muueba
原作未読。
メイン、脇、4人の声優さん全員が好きなので聴取しました。
昔の作品で、その時代の外見至上主義、いじめ、言葉の暴力などが色濃く反映されています。
メインの2人とも、過去につらく苦しい経験があったり、今も争いがあったりと、昼ドラのような強烈展開でした。
最も台詞が多く、主観で話が進む福山潤さん演じる白坂一葉は、子どもの頃から養母に顔で疎まれ、学生時代は20点と揶揄され、社会人になって2年でリストラされ、自暴自棄になり交通事故を起こして大けが、という散々な人生。
大けがをした顔を形成した際に、顔を変えてもらい、従兄の名前を拝借して、新しい人生を送り始めます。
導入からなかなかハードモードです。
しかも、あるきっかけで足を踏み入れたホストクラブで、中学時代の告白され、友達から、と付き合い始め、1か月後に引っ越しで別れ、あとに同級生に罰ゲームだったと明かされ、散々いじめを受けることになった原因、黒石篤成に再会し、見返して復讐するためにホストとして働き始めます。
ここまでもかなりハードモード。
しかし、白坂一葉に同情し興味を持ったのはここまででした。
ここから後、白坂一葉には呆れ、いらいらさせられ、最後のは強い嫌悪感を持ちました。
あまりにも浅はかで伝聞ばかり信じ、本人に確認しない、思い込みでネガティブ思想を深めひどい態度をとる、という人物だと感じたからです。
この辺は好みがわかれるところだと思います。
まったく真逆の感想を持つ方もいるはずです。
私は森川智之さん演じる黒石篤成があまりに一途でけなげでまじめでいい人なのが、心に響きました。
黒石の恋を追いかけ、成就するのを追いかけたくて最後まで聴取しました。
吉野裕行さん演じる金崎新二が、一本突き抜けた感じがする、すごい悪い嫌な奴で、迫力がありました。
白坂一葉が嫌いになった理由もひどいし、中学時代もホストになってからもいやがらせもひどい。
いい人を演じさせたら相当にいい人感がふわふわ漂う吉野さんの、最低糞男、印象深いです。
最後、ハッピーエンドなのですが、一葉はこの後もきっと噂をうのみにしては怒ったり暴言吐いたりするんだろうなと、黒石が心配になりました。
幸せになってほしいと思わされる最後でした。
原作既読です。
テンポよく進み、よくまとまっていますので、未読でも大丈夫ではないかと思いました。CDで端折られた部分を原作小説を読んで補完という順の方が良い気がします。
私の原作を読んでのイメージと、CDの声とがぴったり合っていたので、違和感はゼロでした。そんなこと余りないのでちょっと嬉しかったです。頭のイメージとの違いなんて、声優さんの演技とか演出とか一切関係ないので申し訳ないのですが、違和感はどうしようもないので…。
原作の雰囲気そのままでした。福山さんってあまり声の特徴が浮かばないのですが、主人公である白坂の抑えた怒りなどすごく良く表現されていたと思います。福山さんが主役のCDってこれでまだ2枚しか聞いていないのですが、声の特徴がこれといって浮かばない分、ドラマCDではどんな役にでも演技力でハマらせることができる素晴らしい声優さんだと思いました。森川さんは一途で淡々とした黒石にぴったりでした。雨の中での泣き声、素敵でした!あと、中村さんを片桐ってちょっともったいなかったのではと思います。
フリートークは主役の福山さん、森川さん、吉野さんの三人で1分12秒。
自己紹介の後、ホストにスカウトされたとか、ホストと間違えたとか、ホストに絡んだ話をちょこっとしたと思ったらおしまいという短さでした。でもまとまりはありましたよ!
特典ファンブックには色々入っていました。
・福山さん、森川さん、吉野さんの三人の収録後の感想など。三人とも干すとは無理だというお話でした。写真有り。
・サイン&コメント。皆さん、楽しいコメントでした!特に福山さんのさぶいネタが面白かったです(笑)
・収録台本からの抜粋。つぶれた白坂を黒石が自宅に連れてきた翌日の場面、二人がエレベーターに乗り合わせる場面、金崎とのケンカの場面でした。見ながら聞くとまた一入でした。
これは予想外・・・!と感じることなくストーリーは進行
このキャラはたぶんこうなる・・・・、
結局2人はそうなるんだろう・・・・、
と、自分予想を裏づけ確認していくもの・・・・。
んがっっ!!!(見事、裏切られました←いい意味で)
この↑がっ、に辿りつくまで予想確認の単純さ連続ってことはなかったです。
終始、主役の感情模様としっかり地に足ついて役者陣の演技力も手伝ってストーリーはすすみます。
「なぜそうなる?」「ねじこみきつい」無理くりなくヘッドホン外したくなる瞬間もなく気づけば時間たってました
やっちまえ復讐劇!
