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gangu no koi
所々ツッコミつつ、ラストの攻めの変わりようにポカンとしつつ。
それでも所々で泣きながら読んでました。
受けが攻めから拒絶されても"諦めない!頑張る!"
って一途といえば聞こえはいいけど、無理やり過ぎてちょっと萎えました。
苦手だとキッパリ拒絶してるのに追いかけ回される方の身を考えるとなぁ。
攻めも前半と後半でガラリと変わりすぎて…。
なぜ変わったのかという部分が分かりずらかったので、ううーん。
受けのまっすぐな愛情にほだされたのはわかるんだけど、
カカオ95%ビターチョコが一瞬で30%のミルクチョコの甘さに変わった感じ?
じわじわ変わるんじゃなくて、ガラっと変わるから読んでる方の気持ちが追いつかない…。
でもですね!お話の展開には付いていけなかったけど、
受けの好きで好きで好きでどうしようもない片思いや失恋の痛みに涙し。
攻めの人を信用出来ないトラウマで受けに対して臆病になってるトコに涙し。
モノローグの面ではグズグズ鼻すすりながらキュンキュン(∩´///`∩)
後半で攻め目線に切り替わったあとは、攻めの不器用さや甘さにニヤニヤ(∩´///`∩)
と、萌えを堪能できました。
そして。奈良さんの描く「神経質なお顔の黒髪・メガネ・スーツ」の男性は
胸をトキメかせてくれるなぁ…とイラストだけでも萌えました。
特に全裸でベッドの上に座り、受けに口でさせてるのを煙草ふかしながら見下ろす攻めの冷たい視線でドキドキさせてくれるイラストが一番好き。すンごくカッコ良かったですヾ(*´∀`*)ノ
ゲイバーで襲われかけた主人公が、助けて貰った相手に恋をする、というストーリー。二人の歳の差はかなりあって、主人公の圭吾は20歳と嘘をつきながらまだ高校生。
普段は歳の差もの大好きなのですが、これは出だしはとても好みの展開だったものの歳の差というところにはあまり萌えを感じなかったかな、と思います。
コンセプトは「大人と子供の恋」なのに、意外と攻めの草加も子供っぽい性格だと思ってしまったので、それが原因かも。
草加は子供は相手にしない、というクールな大人です。
クールはクールなんだけど、あんまり大人の余裕は感じないというか…
短気で口が悪く、ガラも悪いように感じました。それが攻めキャラとして好みでないかというとそうでもないんですが、大人というには子供っぽい。
人に裏切られることに臆病だし、キレやすい…ある意味圭吾よりもっともっと不安定で純粋な子供のようかも。
圭吾は圭吾で、草加に相手にされたいがために草加の持ち物を盗む、という好意はあんまり感心できない。でも子供らしい一生懸命さというか、相手の都合を考えずになりふり構わず押せ押せで、その様子に最後は根負けしてしまう、というのは大人と子供の恋のセオリーかも知れません。
歳の差もの好きで、受け→→→攻めのような一方的な一途な展開がお好きな方にはオススメだと思います。
「玩具の恋」というのは、草加が圭吾のことを都合のよいオモチャ程度にしか思っていない、という酷い意味があるのですが、内容はそこまで草加を辛辣には感じず、鬼畜攻めといってもひど過ぎず、ちょうどよいくらいだと思います。 しかし、逆にこういうタイトルなのだから、草加の鬼畜っぷりを徹底したほうがお話としてはインパクトがあったかもしれません。
エリート社会人とエセ学生のお話です。
子供に興味がないという攻の気をひきたいが為に、年齢詐称しちゃった高校生の受が、ひたすら一途に攻にアプローチするんですが、うぅん……普通です。
これといった山場もなく、身体だけの関係が淡々と書かれるのですが、受けの一人称の語りで進行していくので、なぜ攻が受のことを好きになってくれたのかが全然理解できませんでした。
そして受も一途でもの凄く健気なのですが、どうして攻をそんなに好きになっちゃったのかが、やっぱり弱くていまいち乗れなかったです。
物語の進行に対して置いてけぼり感があったんですが、カメのエピソードについてはニヤニヤしながら楽しく読めました。
文章もそこそこ読みやすかったので、可もなく不可もなく、という感じです。
