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近づけば、悪魔のように危険。
kin no himawari
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ちるちるのオフ会でいただいた本です。
その節はありがとうございました。
くじ運は良くなかったのですが、いただいたこの本、なかなか面白かったです。
男三人の、大学時代からの、長くて「静か」で緊張感のある三角関係を、ドキドキしながら読みました。
この「静か」っていうのが、この作品における三角関係の面白さだったように思います。
子供じみた恋の鞘当てシーンとか修羅場なシーンとかを一切作ってないんですよ。
心の奥だけで、三者三様の思いをあたためていたのだ。それがイイ。
あと、登場するのが弁護士ふくめ法律家ばかりで、みんなしっかりお仕事してるというのも良かった。
主役カップルより、当て馬になった仁に惹かれましたけどねw 当て馬が魅力的な作品って、好きです。
ただ、その当て馬が主役となって他の男と結ばれるスピンオフで、がっくりさせられる場合も多々あるんですが…w
なんだろう、桜は散るから美しいってことだな、うん。
この作品は、登場人物がいろいろリンクしてるようなので(把握しきれてない)、他の作品も読んでみたいですね。
先にCDを聞きました。
うーむ予想は正しかった様です、やっぱり自分は攻は弘毅より朝比奈の方が好きだなあとつくづく思いましたですよ。
9年も連れ添って愛し合って、泉樹の事を本当に心配して愛してくれている。
強引な弘毅が泉樹との間に割り込んできても、激怒したりはしない。
もっそい大人な男だーー!朝比奈!!
これ程魅力的な当て馬を見るのは珍しいんじゃなかろうかっていう位にいい当て馬です、朝比奈。
結局最後は泉樹は朝比奈と別れて弘毅とくっつくんですが、朝比奈の方がいいと思うなーと最後まで思っちゃいましたです。
でもえらそうな割にはまあ虎視眈々とチャンスを狙っていた弘毅の姿を考えるとちょっと許せる様な気がします
2000年に一度出されたものの再版です。
題名の「金のひまわり」って弁護士バッヂのことですよね。
一人の男を巡って二人の男性がずっと争っていたなんて、気の長い話しですが、三角関係だけに勝負のついたラストで一人、ちょっと可哀そうとも思うのですが、そこはちゃんと救ってくれてありまして、安心しましたよ。
弁護士の泉樹は判事補の仁と9年近く恋人同士なんですが、その関係は月に1,2度泉樹のマンションで会うといった、ねっとりした熱い関係でもないみたいなんです。
そんな時、同期で今は組関係の弁護士をしている白石が検察に狙われているという話しを聞いて、気になった泉樹が奔走するというお話です。
司法修習生時代、優秀で争っていた仁と白石はどうも泉樹のことでも争っていたみたいなんですが、当の本人は全く知らなかったという、ちょっとニブチンさん?
でも、その風貌や印象から昔から苦手にしていた白石なのに、ヤバいという話しを聞いて、独自に調べ回る泉樹って今更変じゃない?という疑問が。
ま、それが恋愛感情に近いものだったということだからお話が成立していくのですが、9年も経って何の接点もないのに、恋人の仁を放っておいてまでそんなに一生懸命になる泉樹の気持ちに今一つ同調できない。
しかも、探偵を使って調べていることを知られて白石に強姦まがいで抱かれちゃうけど、それも簡単に許してしまって白石に少しづつのめりこんでいくって、泉樹、倦怠期に付け込まれたのでは?としか思いようがなく。
白石も女性やら男性やら色々と関係はあったようですが、本命は泉樹で、9年もずっと想い続けて、これ幸いとばかりに猛攻に出てしまうあたり、、、勢いとタイミングとしか。
いや、勢いとタイミングは恋愛に必要ですけど、あまりの都合よさに少し強引さを感じてしまいました。
お話は、仕掛け自体は幼稚なそんなに大したことない事件だったのですが、でも結構皆さん、真面目にきちんと仕事をしてらして、その点は好感が持てます。
仕事に絡めた恋愛といえばそうであり、そこは自分としても押したいところですが、やっぱり倦怠期ものかな~という印象が強くて。
遠野さんの作品の特徴で、他シリーズの登場人物が色々と出ています。
あとがきにも書かれていますが、自分がわかったのは茅島氏だけでした(残念、、)おひとりでバーに来てましたよ。
他にもヤクザの人とか、警察の人、バーテンの人とか多分そうだと思うのですが、他シリーズを読んでないので、少し興味が惹かれます。
そこは、上手い商業作戦!
