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この小説は本屋で見つけて、イラストがサマミヤアカザさんだったので
購入したのですが、すごく面白くてスラスラ読めました!!
猫人という、珍しい設定で、夜警隊士のアビシニアンがツンでかわいかったです。
そんなツンのアビシニアンの相方R.Bはいつもアビシニアンにちょっかいを出しては、スルーされるというちょっと可哀想な奴です。
でもアビシニアンになにかあった時は、
目の色をかえて助けに行ってました!!
その場面のR.Bはとてもかっこよかったです!!
この小説には続きの巻があるのですが、これもおすすめです。
一緒に買って、いっきに読んでみてはどうでしょうか?
アビシニアンとR.Bの漫才みたいな会話にも注目してみてください。
『猫人夜警隊』シリーズ第1巻。
猫の耳、猫の尻尾がはえた人間ー〈猫人〉たちの世界。
ゴールドラッシュ河畔にある縞瑪瑙城城下は水運の要所として貿易が盛んな都市です。都へ行く貴族や商人がひっきりなしに行き交う場所。娼館や野良が集う界隈、闇取引きが日夜行われているいかがわしい通りもあります。
そんな清濁併せ飲む街の夜の治安を守っているのが、縞瑪瑙城夜警隊。
面倒くさがりの隊長・R.B.と美形だが無愛想な夜警隊士・アビシニアンの二人を中心に、夜警隊の面々が城下で起きる事件の謎に奔走します。
第1巻のテーマは「尻尾切り」事件。猫人にとって尻尾は大事なもの。城下では猫人たちの自慢の尻尾が賊によって切り落とされ、奪い取られてしまうという事件が起きていました。縞瑪瑙城城主・オッドアイの命令を受け、夜警隊士たちは事件解決に乗り出しますが…。
本作の見所は耽美な世界観。真堂樹先生の作品はBLと匂い系の境界線のような作風で、濡れ場でもないのに官能的な描写があるのが特徴です。本作は猫人が主役なので猫の生態を取り入れたお耽美な設定がなされています。
・スキンシップは猫人の本能。相手の耳を舐めたり、傷口を舐めるのも普通のこと。
・二人一組の相棒同士、一つのベッドで眠る。
・薄荷は猫人にとって媚薬。嗅ぐとメロメロになってしまう(その描写はまさに猫そのもの!)
主人公カップル、R.B.とアビシニアンのスキンシップも猫らしかったです。
いかにも定番な萌え設定。
けれど設定を作って終わりではなく物語の内容も計算されています。ミステリ調のお話で、結末までしっかり読ませます。猫人だからこそ起きる事件と動機は本作の設定でなければ書けないもの。また安易なハッピーエンドで終わらせず、人生のほろ苦さを描き、終盤にはせつない場面もありました。人は時として同時に菩薩の顔を般若の顔を持つこともあるというのが本作を読んで最初に抱いた感想です。
猫人という設定と聞くと萌えだけに特化した作品のようですが(自分は萌え追求の作品は嫌いです)、本作は読ませる小説でした。
猫人―人に似て非なる、三角耳に尻尾、猫の習性を持つ。
な~んて人外の世界で、縞瑪瑙城(しまめのうじょう)を守る夜警隊のお話。怠惰に隊長を務めるRBと相方、麗しのアビシニアン!すぐにアビシニアンにちょっかいをかけたがるRBは、毒舌の嵐にあっています。
城下で起こる「尻尾切り」事件の解決に、夜警隊の面々が奔走しています。
キャラの個性が際立っていて、とても楽しく読めます!
RB始め、皆が大きな過去を背負っているようで、普段の凛々しく、逞しく、明るい態度の裏には色々隠されていそうで、それらも徐々に明らかになっていくんだろうなと思います。
サマミヤさんの美麗な挿絵とあいまって、世界に浸りながらスラスラ読めてしまいました☆