カメラマン×ライター、業界メンズラブ!

記者と番犬

記者と番犬
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌9
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
34
評価数
15
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥581(税抜)  
ISBN
9784796400459

あらすじ

突然、温泉取材を引き受けることになった週刊誌ライターの吉岡。カメラマンとして現れたのは、幼馴染みの多岐だった。幼い頃、犬のように懐いていた多岐は、長身で男らしい風貌になり面影はない。だが、現在も変わらず懐いて、吉岡を一途な瞳で見つめてくるが…!?
可愛かった弟分は、一途な大型犬!?業界メンズラブ!
(出版社より)

表題作記者と番犬

受様の幼馴染でフリーランスのカメラマン
時事的なネタを得意とする週刊誌ライター

その他の収録作品

  • 記者と愛犬

レビュー投稿数8

大型ワンコの見本のような

大型ワンコの見本のような年下攻めくんでした。

主役ふたりは幼馴染みなんですが、いつの間にか縁遠くなっていて、久しぶりに再会したら記者(受け)とカメラマン(攻め)の関係になっていて。
攻めの愛情は最初の最初からだだ漏れです。尻尾をちぎれんばかりに振ってるのが目に見えるようで。
受けはそれにまったく気づいてなくて、さばさばとした付き合いをはじめるんだけど、それが攻めにとったら挑発行為のようでさ。
耐えるのは辛かったろう、可哀想に。
でも読み手にとったら、ワンコ攻めはお預けくらってる姿そのものに萌えるんですよねー。ご馳走を目の前にして「待て」状態のまま必死でこらえてる姿にニヤニヤしてしまいました。

ストーリーがちょっとあっさりだったかなーと思わなくもないですが、私好みの大型ワンコには萌えました。

2

待て!よし、とってこい!~VOWWOW♪

見事なワンコ年下攻めでした、満足。
何だか~まるで、うるうるした瞳でご主人さまの命令を健気に待って、たまに怒られるとシュンとしながらも、懸命にご主人様の後ろをついて歩き、嬉しければ尻尾をパタパタ振りまわし、ヨダレもだら~と流しながら、褒められたら嬉しくて、飛びついてうれションしてしまう大型犬。
そんな描写がまるではいっているかと錯覚するほどでした。

そんなワンコは、主人公・吉岡が住んでいた同じ団地に住み、吉岡を慕っていた年下の多岐。
フリージャーナリストとカメラマンとして再会するわけですが、温泉取材で、ワンコが暴走して叱られて、そのショゲ返りぶりと、側にいないのに寂しを覚え、また接近を許すと、、、といったある意味、ワンコものでは王道の展開。

多岐は本当は吉岡が好きだけど、吉岡はノーマルの人だからと、距離をおいているのに、吉岡が無意識に(無神経に?)ズンズン踏み込んじゃうので、多岐は苦しいおあずけ状態。
それでも、よい飼い主とワンコだったのです。
これだけじゃ、盛り上がりとクライマックスがないよね?
ということで、出てくるのが多岐の出生と、吉岡の追っている議員の不正の事件が絡んでという。
ワンコが見事番犬の役割を果たすわけです。

追っている事件が深刻な割に、本当に割とあっさり、円団をむかえたのには、少し拍子抜けではありますが、シチュエーション重視であれば、これもありかと思える作りだったのが、今回は自分的に洸さんの作品への合格点。
最後まで、ご主人様とワンコのペースはエチのシーンまで継続していて、徹底しておりました。

表紙のイラスト、、、多岐の後ろ姿、、何気にお尻の割れ目にギリのパンツラインがああああ、おっ、これ帯で隠れない♪♪♪
おいしいですね♪

1

一途さが可愛くてツボなのです

今回は受様の幼馴染でフリーランスのカメラマンと
時事的なネタを得意とする週刊誌ライターの再会ラブです。

受様が偶然再会した幼馴染の攻様と恋人になるまでと
出会いから一年後のラブラブ後日談。

受様は総合週刊誌の記者をしています。

担当は特集記事で
オリンピックから日曜大工のやり方に至るまで
広範囲の企画を扱う頁で
企画によって時間がかかるモノも有る為
数名で担当しています。

受様はどちらかと言うと
政治経済などの硬い記事が得意で
今も議員がらみの汚職ネタを追っていますが、

担当者が骨折していけなくなった
温泉特集の担当を任される事になりました。

温泉企画は年末の定番企画であり
雑誌としても人気の特集ですが
温泉に興味がない受様には苦手な分野です。

しかし28とは言え、
部署では最年少で若造扱いの受様には
選り好み等出来ませんし、
何事も経験で有る事は確かで否とは言えません。

だいたいの段取りもされていて
ちょうど編集部にきていると言う
組む予定のカメラマンを紹介されます。

精悍な容貌で男らしい雰囲気の男ですが
何処かで会った事がある様な???

