淫雨

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淫雨
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×210
  • 萌19
  • 中立11
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
22
得点
178
評価数
64
平均
3.1 / 5
神率
21.9%
著者
中原一也 

作家さんの新作発表
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イラスト
國沢智 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784812440865

あらすじ

剣道の道場を経営する永岡家が抱えた多額の借金。若き師範・永岡蒼に返済を迫ってきたのは、十年前門下生として共に精進した望月だった。望月の変貌ぶりに戸惑う永岡に、ヤクザとなった男は容赦なく、自分の舎弟たちへ永岡を凌辱するよう言い放った。「そろそろ道場を売る気になってきたんじゃないのか?」神聖な道場を穢す快楽の拷問が果てしなく繰り返される。
永岡は望月にやめてくれと訴えかけるが、かつての親友は冷たく見下ろすばかりで・・・。ねじれてしまった友情が向かう先は!?(出版社より)

表題作淫雨

望月優作,ヤクザ,27歳
永岡蒼,スポーツインストラクター,27歳

その他の収録作品

  • 邪淫

レビュー投稿数22

評価が難しい

全編エロという口コミでしたが、私にはエロが響かなかった…
確かにほとんどがエロシーンなんですが、読み方によっては永岡の純愛を貫く物語で、そのためなら身体の汚れなんて、直也を陥れることなんて、全く問題じゃない、そんくらい望月を思っていたっていうことで。。。
純愛ベースならそれはそれでよかったんですが、煮え切らなかった。

何故、直也だけが望月の居場所を知っていたのだろうとか、逃げて教会にいたとか、すぐに直也が来るかもしれないから他の場所へ行ってからヤって〜とかいらないことを考えてしまった。ラストも「んで、直也はどーした?」と思ってしまったのと、望月は大したこと無いって言いながら実は深い眠り=死んじゃった?とか、読み終わってからもちょっとスッキリしませんでした。

エロが響かなかったから中立ではなくて、萌えきれなかったから中立です。

これの後日話がありゃイイのになぁ。

0

う〰️ん。

中原一也さんはコミカルな話の上手い作家さんですが、私はむしろ、受けの被虐願望を暴き出すような容赦のない責めをする冷淡な攻めが出てくるシリアスな作品の方が好きで、期待して読み始めたのですが、う〰️ん、この話はちょっと。

気持ちを明らかにしただけで、成就するまでは辿り着けなかった幼い恋を心に秘めたまま、10年間も会えずに大人になった二人。
会えない間に1人は厳しい環境にさらされ、生きるために悪の道に落ちてしまい、もう1人の前に立ち退きを迫るヤクザの実行部隊として現れるなんて、めちゃくちゃきゅんとくる設定のはずなんですが…。

厳しいことを書いてしまい申し訳ないのですが、メインカプの心情はなかなかいいんですが、それ以外は話の運びも、人物の扱いも、かなり雑というかご都合主義で、なんで?とか、どうして?とか疑問がいっぱいなうえに、理由も過程も(ときにどうなったかさえも)ふれられないで話が進んでしまうので、もやもやだけが残り今一つのめりこめず。

1番の柱になる優作の言動にしても、いまだに好きな蒼を部下に散々陵辱させてみたり、そんな酷いことを指示する自分であっても蒼に好きだと心でも身体でも伝えられたら、今度は行方をくらましちゃうし、なんとなくわからないではないけれど、やっぱり理解に苦しむところもあり、設定としてはすごくよかっただけにもったいない!というのが正直な感想です。

ですが、真っ当な道を歩んできた蒼が優作に会いたい一心で、どんどん強かさを身につける一方、被虐的嗜好を開花させて、年下の直也を手玉にとっていく場面はとても読み応えがあり、ぞくぞくさせられました。

さらに、横恋慕している直也がとてもいい味を出していて、相手を傷つけても所有の印をつけなくては安心できないとか、なんでもないふりして顔色を伺ってるところとか、一生懸命マウントとってるところとか、年下の必死さや独占欲がたまらなく愛しくて、当て馬好きの私としては、いっそ直也にほだされるとか、3人でとかになってくれてもいいのになぁ~って思いました。

最後は、かなり意味深な書かれ方をしているので捉え方はいろいろありますが、肉体の有無に関わらずどんな形であっても、もう2度と離れないなら、彼らにとってはこれ以上もない最高のハッピーエンドだと思うので、これもありなんですけど、最後まで投げっぱなしで終わるのか…とちょっと苦笑しながら読み終えました。

0

優作の出番無さすぎ

何度も挑戦しては凌辱の痛ましさに挫折し読み進めることができませんでした。やっと最後まで読みました。

優作出番少な過ぎ!

