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藤崎都×水名瀬雅良で贈る生意気ラブ・バトル登場!
buka no kuse ni namaikida
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は老舗文具店企画部に配属されてきた後輩と
高校時代彼が好きだった先輩社員のお話です。
新製品の情報漏洩事件を絡めて
二人が再会してからまとまるまで。
受様は高校の時に
とても好きだった後輩がいました。
受様は高校三年の時に生徒会に属し、
入学式で新入生に胸章をつける役目を担いますが、
新入生の一人としてその彼に出会います。
二学年も違う彼と接点は無く、
陸上部で誰よりも走る姿が綺麗な彼を
受様はただ見ているだけでしたが、
自身の卒業式の時に
彼の先輩が仕掛けた罰ゲームとして
彼に告白されます。
からかわれたと彼を突っぱねて
一晩泣き明かした受様でしたが、
以降の恋愛でも
彼の面影を忘れる事が出来ませんでした。
彼に失恋してから八年、
受様は件の彼と思いがけない所で再会します。
受様が勤務する老舗文具店の花形部署企画部に
新人として配属されてきた彼こそが
今回の攻様になります♪
予期せぬ再会にうろたえる受様。
所属チームの先輩として教育係までまかされてしまい、
内心ドキドキでしたが、
攻様は初対面で有るかのような挨拶をします。
攻様が自分を覚えていないらしい事は
複雑な半面、救いでも有った受様ですが、
攻様の歓迎会ですっかり酔い潰れた彼を
仕方なく自宅に連れ帰った夜、
自分のペットで深く寝入っている攻様に
触れてみたいと言う誘惑に駆られます。
躊躇った挙句に軽く唇を合わせた受様が
離れようとした瞬間、
攻様に舌を捻じ込む濃厚なキスをしかけられ?!
先にキスしてきたのはあなたのほうだ
俺のこと振っておいてどういうつもりなんですか?
困惑する受様ですが、
そのまま攻様に美味しく頂かれてしまいます。
そんな二人の恋の行方は?!
藤崎先生の3ケ月連続刊行の第三弾は
高校時代の先輩と後輩の再会ラブ♪
実は攻様の告白にも誤解が有って
もともと好き合っていた二人なのですが、
両思いなのに落着くまでには
受様が寝た事があるゲイの友人や
受様の元カノのモデル嬢のちょっかい、
新製品に絡む情報漏洩疑惑とドキドキが沢山!!
最後までとっても楽しく読めました♪
前作『弟のくせに生意気だ!』とは
似たタイトルでも無関係、
『絶対服従契約』『完全独占計画』は
他シリーズながらキャラの勤務先が同じという
複雑な1作ですが、
お気に召したら関連作もおススメですよ。
今回は上記作をもってお薦めとします。
どれも藤崎さんらしいラブ一杯なお話です。
某本で「王道はワンパターンなのでなく、求められているものだ」のような発言があり、私はえらく納得したものですが、これはそれを地でいく作品だと思いました。
高校生→社会人の再会モノです。
過去に誤解があり、四宮(受け)は東海林(攻め)の告白を本気にしていません。しかし、四宮は東海林を好きで、酔った勢いで抱かれるのを拒みません。
四宮を好きな沖と、東海林の元恋人の愛里がライバルとして登場します。
東海林は四宮が好きですが、四宮は自分は愛里の身代わりだと思います。
東海林は愛里をふり、沖が当て馬のような形になり四宮の背中を押し、二人は恋人同士になります。
四宮は典型的な「臆病な年上受け」であり、東海林は仕事もデキる「格好良い年下攻め」でした。四宮を好き好き言う東海林も、それだけ言われても「ノンケだし…」と踏み込めない四宮も、私は読んでいて楽しかったですが、四宮にイラついてしまう方もいるかもしれません。
二人の恋愛関係が中心ですが、やる気のない後輩の対応や情報漏えいの事件という仕事の話もあり、リーマンもの好きにも嬉しい内容でした。
余談ですが、情報漏えいで頭を悩ませる上司である伍嶋が素敵なオジさまでしたので、イラストで見てみたかったです!