そういう感情にもなっちゃうよね~、そう主人公に同調するもよし
攻めの誠実な好意に
受けの歪みと傷が包まれていくさまに、うんうん、頷くのもよしです。
話としての要ファクターではありますが
がっっ!の真実に驚かされはしても、ストーリーの主軸では決してなかったように感じます。
自分が感じたこの作品の聞きどころは
ずっと誰かを一途に思いやり何より相手の気持ちを尊重する、
暴走して突っ走る恋情もありだけれど、忍耐・包容力ってすげー大事
(あと、思いこみって恐いから気をつけようってのも)
そんな当たり前だけどついつい忘れがちになることを思い出させてくれたところでした
森川さん、ありがとうございます。
ホストものは敬遠しがちだけど、この原作者なので聴いてみた。
不思議な空気感のCDですね。
原作未読ですが、演出のせいか、世にも奇妙な物語みたい。
受けが、自分の顔の認識があれほど現実と解離していたら、
冒頭の中傷も幻聴なのでは?この人は何を生きているの?と思わせるミステリアス風味。
低音福山。落ち着いたトーンが、覚悟を決めて生きている人の声ですね。
特に仕事中の声は抑制的で、このトーンの福山さんをもっと聴きたい。
濡れ場になると、ブリ声やショタ声ではなく、少し上擦る艶っぽさが臨場感溢れてさすがです。
森川さんは朴訥と。
腐れ外道なホスト役の吉野さんが本当に嫌な奴でさすがでした。いっそ清々しい。
中村さんも嫌な先輩ホスト役ですが、出番は少し。
話の展開は読めるけど、丁寧な演技で一気に聴ける1枚。
かなり良い出来だと思う。
安定の森川×福山。
二人とも珍しい役どころですが、これが凄くいい。
原作既読。
小説原作で2枚組じゃない作品でありがちな、原作カットがこちらのCDでも発揮されております。
原作の文字量を考えるとカットせざるを得ないという事情はわかりますが、そこは脚本頑張って欲しかったというのが本音です。
キャストは豪華で、受の白坂を福山さん、攻の黒石を森川さんが演じてらっしゃるのですが、個人的にもの凄く惹きつけられたのが、脇で出てくる金崎役の吉野さんでした。
チンピラホスト役なんですが、あまりの嵌りっぷりに正直主役2人が霞む勢い……。
ものっそ嫌な奴ぶりを遺憾なく発揮され、こいつ腹立つ! と聴いてる方に思わせてくれることが嬉しくて堪らなかったです。
肝心のメインカップルですが、始終さらっとした感じの仕上がりになってます。
原作ではもっと色々と見せ場もあり、切なく胸が痛くなるシーンが続いたりもするんですが、なんでしょう……何というか、上手く表現できないのですが、とにかくさらっとしてます。
原作がごろごろ野菜の入ったどろっとカレーだとしたら、CDの方は具が全て溶けた、さらさらな水分多めのカレーのような感じ。
福山さんも森川さんもとてもお上手で、息もぴったりなんですが、そつがなさ過ぎて印象に残らなかった。
けれど森川さんの泣き演技の所は、何だか新鮮な気がして良かったです。
雨の中で立ち尽くし声を押し殺して泣くシーンなのですが、これがもう切なくて切なくて。
そんな姿を見つめながらの福山さんの演技もきゅんとなる。
普段泣いたりしないキャラが、こうしてひとりで泣くとかって異常に萌えます。
原作は既読です。
原作が良かった分、期待も大きかったんですが、
こっちも素晴らしく萌えました。
展開は知っているので、内容じゃなく、
声優さんの演技や表現力に着目しながら
聴かせていただきました。
攻めの喜怒哀楽の振り幅が小さいなか、
戸惑いや恋しい、そんな感情をちょっとした工夫で
演じられた帝王の力には本当に圧倒されました。
個人的な意見ですが、堅物なキャラを演じている時の
帝王の演技が凄く好きなので、大変楽しめました。
受けの声もさすがの福山さんで、戸惑ったり、うそぶいてみたり、と
様々な引き出しで魅了してくれました。
特に二人の演技が光っていたと思う場面は
受けが別人になれてると思ってたと気持ちを吐露するところです。
言いにくそうに硬い声音で、でもしっかりと自分の言葉で伝えようとする福山さんと、
受けの言葉を聞いて自分の顔が嫌いなわけじゃなく~
と思っていることを言う帝王が
ようやくお互いの気持ちを伝えあい、
しがらみがなく付き合っていけるんだなぁと
柔らかい掛け合いでほっとさせてくれました!
