ったのか?それにしては、渚と間違えていた時そんな感じはしなかったぞ~。っと。
そのあたりのレオニードの心情はもちろん作中にも書かれているのですが?あれでは納得行かなかった?のは、私だけでしょうか?。
でも、久々の王道?なのですが、攻め様はいたって紳士的で素敵でしたし、甘々でとっても良かったです。
教授のセクハラが原因で事故を起こしてしまった凪。
その責任を感じて、一旦は教授によってその場を立ち去らされたが戻ってくる。
そこには事故の車はなかったが事故の犯人を探している人物たちがいて凪はその根城へと連れて行かれることに。
事故で怪我を負ったのはマフィアのドン・レオニード。
レオニードは事故のせいで一時的に失明してしまう。
その世話を凪がすることになるのだが、レオニードは凪とレオニードがパトロンをしている渚と間違えられたまま過ごすことに…。
タイトル通りに身代わりモノ。
本来は事故に遭わせたのは自分で憎まれるべき相手。
レオニードにも復讐すべき相手と思われていて。
それなのに、名前が似ていたせいなどあって目も見えない相手に勘違いされたまま過ごすことに。
次第に惹かれていくけれど、自分がいるべき場所は本来は別の人のもので。
渚が在るべき場所に自分はいる。
そう思いながらも目の見えない間だけはと渚のフリをして。
そうやって互いに愛情を深めていって。
けれど、やがて目が見えるようになった時、レオニードが取ったのは渚の手で。
当然といえば当然の結果ではあったけれど、なんだかせつなくて。
そこまではいいんですが。
レオニードが本当のことを知って凪を探しだすのもいいんですが。
いくら苛々してたからにしてもあの怒り方というかやり方はヒドイような気も…。
お仕置きを兼ねた部分もあるんでしょうが、それにしてもなんかもっとフツーにちゃんと誤解を解いて告白し合って両想いにって感じでもいいように感じられて。
レオニードがあまりに怒ってるのでちょっとビックリしてしまいました。
あとは、もう根本的なことになるのですが。
果たして目が見えないからといって、あそこまで間違うかなぁとか。
ま、目が見えてた時にはきっと声なんてそれほど意識してなかったのかもしれないけれど。
手触りとかも初めて触れるのだったのかもしれないけれど。
でもきっと口調とか何か違う部分がきっとあったはずじゃないかなぁと。
もしかしたら、ただのパトロンだったわけだしそれほど密に付き合ってたわけじゃなかったのかもしれないけれど。
なんかちょっと釈然としないというか…。
なんだかちょっと自分の好みとズレるというかぬるい感じがしました。
表題作と続編ショートの2作品が収録されています。
「身代わりの蜜月」で二人は恋人同士になり、「蜜月の花嫁」では一緒に暮らすことになります。
凪(受け)が教授のセクハラに気を取られ、事故に遭わせてしまったレオニード(攻め)はマフィアのドンです。事故現場に戻った凪は、レオニードの部下のエミリオに捕らえられ、城に拉致されます。そこで一時的に失明したレオニードが、「凪」と、凪の先輩で天才的なピアノを弾く「渚」とを勘違いしたことから、エミリオに頼まれて渚の身代わりをしますが、凪はレオニードに惹かれてしまい…という内容です。
よくある展開なのですが、マフィアでの危険な場面やピアノの話も絡んであり、私は楽しんで読めました。事故の加害者であることや身代わりの切なさを嘆く凪にも好感が持てました。
ただ、残念に思うところもありました。
冒頭に凪がレオニードに抱かれる場面があるのですが、二人が身体を重ねるのは一度きりというわけじゃないので、あえて冒頭に持ってくる必要性は感じなかったです。レーベルの特徴かもしれませんが、私はあまりすきな構成じゃないです。
失明中のレオニードの態度も不明瞭でした。勘が鋭いと評されており、渚と勘違いしているのなら、凪のピアノが以前の渚のものとは違うことに気がついていながら全くふれなかったのが不思議でした。
再会した後、レオニードが凪を攻める場面ですが、乱暴に抱いた後に優しく豹変するのも違和感がありました。抱いている最中に、怒りだけでなく、もっと愛を垣間見せて欲しかったです。
また、序盤に渚がレオニードに恋しているというセリフがあるのに、そのフォローがなかったのが気になりました。単に凪が誤解したという程度なら良かったのですが。
そんな風に不満や疑問もありましたが、全体的に甘いマフィアドンに愛される日本人音大生のハッピーエンドの話です。セレブ年上攻め、健気年下受け、年の差カップルがお好きな方にお勧めです。
秋山作品は元来甘いものが主流なのかな?「極道の犬」みたいのを毎回期待しているのですが、早くそういうのにシフトしてほしい。
ということで、また今回も甘い甘い、身代わりモノでした。
ピアノで留学している凪は希望の教授につくことが出来ず、違う教授に師事するのですが、苦学生の為休み中は教授の手伝いをバイトとして地方出張にお伴することになったのですが、教授が車運転中にセクハラを仕掛けてきて運転を誤り事故をおこしてしまう。
その相手は、イタリアマフィアのドン・レオニードで、事故の怪我で目が見えなくなってしまったのです。
レオニードの部下に屋敷に連れてこられ、レオニードをパトロンにしている同じ日本人の渚とレオニードに間違えられたまま、一緒に過ごすようになる。
自分が起こした事故のせいで、という罪悪感からレオニードに気遣う凪。
でもそれがだんだん愛へと変わっていくのはお約束。
触れられてキスもされて、思わず誘ってしまうのも凪。
レオニードは目が見えない苛立ちを凪に癒してもらって、特別な存在になっていくのだけど、渚と思いこんでいるから、凪はあくまでも身代わりという意識があるので、期間限定ということでつい誘い受けになってしまうんだろうな~。
レオニードの目が治り再会した時、渚へまっすぐ向かっていくのは面識があるから当然にしても、抱き心地とか声とか凪との違いがわからないか?
それにしても、凪は何だかピアノ下手そうなんですけど・・・
留学の価値がある学生なんでしょうか?
マフィア×日本人少年っていうのも、一種アラブ的雰囲気を纏ってますよね。
甘くていい話ですが、自分にはモノ足りない感じ。
受けにイライラを感じなかったのが救いでした。