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二人の関係と距離感がすごく好きです。
川島の事を社長くんと呼ぶ森宮、なんだかんだで森宮の事が大好きなんだろうなと思わせる川島。
小椋ムク先生のイラストも素敵で199ページの川島の表情には良い意味でのため息が出ました。
乳首を弄られて悩ましい表情をしています(*´˘`*)
最初は川島も森宮も想像とは違うキャラで、口調もちょっと変わっていたんですが、その二人のやり取りに逆にハマってしまいました。
あとは、森宮の人を騙す能力。
そこも嘘だったのか!と(^ω^;ゞ
さすが、天才小説家です。
一般小説を読んでるようなタイトルですよね~
タイトルと小椋ムクさんのイラストに惹かれて買いました。
評価がイマイチだったから初めから期待せずに読んだせいか、
そこまで拒絶反応はなかったかも...
とは言うものの、ヒモ男:森宮のあまりのダメダメさにウンザリして
イライラしたり、お坊ちゃま育ちとは言え1千万をポ~ンと
何も調べず投資する川島のバカさ加減にも呆れたり、
んじゃ、どこがいいんだ!?って感じですが、
それはもう、このだめんずカップルだから仕方ないって
思えちゃうとこでしょうか?(←そこいいとこ!?)
自分の彼氏だったら絶対1日と置かず追い出してるであろう森宮ですが、
世間知らずのお坊ちゃまにとっては構ってあげたくなる存在みたいです。
確かに、『社長くん』って呼びながらベタベタしたり、
家事にいそしんでる姿がなんだかかわいく見えてくるんですよね~
ムカつくんだけど憎めないって言うか...
そーゆー人、周りにもいてるしなぁ~
それにしても、先が読め過ぎるんです。
始めから終りが見えてるような話の流れ。
わざと川島にバレるようにパソコン触るなよ~とか、
煽られてすんなり出資するなよ~とか、
ナイフで刺されてただのかすり傷かよ~とか、
ツッコミどころも満載のストーリーです。
それでも読み切れたのは、ムクさんのイラストが200%ヒモ男の
魅力を引き上げてたからに違いない!
おバカ坊ちゃんも乳首いじられてる顔なんてエロすぎっ!!
もうちょっと主役2人が魅力的なキャラだったら楽しめたと
思うんですが、あまりにもダメダメすぎる...
せっかくの天才作家の設定も最後まで発揮されず、
ただのヒモとしか認識出来なかったしなぁ...
話の中盤でさっさとその才能を現してくれたら良かったんだけど...
そしたらこの話のコンセプトからはずれちゃうのかな?
ともあれ、やっぱりムクさんのイラストはキレイだったなぁ~www
なにげない描写が好きでした。
大学時代、ともに起業した相手と普段通りの会話をしながら、彼を肯定も否定もせず「この男はまだ夢を見ているのだろう」と考えるシーンとか。
かつての時代の寵児たちの様々な落陽をストーリーの中に組み込んでいる。あるあるって感じ。てゆかこれモデルいますよね。色々カブッて仕方なかったんですが、今時の若い子には分かんないんだろうな。昔を知る人でも興味ない人は知らないかwさりげなく鬼畜な榊さん好きです。でももっと鬼畜で良かった気がするけど。
ただ一つ残念だったのは、小椋ムクさんのイラストなら「釣れる」から(スイマセンw口絵のキスシーン、めちゃくちゃ色っぽいよ!)、濃ゆいストーリーでキメて欲しかったなーと。
私はこの空気好きなんですが、そこに勿体なさを感じたのは、榊さんのファンであるがゆえ。
榊さんの作品を読んだのは大変久しぶりです。
そもそも、過去にどんな作品を読んだかを思い出せない・・・
で、この作品ですが、大変失礼ながら、この単語(酒の銘柄や料理も含む)や四字熟語は知ってて当然的なクセのある文章に引っかかってしまい、最初のうちは特に読みづらかったのです。
受の気持ちが盛り上がってきたあたりではそれも気にならなくなりましたが、如何せんそうなるまでが長かった。
そして、重要な主人公の一人・プータロー森宮(小説家・攻)。
外見はとんでもなく上等で、人間としてはどうよ?な性格。
