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まず、女は穴があればいい、というようなロクデナシ達が登場しますのでご注意ください。ただコミカルテイストですし、主人公は真面目な性格なのでそう悲惨さはありません。でも周囲が酷すぎる…。
この作品はシリーズ2冊目なのですが、前作は未読です。
実は、シリーズだと知らずに3冊目「限りなく不幸に近い幸福」を先に読んでしまい、ロクデナシに免疫がなかったこともあり、その時はもう二度と読まないだろうな…という感想だったので、シリーズの他の2冊には手出ししていなかったのですが、忘れてこれを読んだら結構面白かったで、3冊目もまた読み返そうかと思いました。この作品はロクデナシ弟に事故に遭えとまでは思わなかったです(笑)
なお、2004年にダリア文庫で出版されています。ただ、どうやら書き下ろしがあるわけではないようなので、内容に相違はないと思います。
内容は1冊丸ごと表題作です。堀が主人公ですが、ストーリーの占めはロクデナシの集まりという面白いスタイルです。
高校時代の堀(受け)はいつも弟の慧二に恋人を寝取られています。慧二の友人の千葉(後の高須賀・攻め)、とその他は家に入り浸って乱交しては女の品定めをするロクデナシ。そんな過去を思い出していると、現在会社員として働く堀とその周囲にいたずら電話が掛けられていると分かります。犯人を探そうとする高須賀ですが、堀が誘拐されてしまい…という話です。
堀は逆恨みで誘拐監禁されるし、母親にも裏切られ、満身創痍ですが、酷い目に遭うのは慧二で慣れているので、意外とメンタルが強いので読みやすいです。綺麗好きそうなのに机や部屋が汚いとか、ストレス解消を兼ねてゴキブリを叩き潰すとか意外性があるキャラです。女の前歯を折るような冷酷な高須賀が、堀には激ラブな場面はニヤけてしまいます。
深く考えずに、さらっと読むのに良いです。真剣に読んだらロクデナシに腹が立ってしまう可能性大なので真面目な方はご注意ください。人前プレイあります。ロクデナシなんだけど、受けには凄い執着で一途な攻めがお好きな方にお勧めです。