連理の緤

renri no kizuna

連理の緤
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
22
評価数
6
平均
3.7 / 5
神率
33.3%
著者
妃川螢 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
実相寺紫子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
甘い口づけ
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344818576

あらすじ

ある殺人事件の参考人として三代目黒龍会総長である貴晄が、警察に拘束されてしまった。恋人である史世は裏を探るべく動き出すが…。
(出版社より)

表題作連理の緤

由緒正しい極道黒龍会三代目総長
怜悧な美貌と優秀な頭脳と腕っ節誇る大学生

その他の収録作品

  • その後の四人と一匹
  • tiny little cat
  • 岐路

レビュー投稿数3

共に歩いていく為に

本シリーズは全国に名をはせる極道黒龍会三代目総長と
怜悧な美貌と優秀な頭脳と腕っ節を誇る大学生のお話です。

殺人事件の冤罪により勾留された攻様の釈放の為
対立する組織の襲撃を受けつつ事件の裏に迫る本編と
3組のカプの後日談を三編収録しています。

物語は攻様の傘下の斉木一家のシマの一画で起こった
警察官殺害事件に端を発します。

もともとこのシマは他組織と隣接している為
揉め事の多くが他組織との軋轢からという事が多く、
今回の事件も黒龍会と敵対する極統会の画策で、
攻様が殺人容疑で勾留されてしまいます。

警察官が殺されたとあって
所轄署も大規模な陣容を布いており、
攻様の取り調べ担当官も複数体制、
暴力団担当のベテラン刑事も。

攻様は詳細は知れずとも
総長と言う立場の自分が標的にされた事で
今回の黒幕が極統会で有り
警察内に彼らの内通者が存在する事を
察していました。

元より頭脳戦も体力にも自信が有り、
居並ぶ刑事の誰よりも
法律に明るい元弁護士である攻様は
腹を据えて尋問に対します。

時を同じくして攻様の警護責任者で有り
松木一家の組長代理も恐喝容疑で勾留され、
残された幹部も次々に襲われます。

事態は一刻の猶予も許しませんが、
極統会の在り方をを憂う
テキヤ組織の会長による説得も通じず、
殺された警察官も口封じで消された上に
利用されたのだとすれば

いかにキレ者と評判の攻様の筆頭秘書でも
敵対組織である黒龍会側から
極統会の存在を引きずりだす事は難しく…

そんな時、協力を申し出てきたのは
斉木一家の組長代理の恋人で元監察官の
後輩である警察キャリアで?!

果たして攻様は無事に釈放されるのか?!

妃川さんのデビュー作甘いシリーズ、
Cold Sideシリーズの最新刊です♪

甘いシリーズは
『甘いくちづけ』カプ中心のSweet Sideと
それから派生した
『奪われる唇』カプ中心のCold Sideとで
展開していますが、

私はツンデレ系クールビューティ受様と
受様にメロメロな攻様カプが大好きなので
このCold Sideの主役カプが
妃川作品では一番のお気に入りです♪

今回の事件は
新たな戦いに向けての布石、
主要キャラのが勢ぞろいしております。

攻様達は皆極道繋がりで
カリスマ総長を中心に結束が固いのですが、
彼らの大切な子猫ちゃん達も
姐さんである受様中心に
確かな絆を築いた感じでした。

次巻でリメイク版は最後なので
今回の続きもそう遠くないうちに
日の目を見そうでとっても楽しみです!!

しかし、このシリーズは
スピンオフに次ぐスピンオフで
初版のリーフもリメイク版も結構な巻数、
どこから読んだらいいのか
誰が誰にとっての誰状態の複雑さ(笑)

本作も主役カプ中心に
4組のカプが絡まっていて
本作だけ読むのはちょっと無謀なので
今回はちょっとカプ解説など♪

本作のカプは『奪われる唇』『共依存』から
黒龍会三代目総長×伝説の暴走族を母に持つ大学生、

友人その一(笑)が『厄介な恋人』のカプで
総長の警護責任者で有る松木一家の組長代理×
本作の受様の友人の大学生、

友人その二が『恋一途』(RL『衝動』収録)のカプで
黒龍会と対する虎武連合総裁の嫡男×
早乙女一家組長子息・受様と同窓の大学生、

友人その三が『衝動』のカプで
今回受様の警護をする斉木一家組長代理×
斉木一家の元組長の遺児で元監察官、

そして『共依存』にも登場した
元SAT隊員×キャリア官僚のカプと
正に入り乱れております。

リメイク版は元本2冊で1冊なので
既刊を一気に読むのはなかなかと言う方には
まずは上記のCold Side4冊からおススメします♪

今回は本作同様、極道×弁護士のカプで
早水しおりさん『この愛に溺れろ』をと思ったのですが、
上の4冊の方が入手は楽かもです(苦笑)

