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石原さんの本はたまに読みます。あらすじで決めて・・って感じです。
今回もあらすじで・・決めました。結構王道ぽいあらすじで、「切なそう」って思って買ったのですが・・
この二人が出会ったのが、祥平が高校3年生でラウルが1年生の時の3ヶ月のみ・・ラウルが留学生として日本に来た時に寮が同室という出逢いです。
なんか読んでいてとってもラウルが可愛かったですね・・でも過去のお話はちょっとだけです。私的にはもうちょっと昔の二人の仲を読みたかったなぁ~って思ったのですが・・
このお話、本当に王道ですね、まぁ相手は第二王子という事であまり王位には関係ないですが・・
絶対切ないだろうって思って買ったのに・・後もう1押しか2押しくらいパンチが欲しい感じでしたね・・
ここはグッと来るはずの場面がちょっと短い・・なので切なくなる前に流れてしまって、結構、物足りないというか、勿体無い感じがしました・・
物語の中盤あたりから、誰と誰がくっ付いて・・っていうのが分かってしまうので、そういう気持ちで読んでいるから、物語がサラッと流れて行ってしまう・・・・なので、やっぱりそこに切なさのパンチが欲しかったなぁ~と思った私です・・
あらすじを見て、ロミジュリ愛的な切ない話を期待していたので、正直残念でした。
受け視点でお話は進んでいきますが、受けの気持ちに上手く共感できません。
読んでる方としては
「それは怒る場面じゃなく切なくて涙するとかじゃないの!?」
と疑問を感じてしまいました。
受けは相手の為に別れた自らの選択に絶対の自信を持っているので、再会して気持ちが揺らぐことにイライラするんです。
しかも自分に対してでなく他の人にその感情をぶつけてしまう。
その怒りの感情も相手を好きだからこそ、という表現が(直接描写がなくても匂わせて)あれば問題ないのですが、そこに関してはBLの掟を踏まえてこちらが脳内補完するほかないようです(--;)
せっかくのシチュエーションを生かしきれていないというか、むしろいろいろな障害を詰め込みすぎの感も…
出来事を追っていくだけで話が終わってしまい、最後まで心情描写が少ないのが物足りなかったです。
かなり期待していたのですが、意外とさらりと読めてしまったので、少し物足りない気分です。
まさに障害の宝庫といった設定だったこともあるのか、どれを切なさのメインにしたいのかがはっきりせずといったふうに感じました。
折角受け視点であり、ドレスを製作するというオイシイ設定もあるのですから、そこを重点的に心情を描くなり、メリハリみたいなものが欲しかった気がしています。
受けの心情にもブレがあるように感じるので、共感するのが難しいですね。
マイナスから入りましたが、もちろんお話自体は面白かったです。
王道っぽさもまた良いと思います。
萌えを感じたとこもありますし、攻めのキャラが結構好きだったので、中立の評価にしました。
再会モノでそれも相手が王子様、そしてその婚約者の為にウェディングドレスを作る受となんか萌えシチュは揃ってるんですが、読んでいてどうにも退屈でした。
なんか話にめりはりがないというか、祥平〔受〕が王族結婚式のドレスデザイナーとして抜擢されて…というデザイナーとしてはシンデレラ面も含んでるんだけど肝心の婚約者の女性があんまドレスに乗り気じゃないので読んでいてもイマイチぴんと来ない。
そんでもってなんか唐突にデザイン盗まれてるし、なんかねー、淡々と話だけが進んで行くって感じです。
肝心の完成したドレスの挿絵も、なんか地味。朝比奈さんは挿絵的に特に凄い下手っていう訳じゃないんだからこのシーンは多少演出過剰オーバーでも画面的に華やかにというか、もっとぶわっと絵的に見せて欲しかった。
ラウフ〔攻〕も何がしたいのかはっきりしないし、読み終わってああ、こういう話だったのね、って感じです。
全体的に退屈でした。