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年下刑事×和装美人の日本画家。
受けの信彦が38歳、攻めの慶介と年の差10歳となっていながらも、年齢不詳の天然おっとり系美人って設定を難なく受け入れて読むことができた。
穂波さんの挿絵効果もあって全然オジサン臭がない上に、計算高さ皆無の真の天然さが可愛いと感じる部分もあった。
慶介が異動で実家に戻ったのを機に淡い気持ちを抱いていた隣家の日本画家、信彦と再会。
頼もしい好青年となった慶介を見て感銘を受けた信彦にヌードモデルを頼まれる事となる。
裸体モデルといっても一応下着は着けていたのだが、描いている側の信彦が、慶介に対して呑気に恋心を育みながらスケッチを堪能していたってオチは彼の最大の天然エピソードになり得ると思う。
いくら信彦が天然とはいえ、裸体を晒しながら彼に対しての好意を半年もひた隠しにしていた慶介側の苦労は察するものがある(笑)。
話のほうは、絵画を通してお互いが長い間密かに好きだったと確認しあうクライマックスと、慶介が仕事上追っている婦女暴行事件というミスマッチな状況が上手く関わっていて、まとまり良くさらりと読めた。
ちなみにその後のエッチシーンでも、信彦は初めてのはずなのに好奇心が強いというか、これぞ誘い受けというか、ここでも天然故の大胆な一面が伺える。
この作品を読んで思ったのが、遠野作品が当たりだと思うときって、どちらかというと、日常に近い普通の静か系なお話の時が多い気が…。
もちろん遠野先生の貴族•御曹司系のお話も好きなんですけど…いっていて矛盾してるような…すいません。
今回は、刑事と芸術家の幼馴染みもの、片や10年以上片思い愛…しかも初恋というから、一途というか、忍耐強いというか健気でした。
受け一筋、年下ワンコな刑事•築山(28才)×天然な日本画家•志紀(奇跡の38才) の年の差&年下攻め&幼馴染みもの。
子供の頃から、隣人の志紀に恋心を抱いていた築山は、恋心を封印するために実家を出ます。
そして、5年ぶりに刑事となって帰ってきて、そこで、再会した志紀に絵のモデルを頼まれ…築山が担当する事件に志紀が巻き込込まれ…というお話。
最初に、モデルをしているシーンから始まった時は、ちょっとドキドキしてしまいました♡
築山は真面目で誠実で、包容力もあるタイプ。
年下ワンコ&刑事攻っていう設定も私的に○!
純粋に志紀を慕っている一途さが良かった。
志紀は、芸術の世界中心部の生活を送ってきたせか、常識ズレしている天然タイプ。
年齢も40歳近いとは思えない容姿の不思議さん。
でも、Hになると意外にも大胆な誘い受けになっていたのにはびっくりでした…(笑)魔性です!
言葉で煽ってるし〜かと思えば電気はダメみたいなシャイさんだったり…こりゃ年下攻め築山くんは、今後も色んな意味で苦労しそうだと同情してしまいました(笑)
問題の事件もなんなく解決し、わりとまとまりのあるストーリーでした。
ただ、志紀が、拉致監禁されて媚薬を盛られるんですけど、その後助けにやってきた築山くんと、お約束の疼くカラダを…の展開かと思いきや違ってたのが残念。
後から警察の方々がきたから無理なのもわかるんですけど、疼くカラダはどうなったの…と凄く気になりました!
お陰で、志紀も築山を好きなんだと気付けたわけで…その後の可愛らしい2人のクライマックスがあったからいいんですけどね!
ところどころ矛盾した所は気になりましたけど(笑)
一途に思い続けた恋心と、大の大人がふと気付く恋心。
絶対に叶わないと一度は諦めようとしたけれど、やっぱり一番好きな人だからと思い続け、守ろうとした攻!
年上だから無理だなと思いながらも、やっぱり好きで思い続ける受!
