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saihate no osra
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
結ばれない男同士の話を読みたい私としては、これやろがい!でした。 エスシリーズに最初から登場の影の主役、篠塚義兄さん…この人の生き様を見せつけられて痺れました。この人の魂には触れられない、それは相手云々でなくて彼自身の生き方なのだ。孤高のエリート、本物の大人だからこそちゃんと線を引く。静かで心の奥の炎の温度さえ誰にも見せない、強がっているのではなく、真に強い人にだけある湖のような静けさ。美しかった。
事件性やBL感的には エスシリーズの中では地味かも知れないけど、最後がこの話で私は非常に満足でした。最高。
エス・デコイのキャラクター達が出てくるシリーズの最終巻。ストーリーは文句なしの面白さなので神です。間違いない。英田さんの小説は導入部分で読者を惹きつけ、文章は簡潔で複雑な事件もわかりやすく最後まで読ませてくれる。BL部分も切なくてモダモダさせられ絶対に裏切らない。
しかし!しかしですよ。今作は誰も死なないのでバッドエンドとは言わないけど、ハッピーエンドでもない。江波はつっぱってて強がってるけど誰かに愛してほしくて仕方がない可愛い受けって感じだけどここの表示だとなんと攻めだった。元彼との関係だと受けも攻めも両方やってたみたいです。
江波は健気に篠塚を思い続け切なくて涙が出たけど、普通は最後に報われてスッキリ!のはずなんだけどこの話は英田先生のこだわりで違うラストです。篠塚は先生お気に入りのキャラみたいですね。たしかにハッピーエンドは幸せだけどそれだと陳腐になってしまったかも、と思います。
しかし篠塚は義弟も部下(デコイに出てた人)もゲイで、周りにゲイを引き寄せる魔性の男だなあ。あと篠塚の同期で江波の兄でもある神津がイイ。「俺が女だったらお前に惚れてる」って何度も篠塚に言ってたけど男でもちょっと惚れてたよね。きっと。短髪黒髪の警察官僚はすぐ受けにしたくなってしまいます。
今回の評価は小説の面白さは神だけど片想いが報われないラブストーリーはうーん……という感じなので一つ下げました。
エスシリーズ最終章!余韻、余韻、余韻…
その一言です。
もうこれ以上何もいらないです。
いつもなら「シノピーかわいそう」なんておちゃらけレビューしている私ですが、本作でシリーズ中の篠塚の達観した強さというのかな?それが本当によくわかって泣けてきました。
篠塚参事官、このままなんですか! とその肩を揺さぶりたい!
江波くんみたいなカワイコちゃんじゃないからアレヤコレヤしちゃうψ(`∇´)ψことも出来ないけど、なんとか参事官の決意を覆したい!
いつかは横に並ぶ人くらいは見つけて!ってまだまだ時間はかかるんだろうなーあ。
そこら辺を英田先生書いて下さい!になるとこのシリーズのリアリティからするとBLではなくなっちゃいますかね?
でも本作のラストはこれでいい、これしかないけど、でも一生このまんまなんてオバちゃん心配しちゃうわ!なんて思わずお堀の中心から警察庁(最後は警視庁?お隣だからいーか)に叫ぶ、したかったです。
しかし篠塚義兄さんのこの難しい心理?真理?の理由をつまびらかに、そして際立たせるために江波くんを配した英田先生の手腕に脱帽(`_´)ゞ
江波くんの泣き顔見てみたいな。私だったら5秒で完落ちだよ。
ただちょっと忍の字あたりは金八先生入ってて集中出来ませんでしたがψ(`∇´)ψ。
神津兄ちゃんもただの傲慢な奴だと思ってたらこういう風に関わってきたかい!ラストスパートしやがって!コンチクショイ!
加えて篠塚に短い電話を入れてたというのと晴れた日にダンボールに荷物をサバサバと入れてたという対比に萌えました。シトラス系の香りのニヤニヤ笑いの神津兄ちゃん、結構好きになっちゃいました!
しかし本来ならエロ妖怪の私ですが、エスシリーズの中でエロが2行くらいしかない本作が1番好き。
レビューを見るとわりと「デコイ」読んでませーんなどの記述がありますが、これからの方は是非とも順番通りにお読み下さることをオススメします!
椎葉が、そして安見も通り過ぎて行った後の篠塚あっての本作なんですもの!
これが味わえないなんてもったいないです。
シリーズ6冊読み終えたら本作、そしてシリーズ後日談の「エス still recall」をお読み下さい。限定版でファン必読です。
あまあまな雰囲気満点です。
あと世間知らずで申し訳ないけど神津兄ちゃんみたいな退職理由って実際にあるのかしら?
北海道の拳銃摘発を自作自演して捕まっちゃった刑事さんのお話は映画にもなりましたよね?