あと名前も覚えやすくて読むのに有り難かったです。名前で醸しだすイメージってありますので、意外と重要なんですよね。
この作者様の作品は、良く言えば「王道」、悪く言えば「ベタ」な印象があり、作品次第ではあっという間に読み終えてしまって物足りない気持ちになるものもあるのですが、この作品はひとつひとつの展開をきれいにまとめあげていて、飽きのこない王道作品にしていると思いました。
『弟のくせに生意気だ!』と似たタイトルはついているものの、全く別のお話です。
ただ、年下ワンコ攻め&再会ラブな所は共通してました。
あと登場人物は出てきませんけど、同じ会社が舞台ということで『絶対服従契約』、『完全独占計画』との関連性もあるといえるかな⁉︎
『弟の〜』よりは、私はこのお話の方が楽しめました。
後輩リーマンの東海林 × 先輩リーマンの和希の年下ワンコ攻&再会ラブもの。
この2人は、高校の先輩・後輩で過去にある理由から失恋したもの同士。
それが、東海林が和希の所属するチームに移動してきたことから再会します。
歓迎会で、いきなり、酔っ払っている東海林を自宅に連れて行くことになる和希。
タクシーの中で東海林を見つめる和希。
高校生の時に、東海林に片思いをしていた頃、図書室の実習室で始めて彼に触れた甘酸っぱい思い出がエピとして登場していたのもあって、
和希があの頃を思い出し、再び東海林に対して、ドキドキ、せつないくらいの気持ちが伝わってくるのが良かったです。
そして、やっぱりお決まりの急展開(笑)
介抱しようとして、東海林に襲われてしまう和希。
翌朝、責任をとります…と土下座をする東海林。
しかも、昔から好きだったと告白されて…
嬉しいんだけれど、高校時代、罰ゲームで和希に告白してきた裏事情を知ってしまっているだけに、素直に受け入れることができないんです。
でも、怖くて真実を聞くことのできない臆病な和希。
たまたま罰ゲームの事を聞いてしまった故の誤解とすれ違ってしまっう8年越しの想いがせつないです。
東海林は生意気というよりは、真面目で魅力的な男前タイプでした。
和希と同部署に行くために仕事も頑張ってきたような一途過ぎる男。
どちらかと言えば、長く大きな回り道の末、やっと向かい合って、恋人になってからの東海林の方が、可愛らしい、美味しい意味で生意気な感じに豹変してます(笑)
年下の敬語攻も結構ポイント高かったかと思います。
当て馬役だった沖さんが少し可哀想でしたけど…。
臆病で気弱な和希の背中を押してくれる沖さんの姿も、少しせつなくさせられました。
『弟の〜』よりは中身もあって、せつなさもプラスそれていた分、感情移入しやすく、読後も幸せな気持ちになれたのかなあと思います。
リーマン同士の一途な年下攻ものもいいなあと思える作品でした。
辛口です。
簡潔に言うと高校時代に片思い(?)していた後輩に社会人になってから再開して酔った勢いで寝てしまってさぁどうなる、というお話。
高校時代に受は攻に告白されてますが、偶然後輩逹の悪巧みを聞いて、罰ゲームと思い断ってます。
大方の予想通り受の勘違いなんですがね。
なにより受の仕事ぶりが情けないことこの上ない。
攻以外の悪役後輩にナメられるは、ハメられるは。(BL的な意味ではない)
不正の罪を着せられても受はあわあわするばかり。
しかもそれを後輩である攻にフォローされ、悔しがる訳でもなく、ただときめくだけとは情けない。
悪者の後輩がひたすら嫌な奴に書かれてますが、あそこまで増長させたのは受けにも責任がありますよ。
シメるところはシメないと。
私は乙女な受が好きではないので、要領の悪い恋愛脳の受に魅力を感じませんでした。
受よ、ちゃんと仕事してー。
あと攻は受に再会する前、受によく似た女子と付き合ってますね。
それを知った受はウジウジ悩んで身を引いて、それを攻が追いかけて、「受が彼女に似てるんじゃない、彼女が受に似てるんだ!」ってなるんだろうなぁと思ってたら、そうでした。
そんなお決まりのパターンが随所に詰め込まれたお話。
水名瀬先生の絵は素敵!