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kitto yokubari na hitomi
もう15年も前の作品なんですね。
でも、そういう意味では(そこまで)古さは感じません。やっぱり『きたざわさん』でした。
年の差(年上攻)・義兄弟ものです。
5年前に家を出て、カメラマンとして世界を放浪する養子である兄・航(攻)と、そんな兄を慕う弟・亮輔(受)が再会。
実は、航が家を出たのも亮輔への『弟へ』ではない気持ちからで・・・
イヤもう、年の差のある(義)兄弟ものとしてはまさに王道でしょうか。
お互い想い合っていることも、読み手にはもう丸わかりなわけですが、それはもういいんです。
航が、これは執着攻なんでしょうね。
でも、その度合いも行き過ぎてないというか、(個人的に『病んでる執着』が苦手なので)読んでてイヤな気分になるというわけでもない。『執着』より『メロメロ・溺愛』というイメージかも。
あっさり気味ですが、その分安心して読めます。
とにかく、すべてにおいて『きたざわさんの王道』だな~って感じでした。ありがちなお約束で先読みできますが、安定感もすごいです。
そして、古いからか(?)きたざわさんにしては攻キャラクターがわりと普通のいい男です。『大人げない(幼稚な)俺様』でも『強引・傲慢』でもない。『セレブ』でもないけど、有名カメラマンだからまだしもこちらの方が近いか。
とにかく、もう 『こういうもの』と分かって読めば、決して悪くはないですね。
そしてイラストがとてもよかったです。