ふと思うんですけど、これBlackの必要ないんじゃ……。
内容は、タイトルまんまです。
草加の暇つぶしのケイゴが、そんな冷たい草加に恋してるという…
もう少し、タイトルひねりが欲しかった……
受けのケイゴは、高校生。
知人に連れられ始めて出かけたゲイバーで襲われかけたところを、草加に助けられ一目惚れ。
攻めの草加はゲイで、バーの常連。
子供は相手にしない主義ということで、最初、ケイゴのことはまるで無視です。
「一回だけでいいから」なーんてケイゴは言いますが、「んなわけないじゃん」とツッコミ入れつつ読了。
ケイゴは背伸し大人ぶってやっと草加に抱いてもらうのですが、なんでそこまで遜る?と謎でした。
スーパー攻とまではいきませんが、草加は容姿も良く大人でお金アリ。
しかもツンデレ攻め。
お好きな方も多いとは思いますが、わたしは苦手なタイプだからでしょうか。
ケイゴの気持ちにまったく寄り添えませんでした。
初めて記念ならぬ、もう一度会いたいとばかりに草加のライターをケイゴは持ち帰ってしまいますが、それもまたどうなのかなあと。
とても人気作品のようなのですが、わたしには合いませんでした。
高校3年生のケイゴは、ネットで知り合ったガクと一緒に、ゲイが集まることで有名なバー、Ragtimeに行くのです。ケイゴはそこで、意に沿わない男から迫られ、そのバーの常連である草加に助けられるのです。
草加は年下は相手にしない主義だし、ケイゴのこともそれほど思ってはいないのです。
ところが、ケイゴは草加のことが気になって仕方がないのか、どうにかして草加に近づこうとするのです。
草加欲しさに「遊びの恋でもいいから」と言い切るケイゴ、そんなケイゴを疎ましいとしか思えない草加を見ていると、草加の方がはるかに勝っているし、どうしてこの二人が恋人になるのか疑問でした。
時々草加が呼び出して、そしてケイゴが会いに行く日々を重ねる中で、ケイゴの学校での成績はどんどん下がっていくのです。もう恋愛どころではないのではとずっと思っていました。
そんな下降する日々が続く中、草加は、ケイゴの決定的な一面を目撃してしまうのです。正直、「ようやく二人の関係が、あるべき場所に戻ったんだ。」と思っていたのですが、さらにここから物語がゆっくり動き出すのです。
ケイゴの一目惚れから始まったこの恋は、草加の抱えるもの、ずっと抱えていた氷の塊のようなものが、最後には溶かしてくれたようです。体の場面を描写した場面が、決して少なくはないのですが、傷ついた人が幸せになれるような最後、閉ざされた世界にもちゃんと春が巡ってきたような気がして、温かい気持ちになれました。
読んで最初に、果たしてこの恋は実る可能性あるのか?絶望的だろ。。。と思いながら読み進めていたのですが、まあまあ!うまいこと締めくくってくれましたね。こういう受け(弱気女の子っぽい)ってあんまし好みじゃなくて、きっと好きになれないなーと思っていたんですが、いいんじゃないのー?(笑)頑なまでに他人との関わりを拒絶する攻めが受けによって人間らしく、徐々に変わっていくのにきゅんきゅん。
最初はうざい受けだな…←とか思ってしまいましたが、全然そんなことなくて、どちらも愛着が持てる感じに仕上がっています!
読んでよかった作品の一つです。
とにかくもう草加さんが可愛すぎる!ツンデレ攻め好きの私にはたまりません。
ツンとデレの振れ幅が大きい程萌えるんですよ。
本編後の草加さん視点の短編のデレの威力にやられました。本編からは想像できないほどのデレっぷりにひたすら萌えました。
本編ラスト付近でもすでにデレてましたけどね。圭吾の校門の前に草加さんが立っていた場面ではちょっとうるっときました。
でも短編はそれを更に上回ってくれました。草加さんの魅力がこれでもかというくらい詰め込まれています。
冷酷な男で遊びでしか他人と付き合わない。そんな風に装いながら、本当は心の中に寂しさをずっと抱えていたのだと思うと切なくなります。草加さんが圭吾に出会えて良かった。
あと、玄関に入った瞬間に我慢できずにがっついちゃう草加さんに萌え。
ツンデレ攻めが好きな方は是非。草加さんの魅力を堪能してください。
いやー、面白かったー!