永岡の輪姦凌辱に心が折れそうになりながら進むと青春時代のお話になって。
ホッとしてようやく落ち着いて二人の展開を読めるかな?と思ったら優作が永岡家の借金を精算し消えます。

優作への想いを自覚した永岡は優作の行方を知るために強姦された優作の部下のチンピラ直也に体を差し出しますが、情報はほんの少ししかもらえず。

もう永岡が痛くて助けて!という感じなのですが、優作のこれまでの境遇を思えば自分もこれくらい何だ!堕ちてやると直也を騙し体を与えて飼い慣らし。

やっと優作の行方を掴み直也に隠れて会いにいき、やっとやっと再会できます。
永岡の為に優作は身を隠したのですね。汚さないように。いや、あの凌辱でもかなりなもんですが。

優作が永岡と直也とのことを嫉妬してる様子は良かったです。

けれど直也が追ってきて。
最後はどうなんでしょう。優作は生きてるの?直也は?

実は挫折しても最後が気になり最後だけ先に読んだことがあったんですけど、やはりどちらなのか謎です。
生きて二人で逃げて欲しい!

あの頃気持ちを伝えていたら、転校してももっと早く優作を見つけていたらとタラレバを考えてしまいます。

0

中途半端な印象で

BLにどんな形でもあれ、相手への想いを求める私にとって、このお話は、手下にやらせる(しかも途中抜け。やらせといて、好きなら最後まで見たら)から始まり、ちゃっかり、最後は自分も凌辱し、受け様も、あっさり、金庫の番号を吐くなど、なんだかな…の思いに、読み続けることが苦痛になりました。
理不尽な扱いを受けても、何故そこまでっていう受け様の攻め様に対するポジティブシンキングに、共感できず、変に直也を気遣ったり…,中途半端な印象で、全く萌えることができませんでした。
お姉さんの反応もイマイチ、権利書が戻ることには、無傷なはずがないのにスルーって…,
強姦は魂の殺人行為です。それを補っての展開ならお話に入り込むことができたのでしょうが、現実的な話に、他のエピソードが中途半端に邪魔して、萌えの世界にいくことができず、不快な印象で終わり残念です。

1

受けが強い…!

愛がないもの・陵辱系は苦手なんですが、今作思いっきりソッチ系でした(;´д`)
初っ端から陵辱なんです。
「いや、きっと挿入前に攻め(望月)に止められる」と思ってた私があまかった(笑)
3人からやられまくった後に望月から快感を伴うH、そして想いが通じたかと思ったら望月が消えるという。
そこまではまだ良かったんですが、その後の直也との絡みが長いわ痛いわで萎えました…。

結末はハッピーエンドと信じたいんですがどうなんでしょう…。
今作は直也の存在感が大きすぎで、受けの永岡の我慢強さというか執念深さは凄いです。
そんな2人に比べて、望月は影薄かった…(ノД`)

苦手シチュな作品でしたが、これからどうなるんだ?と気になって先をどんどん読み進めました。
もっと愛あるH見たかったな〜と思い『中立』で。



1

愛がなくては、いくらエロエロでも萌えない。

いや……もうずっと痛い。
肉体的痛みではなく、とにかく心が痛い。
最初から最後まで、ずっと眉間に皺を寄せてBL読んだのは初めてです。

蒼の心の強さと、揺るがない望月への愛で
かろうじて最後まで読みましたが、
もう、ホント、辛かった……

個人的に、ハピエン、BL的お約束が大好物なので、
こういう心が痛い話は、できるだけ避けてきたのですが……
中原さんの本だからと頑張って最後まで読みましたが、
やられたー!……ってな感じでした……

これはいくら好きな作家さんとはいえ、
手にとってはいけなかった!

