初恋タイムカプセル

初恋タイムカプセル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
20
評価数
7
平均
3 / 5
神率
0%
著者
烏科ひゆ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
吉崎ヤスミ 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784778108755

あらすじ

笹倉義文は、子供の頃自分を苛めていた樋口晃輔と職場の同僚として15年ぶりに再会。残酷な暴君だった樋口は穏やかな好青年に成長していて、笹倉を全く覚えていなかった。樋口に突然告白された笹倉は、彼を虜にしてから振るという最高の復讐を思いつく。だが実際つきあってみると、恋愛経験ゼロで不器用な笹倉は樋口の優しさと強い独占欲、甘くて強引なセックスに翻弄されるばかりで──。
(出版社より)

表題作初恋タイムカプセル

リサーチ会社企画部,26歳
リサーチ会社調査部,26歳

レビュー投稿数3

君たち、本当に大人ですか?(苦笑)

本の帯「夢中にさせてから、捨ててやる」この言葉を吐いたのは、小学校時代のいじめを覚えていて、そのせいで人間関係を作るのが苦手になり、性格が悪くなってしまった受け様・笹倉。
そう思わせたのは、小学校時代笹倉を女装させ、無視するので散々嫌がらせをして苛めた同じ会社で同期の樋口。
一種のトラウマものですが、何だかミイラ捕りがミイラになるお話で、笹倉の思惑も幼稚で稚拙なんですが、そのおバカなところが何だかおかしいというか憎めなかった作品でした。

同期で入社して一目見て樋口だとわかった笹倉でしたが、樋口は支社へ行ってしまったのでほっとしていたところ、本社勤務になり、同じ企画を担当することになってしまうのですよ。
でも、樋口は笹倉がわからないみたいなんで、シラを切りとおして、とっても嫌な態度を取り続ける。
こんな嫌な先輩でも犬のように付いて回る後輩の鮎川のせいで、一緒に飲みに行くことになってしまい、「好きだ」って告白されるのです。
それで、これは復讐のいいチャンスだからって、付き合うことにするんですが、最初のデートでいきなり身体の関係になってしまって!

笹倉は、いじめのトラウマで性格最悪の人になってしまったので、恋愛経験も性経験もなくて、大体そんな人間が、告白を逆手にとって翻弄してやろうなんていうのが、土台無理なんですよね~!
だから毎度なしくずしになってズルズル、、、ダラダラ、、、
で、樋口に彼女がという噂に嫉妬を覚え、それを逆手にとろうとして失敗して樋口を怒らせて、また小学校の頃のように、今度は大人ですからセクハラで嫌がらせを受けて・・・

ふぅ~っ、、、笹倉君も樋口君も大人げないよ。
でも、そんな二人が可愛く思えたりして・・・Sですか?
いっそ樋口君、ハメ撮り写真とか持ってるくらいの意地悪ですから、それでもっと笹倉君をいじめてあげてください、とお願いしたいです。
ついでにいじめるなら大人女装もさせればよかったのに(ガッカリ、、)
で、腹いせに笹倉は、犬の鮎川をいじめればいいんだわ!
意外におバカな犬の鮎川の存在が楽しかったです。

2

脇役もいい!!

私も幼馴染で再会という設定が大好きです。
昔にいじめられた過去から、人とあまり関わらない、ぶっきらぼうな性格の笹倉(受)。

でも公園で鯉や亀にエサをあげ過ぎて、自分のご飯半分しかなくなってたり、
犬に懐かれて嬉しそうな優しい笹倉は不器用なだけで、良い子なんだよな~と好感が持てます。

その後輩として出て来る、鮎川がとても良い味を出していて、素敵でした♪
こんな後輩欲しいです!

樋口(攻め)に対しては、いつ本性を出すのだろうと、そればかり気になって
紳士的な態度にどこから・・・どこから・・変わるの!?と期待を含めて(笑)読み進めていました。

しかし、本性というより樋口もまた不器用なだけで、素直になれない性格を変えようと一生懸命頑張っていたのかと思うと、少し可愛く思えました。

(まぁ、途中で色々無理やりやったり、ハメ撮りとかひどいことしてますけどね!
でも個人的に意地悪な樋口をもっともっと見たかったです・・・笑)

ちょっぴり(?)意地悪な樋口とそれに振り回されるのも悪くないかなぁ~位に
笹倉も思ってると思うので幸せに仲良くね!と応援したくなります。

1

土の中に埋めた恋心

やー 私、実は同級生の再会ものが好きなんです。
幼馴染萌えなんです。 いじめっこといじめられっこにも
きゅんきゅんします。 しかも黒髪理知的なめがね受け、ツンデレ。
この時点で勝ち戦決定、ありがとうございます、ごちそうさまです。

幼い頃、笹倉(受け)は女の子のように可愛らしい顔立ちで、
それがコンプレックスだった。 ガキ大将タイプの樋口(攻め)は
そんな笹倉に執拗に絡み、妹の服を借りて女装させ、
外に連れまわしたりする。 密やかに憧れていた樋口の無体に
いたく傷つけられた笹倉は樋口を避けるようになるのだが、
いじめはますますエスカレートし、笹倉は人間不信になってしまう。
十五年の月日はいじめっこを紳士に変えていた。
樋口に口説かれ、笹倉はふと暗い思いつきに囚われる。
「夢中にさせてから、捨ててやる」
それは最高の復讐になる筈だったのに―。
糖度は高め、軽い読み口。 樋口の気持ちなんて
読者にはとうにお見通し。 好きな子につれなくされて
傷心な子ども時代の攻めを想像すると萌える。
突然引っ越されたときは切なかっただろうな。
十五年の再会を経て一生懸命優しくする攻めに
不覚にもキュンとした(笑)。
ホントはずっと優しくしたかったんだよな!
攻め視点でもちょっと読みたかった。
受けもあほかわいいです。 何度気付けよと突っ込みを入れたことか。
最初から相思相愛な二人、末永くお幸せに…!

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う