脚本もなかなかよくて、サブキャラクターもむかつかせてくれますし、
はらはらされてくれますw
原作既読のはずだったんですが、
数年前に読んだきりだったので
お恥ずかしいですがすっかり内容が抜け落ちて
“顔を整形してホストになった”というのは覚えておりました;
しかし、キャストが森川さん×福山さん!!
更に、すっごい嫌なホスト役を吉野さんでしたから!!
(『真夜中に降る雪』、あれは萌×2にしても良かったかも…)
あちらでは主役だったので、後々嫌なヤツ度が半減しましたが(w)
こちらではめちゃくちゃ腹立つ!!!
その演技力に溜息が出ました!!
悪役って、半端な演技じゃ悪者になり切れないので
実力がないとここまでムカつかないといいますか…w
そして福山さん、全般にわたってシリアスで
黒石(帝王)のシャツが裏表だと指摘する声ですら真面目!!
愛されず、顔のせいで人生がうまくいかないと思い込んでいて
卑屈になるのもしょうがないですね…。
いつもはわりと高めなイメージでしたが
ほどよくキリッとしていて、カッコよかったです!!
黒石を憎んで、見返してやりたくて
それでもどこかで信じたい気持ちが伝わってくるようでした。
帝王………。
帝王がホスト役ときたら、『P.B.B.』でメロメロになりましたけどもw
いや、もっと他作品でもホスト役やっていらっしゃるでしょうね。
今回はホストなのに無口!!
ホストらしくないホスト、どうなんだろうと思ったら
流石、帝王ですねぇ……。
黒石という男の人の好さが、もうバンッバン耳に届くわけです!(脳かw)
けっして口も上手くないけど、誠実さがにじみ出ていました。
素っ気ない役って、下手すると棒になりがちですけど
全く、本っっっ当にそんな事がないというのが帝王!!!
一葉が慣れない酒で潰れた時も
京吾という性格の悪いホストの目につかないように
バックヤードに連れて来てくれたり(京吾役が中村さんだなんて贅沢だな!w)
常連客が、もうお金もないのに風俗で働いてまで店に通うと言った為
わざと冷たく引き離したり。
それについて自分からどうこう言わないんですもの!!
№1ホストだったのに、暮らしているのはエアコンも無いような古びた部屋で
親の借金を返した後も、質素に暮らしていたなんてなぁ…。
一葉からひどい言葉で傷付けられ、一人雨の中立ち尽くして泣くシーン、
すごく胸が痛かったです!!
帝王、泣かないで!!!って思ってしまいましたw
号泣じゃなくて、声を押し殺してるのが
聴いているこちらもツラいんです!!
でもリピしたくなるシーンです!!
Hシーンはそんなに長くないのですが
ようやく…!という気持ちになって嬉しかったですよ♪
黒石の想いを考えると、余裕が無い感じもわかるし
愛おしいんですもの!!
一葉の顔のオチが多少腑に落ちないような気がしましたし
ホスト設定はやっぱり好みじゃないのですが
帝王の泣き声も聴けたし、良かったですw
萌×2寄りの萌です!
これ、うまくミスリードしてるなぁというのが最初の感想でした。
最後の最後に至るまで、一葉の種明かしがされなくて。
全てを信じきって聞いていたら、そういうことだったのか!!と思わせられるというか。
別にそれが嫌とかそういうことではなくて、ただひたすら「うまいなぁ」と。
一葉はその昔、あることがきっかけで黒石と付き合った時期があったのだが、その後に黒石の嘘がバレて、結果、金崎から散々な目に合わされて。
それ以前から母親の一葉に対する態度に思うところのあった一葉はどんどん卑屈というか陰気な人間になっていき。
それがまた周りから煙たがられる理由にもなっていくのだが。
そんな一葉が事故をして目覚めて形成手術後の自分を見て「生まれ変わったんだ」と思い、新しい人生を歩き出す。
本当はそれは気持ちが変わっただけだったのだが。
名前を変えたけれど、そこで昔の知り合いに会って。
嘘つきを罵しりたかったのに、その人となりに触れて改め惹かれる部分を見つけてしまったりして。
そのやさしさに触れて確かに芽生えたものはあったのに。
それでも前へは踏み出せない一葉がせつないような…。
でも、今回はなんというかどちらかというと黒石の方がせつないかな。
確かに最初の嘘を言えなかったのは黒石で。
それで、後々うまくいかなくても自業自得とも言えて。
けれど、再会した一葉に対しての接し方はとても愛しさに溢れているようで。
無器用な男が一生懸命ひたむきに愛しているような。
すごく誠実さが伝わるんですよね。
なので、今回のCDで一番印象に残ってるシーンはと言われれば、そんな黒石が泣いているシーンですね。
なんというかすごく淋しいというか悲しいというかどうしようもないような感情が感じられて。
放っておけない感じがするとでもいいましょうか。