連れていってもらったバーで乱暴されかけたところを助けてくれた草加に恋をしたケイゴ。
子供は相手にしない主義の草加に、それでもどうしても相手をしてほしくてケイゴは慣れたフリで関係を求める。
一夜限りの条件で草加は付き合うが、恋心に気付きどしても諦めきれないケイゴはセフレになってくれと頼み…。
好きなのに好きと言えない。
自分のついた嘘が自分の首を絞めていく。
玩具としての付き合いを求められているのがわかるから、深くまで入り込めない。
少しでも気を許してもらえたのかと嬉しくなっていると、勘違いするなというようにキツイ言葉で突き落とされて。
それでも、どうしてもどうしても諦めきれなくて。
一生懸命に初めての恋と向き合うケイゴがステキでした。
そして、「この掌にきみを~」での草加の変わりようといったら!!
そこまで、過去の出来事もあって感情を押し殺してきた草加。
信じれば裏切られる。
だから信じない。
信じなければ心を乱されることもない。
そう思っていたのに、真っ直ぐに自分の心に入り込んできたケイゴ。
信じたいと思っていたのに、裏切られたことはひどく草加を苛んでいたが。
それでも残る想いはあって。
ケイゴがまた自分に向き合ってくれたから、どうにか歩みよることができて。
臆病で、その臆病さを見せないためにぶっきらぼうにしか振舞えない草加までもわかってくれるような、包み込むような。
心を許せる相手に巡り会えてよかったなぁ。
…にしても、かなりのがっつきようにちょっとびっくりしました(笑)
相当、禁断症状出てたんだなぁ。
ベッドにいなくてわたわたする草加も好きです。
今更レビューです。既読したのはかなり昔だったのでまた改めて再読しました。
高校生のケイゴ(受)は歳を偽ってネットで知り合った同じ性癖のガクと一緒に初めてゲイバーを訪れる。そこで男に絡まれていた時助けてもらったのが冷徹でクールな草加だった。一目惚れだったケイゴは自分の想いを告げるが、ガキには興味はないと一掃される。それでもどんなに草加に冷たくあしらわれても驀進していき、背伸びして草加に対等に見てもらえるように努力する姿は心打たれました。ストーカー並のその行動が全然厭味に感じなかったです。
しかしながら、まだ18歳。弱みは人に見せないで精一杯一途に頑張っても耐えられなくなるのは当たり前。草加を騙して接していることに苦しむ姿はやはりまだ幼さが伺えて切なくなりました。
草加の過去のお話も心に沁みました。性癖のせいで家族から隔離された学生時代の草加の唯一の心の支えは祖父だった。「いつかはすべてを理解し受け入れてくれる対になる人が現れる」、そんな祖父の言葉を胸に歩んできた草加の前に現れたケイゴは、草加の頑なに閉ざされた心を紐解いていく存在だったのです。
2人の玩具のような恋が一筋の光のようなケイゴの存在により真実の恋に変化していく過程がしっかり描かれていて読みごたえがありました。
健気受けというよりストーカー受けです。
凄まじいほどの猪突猛進っぷりに、思わず笑ってしまいました。
このジャンル、相手からきてくれるのをひたすら待ってるうじうじしたお姫様な受けが多いので、この受けはいい意味で新鮮で、度肝を抜かれました。
好きです、こういう受け。
手管など一切ない。
一途さだけが武器。
攻めがちょっと喋りすぎるのだけが気になりましたねー。
受けの一途さにじわじわとほだされて落とされるわけだけど、心理を会話のなかで説明しすぎな気がしました。攻めが受けを好きになった理由はわざわざ説明されなくても分かるので、直接的な説明は控え目にしてニュアンスで表現してくれてたら完璧だったのにな。
あと、この攻めは大人じゃないね。受けも単純なんだけど、攻めだって非常に単純明快でガキだと思いますw
面白かったです。
30ページに及んでボツになっという幻の初エッチシーン、読みたかったかも。
この一言につきます、このお話!
かわいかった~圭吾。途中何回もギュッて抱きしめたくなるかわいさ。
でも、芯はしっかりしていて、人を信じることに臆病になってた草加の心を必死に追いかけることで、徐々に開かせていったんですね。
本当に強いのは圭吾の方で、大人なのも圭吾じゃないかな?