英田先生は「DEADROCK」シリーズなども書かれてるからキチンと資料があっての事なんでしょうね。
でも、最後にやっぱりおちゃらけレビュー書いちゃう。
シノピーに一言いいたいの!
「正しい事をしたかったらえらくなれ」
by踊る大捜査線 ワクさん…なんてな。
でもこれって
篠塚義兄さんがこれからも目指し、
神津兄ちゃんも目指してた
「最果ての空」と同義語だと思うんですよね。そこから下を見て感想を聞かせてやって下さい、篠塚義兄さん!
しかし踊る~も20年も前のドラマなんですね。もうそろそろ全く知らない世代の腐少女がBLデビューしてるとしですねー。
わだやだ。
「エス」シリーズ最終章。(私は「デコイ」2作は未読です)
先にレビューを読んでから挑んだので、篠塚さんが孤独のままであることははじめから分かっていました。
しかし、ただストーリーを知っている事と、実際に読んで作品世界に入り込んでみるのはわけが違う。
ひとが根源的に抱えているであろう孤独感。そして篠塚個人の資質からきている孤独感。それは愛する人と死別したとか結婚していないとかそういう事とは関係なく。人は自分の横をただ通り過ぎて行く。『寂しくない人生など果たしてあるのだろうか』と自問する乾いた心…
そこに若くて『全身でぶつかってきてくれる相手』江波が現れる。
この作品が素晴らしいのは、ここで篠塚に恋をさせないところです。
そう、この作品の主人公篠塚は誰とも恋をしない。BLにあるまじき掟破りなのかもしれない。
ただし、もう1人の主役江波はゲイ(しかもリバ男、美味しすぎる…!)で、彼の恋人とのラブシーン(挿絵あり!)もあるし、篠塚に恋をした彼の心情の揺れなど、非常に丁寧に描写されています。
BLとしての枠というものがあるのだとしたら、この作品はそこからはみ出ているのでしょう。しかし、私が感じたのはもっとそれ以上、「小説」そのものすら超えて文字の縛りも超えて。篠塚や江波の心情を直に追体験するようなそんな錯覚すら抱いたのです。
篠塚に会いたくて、マンションの近くまで行ってしまった、でも部屋を尋ねることもできない江波の気持ち。
椎葉と宗近の間にはもう入り込めない事を実感する瞬間の篠塚。寂しいと感じながら何も求める気にならない篠塚。江波を恋愛ではなく可愛いとしか思えない篠塚。由佳里のためと言うだけでなく、自分の矜持、また憎い組織への当てつけの感情のために孤独を選ぶ篠塚。多分今更自分を変えることも怖いのかもしれない篠塚…
篠塚の立っている、明るくも暗くもない乾いた場所に自分も立っている…そんな感覚。
ラストのクライマックス、寂しいという本心、それでも何も感じまいとする自分をさらけ出す篠塚、彼を想って涙する江波、2人の心情が私自身の心になだれ込んでくるようだった。
彼の立とうとしている頂き、その景色はおそらく灰色で、強い風だけが吹いているのでしょう。眼下には緑も花もあるのに。『このさびしさに君は耐ふるや』
そこが最果ての空なのでしょう。私には辛すぎる場所だけど。
エスから派生した椎葉の兄、篠塚のお話。
篠塚はいつも凜としていて、仕事に対しても真面目で厳しく、お偉い立場も加わって周りの人間にとっては近寄りがたい雰囲気があります。
でもそんな彼が見せる優しい微笑みだったり、寂しげに遠くを見つめる姿には哀愁が漂っていて心を奪われます。
江波が篠塚に惹かれていったのも当然な気がします。
篠塚も自分に対し素直すぎるくらい真直ぐ接してくる江波を可愛く思っています。
だけど江波の気持ちをしっても篠塚は一線を越えません。
死んだ妻と子供への償い、義理の弟以上(でも恋人にはなれない)の特別な存在である椎葉を見守る責任。
いろんな感情をすべて受け止めたまま、篠塚は孤独を選びます。
孤独と共に歩む義理兄さまが、男らしくて素敵です。
幸せになってもらいたい!!
けど、今のままでもいてほしい!!!