2人の純粋な姿には萌でした。
セレブな内容物が多い遠野作品。
いつもの傲慢な俺様攻めもいいんですけど、築山のような、優しい年下ワンコ攻めも新鮮で良かったです。
志紀の天然&奇跡な38歳な受も、新鮮さにプラスだったと思います。
2人の視点で書かれていたのも、心情が分かりやすくて良かったです。
読んでいて、ほんわか応援したくなるような2人の恋模様でした。
気になる登場人物も出てきたりと、シリーズにもなるかもしれないそうなので…でたら読んでみたいなあと思います。
幼馴染み、ガタイが良くて頼れる年下攻(ワンコ系)×美人の天然おじさん受け(引きこもり系)、和服、童貞と、二人の関係だけでもまったりな萌要素がタップリあるんですが、そこに事件が絡んでくるのでまったりばかりではなくなり、サスペンス劇場的なメリハリができたかなと思います。
どんな状況にあっても、フワフワとしながらゴーイングマイウエイな日本画家・伸彦。
10歳も年下ながら、高校の頃から伸彦を思い続けている隣家の刑事・慶介。
伸彦の依頼で慶介はヌードモデルを請け負うことになり・・・
気持ちを悟られないように苦労する慶介と、作品のモデルとしか思っていなかったはずの慶介への想いが募っていく伸彦。
引き寄せられたり離れてみたりするのですが、慶介が扱っている事件に伸彦もちょっと関係していたので・・・
二人だけの気持ちを追うお話だったら、伸彦の天然ボケがあまりに度を越しているので、もどかしかったと思うのですが、うまい具合に事件に巻き込まれてくれて、面白くなりました。
どの場面も先が読める感じで、ある意味安心して展開を見守れるお話でしたが、拉致された伸彦が自分から脱走しようと頑張ったところは、意表を突かれました。
しかし、あれがなかったらただのおバカなおじさんですよね。
あとがきにもありますが、脇キャラに気になる人たちがちらほら。
これは、続編なりリンク作なり書いていただかないといけませんね。
今回のカプは年下ワンコ攻め、受け様は・・・天然?というかおっとりして、浮世離れ?でもないし、枯れ果てたおやじというには余りにキレイで、不思議ちゃんなのかな?ふんわかした雰囲気の人だったので、ほのぼのしたお話でした。
表紙を見ると、左の和装の方が38歳なんですが、文章中にも”25歳で年齢が止まったような”とある通りのお方が受け様です。
慶介は高校の時に隣に住む伸彦を好きになり、それからずっとその想いを胸に秘め、5年間離れてみたのですが、転勤により実家に戻ってきたことから伸彦との交流が再会します。
伸彦は日本画家で、慶介を見てその体に魅了され(エチな意味ではなく)慶介にいきなり「服を脱いで」なんて言って、体を触りまくるいわゆるKY、良く言えば、仕事ひとすじの人。
慶介は刑事なんですが、仕事柄公表していません。
伸彦が、その才能をやっかんで、横恋慕している同じ日本画家の山岸の関わるある事件に巻き込まれたことから二人の恋は成就する。
という大雑把にはこんなストーリーです。
伸彦の絵は、いつも自分の周りの風景画しか描いたことがなかったのに、慶介を見て、人物画を描きたいと強く思ったのでした。
そしてモデルとして慶介がちょくちょく来ることから、自分の気持ちを少しずつ、本当に少しずつだけ、特別なんだと気が付くありさま。
慶介は、裸にされてまだパンツ一丁の時はよかったのに、全部脱げと言われたあかつきには、辛抱たまらんとキスしてしまう。
でも伸彦は、のんびり・ぼんやりの性格なので、悪かったな~と思うくらいで余り意識してないのに、慶介は以前からの想いがあるので、もうグルグルしちゃうのです。
そこに山岸の事件が出てきて、本庁から依光という刑事がやってくるのですが、何だかやけに理解のある人物→作者はどうも彼を出した続編を考えているようです。
お互いの想いは実は初恋同士だったという、実にトウの立ち過ぎたかわいらしい初恋物語。
初エッチの時なんか慶介は「頑張ります」とか言って、伸彦はどうも童貞だったのか初めての体験なのに、歳ゆえの貫録とゆとりで「僕が上になるから」とか・・・
あの~大丈夫ですか?と思わず心配する自分。
全体がほのぼのトーンなので、事件といってもそんなに深刻でもなくやんわりやんわりと進んでいきました。
そんなで、インパクトと言われるとさほどないので、もう少し伸彦が天然強かったら、もっと楽しめたのにとも思うのであります。