職業柄、
人の顔を覚える事に長けている受様ですが
曖昧な挨拶をしかけた受様は
いきなり破顔した彼に抱きつかれてしまいます!!

なんと彼は子供の頃同じ団地に住んでいた
二つ下の幼馴染だったのです。
そして彼こそ今回の攻様になります♪

攻様は離婚して母子家庭で
一人っ子だった受様には弟の様なモノでしたが
チビで痩せた少年だった記憶しかなく
大学進学で独立した受様が
攻様に会うのは実に数十年ぶりでした。

体格も顔つきもワイルドで男らしい今の攻様は
「モデル顔」と言われる受様をしても
男として負けた気分にさせられてしましたが

話してみると
なんでも受様の後をついてきた攻様のままで
受様は仕事の相談で付き合ううちに
プライベートでも気軽に
受様と飲みに行く様になります。

そして迎えた取材の日は
前任者が振られた為にクリスマス・イブ。

受様も恋人に振られたばかりでしたが
攻様には年上らしくミエを張って
料理上手で大人な女を演出していました。

ともすれば出る彼女の話も
適当にウヤムヤにしてきますが
酒と温泉ですっかり出来上がった受様は
振られた事を自白してしまいます。

これで嘘も無く付合えると思った受様ですが
真剣に聴いてくれていたはずの攻様に突然
唇を塞がれてしまいます!!

実は攻様はずっと受様が好きで
彼の傍にいられるだけで幸せだったのですが
グダグダの受様を見ていられなくて
つい彼に触れてしまったと言うのです。

酔った自分も悪かったと
攻様が今夜の事を反省すれば
二人の関係に変わりがないと思っていた
受様ですが

攻様は受様を傷つけたからと
受様と距離を取るようになってしまい…

こんな二人の恋の行方は?!

不規則な仕事故に恋人と長続きしない受様と
出会った時から大好きだった受様を
一途に慕うワンコな攻様の恋物語にになります。

クールビューティな受様とワンコな攻様が
大好きな私には見事にツボなカプでした♪

昔と変わらずに自分を頼って慕ってくれる
攻様の再会をきっかけに
今までの恋人達との付合いや攻様との関係が
自分の都合に合わせたものだったと反省する中、

受様が元々追っていた汚職事件の関係議員が
攻様の関係者だという事が判明したり
受様が謎の暴漢事件にあったりでバタバタ。

半ばでは既に両想いっぽいのに
二人の距離は仕事と恋と両面で
近づいたりと思ったら離れたりの繰り返しで

最後にまとまるまで
ハラハラ続き出面白かったで~す♪

続編は一年後のクリスマス・イブ。
昨年のリベンジに燃える受様が計画した
再びの取材旅行での甘い一夜となっております。

大人な事情からか発売が伸びた一作でしたが
待っただけあった楽しい一作でした(笑)

今回は本作同様カメラマン×記者かつ年下攻めで
秀香穂里さんの『他人同士』をお奨めします。

0

愛犬は名犬

幼馴染もの、再会もの、とくればなぜか多いのが「年下ワンコ」。
本作もソレです。
小さい時はいつも守ってあげていた泣き虫のアイツが俺よりデカくてイイ男になって現れた!
…っていうヤツ。
この場合、年上の秀一(週刊誌記者)がノンケなので、すぐにBL展開にはなりません。
逆に、負けず嫌いの秀一がなんでも年下の多岐(駆け出しのカメラマン)と張り合ったり先輩風を吹かせたりで態度が悪い。
その上ノンケ特有の鈍感と無神経。
一方多岐は中学生くらいの頃から秀一が好きで、でも初めから諦めているわけです。
そんなあるある設定の上に、秀一が偶然掴んだ政治家の汚職スクープ、その政治家と多岐の関係性などが絡んで…
…というストーリーなのですが。
私的にはもっと「お仕事」の比率を上げてほしかったな〜という感じです。
多岐がカメラマンとしてやっていきたい事が明確なのに対して、秀一は「しごでき」感が無くて。
この汚職スクープを追って記者魂のようなものを覚醒させる展開があったら良かった。

「記者と愛犬」
恋人になってから初めてのクリスマスに、再び多岐との温泉取材旅行を入れた秀一。
秀一はイチャイチャしたいのに多岐はずっと仕事モードで…
本当は我慢していた多岐。
一途で誠実でお行儀の良い名犬攻めです。

0

私事ですみません

雑誌の記者・吉岡と幼馴染みのカメラマン・多岐のお話です。
幼馴染みものワンコ系の王道なお話で、それほど大きな事件も心の乱高下も無いので、つまらなくは無かったけれど中立にさせていただきました。