念願のお義兄さんの巻。ラブはなかった。。。
ひたすらストイックな、強い篠塚。そこが素敵、それも素敵、安易にくっついたりしないのがいい。
でも!やっぱり、どこか人との繋がりに心の平安を得られるような、そんな人間らしさがあってもよかったんじゃないだろうか。
スパイ絡みの事件を軸にしたサスペンス仕立てで、相変わらず面白い。しかし、せつない一方通行の愛に終始したラブストーリーの方は不完全燃焼。どこまでも孤高、キャリアトップを目指すシノ、執念の人。だけど現場の気持ちも組み、さりげなく所轄を立てる優しい参事官。しかしここまでくると逆にそんな人いないよなぁと思ってしまう。
どこまでの神のようなお義兄さんでした。
「エス」と「デコイ」で大人の魅力を醸し出していた、篠塚のお兄さんがメインにして、シリーズの最後となります「最果ての空」です。
これを買う前に幾つかの素晴らしいレビューで情報を仕入れましたが、それらによりますと「お兄さんのエッチはありませんよ」ということでした。
エスから一気に読んできて、篠塚のお兄さんには是非とも幸せになってもらいたいものだと思っていた私は少し、がっかりしました。
(攻めでも受けでも、篠塚のお兄さんのエロいとこがみたいなァ…)
何とアホいことを考えたものでしょう、これは無いからこそいいのですね。安易なセックスがないからこそ、品格あるラストなのです。
情に流されはしないけど薄情な人ではなく、孤高であっても孤独ではない、篠塚のお兄さんは本当に素敵な大人です。
最果ての空の高みからは何が見えるのか、この方ならきっといつかたどり着くでしょう。
エスシリーズの完結で、篠塚の哀愁たっぷりの作品。絶妙なスタンスで、秀作だと思う。BLとしての甘さはほとんど無いし、緊迫感ただようハードボイルドでもない。が、篠塚の漢気あふれる生き方と、重荷を一人で背負う孤独さに胸がふるえました。これから一人、高みを目指す篠塚の姿をおもうとせつない。ちょっと重すぎる孤独感を江波がほどよく緩和させてくれます。本当に面白いシリーズだ!
全編が、エスに出てきた椎葉の義理のお兄さんである篠塚さんのお話。
エスではひたすら寡黙という勝手なイメージだったのですが
それが変わりました!
そりゃぁ、警察のエラ~イエラ~イ人だったら、
ただ頭良くて寡黙・・・ではやってられませんよねw
椎葉さん以外の人にでも、おちゃめなところを見せたりして、
意外な一面を見られたのが楽しかったです。
そして、過去にあった椎葉への気持ちなんかも語られていて、
エス番外編としてもとっても良かったです。
椎葉のスーパー義兄は最後までスーパーマンでした。
英田さん、妥協しないでくれてありがと~~♪
読んでいる間、篠塚の声は三木さんで脳内再生されていました。
江波もなかなかにいい男でしたが相手が悪すぎるよ。
いつか素敵な恋をするようにと願います。
浅川ベビーのエピソードは、ちょっとうるっときました。
最後に椎葉はまたやらかしましたね。
こんなだから、篠塚も宗近も安心できない。
意外とこっそり仲良しさんなのでは?まるで小姑と嫁(笑)
親友というか戦友であった神津との別れのシーンが印象的でした。
義兄さーーーーーーーーーーーーーーん!!
大好きだああああああああ。
俺の愛を受け取ってくれええええええ!!
孤独を選ぶ男。
きゅうううううううううううううん。
俺は最初から義兄さんが本気で
好きだったんだあああああああああああ!!
あっちの人達はうまくいっちゃったから。
義兄さん 寂しいよね。
でもこの終わりがやっぱりベストだったと思う。
皆が去っていって一人残る。
孤高の気高さがあなたには合っている。
出世してください!!
エスシリーズ読了後、どうにも手を出すのを躊躇っていたんですが……もっと早く読んでおけば良かった。
篠塚の孤独ゆえの強さ、強さゆえの哀しさに胸を打たれます。ひとりは寂しいのだと、そう認めた上で孤独を貫くその潔い哀しさ。
彼には幸せになって欲しいと願わずにはいられませんが、彼自身がそんなことは望んでいないのでしょう。
たった一人で生きていくさびしさに、何時か耐え切れず壊れてしまう日がきたとしても。それでも篠塚は、最後まで篠塚という男で在り続けるのだろうと、感じます。
一応の攻めポジションに居るのは江波ですが、正直彼よりも神津との最後の関係性が印象的でした。萌えとかを超越して、本当に素敵です。
篠塚兄さんの話と言われたら買わずにはいられなかった一冊。
BLというかドラマだなあと思った。
人と人とが紡ぐドラマ。関係性萌えの私にはたまりません。
そこにあるのは愛じゃなくてもいいんだ。人と人が関わってできる関係性にときめく。
郁彦と篠塚もそうなんだけど、郁彦の年の離れた兄と篠塚の、表面のからっとした(でもきっと裏は権力とかでどろどろした)ライバル関係とかさ。