中学生の頃のトラウマから抜けきれず、心の奥底ではずっと子供のまま成長できず止まったまま体は大人になってしまった草加は、それを隠すために常に人を寄せ付けず強がってきた。
そこに現れた強引だけど優しくそっと心に入り込んでくる圭吾に、人の温かさを知ってしまった草加はとまどい、何度もつき放すものの、離れてみて改めて気付く温かいあのぬくもりを恋しく想い、なりふり構わず初めて自分から心を開いて手に入れたいと思った。
どんなに冷たい言葉と態度を取ろうとも、諦めずに追いかけてくる圭吾にたまらない愛しさがわいたんでしょうね。
「この掌にきみを、花冠に接吻を」では、もう圭吾を愛しく思う心のセリフが何度も何度も出てきて、その言葉を圭吾に聞かせてあげたくなります。
まぁそんなことしなくても今の圭吾は、草加の表情から読み取れそうだけど...
圭吾の行動全てに愛しさを感じ、初めて親の愛情を知った子供のように片時も離れたくないって感じの草加に切なくなります。
やはり呆れて自分のもとから去って行ったのではないかという不安で、慌てて部屋の中を探しまくるほど圭吾のことでいっぱいになってるんですね。
なんだかこの2人を見ていると心があったかくなります。
ラスト、桜の木の下でやっと草加が素直になり、圭吾に想いを打ち明けるシーンにはキュンキュンですww
草加が恥も見栄も捨てて本心を告白したことで、圭吾も初めて本当の恋を知り、そうして大人になっていき、お互いがかけがえのない存在になっていくことだと思います。
常に圭吾のことを励ましてくれていたガク。
密かに圭吾のこと好きだったのかなぁ~?
いや、弟のようにかわいくて仕方なかったのかなぁ~?
と思うところですが、そんな彼にもイイ人作ってあげて欲しいですね★
受けは恋をしたことのない初心な高校生。
ゲイバーで強姦されそうなところを攻めに助けられて、一目惚れ。しかし、その攻めは年下は相手にせず、また特定の相手は設けず常に遊びで付き合うといったいわくつきの人…という設定です。
受けは相手にされないながらも、髪形を変えたり、年齢を偽ったりと攻めに対して必死にアピール。
紆余曲折の末、晴れて二人は恋人同士に…
~完~
と、すんなりいけば「萌」評価にしたんですけどね…。
ちょっと引っかかることがあるので「中立」です。
受けが攻めに対して必死にアピールしたはいいが、攻めは一向に相手にせず。業を煮やした受けが、「一度きりで良いから相手して!そしたら二度と近づかない」と懇願し、なんとか関係を持つことに成功。
が、一度寝たことでさらに欲が出てしまい、「恋」を自覚した受けはこのまま関係が終わるのが辛い…と思いながら、ついつい攻めの「ライター」を手にして帰路につきます。
後日、バーで攻めからライターを返すように言われます。ライターは攻めの祖父の形見なので、どうしても返してほしいと言いますが、そこで受けは条件を出します。それが攻めのセフレにしろというもの。恋人じゃなくていい、ただ攻めとつながりを持っていたいからという想いを隠し、一回寝た時にハマったとかなんとか適当に理由をつけ攻めに食い下がります。
攻めは遊びであること、呼び出しは自分から、飽きたら終わりと譲歩し、しぶしぶ了承し、二人の関係は続いていきます。(以降、割愛)
…これって「窃盗」とか「脅迫」とかいうんじゃないんかなーと。
健気どころかただの犯罪。
一途というかもろにストーカー。
なんだろう、余りにも受けの行動がぶっ飛んでいたので、素直に読めませんでした。
受けはライターを「盗んだ」こと、また条件をのまないとライターは返さないと「脅迫」したことも意識しています。へえ…
私の求める「健気」「一途」が微塵も感じられなかったので、評価は「中立」で。
四ノ宮慶さんのデビュー作は正直あんま萌えなかったんですが健気受と来たらそりゃ読まずにゃいられませんって!
帯より「お前まさか、初めてじゃないだろうな?」
そのまさかですよ!子供は相手にしないという男に一目惚れしてしまったケイゴ[受]。でも諦めない、自分を見てもらおうと一生懸命頑張る。
やっぱ健気受たまらんです、健気受スキーとしてはドストライク!スパーン!!