編集部のお仕事だったり、個性的な脇役の皆さんだったりが、もう少し派手に動いてくれていたら、ちょっとハラハラしながら読めたんじゃないかなとも思いました。

とにかく多岐が吉岡一筋なので、展開に揺らぎが無さ過ぎたんだと思います。
彼の父親の一件でさえも、それほど大きなトラブルにならなかったし・・・

で、ほとんど関係ありませんがおんぶについて。
酔っ払った吉岡を多岐がおんぶするシーンがあるのですが、子供の頃おんぶするばっかりでほとんどされる側に立ったことの無い人が、大人になってからしてもらうと、大きな感動があるんです。
で、相手が広い背中だったら言うことなしの安心感です。
ああ、体格のいい息子を産んでおいてよかった・・・

1

温泉ネタ>事件

表紙に釣られました。

一体どんなハラハラドキドキ事件物?と思っていたのですが…温泉ネタの方が多かったorz
吉岡の得意とするのは時事ネタ(政治・経済系)設定なのに
議員がらみの汚職事件をメインにはって欲しかったなぁー…。
前に読んだ『ろくでなし刑事のセラピスト』みたいな事件物を期待してしまっていたので、その点が個人的に残念でした(´・ω・`)
多岐は「お預け」頑張ったなー…。
中学生の頃からずーっと吉岡のことが好きなのに…吉岡はノンケで意識してないため色々と酷な行為を(ノД`)
「女の口説き方を教えてやろうか?」やら旅館の浴衣は着方が分からず乱れてるわ…。

読みやすくてザクザク読了です(*・ω・)ノ
因みに表紙は攻めの腰~尻に注目ですー見えそう(*´Д`*)←殴

1

設定が活かし切れてない?

洸さんの作品、初読みです。
視点は受け。
読んでみて、今後洸さんの作品に手を出すかはかなり微妙になりました。

**********************
受けは週刊誌で記者をしている吉岡、28歳。
細身で綺麗な顔立ちのわりに、手が早い(殴るの方)。

攻めの多岐は吉岡の2つ年下の幼馴染みで、フリーカメラマン。
ワイルドで長身な外見とは正反対の大型ワンコ系。
**********************

長く会っていなかった幼馴染みのふたりが仕事で組むこととなり、再会するという出だしなんですが、多岐の方は思いっきり好意ダダ漏れです。
まあ、ワンコ系ですからねえ。
反面、吉岡の方は直前まで彼女がいたノンケなのですが、腹を括ったら強かったです(苦笑

読み終わって内容は?と聞かれたら上記のように説明できますが、感想はというとどうも…
視点主の吉岡にはまったく感情移入できませんでしたし、多岐の方もなんかあまりに、ヘタレワンコというよりも空気ワンコ?
ワンコ攻めは好きですし、多岐のビジュアル面も好みです。
でも、なんだか気持ちの中で上滑りしてまったく魅力がわからなかったかなあ。
吉岡が追っていた事件も、彼らが背中を押されるきっかけにはなりましたが、ただそれだけという感じで肩透かしです。
もういっそのこと事件とか絡めない方が良かったのでは。
ひじょうに中途半端でした。

そして、イラストの佐々木さんはいつも思うのですが、カラーが素敵なんですよね!表紙の構図とかすごく好きです。(攻めの半ケツは恥ずかしいからいらない気がしますけども)
だけど、挿絵がどうも…
この作品の挿絵もなんだか顔の大きさと頭身がロングショットだとおかしな感じですし、えっちシーンで顔が見えないって…
挿絵の数はこの作品多いのですが、それでよけいに気になってしまいました。

1

受けが以外と男前

表紙の絵と話の最初の方での吉岡の印象はおとなしい感じなんだと勝手に思ってたんだけど……。

女の人にちょっとだらしない?と思ってしまった。
前の彼女と別れてすぐに綾子と付き合って、8ヶ月で別れる。これは、綾子が二股かけていて綾子が別れようって言ってきたんだけど、そのあと、吉岡は彼女と別れた事を隠してるのに幼なじみの多岐とナンパしに行こうするのが……。

吉岡の回想だけの登場だったのに、本当に綾子が登場するけどこの登場はいらなかったと思う。別れたあと、吉岡が気になって仕方なかった……だから、もう一度話し合いたかった……彼氏にも言われたからとか、主人公は吉岡ですよね……。

タイトル、記者と番犬だけどどっちも当てはまらなかった。番犬ならもっと強いイメージだし。
吉岡の方が男前な感じがするから多岐はヘタレな感じがする。
番犬よりは忠犬の方がしっくりくる。

1

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