郁彦と篠塚がウエットな感じだけに、このお兄ちゃんとの別れのシーンとの対比が心に残っている。
届かない想いだってある。
物語はあくまで番外編ってポジションだけど、こういうBLがあってもいいよなあと思う。
なんかね。今感想を書くためにあらためてずらっとページをめくっていたら、イラストの椎葉を見つめる篠崎の優しい目に泣けてきた。
奈良さんのイラストがまた憎いんだ。もう。
自分で今の行き方を選んでるような篠崎だけれど、いつか、どこかの作品の端っこでいいから、誰かと一緒に幸せそうな彼の姿を見てみたいと思ってしまっいました。
ボロ泣きです。
あらすじっぽい話は他レビューに詳しいので割愛。
異論は認めますが、私は「これぞBL!」と思いました。いや、「これが私の求めてるBL!」というのが正しいかな。
英田サキ恐るべし。
主役の片方に「恋」をさせないで(正確にはしてたのかも知れませんが)、これだけ濃縮された萌えの詰まった作品を書いてくださるなんて。
ドラマCDにならないかなー。濡れ場がないし、単品だと分かりづらい作品だから難しいかな。『エス』シリーズと『デコイ』シリーズに深くリンクしてる作品だしね。
私、この作品、エスシリーズよりデコイシリーズより好きだ。
正直前作まではあまり存在感を感じてなかった篠塚なんだけど、この作品で篠塚に惚れてしまいました。
なんちゅー小難しい男だ。
椎葉と宗近のカップルの単純明快な駆け引きが懐かしく思えるほど、篠塚の心の有り様は、常人には理解しがたい。孤独とともに生きることを決めている篠塚は、揺るぎなく凪いでいるんだなと思った。
この小難しさは、三木さんに相応しい役柄だよ!ドラマCD化カモン!
そんな彼の心にさざ波を立てたのが、江波。
この江波の性格、大好きでした。性格のねじれた部分が異常に可愛い。傲慢さと小市民的な気弱さをあわせ持つ人間くさいキャラなんだけど、後半になればなるほど愛しくてめんこくて、頭ナデナデしてあげたくなりました。
ラスト10ページぐらい、最高すぎません?
ここだけ10回ぐらい読み返してしまいましたよ。
篠塚と江波のやり取りももちろんステキなんだけど、篠塚と神津のやり取りにもハートを鷲掴みにされました。
「お前はてっぺんを目指せよ。一番上だ。その頂から見える景色を、いつか俺に教えてくれ」
きっと篠塚は、頂に上りつめるだろうと思う。そして神津に皮肉を言われるのだ。その頃には江波には彼氏ができてるかもしれない。三人はおだやかな友人関係になってるのかも。
そして篠塚は山のてっぺんで、やはり孤独なままのだろう。
うああああああ泣ける。萌える。未来予想図を妄想するだけで、ご飯三杯ぶんの萌えを感じる。
CDにするには(単独作としては)弱いかしら…。
すいません。
正直篠塚兄さんファンだったので、シリーズ作で一番読んでて楽しかったです。
しかしエスシリーズあっての話…という意味では、この話自体は萌えにとどまってしまうかも…。
篠塚ファンとしては間違いなく神なんですが!
CD化されたら絶対予約入れて買います。
本当に三木さんの声で聴きたい作品。
義兄さん、本当に最後まで素敵で萌えたぎりました…。
篠塚が主役の小説は発売されようと聞いと時、ちょっと心配しました。
あんな、雲の上のような方は、受けも攻めもどっちもあんまり似合わないと思ったからです。
実際に読んだ後は、もう、最高しか言えませんでした。
BL小説とはいえ、主役はラブラブしてないと言うのは、
ちょっと異類と思われるかもしれませんが、
これこそ篠塚に相応しい恋話だと思います。
エスシリーズの完結編として、最高すぎる。
購入してから約1カ月・・・
これで本当にエスシリーズも終わるのかと思ったら
中々踏ん切り付かなかったのですよ~(-_-;)
エスシリーズ
椎葉の義兄 篠塚(40→41)が主人公のお話☆
一人で生きていく事を寂しいと認めながらも
自分はこういう行き方しかできないという
篠塚にウルッときちゃったし
篠塚に惚れてアタック(←死語(笑))してきた
江波に別れのキスを強請られ
気持ちには答えられないが
それ位ならとしちゃう篠塚にドキドキしたっ~~♪
読む前は
誰かと結ばれちゃうのも
ほんのちょっとだけ期待したけれど・・・
これで良かったんだよね~篠塚っ!!
椎葉もちょいちょい登場♪
椎葉の挿絵があったんですがもう幸せそうな顔で~
そ・し・て
何と言ってもお色気ムンムンッ匂ってました♪人妻の色気でしょうかねぇ~(笑)
宗近もちょっと登場していて~篠塚との会話は婿と姑でしたよっ(爆)
宗近の挿絵あったら良かったなぁ( ´△`)・・・・・。
でも何はともあれ
宗近×椎葉二人が幸せなんだとわかる
エピだったので薔薇色な気分に浸れました~(●´ω`●)
ほんとっこのお話・・・篠塚のお話書いてくれた英田先生っ!!
