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買ってよかったのじー作品。
この作品はちょっと構成が変わってて。
4話入ってるんだけど、時系列で並べると3話→2話→1話→4話ってなるのね。
それが逆に最初進んでくから、順に種明かしされてく感じで面白いです。
それから、主人公澄人の相手役にあたる庭師の名前がないのです。
一切出てきません。
庭師は「澄人さん」て呼ぶけど、澄人はずっと「おまえ」なのね。
作者の考えでわざとそうしてあるんだけども。
まず、基本的に普段の澄人さんは飄々としたというか独特の淡々とした物言い。
俗世離れしてるし感覚とかもズレてる感じ。
そんな澄人さんなのに庭師に対しては真っ直ぐに気持ちを伝えるの。
で、庭師は体から始まる関係は嫌だと拒むんだけども(それ以前にその日がちゃんと話した初めてだったし)澄人さんの熱意に負けて体から始めることに。
体からなので庭師からは「好き」って言葉がなかなかもらえないのね。
ホントは最初から庭師だって澄人さんの可愛さにコロリと言ってたんだけど、簡単に堕とされたっていうのが癪でずっと言ってあげないの。
だけど、澄人さんは庭師のことが好きだから、体だけでの関係を持つし、そのたびに「好きだ」ってベッドの中で告白するのね。
この言い方がとてつもなく切なくて。
いつも泣きそうな声で言うんですよ。
それが半端なくかわゆいvv
普段の抑揚のない喋り方とのギャップがたまらんです。
私が一番好きなシーンは基本的に上でも書いた澄人さんのベッドでの告白シーンはいつも切なくて好きなんだが、最後の4話で庭師が冗談で「飽きないように…」って言葉を発した時にそれに反応して飽きるまででいいから的なことを言う澄人さん。
そこから最後の庭師の告白の辺りまでは好き。
あとは、一番最初に庭師のところに行って庭師の言うように本気でやるけど拒否られて「お前の気持ちはわかった」って諦めて帰ろうとするところも好き。
基本的に普段とそういうシーンのギャップがやっぱりステキですな。
そして、個人的にのじー作品ではフリートークがすごく楽しみなんですが。
これがまたのじーが可愛いんだわ。
司会は花輪さんがやってて、最初は大川さんがトークしてんだけども2人で盛り上がってて。
そこの後ろで「なんか紹介さしてくんないなー」ってボソボソ何回も言い出すんです。
それが可愛いv
でもって、やーっと喋らせてもらうわけだが、澄人さんが抑揚のない抑えて抑えての芝居だったのでそれを発散するかのように「ああーっ」て奇声を発してみたり(笑)
もうそれだけで買ってよかった感が(笑)
小説では文字で、コミックスでは表情とかで、それぞれに茅島氏の雰囲気とかは表現されてると思うんですが、是非このCDで声での茅島氏の感情表現を堪能していただきたい!!
何度聞いたかわからないくらいお気に入りの1枚です。
原作は読んでいたので、他の方の場面がよくわからないなどのことはなかったです。
独特のテンポで進む作品で、野島さんのゆっくりした話し方も普通の作品なら不自然なのにこの作品ではまさしく茅島澄人という人物にピッタリはまっていました。
それに攻めの大川さんがいじわるさの中にかくれた複雑な感情を表現されてて・・・!!
途中まではいじわるな声なのにどんどん優しくなっていくのが本当に愛おしかったです。
受けのお名前…茅島澄人(かやしま すみと)ってとても綺麗なお名前だなー。
…とその茅島氏の優雅な生活を一緒に楽しめるのですが、莫大な遺産に保険金…と彼は働く必要もなく悠々自適の生活を送っている…
羨ましすぎて寧ろ憎らしいー!!!と己の醜さが一瞬顔を出しましたが、意外にも恋に生きる澄人さんのひたむきさにノックアウトされました。
なんて!可愛い!!人なの!!!
基本的に物事に執着せず感情表現も豊かではないどころか乏しい澄人さん…。
そんな彼を野島さんがバッチリ演じてくださっています、
抑揚なくゆっくりと喋っていて…きちんと感情が盛り込まれている棒読みスタイル…とでもいえばいいのでしょうか。
なかなか新鮮な野島さんに心臓もっていかれました。
唯一執着できた相手…庭師の彼に…静かにひたむきに一心に愛を向けているんですよ。
温度差なく一定の感情のまま好きだ好きになってほしいとまっすぐ訴えて…。
世間知らずで素直なところが可愛い。
ドライブのお誘いも可愛い。
関係は体からでいいけど早く好きになれ、って…喋り方の様子は変わらずとも声の端々に喜びだったり怒りだったり悲しみを感じて…
すました顔で大胆なこともするんですもん。
喘ぎはこれまたギャップがあっていいですよ。気持ちがダイレクトにのっていてね。
庭師の彼も大川さんぴったりですね。
彼の方がリードを引っ張っている…というか雇い主相手だろうと構わず優位に立っている感が凄く男らしくて好きでした。
逆に雇い主の方が庭師に従順でな…よくある主従関係にはなっていないところも魅力的。
お互い好きはあるんだけど『俺が好きなんだろ?』とあくまでお前の方が矢印強いんだぞアピールしているのも好きでした。
ちょっとした意地悪を正当化したりしてな…。
でも立場上きっとくる別れを見越して…って切ない!!