どうなるのかとハラハラしつつ、結局最後まで読まされちゃったので、
限りなく「しゅみじゃない」に近い「中立」で。

2

シチュエーション萌えしました!

ほぼほぼエロです。
しかも、望月×永岡ではなく、直也×永岡で無理矢理のSM気味で痛いです。
永岡が直哉とのSEXによって、どんどん被虐的になるのも、好みが分かれるかな、と思います。

ヤクザになった嘗ての親友・望月に対して、彼が変わっていないと信じて陵辱に耐える永岡に萌えました。
望月の視線を感じながら4Pで犯られる場面の合間に、永岡の回想で望月と親友だった青春時代の過去が語られるので、切なくて、痛くて・・・そういうの大好きです!w
望月が永岡を抱くシーンは、望月以外からの陵辱部分と比較すると少ないです。
ですが、望月×永岡になると、お互い本心では想い合ってるので無理矢理でも甘い雰囲気が漂うし、短い分だけ切なさが際立ったように思います。

この作品は読む人によってエンディングの捉え方が違います。
私にとっては、この作品はバッドエンドです。
最後の海辺のシーンは綺麗過ぎて、直前の不穏さから、もう二人とも・・・と思いました。
正直バッドエンドは苦手なのですが、この作品は例外です。
ご都合展開が全く無いとは言えないけど、ハッピーエンドにするために話を転がしたような印象が控えめなので、こういうエンディングもありだな、いいなと思えました。
いろいろ書いたけど、この作品が私は好きなんです。
輪姦や陵辱プレイで切ないのが好きな方には読んでいただきたいです。

3

直也がかわいそう

受けが精神的に強くてビックリした作品でし。
受けの実家は道場を営んでいるのですが親が騙されて借金を背負ったせいで窮地に陥ります。
そこで現れるのが過去の同級生で親友だった望月なのですが、なんとヤクザになっていて〜という感じでお話が進んでいきます。

攻め(ヤクザ)は道場を手放さない受けを説得しようと手下三人に受けを陵辱するように命じます。
なんというかこの作品攻めの登場シーンが少ないんですよね。 手下の中の直也という少年が魔性の受けの虜になるのですが中盤はこの直也との絡みがメインです。
一方的なSMプレイをする直也はもちろん許せないですが子供の頃から愛情をかけられる事を知らなくて人を愛せなかった直也が可哀想で直也を改心させて受けとラブラブになればいいのにと思いながら読んでいました。

攻めも勿論カッコイイのですが逃げていて男らしくないし、もう少し攻めの魅力を描いて欲しかったです。
ラストも衝撃的でしたが私は直也と上手くいってほしかったので、ハッピーエンドにしろバッドエンドにしろあまり気にならなかったです。

2

直也がいい。

エロい小説大好きでエロかったけど全然萌えなかった。なんか永岡が本当に感じて喘いでいてるんじゃなくて騙すために感じてるふりをしてばっかりだったのが嫌だった。凌辱とか結構萌えるテーマなんだけど、「やめろ」ばっかりだったりは嫌。なんか今回はあまり萌えなかったです。
あと私は永岡とは直也とくっついてほしかったです。直也とのエッチシーンがほとんどだったので攻である望月の魅力がわからなかった。
でもエロばっかりでもストーリーはすごくしっかりしてたのでよかったです。

2

重く深い作品

まるごと一冊がひとつのストーリー。

作品は、現在の状況と過去を交互に読んでいくような
進み方となっています。

痛いお話でした。
決して悪い作品という意味では無く、まさに「趣味ではない」
という印象。
というのも、自分自身、現在はどっぷり甘々が好みとなっているため
愛の深さは十分感じられたのですが
それでもやっぱり・・・苦しいなぁ辛いなぁ、と思いながら読んでしまったので
GOOD!とは言えない読後感でした。

終わりは、読む人にとっての印象で変わるであろう終わり方。
とても深い作品だな~と思います。

2

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