あ( ̄○ ̄)り( ̄◇ ̄)が( ̄△ ̄)と( ̄0 ̄)う
エス、デコイと続いたシリーズの最後の砦、篠塚メインの本。
よかったよ~~
篠塚が転ばず踏みとどまってくれて、
ほんっと~に、よかった。
BL的には、結局江波にほだされて、一発くらい食っちゃう展開になったっておかしくない
でも、篠塚だけは、そんなBL的なお約束や、エロや濡れ場とは別の次元にいて欲しいと強く願っていたので、思いが通じて、ほんっとうに、うれしい。
さすがに『英田サキ』!!
篠塚は、ちゃんと「一人は寂しい」と認めた上で、潔く、一人でいることを選んだ。
篠塚って、こうでなくっちゃ!
エスで、宗近が椎葉とあることを選ぶために、今まで生きてきたヤクザの世界を捨てたラストと、
この作品で、篠塚が一人であり続ける事を再認識するラストが、呼応して、
ようやくこのシリーズの、大きなリンクが閉じた気がする。
英田先生、お疲れ様でした。
ようやく読み終えました。
一言で感想を口にするならば「読んでよかった」です。
私は「デコイ」しか読んでないので「エス」シリーズで何が起きていたのかとかそういうことを知らないままで。
篠塚という人物に対しても「デコイ」に出てきた時の印象だけで。
それでも篠塚という人物が誰かと交わるというのが想像できなくて。
どんな物語になるのかと読んでみたくて手に取ってみました。
そんなわけで以前何があったかについては物語の中で語られた程度にしか知りません。
それでも、篠塚がその件について複雑な思いを持っていることはわかって。
それが彼の人生に大きくのしかかっていることも。
江波という人物は読み終えてみればすごくかわいい人物に見えて仕方なかったです。
軽薄そうにも見えるのに自分の気持ちに実に素直にも見えたり。
それまで付き合ってきた相手に対して男同士というせいもあってか「好き」と口にすることさえしなかった江波が篠塚に対しては何度もちゃんと「好きです」と告白している姿はそれだけで彼の本気がひしひしと伝わってきて。
最初は反発していた気持ちがあったはずなのに、篠塚という人物を知るにつれて気持ちがどんどん傾いていくのが見えて。
篠塚という人はホント罪作りな人だ。
彼の口調はどこか江波に対して優しい父親のような雰囲気もあるのだけれども、江波がゲイだということを考えればそれはそれで誘惑される材料にも見えて。
ほかの人物と接するのとは別に確かに篠塚の中で江波に対して芽生えているものがあるのに、先に選んでしまった信念を曲げないところが篠塚らしいというかなんというか…。
どんなに淋しくても1人を選んでしまって、それを貫き通すところに男を感じました。
浅川の赤ちゃんの抱いてその尊さを体感しているところ。
江波の肩に頭を預けて眠るところ。
愛おしいと感じつつも、どうにか自制して離れるところ。
そして、「このさびしさに君は耐ふるや」なラストシーン。
どれもこれもが印象的。
BLというカテゴライズに果たしてこの物語がどこまで属するのかは疑問だけれど、そんなことは抜きにしても読みごたえのある面白い作品で。
ラブストーリーというより人間ドラマ。
篠塚という自分の生き様を書いたお話だったなぁと。
これを機に「エス」シリーズを読みたいと思います。
そして、読み終えた後にまたこの物語を読みたい。
お話にもっと深みが増すだろうし、また違った感想が出てくるかもしれない。
CDでも是非聞いてみたいです。
当然、篠塚の声は全て三木さんの声に脳内変換されて聞こえておりましたが。
篠塚さんが幸せになってほしい…!と願う読者に、篠塚さんが篠塚さんなりの答えを示す1冊。
傑作ですけども、単品で読むことはオススメしません。
篠塚さんの立ち位置を読者側が捉えていないと、読者は江波に感情移入して堅物なオッサンと葛藤するハメになりそう……。
また、BL的な恋愛描写を期待されている方にも向きません。
恋に近いほどの熱さで、けれど性愛(≒恋愛)ではない愛(≒家族愛)の話だからです。
私はそういうのも読みたいのですが^^;
篠塚さんって埋み火を抱えた低反発枕みたいな人なんですよね。苦笑
でもシリーズを通してブレがない。最愛の妻を亡くしてから孤独と共に歩む決意をし、決して歩みを止めることなく孤独を愛した男。
彼の場合こういうストーリーになったのはすごく自然な話で、もし江波が女だったとしても篠塚さんは彼を好きにならなかったんじゃないかな…。
宗近が言った言葉が少なからず篠塚さんの救いになればいいなぁ…なんて感傷に浸ったりしました。
『誰かを想って耐え忍んでいると、心が切り刻まれてしまうよ。』by篠塚
このひと言が全てな気がします。篠塚さんも切り裂かれて辛い日々があったのでしょう?
