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saigo kara nibanme no koi
今回は超絶美形ながら就職浪人したバーのアルバイトと
亡き妻以外女っ気の無い雑誌編集部のデスクのお話です。
強引な攻様との出会いで受様が再び恋をするまで。
受様は老舗出版社で十年目になる雑誌編集者。
現在はDVDを紹介する月刊誌のデスクをしています。
受様は学生結婚した妻を亡くしてからは
女性に秋波を送られても本気に慣れず
気ままな独り身を通してきました。
そんな受様の日常に波乱をもたらすのは
一回りも年下の青年との出会いでした。
ある夏の日、
受様はゲラのチェックをしていたカフェで
偶然、ゲイカップルの修羅場に遭遇します。
冷たく相手を切り捨てていたのは
かなりハイレベルなルックスをもつ
二十代位のリクルートスーツの若い男でした。
横顔だけでも十分に高レベルな男前で
つい彼らの会話に耳を向けてしまう受様でしたが、
それからすぐに二人は席を立ってしまいます。
この若い男こそ今回の攻様になります♪
攻様は会話の内容からも見た目からも
かなり傲慢で酷薄そうな様子。
一回りは年が違うような攻様と
受様が出会う確率は低いはずなのですが…
九月も半ばを過ぎた頃、
受様は新入社員の時に担当して
今では大御所となった少女漫画家の
誕生パーティに出席します。
彼女の担当だった時代から直後の不幸、
そして今までの事を思い出すうちに
地味な繁華街に歩を進めていました。
酔っていった受様はなんとなく目に付いた
「クリオネ」というバーに入るのですが
なんと攻様はその店のバーテンダーでした!!
攻様は今春、
大手の出版社に就職が決まっていたのですが
不況下で土壇場で内定を取消され、
ここでアルバイトをしていると言うのです。
直接話してみると
攻様は見た目通りの尊大な男で
不景気の原因さえも
受様達のようなおっさん世代が
不甲斐ないせいだと責められます。
挙句に攻様の強引な主張で
受様は彼にマスコミ関係のバイトの斡旋を
約束されられてしまいます。
この後、
受様は攻様の無茶な要求を拒み切れずに
ズルズルと付き合う事になるのですが…
果たしてこんな攻様と受様の間に
恋愛感情は生まれるのでしょうか?!
若者特有のという以上に傲慢な思考で
他人をかえりみない攻様と
妻の死に捕らわて他人と深く関わらずに
生きてきた受様のお話です。
受様視点な上、
攻様は言いたい事しか言わないので
なぜ受様が受様が良いのかは判りませんが、
強引な攻様と関わる事は
受様にとっても世界を広げる事になり、
結果それが受様の救いとなっていました。
慣れ合わない攻様だからこそ
受様の固く鎧っていた心の中に
ザクザクと踏み込み込み、
新たな恋へと踏み出させたのかな。
年下男に落とさせるおじ様受は
ちょっと流され系が多いですが、
変な所で頑固なので
受様のトラウマが解消されなかったら
結構攻様の強引さばかりが目立ったかも?!
今回は本作同様、
強引な年下攻と流され系おじ様受で一冊、
鳩村衣杏さん『アダルト・エデュケーション』は
いかがでしょう?
七年前に妻を亡くした編集者・本間は、三十三歳にして、のらりくらりと恋愛ごとを避け、生きていた。
そんな本間が遭遇したのは、男同士の別れ話。
校了を気分転換のために喫茶店でやっていた本間はの耳に入ってきた言葉は「泣くのはやめろ。醜悪だ」。
かなりキツメの言葉に、思わず顔を上げてしまったら、振ってる側の男と目が合ってしまった。
思わず自分たちのことに注目している本間にいい顔なんてするわけもなく、彼・香枢ににらまられてしまう。
その後、たまたま入った店が、香枢のバイト先で再び出会ったことから、本間はしつこく香枢に絡まれるようになる。
それは「出版関係のバイト先を紹介してくれ」というかなり無理やりなお願いから始まり、紹介したら紹介したで、会社から帰るところを幾度となく待ち伏せされたり……そのくせ、態度は傲岸不遜で……
という話でした。
実は、香枢は本間のことを気に入っていて、それで付回したり、酔ったところを無理やり襲ってしまったりしたのだけれど、何せ口が悪い態度がでかい素直じゃない、でまったく本間に本当の気持ちが伝わらない。
本間は本間で、妻の死に責任を感じていて、なかなか次の恋に踏み出そうと思えず、足踏みばかり。
そこを強引に突き破っていったのが、香枢だった……という話。
30代のおじさんが、10個も下のオレサマ強引男(だけど実はピュア)に文字通り無理やり押し倒されてやられて開花しちゃう話です。