ちょっと書けば大当たりなら苦労はないねって思っちゃうほど、行きあたりばったりのクセにおいしいところは全部持っていくタイプなので、いまひとつ“私が”惚れられない。
もう一人のほう・川島(出版社社長・受)はなかなかいい人なので、可愛くないこともないんですが、あまりにも世間知らず。
詐欺に引っかかるシーンでは思わず「ばかー!」って口に出して言っちゃいましたよ。自宅で読んでいてよかった・・・
というわけで、零細出版社社長と書けない小説家の押しかけラブのはずですが、展開のさせ方を違う方向にして、社長の翻訳家としての才能とか、姿を隠していた時の森宮が考えていたことだとかをもう少し入れてみたら、奥行きが出たんじゃないかなぁと思っちゃいました。
胡散臭い男・与猶は不要だった気もするし・・・最後の最後も笑っちゃう展開だったし・・・
実は、表紙買い。
この作家さんの本は多分初めて読むのだと思います。
大好きな小椋ムクさんのイラストだったので、はっきりいってイラスト買いでした。
最初に読んでそのまま放置、10日以上経って本の内容が思い出せないってものは、ひょっとしてこれが初めて?という印象の薄さでした。
出版社社長の川島、いいところの坊っちゃんのせいか、やけに落ち着いていて年よりくさい感じです。
そしてミステリー作家の森宮、つかず離れずの距離を取り、少し恋愛に疎い社長を見守っている。
社員の女子・萌ちゃんの使い方は無難にこなしているのですが
川島の先輩の裏切りの展開、
最後恋愛成就に至るプロセスも無難に無難にまとまりすぎて
だから印象が薄いのでしょうかね?
エロが多いわけでもなく、若宮の第二作を書きあげる展開など
ひねりが欲しかったような気がします。
なんだかね、みんないい人で終わっちゃったんですよね。
どうせなら、天敵の印刷会社の”原田エロイチ”をもっと活躍させたら
面白い展開になっていたような気もするのですが・・・
小椋さんの絵の川島、かわいすぎます☆
またしても小椋先生の挿絵買い!いつもはお話の世界観に、小椋先生の可愛い+色っぽいイラストがとても合っていて萌え死ぬばかりなのですが、今回はちょっと違ったかもです…。
川島は政治家一族の次男坊、長男が父の後を継ぐと決まってからは自由が許され、大学生の時に立ち上げた小さな出版会社で社長をしています。しかし本人は家のコネなどは一切使っていないから、周りからの目にちょっと不服です。
彼の家に半ば居候しているのが、かつてデビュー作でベストセラーを飾った森宮栄。とても綺麗な容姿をしていて、がっぽりと入った印税で世界を旅しいつしか貧乏になっていた…そしてヒモに成り下がるという笑
話の展開事態はさして驚きもなく、「ああこのあと失敗するんだな」「ああここで助けられるんだな」「またなにか出すんだな」…などなど、割と先が見えやすい内容だったと思います。
でも中立評価の理由はそれではなく…なんていうかこう、全体的に薄いんです…。
極端な言い方をすると、この二人はどちらも一応“成功者”なわけです。…いえ、なにをもって成功でなにをもって失敗なのかというのは人それぞれの解釈ですが、どんなに小さくても起業し、仕事もあって社員も数人確保できている川島と、世紀末にまるで花火みたいに一度だけどーんとあがり、それがまだ人々の心の中に強く残っているらしい森宮は、少なくともマイナス要素のない歴史がありますよね。
だからなのかどうかは判りませんが、努力する人にしかない生生しさが感じられないというか…考えや行動のいろいろが、さらっとしすぎているみたいに書かれています。
それゆえ共感も反発もとくに抱けず「あぁそうですか…」と読み流せてしまいました。
結局二人がなにを根底に抱え、その上でなにをしたいのかというのがあまり明白ではなかった気がします。二人の性格が割とドライ(少なくとも情熱家ではない)なことも相まって、お話の心臓部が見えなかった。
これがいわゆる“大人の恋愛”というのかもしれませんが…滑稽でもいいから、もう少し現実味のある小汚い人間像のようなものが見たかったです。