終わり方として最高に素敵だったと思います。
英田先生、長い間お疲れ様でした。『エス』シリーズ大好きです!
久しぶりに英田先生の作品で熱く語った気がします…。
『今宵、天使と杯を』の次に『最果ての空』が好きです。
あと、『最果ての空』のドラマCD化を希望します!
せっかく三木眞が篠塚さんな訳ですから、ここは江波→篠塚中心にじわっとナレたっぷりにまとめて欲しいです!
2枚組でもワタシは買うよ!笑
篠塚が主役ということで、今度こそ彼が救済されると信じて待っていました。
私の希望は篠塚×椎葉でしたが、これはさすがにないと分かっていましたよ。
(いや、宗近が早死にでもしてくれれば、伴侶を亡くしたもの同士で・・・?)
いちゃつく二人を見て宗近が妬くところが読めたらと、誰が相手でも篠塚が幸せにさえなってくれたらそれでいいと・・・。
今回の主人公のひとりである江波は、公安に所属する刑事。
とあることから篠塚に対して不信を感じていたが、篠塚の有能さや暖かさ、そして孤独に触れ、次第に彼に惹かれていくようになる。
この江波はノベルスでは少ない、完全リバな男なのです。
篠塚の「澄ました顔を、快感と苦痛の両方で歪ませてやりたい」ってアナタ、私も見たかったです。
そんなにあっさり引くなよ、力ずくでこませよ・・・と思いながら読みました。
でも強引に迫っても篠塚は流されませんよね。
ひとりで生きていくことをとても寂しいと認めた篠塚。
亡き妻と警察という組織に抱く複雑な感情。
死の真相を隠した警察へ怒りを感じながらも、組織に残ることを選んだ。
妻を想う純粋な愛情と共に存在する罪悪感。
頂点まで登りつめることが、篠塚の警察へ対する復讐でもあるのでしょう。
成り行きでも強要されたわけでもない、自分自身で決めた道。
だからどんなに孤独な道であっても進んでいく。
楽になりたいがために誰かの腕を選んだりはしない。
これがきちんと信念を持って生きる篠塚という男ですね。
・・・なんて納得できない。
彼が幸せになるところが見たかったよー。
篠塚さん、罪作りな男だ。
でも、きっとずっと、貴方はみんなに愛されていくんでしょうね。
「エス」シリーズ最後の男・篠塚英之。
彼のお話が読めるということで、大変楽しみにしておりました。
彼を幸せにしてくれるのはどんな人物なんだろう?そればっかりが気になって仕方がなかったわけですが、彼は、誰かに幸せにしてもらいたい人ではなく、他人のために生きていくのを選んだ男だったんですね。
どこまでもどこまでも篠塚英之でした。
もう一人の主人公・江波郁彦は部下として任務をこなすうち、心地よく受け止めてくれるのに同じ力で弾いてくれるような篠塚という存在にどんどん惹かれていきます。
スパイを追尾する任務という特殊な仕事を絡めてお話は進み、江波の篠塚への想いも膨れ上がっていくわけですが、彼らの仕事と恋の駆け引きもさることながら、それぞれの兄弟や友人、同僚や恋人あるいは過去の人と、たくさんの人物が登場するので、奥行きのある作品になっていると思います。
(過去のシリーズの、篠塚絡みの登場人物もちゃんとフォローされています。)
で、その奥行きのおかげで、もう少しで篠塚さんほだされちゃうのか?っていう場面がそこここに。
で、そのたびにはぐらかされて・・・なんて罪作りなの?・・・
それだけのお話だったら萌評価だったと思うんです。
あまりにもどかしいので。あまりにも篠塚さんが篠塚さんなので。
しかし、篠塚さんが「ひとりは寂しい」と認めた後からが猛ダッシュ!