途中から感極まりなんて愛おしいんだこの二人の関係はーーーと叫びたくなりました。
「パスポートを申請しないといけない」って文字だけ見れば何でもない一言ですが、この台詞の甘み感じました!!??
終わらないでーーー
ずっと聴いていたいと思うCDでした。
原作も読みたくなったのでいづれ買います。
フリトはゆっくーりまったーーり(笑)
特典CDも幸せでホカホカしました♡
凡作かと思いきや、意外な良作ですw 原作も読みたい。
主人公は華族出身のボンボン。
遺産だけはありあまるほどあるが、仕事らしい仕事はしていない。
その美貌ゆえ社交界の華でありながらも
人生に退屈しているデカダンな青年です。
そこへお坊ちゃまのお屋敷付庭師が登場。
そしてどういうわけか、庭師に惹かれる…わけですが。
貴族と下男といえば、
かの名作「モーリス」(E.M.フォースター)がそうです。
同性愛傾向がありながら、それを抑え込む青年貴族と
それを暴き、ときに強引に迫る粗野な下男の構図は本作にも似ていますが、
19世紀イギリスの階級社会への反発をも込めた「モーリス」の時代とは違い、
本作品では青年貴族から「庭師」にアプローチをかけ、
徐々に人間性を得ていく現代的なスタイルになっています。
さらに庭師は名前すらなく、年齢も姿形も不明。
大川透さんの「庭師」は40歳前後と思しき、やや粗野で下卑たところも
ある庭師ですが、終盤では20代後半にも感じなくはない。
いずれにしても、「庭師」がどんな人物なのかを
聞き手に自由に妄想させるという点がすごく斬新です。
妄想好きな腐族の特性を逆手に取っているキャラ設定が秀逸!
野島健児さんはクール・ビューティーを演らせればそれなりに安定はしていたが
どうも個人的にはわざとらしさ+あざとさ感じて苦手だったんですよ。
ですが、野島節とも言える硬質な演技が、人形のような半生を送ってきた
青年貴族・茅島とピッタリあっていて、思わぬ拾い物でしたw
原作未読です。
というか、思わず叫びたい。
なんだこのかわいい生物ゎ+.(´▽`)。+.゜+・
元華族で、莫大な遺産で働かなくても不自由なく生きていけるお坊ちゃま。
だからこそ、何事にも関心を示さず~なお坊ちゃまが、恋をしてどうかわるのか!?
こぉね、要所要所がかわいいのです。
なんなんだよこのかわいさわwww
いくつかのショートストーリーを組み合わせた仕組みになっているわけですが、最初と最後がループしているというのが一番面白かった。
庭師に恋をして。
つれない庭師に擦り寄って。
いつしか庭師もけなげな姿に恋をした。
身分違いの恋だから。
いつまでも続く恋ではない。
落ちてはいけないと知りつつも~・・・な雰囲気がなんとも言えません。
攻も、鬼畜で冷たい男だと思えば後半はこれまた甘く。
従順なまでに「好き」だといい。
好きな相手にはなんでもされたい。
セックスも好きだと恥ずかしげもなく答える坊ちゃまがなんともいえませんでした。繰り返し聴いてしまう。
夜這いに来た原因のイベントが最後。
これもかわいかったですね。
ずれてるんだけど、そのずれが気持ちいい作品でした。
ストーリーは、特別大きなことは起きない。
まさに優雅な生活を漂わせる、BGMと共に
茅島氏の、生活を覗いていくのですが。
BLでは、珍しい構成で(おそらく)時間軸を、逆に進行していくお話。
というか私は、初めてでしたので、とても新鮮で喜ばしい
はずなんですけど、個人的に苦手なんです。時間軸を変えるお話。
どうも見聞きする気持ちが削がれてしまいます。
映画にしろ、小説にしろ、そのままでいいじゃないか。
と思わずにはいられない。このお話も、最初から、
正しい時間軸で聞きたかったけど。それは無粋ですね。
こういう構成が好きであれば、楽しめるんじゃないでしょうか。