4

子猫ちゃん’Sのお茶会

最初はかなりほのぼの的な始まりかたですね~「子猫ちゃん’sのお茶会」ですね。ある意味彼らにとっては、このお茶会を開けている時は平和な時間なんでしょうね~

貴彬が警察に捕まっちゃうって・・いうんで、史ちゃん大活躍っていうのを結構期待したんですが・・あまり、格闘シーンってのは無かったような気がします・・史世が乗り込んでいって解決!!的な事を想像してたのですが・・
今回は仲間を守る(子猫ちゃん達)のに徹していましたね・・守るべきものがある時の史世は強い・・

拘留されてる貴彬の挿絵にはすっごいものを感じました・・ちょっと怖い!!壮絶さを感じましたね~・・高野も・・

今回のストーリーはほのぼの感をいれながらの嵐の前の予兆なんでしょうか?そんな感じのあまり内容のないお話だったような・・このあと「盟約~」と「無言~」が同時収録で春に発売されるみたいなので、やっぱり最終決戦はみんな揃ってから・・て事なんでしょうね~・・
なので、今回はそれぞれのカップルの甘々ぶりを見たような・・
あの史世がりんごを貴彬の為に剥いてあげたシーンは結構面白かったですね~・・
「・・ しかし、なんというか・・・。
貴彬は胸中でひとりごちる。
絶対に口に出しては言えない。
いったいいくつリンゴを食べなくてはならないのか・・・」
このシーンが一番好きでした!!史世の性格やら、貴彬が史世に頭が上がらないのが、この一説で十分伝わってくるって感じで、笑ってしまいました~・・

表題の他に釈放された後の高野と晁陽・・・この時の高野は貴彬の拘留中の挿絵より壮絶・・ワイルド?挿絵でした・・
藤城と宇佐美のその後もあります・・やっぱりこの二人の事も結構うる覚えでしたね・・

帯刀も気になりますし・・今回は氷見があんまし出てこなかったし・・あの二人のカップルは結構好きですね~
中休みといった感じの内容でしたが、次の嵐の予兆と受け取って次巻を待ちます・・

1

オールスター総登場!

このシリーズ、たくさんありますが何故か惹かれてしまって、つい読んでしまう吸引力があります。
それには、やはり黒龍会総長の情人・史世の存在があるからだと思います。
今回も彼を中心に、”極道の妻”連合みたいな、そんな絆の深さと大切さを演出しておりました。

黒龍会総長・貴彬には大学生の史世、傘下松木一家代理・高野には大学生の晁陽、傘下斉木一家代理・剣持には元警察キャリアの浅見、虎武連合の次期組長・氷見には大学生で黒龍会傘下・早乙女組の息子・曄
とそんな恋人がそれぞれいて、彼らは今回の事件を通して、それぞれの立場をより知り、それぞれの愛する人を守る為に、結束していくというお話になるのだと思います。

作者さんの趣味で、いわゆる受け様大集合なのですが、それぞれが美人の設定で、しかも若いのでまるで女子の集まりのようです。
(なので、この作品郡は女子のいない世界と思いこむことが大事かと、、)
史世は、12歳の頃から情人をやってるだけあり、一番スゴ腕のやり手ですが、曄も生まれからそれなりに腕に覚えはあります、浅見は一番の年長なんで、落ち着きがあって、本当奥様って雰囲気ww、晁陽は皆の太陽的存在。
今回、貴彬と高野が無実の罪で連行され拘留されてしまい、それが敵対する組の陰謀か?警察と組の陰謀か?ということで恋人達も狙われるというお話で、事件自体はさほど重苦しいものではないのです。
先に述べたように、彼女もとい恋人達の心構えを説いた話になった感じですね。
そこに、警察の藤代と浅見の過去、貴彬秘書・帯刀と史世の関係など、新たな一歩を進ませる味付けをしてあるようです。

特筆すべきは、猫の茶々丸の大活躍でしょう。
体重11キロの超デブ猫、、、まるで犬のように彼らを守りましたから・・・ある意味主人公?

今回は描き下ろしのようですが、これを読んで登場人物に興味がわいたら過去作品を・・・みたいで本当セールスうまいですよ!!
まだまだ続きます、、シリアスだけどベタ甘なヤクザもの、癖になりそうな作品シリーズですよ。

1

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