どうしてここでこんなに泣けるんだろうって程ボロボロに泣けましたので、神評価になりました。
寂しさを認め、江波を愛しいと言いながら、一人を貫く。
最後のシーンなんか減らず口を叩く江波のお兄さんとのやりとりで締められているのに、もう涙ボロボロですよ。
男の生き様っていう感じですよね。カッコイイ。
で、もっと年をとったら、江波も椎葉も浅川も、そして神津(江波兄)も篠塚が嫌がりそうな手土産を持ってしょっちゅう遊びに行っちゃえばいいんだよって思いました。
もちろん、浅川と神津には何人も赤ちゃん作ってもらってさ。
ああ、これでまた一つ終止符が打たれてしまったのですね。
萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
表紙を見て、篠塚兄さんまさかの三角関係かとやや腰が引けてたんですが、余計な危惧でした。
あらすじは茶鬼さんが詳しく紹介していらっしゃるので割愛しますが、BLっていう感じがしません。位置付けが難しい。
色っぽい要素もちろんあるけど、期待はしない方がいいかも。
公安に所属する若い刑事・江波を中心に、江波の恋人や江波の兄でもあり篠塚の同期でもある神津、そしてスパイの監視という職務を絡めて、シリーズでずっと寂しさが付きまとっていた篠塚という男を、紐解いてゆく話でした。
主役の江波が、篠塚と同じ組織の人間で尚且つゲイでもあることが、上手く作用しているなあと感じました。
篠塚の中にある仕事への情念のような信念と、妻子を失って以来ずっと秘めてきた柔い部分。
江波が部下でゲイであるからこそ、その両面から篠塚に迫ることができたんでしょう。
特に終盤の、初めてその柔い部分が江波によって引き出されるシーンでは、胸に込み上げるものがありました。
主役ではあるけれど、江波はむしろ篠塚という男を浮き彫りにするためのフィルターのような役割だったと思います。
ラストが秀逸で、胸にぐっときました。
過去を記憶に刻みつけたまま、これまでもそしてこれからもキャリアとして突き進んでいく篠塚兄さん。振り返ったり立ち止まることはあっても、その足取りは確かなのでしょう。
そんな彼の姿に、憐憫のような憧憬のような仰ぎたいような、そんな言いようのない気持ちにさせられました。
ただでさえ篠塚の吐露の台詞が切ないのに、追い討ちをかけるような二歌がもう…。読後に確認の意味で歌について調べてみたのですが、改めて沁みるような静かな切なさに襲われました。
つくづく剛柔の人だなぁ…。
忘れちゃいけないのが、椎葉と宗近の登場。
二人での直接的なやり取りは見られせんが、3年たった今も仲良くしてるようでほっこりできて嬉しかったです。
惜しむらくは宗近のイラストがなかったこと…。しょぼん。
でも、中表紙にある江波兄弟と白鳥のイラストには爆笑してしまいました。シリアスなのに、こんな風に茶化してしまえるセンスと茶目っ気が素敵。
そして、読み終わってから表紙をもう一度見ると、まさにこの内容にぴったりだと思わされること間違いなしです。
最後に一つだけ。
スピンオフ作品ではありますが、単独で読むのには向いていない気がします。
表向きは江波の話という体裁ではありますが、あくまでシリーズファンのため、篠塚という男を掘り下げるための1冊という印象。
なので、もしもシリーズ未読で手に取られる方がいらっしゃったら(いるのかな?)本編「エス」を先に読まれることをお勧めします。
こんばんは茶鬼さん、しつこくコメ返しです。
もちろん読んで良かったです!
本編を読んでいるかいないかで感動の度合いが変わってしまうかもいう理由で、少し評価を下げてしまいましたが、あのラストは泣かされちゃいました。
>BLじゃないですよね、篠塚物語というか、、
うんうんBLじゃないですよね。恋愛は二の次だし…渋すぎる。
これでシリーズエンドかと思うと、ホント寂しいですよね。
宗近ナンバーワン攻めなんですか!わたしも大好きですv
ワンマンなようでいて意外と尽くし家さんで、愛情深くて、なによりあの潔さが痺れます。椎葉との電話でのアレ、宗近何て言ってたんだろう?ニヤニヤ
少し年を取って渋くなった(はずの)宗近が拝みたかったですよね~!同じくかなーーーーーり心残りです。あう…
長々と失礼しました。返信は無用ですからねv
ともふみさま
こんにちは、とうとう読まれたのですね!
どうでしたか?やはり読んでよかったですよね?
自分も、もっと感想書きたかったんですが、まず多くの人に興味を持って読んでもらいたいかと、ストーリーをなぞるようなことしか書けなかったのが残念なので、ともふみさまが深く斬りこんでくれているのを読んで、まったくもって、うまい表現だーと頷くことしきりでした。
>江波が部下でゲイであるからこそ、その両面から篠塚に迫ることができたんでしょう。
>主役ではあるけれど、江波はむしろ篠塚という男を浮き彫りにするためのフィルター>のような役割だったと思います。
本当にそうだと思います。
彼がいたから、篠塚という男が本当に見えてきたのですよね。
この本はやっぱりBLじゃないですよね、篠塚物語というか、、
あと、宗近の絵、自分も欲しかった~!BLの攻めの中で宗近が一番好きな自分としては、それが心残りなんですよね。
シリーズも、これで最後かと思うと寂しくて・・・
待ちに待った「エス」スピンオフ最後の”篠塚兄”編ですっ!!