オヤジ……って程ではないので、おじさん受けが好き、もしくはうんと年の離れた年下攻めが好きっていう人にはオススメできる作品だったと思います。
残念ながら、個人的にはどちらにもヒットしなかったので、この点数になりました。
でも、このちょっともったりめの雰囲気とかは嫌いではないので、これ読んで面白そう! と思っていただければ、読んでもらえればいいかなあと思います。
小説としてのクオリティはばっちりです。
7年前に妻を亡くした過去を引きずる男・本間と、傲岸不遜な青年・香枢のお話。
香枢は、就職難に煽られて内定切りをされ、就活しながらバーの店員をしている非の打ち所のない超絶美形の青年。
ある日、雑誌編集者の本間がカフェで仕事をしていたとき、近くから聞こえてきたカップルの別れ話。どうやらそれが男同士のものらしい。好奇心に駆られ目線を向けたところ、冷たい言葉で、追いすがる恋人を一蹴していたのは就活スーツに身を包んだ(と思われる)端正な容姿を持つ男だった。
本間に強烈な印象を刻んだ男との出会いは、いったん間を置いて、その後クリオネという名のバーにて再度まみえることになるのですが・・・。
自分が内定を切られたのは人事の見る目がないせいだと思っているあたり、かなり自己中心的で、何の特質も持っていない本間が大手の出版社に就職できていることによる敵対心を隠さずにズバズバ述べている香枢はマジ王様な性格!!あろうことか、他人同然な本間に就職先の斡旋をするよう強要するに至っては凄い。それを受けてしまう(しっかり考えてしまう)本間もお人よしです。
こうして、香枢とつながりを持つことになり、随所に香枢の強引さが際立っており、Hも性急です。そして、終わったら終わったで本間を置いていってしまうのはどうなんだ。
本間は妻が死んだのは自分のせいだと思っていますが、それは結果論に過ぎないようなもので、いろいろな要素が絡まりあって起きた不幸でした。
実際、世の中には、自分の至らない言葉や態度のせいで大切な人を傷つけた、死なせてしまったと悩み苦しむ人は沢山いると思います。本間もその一人で、新しい恋はしてはいけないという戒めのようなものに囚われているようでした。その心を開かせる(自分に向けさせるために)香枢も大胆なことを仕掛けますが、後半、香枢が本間の目の前で飛び降りてしまうシーンでは、本間への愛が本物であるのだと実感しました。香枢、あんまりまじめなところ見せないから、愛が見えづらいんだよっ!
こうした経緯を辿りながら、本間は自身の中で見え隠れしていた香枢への恋心が無視できないものとなっていき、これが 最後から二番目の恋 であることを確信します。(確信したことは香枢には内緒。なぜなら、香枢がつけあがるからね。でも、本当はそんな本間をすでに香枢は見抜いているのかも。)
美形な年下攻めは大好きなんですが、いかんせん香枢の傲慢さに本間と同様反発心を覚えてしまい、キャラが好きになれなかった・・・のが今回の評価に繋がったのかもしれません。根はいいやつなんですけどねww
ひらがなで書くと、より一層、わかりづらさに苛立つ感じで、、、
もともと、このカスウみたいな傲慢男は嫌いというか、鬼門というか、地雷というか、、
結局の所、このカスが、地味なネガティブオッさんに一目惚れしたあげく、力ずくにモノした話って事なんでしょうか?
オッさんの方も、被害者ぶる事で、このカスの強引さに絆されてやったって事でしょうか?
カスウのラブの在処がわかりにくすぎて、にコイツにかわいさを感じるオッさんの心模様にも同調しかねて、、、
しゅみじゃないって言い切るほどじゃないけど、萌を見つけられるには至らなかったって事で、中立。
攻めが、めちゃくちゃキチクで受けがかわいそうでした。
傲慢で強引で俺様で上から目線で…何でこんな攻めに堕ちちゃったんだろう。
上から目線で攻めに言いたい放題言われて、しかも攻めの自己中心的な価値観で
それを聞き流せているなんて受けも病んでるな。
お互いどこに惚れたのかわかりませんでした。
これからも、攻めが自己中心的に好き勝手やって受けはそれを許していくんだろうな。
なんか、個人的には後味のすっきりしない作品でした。
表紙のイラストに惹かれて衝動買いした作品でした。
とくに残るものもなく、さらっとした印象でした。
というか私はつんつんした女王様キャラの受け目当てで買ったんですが
まさかの攻めで、え????となりなした。
お前は受けだろ!!!と言いたくなりました。
まぁ私があらすじとか読まなかったのも悪いんだけど。
なぜ受様を選んだのかというのがいまいちわかりずらかったです。
このおじさんもあまり私のツボに入らなかった・・・。
この作品はあわなかったとしかいえません