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yakusoku no chi itsuwari no seiyaku
受が不憫すぎるラストに「そりゃないよ~」と思ったら
あとがきで続刊予定と書いてあって一安心。
初版発行が2010年。
そろそろ続きが出てもいい頃ではないでしょうか!
時代設定は、中国の三国時代に少し似ている?
隣接する三国だったが、カナンという国が隣国を滅ぼし
もう一国(蓬莱)を属国にした。
(古代設定のためか、作中で「国」「国家」等の語は出てきません)
蓬莱の時期領主・華琳には、ラズワルドという幼馴染がいた。
ラズワルドは、滅ぼされた国ジャンナの民の生き残りで、
出自を隠し、華琳の側仕えとして育てられた。
健気な華琳と、優しく寡黙なラズワルド。
幼い頃から一緒だった二人が、自然と惹かれあい
華琳の成人の儀を目前に結ばれる…。
ここまではとても可愛らしい、普通のラブストーリーです。
しかし、華琳の成人の儀で事件は起こる。
カナンの次期皇帝ユリウス。
ラズワルドのもう一つの顔(?)「ザーフィル」。
そして、幽閉されていた「陰王」―華琳の父の存在。
様々な人間の思惑が絡み合い、思わぬ愛憎劇へと展開していきます。
ザーフィルとラズワルドは同一人物なのか。
以前の優しかったラズワルドはもういないのか。
何もわからないまま、
犯罪人としてカナンに囚われる華琳、不憫すぎます。
このあと、家臣共々拷問を受けことが予想され
続編が読みたいような、読みたくないような…。
でも、ラズワルドの正体が分からないことには
スッキリしないので、やはり続刊希望です!
ところで、時代設定のわりに
たまに現代的な言い回しが出てきて、妙にツボでした。
濡れ場での表現が、
「百メートル走を全速力で走り抜けるような快感」とかw
逆に、現代との概念の違いも興味深かったです。
華琳が、今の感覚だと「まだ」15歳なのに
本作品では15歳=成人なので、
15歳「なのに」性交経験がないだの、箱入りだの
しきりに言われていて、昔の人は若いのに大変だな~と;
華琳もラズワルドも、口調や考え方がとてもしっかりして、やはり今の10代のイメージとは違うな~と感心しながら読みましたw
何にせよ続編、続編です。待ってます!!