篠塚兄には、一生椎葉ラブで行って欲しい。もしも、万が一ならポジションは”受け”で、相手は浅川あたりで・・・と安易に願っておりましたが、やはり英田さんも篠塚兄のスタンスは崩したくなかったのねと、ある種の安堵さえも。
これはBLというには余りに重く、深く、「篠塚」という人間の生き様の小説です。
ロシアの機関の視察を主に行う外事一課4係の江波は、新しい任務の直接指揮に公安部参事官の篠塚が着き、自ら指揮を執る任務のチームに組み込まれる。
この本で明らかになった新事実は、篠塚は由香里が亡くなってから3年間外務省に出向してロシアに行っていたのです!
江波は半年前からバレエ講師をしている日露ハーフの井澤と恋人関係にあるのですが、リバです。
今回監視の対象になったロシア外交官の追尾を通して、篠塚と江波の仕事情の絡みが篠塚の心をさらけ出して見せてくれる場面となっています。
江波がゲイであることを知っても卑下もしなければ、排除もしない篠塚。
井澤が怪しいと睨んで、江波と井澤の情事の場面へ踏み込んで尻尾を掴むという捜査に出たところは篠塚の冷徹さと冷静さを演出します。
江波には、篠塚と同期でライバルのキャリアの兄・神津がいますが、神津が篠塚の事を「嫌いだから自分のものにしてとことん屈服させて楽しみたい」と言わせます。
江波もそれに似た汚したいという感情を持つほどに、篠塚が潔癖で孤高の人であることがわかります。
篠塚の本質を知ることで、篠塚を好きになる江波。でも江波と篠塚には身体の関係は発生しません。
篠塚は、由香里の死後独り身を通すことによって、警察という組織へのささやかな当てつけをしているのだと独白しています。
自分が幸せになると誰も由香里を思い出さなくなり、事件のことも忘れ去られてしまう。
彼女の死を背負うことで謝罪になるのだと、、、とことん寂しい人なんだなと悲しくなります。そして、寂しくない人生なんかあるだろうか?と問う篠塚。
最後に江波との別れの時、「平気な顔をしていても一人で生きていくのは恐ろしく寂しい」と本音を漏らす篠塚に思わず江波だけでなく、自分まで涙が・・・
恋人でなくても友人としてという江波に「忍という字は心に刃と書く、心が切り刻まれてしまう」と諭す姿もまた涙・・・
江波の兄・神津も不正の引責で退職し、3人が別れてそれぞれの道を歩いていく。
男達の後姿が印象的です。
最後になりましたが、浅川は27歳の女性とデキ婚で子供が生まれました!
椎葉も登場しますが、最後宗近も登場して、篠塚と会話しています。
開いた題字の下にある絵は江波と神津の兄弟、連れいているアヒルは篠塚なのか?
もちろん篠塚の声は三木さんで脳内変換されておりました。
こんばんは、茶鬼さん。
購入迷ってたんですが、茶鬼さんの力強い雄叫びと、椎葉&宗近の登場にそそのかされて買ってきてしまいました。
今から、篠兄ぃの生き様見届けてきます!
MOKURANさま
はじめまして、コメントありがとうございます。
本当はもっとたくさん感じたこと書きたかったのですが、字数が足りなくなり、また余り自分の主観を書くのもと思い、これでも言い足りないくらいの感動でした。
篠塚、悲しくて厳しくて、あくまでも孤高の人ですね。
>タイトルページのイラストですが、
>私としては「白鳥が兄弟を引っ張っている」様に見えました(笑)
>白鳥の正面顔を見たことが無いので、自分も最初はアヒルかと思ってましたが。
そうそう、自分もこれは牧水の短歌が最後のシーンに引用されていて、この白鳥が篠塚だと思ったのですが、これは”はくちょう”ではなく”しらとり”なので、イラストの見た目印象で、アヒルにしました。
目は白鳥っぽいんですが、白鳥だと、くちばしが黒く、鼻の周りが黄色なので・・・
でも首の長さが白鳥かな~と、悩みどころですね。
兄弟が篠塚を好きだったということで、二人で取り合いしてるみたいな絵でほほえましいですよね。
>今作はオヤジスキーには堪らない作品でした~~!
本当に、オヤジオンーパレードでしたね。
篠塚の絵も41歳おじさんて感じに変身して渋かったです!
私の書きたかったことはほとんど全て!茶鬼さんがコメントされているので、
繰り返しませんが……一つだけお尋ねしますね。
タイトルページのイラストですが、
私としては「白鳥が兄弟を引っ張っている」様に見えました(笑)
白鳥の正面顔を見たことが無いので、自分も最初はアヒルかと思ってましたが。
今作はオヤジスキーには堪らない作品でした~~!
裏表紙も良かったです。