ただ健気なだけじゃなくて一生懸命な健気!そこが萌えポイントなんですな。
ケイゴは恋に対して一生懸命、年齢を隠し背伸びしてみたりとともかく一生懸命。
必死の頑張りの甲斐あってセックスの相手だけはしてもらえるけど、甘い言葉の一つもなくただの玩具扱い。
そんな辛い目にあってもただひたすらに草加[攻]を慕い続けるケイゴ。
突き放しても突き放してもここまで一生懸命自分を愛してくれる可愛い生き物に出会えばそりゃ情も出てきますわな。出てきますって!
ケイゴ頑張れ~!って気持ちになって読んでました。
挿絵の奈良千春さんは最近、絵柄が変わり過ぎてちょっと心配してたんですが今作では安定してました、ケイゴの下半身の短さがちょっと気になったかなあ、ん~でも許容範囲です。
表紙やエロシーンの身体の描き方にはやっぱ萌えます!
口絵カラー1P、本文挿絵9Pです。
『オレの玩具、オレが飽きたらおしまい!』
恋初心者の高校生・ケイゴが、恋をした。相手は、冷酷な男。悪い嘘の絶えない。
トイレで襲われそうになり、助けてくれたのが草加だった。
初めは、お礼をいうだけのつもりが、なんとか草加と過ごしたくなる。
ガキの浅はかな考えに、玩具扱いでもいい。
玩具のようにされるが、夢中になる。
今回は自分と同じ大人の男しか相手にしない会社員と
一目惚れした攻様に年を偽って近づく高校生のお話です。
受様視点で出会いからセフレ経由で恋人になるまでと
攻様視点でその後の後日談を収録。
受様は父の病死により
看護師の母に女手一つで育てられた高校生です。
父を知らずに育った為か大人の男性に憧れが強く
受様が惹かれるのはいつも一回りくらい
年上の男性ばかりでした。
そんな受様の為
良い人を見つけられるようにと
ネットで知り合った自称大学生の友人が
未成年御断りのバーに連れて来てくれます。
友人は受様を弟分のように思っていて
何かと気を使ってくれますが、
初めての場所に受様はドキドキしっぱなし。
ふわふわする感覚に酔い冷ましを兼ねて
トイレに向かった受様でしたが、
後をつけてきたらしい酔客に
個室に連れ込まれそうになってしまいます!!
そんな受様を助けてくれたのは
鋭い眼差しが印象的な男性で、
この人こそ今回の攻様になります。
攻様は受様にも非が有るとばかりに
キツイ事はでいきなり説教をかましますが、
項垂れた受様の頭を撫でる掌は優しくて、
受様は彼を忘れられなくなります。
攻様はこの店の常連客ですが、
自分と同世代の大人の男しか相手にせず、
遊びでしか他人と付き合わない男として
有名だった為、
初な受様には無理な相手だと
友人に散々反対されますが、
少しでも彼に近付きたい受様は
黒い髪を染めて服装を大人っぽくして
件の店に通うようになります。
最初は受様が話しかけるだけでも
踵を返していた攻様ですが、
めげずに声をかけ続けた結果
無駄話ができる程度にはなりますが
とりあえず傍にいられるだけ。
そんな関係を変えたのは一夜。
攻様が受様に気づきながらも
他の男を誘って店を出た夜に
受様はいても経ってもいられず、
二人の邪魔をしてしまいます。
激しい怒りを向けられても
必死に攻様に追いすがる受様に
攻様は二度と付き合わない事を条件に
その夜の相手になる事を許します。
しかし、
どうしても関係を続けたかった受様は
攻様の誤解をも利用して
セフレにしてくれと迫るのです!!
遊びの恋しかしないという頑なな攻様に
受様の純な思いは届くのか?!