その辺りはさすが森川さんですよね。
ほかのシーンでも黒石の朴訥さとか伝わるんですが、このシーンではすごく純粋さみたいなのを感じられるというか。
すごくステキでした。
フリトはじゅんじゅん(福山さん)、森川さん、よっちん(吉野さん)でサクッと。
新宿辺りで朝まで飲んでるとホストに間違えられるのか、よく「お疲れ様です」と声を掛けられる森川さん。
何度もホストにスカウトされたことのあるじゅんじゅん。
そういう経験のないよっちんは2人共スゲーと感心した様子でした(笑)
以下、かなりネタバレを含んでいるので、未聴の方は気をつけて下さいね。
もりもりの攻声が聴きたくて購入したCD。『整形』という泥沼展開に惹かれたのですが、このCDでは「整形した」ということが恋愛問題にそこまで物語に介入してくることはありませんでした。
BLでホストものというと登場人物が職業柄ギラギラとした生活を強いられるために、読んでるこっちまで疲れるんで苦手なのですが、ホストものにしてはしっとりした雰囲気を纏い、メインの二人がホストにしては理性的(一般的に想像されるホストに比べて)なので、落ち着いた気持ちで聴く事が出来ました。
さて、私がこの話で最も気に入った部分、それは、攻が受に恋心を抱く理由が”人間くさかった”ところ。
BLは大半が「※ただしイケメンに限る」「イケメンだったのですね、分かります」と思わざるを得ない展開が多く、毎回どうにも「きっかけ」が掴み辛い。
一方、この攻が受の事を愛しいと思う瞬間は、「人間として尊敬出来た」というところから始まります。
「男に告白された時、まともに、そして真摯に対応出来る奴なんかいないだろう」、そう考えながら想いを告げた攻が、予想を反した受の対応に心を動かされたという理由が、なんだかとても、素直に納得出来る理由でした。
森川さんの素晴らしい演技あってこそなんですが、「こういう人間もいるのかと思った」と心から感銘しているセリフが、聴いているこっちまで幸せな気分にさせてくれました。
恋に落ちる瞬間も、他人を尊敬する瞬間も、きっかけは「予想外」から始まるものですよね。人と人との触れ合いは予想外の連続です。それが自分にどう心地よく響くのかで付き合いは変化していく。
受にとってもこれは予想外の告白でした。しかも同性からの告白。今まで誰からも愛されなかった自分を過去に抱えているため、普通に考えたら気味が悪いであろう同性の告白を「自分に存在価値を与えてくれた」と捉え、真摯に向き合って対応した部分に、寂しさと愛しさを覚えずにはいられません。
二人とも最初から他人に期待する事を諦めているという点で似ているのですが、しかしお互いが出会った事によって、瞳に人間的な輝きを取り戻していくという構成がとても心地よかったです。福山さんと森川さんの落ち着いたトーンが更に奥行きを持たせています。
正直、それまで福山さんの高いお声が得意ではなく苦手意識を持っていたのですが、久々に聴いたらかなり印象が変わりました。
森川さんの「泣き」の演技は必聴ですよ!!あんなん目の前でやられたら誰だってノックアウトですがな・・・。いつもの「帝王オーラ」は控えめで、ちょっと自身無さげで不安定な役を好演していました。特にセックスの時の余裕無さげな感じ、流石です。
他の方も仰られているように、確かに展開に疑問が残るところもちらほらあり、「こんなんでホスト出来るほど人生甘くないです」と冷静なツッコミいれたくなる部分もあるのですが、キャラクターにほだされてしまったので、私はなかなか楽しめました。
挿絵と粗筋のイメージと結構異なるので、足踏みされている方、お薦めです。
原作未読です。
福山潤さん目当てですw
舞台はホストクラブ・・・
自分の顔がずっと嫌いだった一葉。事故で死にそうになったとき、自分をすてて、整形をして新しい人生を始めた。
そして、紹介でいったホストクラブに中学時代自分に告白してきた黒石がいて、彼に復習しようとホストを始める。。。
話的にはちゃんとした設定なのになんか浅い・・・
他の方のレビューを見たら、結構カットされているようですね^^;
キャストはすごくよかったですw
じゅんじゅん目当てだったのですが、
よっちんが一番よかった!!
ちょっとチンピラ風な感じが似合ってたw
そしてじゅんじゅんは相変わらず可愛いw
森川さんとの絡みもとっても良かった~
まあちょっと絡みが短かった気がしなくもなかったですが^^
あと、フリートークが以上に短い!!
あ、フリト始まったーっと思ったら終わり!?
ちょっと残念;;
ついでに言えば、へタレな森川さんはあまり好きではないので
うーーーんと思いましたが
最終的に男らしくてやはり森川さんはこういうのがいいと思いました~☆