白昼堂々

白昼堂々
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×24
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
89
評価数
22
平均
4.1 / 5
神率
54.5%
著者
長野まゆみ 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
集英社文庫
発売日
価格
ISBN
9784087473827

あらすじ

1976年初冬。由緒ある華道家元の若き跡継ぎである原岡凛一は、従姉・省子の男ともだちだったアメリカンフットボール部のエース氷川享介と出逢う。その邂逅が、やがて二人の運命を変えていくことに…。冬から春、やがて夏へと移ろう季節の中で、彼等の思いはどこへ向かうのか。凛一の希みは叶えられるのか。少年たちの切ない恋を描く好評シリーズ第一弾。

表題作白昼堂々

高校生、スポーツマン
高校生、華道師範

レビュー投稿数7

みずみずしく、そして残酷。

まるで、水の中にいるような感覚になる。
薄い膜の張った透明な世界で、凛一と氷川のふたりだけが、お互いの色を知っている。

白昼堂々
碧空
彼等
若葉のころ
の四部作。

氷川に強く焦がれながらも、健気に弁えている凛一。
女性たちと付き合いながらも、凛一を優しい残酷さで受けいれる氷川。



 もしぼくが、もう一度、キスをして欲しいと希んでも、
 氷川さんにそんなことはできないはずだ。
 
 でも、ぼくの気持はそうなんだ。
 あなたに抱かれたいとも思う。



淡く、儚い、少年たちの物語。

4

何度でも読み返したくなる

非BLと分類されていますが、これを普通の読書好きにおすすめするのはかなり抵抗がありますね。
シリーズ1作目。
キャラクターに入り込んでいく上ではまとめてせめて2作目までは一気読みしてほしいとkろです。

最近改めて読み返して思いましたが、QBって本当にThe陽キャって感じですよね。スクールカースト最上位。初読のころはそんなこと全然感じたことなかったな

4

爽やかめな恋愛模様。

私は長野まゆみ先生の作品では、エロ度高いめか少年が主人公の幻想的な話か幻想文学に極フリしている物ばかり読んで来たので、現実的な世界観で現実的な恋愛をする話は新鮮と感じました。

冒頭部分では凛一の性格が長野作品の主人公にしては大人しいぞ……! と驚いたんですけれども、物語が進んでいくにつれ、やっぱり彼も長野作品の主人公だなと。見た目は可憐でもメンタルは鬼ですね。

凛一周りの底意地の悪い関係者達がいい味を出していました。特に叔父の千尋さんw メインカプは氷川✕凛一だけれど、千尋✕凛一も過去エピソードを読んでみたいです。

本作が凛一シリーズの第一弾なんですね。本作では氷川と凛一の関係はまだ始まったばかり。続きもぜひ読んでみたいです。

2

非BL区分ですが、内容はBLです

長野まゆみ作品は何作か読みましたが、ファンタジー要素が無かった物は初めてでした。

主人公は女装しなくても従姉と間違えられるような容姿を持つ凛一です。←この辺り、ファンタジーと言えばファンタジーなんですけどね。

従姉の省子の代わりに出かけた先で、省子の彼氏(?元カレ?ただの男友達?なのかが曖昧で正確な関係は分かりませんでした)享介と出会い恋をします。

享介はノンケですが、凛一の気持ちを知った上で関わりを断とうとせず、付かず離れずの友人関係が続きます。
凛一を気にかけて、自分が出るアメフトの試合に呼んだり、凛一が入院したら見舞いに行ったりしますが、付き合うというわけでもなく、曖昧な関係が続くのです。

物語の終盤、凛一と従弟・正午のキスを見た享介は嫉妬心を持ち…凛一→→→→享介だったのが凛一→→→←享介になった?
しかし享介は恋愛に関しては頭で考えてから行動せずに、その時の気持ちで決めたいという、場当たり的な恋愛観の持ち主のようで。
凛一に好かれるのも嫌じゃ無いから、男は無理と思わずに成り行きに任せる的な考えなのでしょうか…。
ちょっと不安を感じちゃいますね。

作者さんのファンタジー作品は男性同士の絡みはあれど、あまり気持ちの部分に触れられているものが無くてそこが残念に思っていたのですが、こちらは凛一の気持ちを直接的ではありませんが読者に伝わるように表現されていて、胸が痛んだり浮きたったりが共感できて良かったです。

凛一の他にも、叔父の千尋、従弟の正午など男性に恋する登場人物が出てきます。
千尋と凛一の亡き父親の関係も切ないです。

シリーズの続きも読みたいと思います。

3

非BLなのか…?

長野まゆみのファンタジー感が苦手の方におすすめです。
しかし、非BLか…腐女子以外にはおすすめしたくありませんが(笑)。
美しい情景と淡々とした静けさが好きな作品です。
原岡凜一はゲイであると自覚している高校生で、彼と彼の好きな男(バイ?)と周囲の男性達を中心に話は展開されていきます。
この巻はいわば出会い編です。このシリーズは一気読みをおすすめします。
凜一の自覚ありならではの強かさと本命の前でのしおらしさにきゅんときました。ただの健気で終わらないところが長野まゆみの少年です。

3

長野まゆみ作品初体験

真性の少年が3歳上のノンケ(バイなのか?)の青年を好きになる凜一シリーズ第一弾。

一度サラッとしか読んでないのですが、若干ありえない出会い方をしたのに凜一がいつの間にか氷川くんを好きになっててアレっとおもいました。
ちょっと興味あるかなーくらいだったはずなのに・・・

私自身は普通に腐女子ですが、普通のBL小説と違ってガッツリからむシーンがないのでBLにまだ入り込めていない人にオススメです。

キスが崇高に見える(笑

そしてとにかく魅力的な登場人物がたくさん!!

凜一の親類はホモorバイだらけですがカッコいいお兄さんがたくさん出てきます。

3

QB高3・氷川&名門校に通う華道の家元の跡取り高1・凛

に加えて10歳上の叔父で京都の大学講師・千尋、凛が好きな従弟・正午(まひる)まで
更に凛が総モテ状態なので……うーんBLだ

でも優柔不断でウジウジした凛に魅力を感じませんでした
氷川にも取り立てて魅力がない
だから氷川がなぜ凛を好きになったのか分からないし、凛が氷川をこれほどまでに好きになった理由も分かりませんでした
「さんざん人を痛めつけてから謝る」凛のはじめての男・千尋は更に魅力がないし、ついでに内藤はウザいです

一番萌えたのは凛×省子かな、でも凛→氷川なんだよね……

3

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