泉樹が快楽に流され易い人だということはわかったのですが、ストーリーもしっかりしていてよかったのですが、萌えるかと言われれば、本編より、短編のほうが萌えたというのが実際なのでした。
お話としてはわりとちゃんとしたお仕事モノで面白かったし、攻め・弘毅を救おうと奔走する受けも頑張ってはいたんだけど、いかんせんその動機が納得いかなかったんですよね。
根本の部分で引っかかってしまったので、どうにも乗り切れませんでした。
申し分のない男と9年も連れ添っておきながら、今更それはないだろう……。
恋人・仁のライバルで、自分自身も昔苦手にしていた男で、しかも9年間まともに口もきいたことないような相手に対して、ピンチだと聞いた途端仁の目を盗んで調査会社まで使って調べたりするかな?
要は潜在的にずっとそっちの方が好きだったって感じのまとめかたなんですが、それなら仁のためにももっと早く気付いてやれよと思うし、仁と積み重ねてきた9年もの時間すら意味がない程今更焼けぼっくいに火が付く理由はなに?って思います。
結局、出来すぎた恋人に物足りなくなっちゃったところに、ちょっと粗野で刺激的な相手が現れて、うっかり強姦されたら気持ち良くなっちゃって、恋人の丁寧なセックスすら物足りなくなっちゃったww
ってことですよね。
だったら下手に9年云々って話にせず、恋人のライバルにうっかり惹かれちゃったとか、9年ぶりに再会したかつて苦手だった弘毅にうっかり惚れたとか、そういう設定にしてくれた方が、まだ「仕方ないよね~」と言ってあげられそうな気がしました。
この流れに純愛は必要なかったんじゃないでしょうか?
結局受けが堕ちた理由を「快楽」でまとめちゃったし。
あと、私は実は今回振られた仁のお話『裁きの騎士に恋して』のほうを先に読んでしまっていて、「2人の出会い編が金のひまわりにありますよ」という後書きに押されてこちらを読んだんですが…。
あちらで2人の絆がどうして出来たのかがわからず、こっちを読めば分かるだろうと思っていたのですが、読んでもやっぱり分かりませんでした。
やっぱり体だけじゃね?
しかも仁はまだ引きずってるし。
後ろにくっついてる短編は……、どうなんだろ?
私は個人的には、これは要らない。
なんだか「さあ、他の私の作品も読みたまえ」なあざとさしか感じませんでした。
本来、他作品にちょこっと登場人物がゲスト出演するのは、すごく嬉しいし萌えるんですけどね。
これはちょっと、狙いすぎ。
なんか、自分大好きな感じが鼻につくというか。
読んでるから登場人物は分かるし、茅島氏とか出てきて普通に嬉しいんですが、逆に「そういえば茅島氏読んでてこの店が出てきたときも同じこと思ったなぁ」という感じで、2度美味しいならぬ2度冷めでした。
なんだかすごく作者さんの世界観の狭さを感じてしまいます。
書ける作家さんには、自分のお気に入りの世界に固執しないで、どんどん新しい設定や世界観を模索していただきたいです。
折原泉樹をめぐる白石弘毅と朝比奈仁の三角関係。
スピンオフの「裁きの騎士に恋して」を先に読んだので結末はわかっていたのですが、泉樹と仁の7年間が長すぎて複雑な思いです。
弘毅もなんか強姦まがいの行動に本当に泉樹のことが好きなの?と疑問????マーク飛び交うお話だったわけですが、後日談とかその後の色々を読んで、ま、いいか(笑)
スピンオフから入って良かったかも・・・こっちを先に読んでいたらスピンオフの方は読まなかったかもしれません。
ひまわりの謎はすぐわかりました。
山田一郎って(大笑)茅島氏ってあの茅島氏ですよね?
司法修習生だった時、泉樹は朝比奈仁と白石弘毅という二人の男と知り合う。
冷静沈着な仁と対照的に誰もが考えもしなかった視点から議論を行う弘毅。
二人のことを尊敬の眼差しで見つめていた泉樹だったが、卒業と同時に、仁から告白され、そのまま穏やかな恋愛関係を続けていく。
ところがそんなある日、仁の口から司法修習終了以来言葉を交わすことのなかった弘毅の話が仁の口から出てくる。
そのことで、当時から気になっていた弘毅のことがさらに気になり始めた泉樹は……
という話でした。
いやー、煮え切らない美貌の青年を左右から、男前の男が奪い合う話……なのだけれど、泉樹は泉樹で、自分は仁のことが好きなのだ、と思い込んでいるので、罪はなくはないけど嫌味な感じはないので、読みやすかったと思います。
泉樹はピュアだった……という話だったんだと思うんですが。
要は三角関係のドタバタ劇でした。
でも、職業が職業なので、真面目な信じる、信じないという内容が含まれていたりして、しっとりとした話でした。