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aishiteruto iuki wa nai
前作のさよならを言う気はないで恋人となった陣内と天海。
しかし、二人の力関係?は変わらず(笑)でそれはそれで楽しい。
今回は弟の出現やその彼女に引っ掻き回されるのですが、天海の根っこの部分、いつものツンデレのツンに隠れた弱さが出てきます。それを丸ごと愛する陣内。
天海は陣内の気持ちを受け止め切れるのか・・・
おちゃらけ陣内も男気陣内もそして優しい陣内も森川智之さんの声が光っています。
もうさすが。洋画(ヤクザものだから変だけど)的に聞こえてきます。
原作にはない最後の天海のセリフ、小野大輔さんの声でそこだけリピしたい。
原作未読。前CDにあたる「さよならを言う気はない」は聞きました。相変わらず質の高いCDに仕上がっていてほっとした。
天海の弟にあたる泰智が持ってきた依頼により、物語は動き出す。
前CDを経てようやく互いを「恋人」として見るようになった天海と陣内。陣内は天海とのこれからを本気で前向きに見据えているけど、天海は陣内との恋愛をどこか刹那的に考えている。
泰智の登場で、父親の一件がなければ天海は、弟思いの優しくて素敵なお兄さんでい続けるはずだったんだろうなと思った。
本当の家族なのに「家族ごっこ」と言い切ってしまうところで、極道で生きると決めた天海の意思の強さを痛感する。
それでも未だに亡霊のように自身に纏わり付く過去を捨てきれないでいて、そこが天海の弱さを作っているんだろうなという気がした。
我那覇は蛇のような男で、諏訪部さんの演技に鳥肌が立った。
天海が言った「ろくでもない人生」の中ではきっと、陣内が唯一の光だった。たったそれだけを後生大事にして生きてきた天海の心情を思うと、本当に胸が痛くなる。
濡れ場シーンは前作に比べると糖分多め。小野さんの男臭くて野獣っぽい喘ぎがたまりません。そこに悶えると同時に、物凄く切ないシーンでもあった。
天海はとても不安定な男だけど、陣内はそれを包み込めるくらい器がてかくて意思の強い人間なので、この先天海が陣内との関係に不安を感じたり苦しくなったりすることはあるかもしれないけど、きっと大丈夫だと思えた。
最後の天海の台詞がいいですね。フリートークがないぶん、凄く心地良い余韻を残してくれる。
最後の最後まで手を抜かない丁寧に作りになっていた。
英田サキ先生のさよならを言う気はないからの続編〜
あえて、”愛してる”と口にはしないけれど・・・口に出して伝えなければならないとき、口に出して言ってほしいときもある。そして、二人で一緒にいる普通の日常が特別でかけがえのないものだということ。CVの森川さん、小野Dさん、諏訪部さんも好演でした。それにしても小野Dさんの男らしい強引な誘い受け、だけど色っぽくて可愛い・・・陣内いわく、ホントに”たまらん”です。
過去の言動や受けた傷も消えない、問題から逃げても問題解決にはならない。傷つきやすいくせに自分を貶めて痛めつけて、虚勢をはるしか自分を保つことができない。一方で陣内がそばに居なければ生きていけない天海の諦めの愛が、とても切なかった。
愛する人を失う不安と恐怖、葛藤、自分と関わることで愛する人を苦しめてしまうなら…最終的には互いの深い愛情によって乗り越えることができた二人、今後も紆余曲折、色々なことがあるとは思いますが、”一生”添い遂げてほしい。
最後の天海のモノローグ、秘められた天海の陣内への愛と誓い、素敵なエンディングでした。このシリーズのCDも臨場感が溢れていて情景が目に浮かび、小野Dさんが天海そのものでした。基本、私は攻め様推しなのですが、今回、初めて受け様、小野Dさん推しとなった作品となりました。先生の世界観、愛の形、本当に大好きです!
ああもうああもうああもう!
『さよならを言う気はない』の続編ですが、やっぱり小野さんの天海が最高でした。
繊細にして凶暴な誘い受け(襲い受け)の天海。
なんでこんなにはまり役なんだ!!
「こら!俺に乗るんじゃない!」と陣内(森川さん)を慌てさせながら、襲ってる小野さんにクラクラしました。
「バカやろう。日本でイヴといえば恋人たちがはりきってセックスに励む日だ。今頃日本中のホテルが揺れてるぞ」
「これ、俺のもんだよな」「ああ、お前のものだ」
「だったらさっさとくれよ。俺のここにしっかりはめてくれ。陣内、はやく。お前のにむしゃぶりつきたくて、ここがうずいてしょうがねぇんだ。見えるだろ」
「そういう誘い方はやめろって言っただろ。抑えがきかなくなるんだよ。クソッ、いくぞ」
ここからの声にならない小野さんの喘ぎ声が、やらしくて男らしくて最高です。
陣内が、陣内が、天海にムシャムシャ食われまくってるー!(o≧∇≦)o
といっても濡れ場は多くありません。
特筆すべきは我那覇です。
原作では、主役を食ってしまうほどの存在感を見せた、ド変態の我那覇。
ド変態vsド淫乱(天海)、濡れ場はありませんが、会話だけでハブとマングースを堪能できました。
ああ、でもやっぱ、二枚組でがっつり聴きたかったなァ。
大好きでたまらない作品だからこそ、そう思う。
としか、もう、感想はございませぬ。
お話そのものが面白いので、気付いたら絡みシーン削って、ストーリー押し込む時間稼いでないか? って気がするけど、そんなこともが全然気にならないほど、
普通にしゃべっていても、我那覇が変態でエロい。
もうそれだけで、、お腹一杯になっちゃうので、陣内×天海の絡みシーンは省略でも別に問題ない。
最後の台詞が
○○○○
で、余韻を持って終わって
コレは、最後にフリトとかついてなくて正解
恋が叶ったあとの未来を想像できず、不安に怯えてしまう天海に感情移入。
好きな気持ちと信頼してるかどうかは別だし、陣内の正しさから逃げたくなるのもわかる。
そんな面倒臭い天海に体張って愛情を示した陣内は、わざと尻に敷かれてあげてるいい旦那だと思います。
年の功ともいえるかも?
森川さんのお芝居素敵でした。
ただ前作でも思ったけど…小野さんと天海のキャラクターが自分的には合っていない気がします。
声に好青年のイメージがあるせいかな?