お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
kimi no tenohira ni
『虹の入江』から数えてシリーズ3冊目です。
2作目の『あなたに届けたいもの』の半年後、『虹の入江』からは約1年後のお話です。
相変わらずほのぼの甘々とした雰囲気で、恋人になってからは1年経つのですが、まだまだピュアな雰囲気はそのままでした。
それも主人公2人の体の関係を仄めかす台詞はあるものの、具体的な描写が描かれていないからでしょうか。
今回は希和の元彼女が登場して、普段は大人なニケが内心穏やかでなくなります。
しかもこの彼女はある企みがあって、希和の元彼女という立場を利用しながら近づいてくるのですが…
BLにはよくあるのですが、この元彼女は余りいい性格はしてなくて、私は好きにはなれませんでした。
お人好しな希和は彼女の目論見を知りながらも彼女の好きにさせます。
希和のこういう所は余りに良い人過ぎて私の理解を超えるところではあります(笑)。
そんな希和をじっと見守って、もう限界という所で助け舟を出してくれるニケは相変わらず男前でカッコイイです。
もう充分本人達は甘々で、レトロ達親しい人達にもラブラブなのがダダ漏れなのですが、もっとイチャイチャしている2人を読んでみたい、と思わず思ってしまった作品でした。