四ノ宮さんのデビュー二作目で初作同様、
WEB発表作の改稿作で
他人と必要以上に関わらずに生きる攻様と
自分の気持ちを素直にぶつける受様の
恋が実るまでの半年間の物語になります。
前作は展開に
ちょっとムリヤリぽい感じが合ったのですが
本作はまとまりも流れも良くて
最後まで楽しく読めました♪
もともとファザコン気味な受様で
攻様に一目惚れでしたけど
彼の見た目だけじゃなくて
本人すら無自覚に撫でる掌の温もりとか
労りとかにより惹かれていたので
受様も攻様に対して何かを望むのではなく、
自分の出来る精一杯で攻様に対します。
頑なに鎧っていても
祖父の形見を大事にしている攻様なので
こんな一途に思われたら
そむけていた目も向いちゃいますよね。
続編は本編で語られなかった
攻様の過去も交えての二人の後日談。
思いが通じた後だけに
本編以上にラブラブなHでエロ度もアップ♪
今回は本作同様、
リーマンと高校生のお話で芹生はるかさんの
『メイク・ラブ』をお薦めします。
絵師買いしてしまいました。あと、題名にやられたんですが・・・
お話としては、年上好きな高校生・ケイゴが冷酷眼鏡の草加に一目惚れしてしまったことから始まります。
とにかくケイゴの草加ラブは半端じゃないので、相手にしてもらう為に必死に努力します。
草加の方の背景は謎のままお話が進むのですが、少しずつ明かされる彼の過去が今の草加を作り上げていて・・・
ツンデレ・鬼畜(ちょっと弱めですが)・健気・トラウマの王道にエロエロをふりかけたお話になっています。
ケイゴが初めてなのに、それを隠そうとわざわざ挑発するような言葉を使うシーンと、最後の桜の下のシーンが印象的でした。
それから、カメって長生きなんですね。
花丸文庫で奈良さんのイラストって初めて見た気がするんですが?
ヒイキするわけじゃないんですが、奈良さん絵だけで中身3割アップしちゃいます、、
自分がゲイだってことを認識した為に、恋人が欲しくて友人に連れて行ってもらったバーで、ずばり好みの男性に出会う高校生のケイゴ。
その男性・草加はバーでも、一度きりの関係しかもたない冷たい人だから辞めておけって言われるのですが、突っ走ってしまって「遊びでいいから」と何とか一回だけ関係を結ぶのです。
愛なんて面倒くさい、人と関わるのはいやだ、子供は御免だと、純粋で真っ直ぐなケイゴの気持ちをハナであしらう草加ですが、それでもケイゴは精一杯悩みながら喰いついて、突き進んで、、、
草加と関係が続くにつけ、身体だけでなく心も言葉も欲しい、草加の事がもと知りたいと思うようになり、自分のついたウソに苦しむケイゴが切ない。
草加もまた、面倒だといいながらケイゴと会うたびにしけめられる眉間に寄せるシワの描写とか表情が、とても悲しい。
それらによって、草加も自分の気持ちを計りかねているようなそんな苦悩を感じさせる。
この高校生ケイゴの夏休みの体験を経て、本気で恋をすることを覚えたヰタ・セクスアリスな面も持ち合わせながら、ケイゴの純粋さによって、草加の人を愛するという人間らしい心を取り戻す要素も持っています。
季節は巡り、櫻をバックに再会した二人のイラストの、特に草加の破顔した表情に魅せられました。
またケイゴのボヤ~ンとした表情がおっとりした性格を出していてピッタリでした。
歳の離れたカップルだけど、不器用な草加には真っ直ぐなケイゴお似合いの相手だったと思います。
一点、気になったのがケイゴをバーに連れて行ってくれたネットで友人になったというガクという青年!
ケイゴを弟みたいだと言ってましたが、ひょっとしてネコ同士だったのか?
そんな部分も気になったりしたのです。
ケイゴは、高校三年生の夏
はじめて足を踏み入れたゲイバーで
冷酷な眼鏡の男・草加に恋をするv
冷たい男だからやめておけと言われても
自分の頭をなでてくれたぬくもりを信じて
ケイゴは、ハタチと偽ってめいいっぱい背伸びをして
草加を追いかけるんです。
何事も諦めないでがんばるケイゴの姿は
ものすごく健気ですが、健気を売りにしてるわけじゃなく
健気であることすら隠して、草加に“遊んで”もらおうとするんです。
とにかくケイゴが、がんばってる!
はじめての恋に必死にしがみつく姿勢がほんとうに良かった。
天然でもなく、バカでもなく
鼻につくような一生懸命じゃないところがイイ。
卑屈にならず、女々しくならず、実に好感の持てるケイゴの恋v
ビシっとしたスーツに眼鏡の冷たい大人の男・草加は
酷いくせに、少しだけやさしくてv
萌えますよ~v
ありがちなシナリオのようでいて
登場人物や設定の絶妙な匙加減。
こんな恋がどこかにあってもいいかもvと、共感できた。
デビュー2作目という四ノ宮慶さん。
初読みでしたがかなり好みですv
ロマンチックでせつなくて、きゅんvきゅんv
大注目です!